投稿名 小川佳奈子(新穂地区)
 
担当地区 新穂地区 
 
出身地 神奈川県横浜市
 
任期 2013年10月~2016年10月予定
 
経歴
実家の裏は田んぼや梨園が広がるのどかなところです。大学を卒業して、社会人を経験した後、英国に2年滞在。そこでの経験や多くの人との出会いが、その後の生き方を決めるきっかけになりました。
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
佐渡島は私の母が生まれ育った土地であり、幼い頃からお盆は祖父母の家で過ごすのが我が家の習慣でした。そのためか、私の中に祖父が耕す田んぼや畑、海も山もある恵み豊かな佐渡の風景が深くインプットされたようです。2年間の英国滞在中、ふとしたきっかけで農業に興味を持ち、田畑を耕し、自然や季節の変化に寄り添いながら生活する生き方に憧れ、帰国後は自然豊かなところで生活をしたいと思うようになりました。そんな折、佐渡の地域おこし協力隊募集を知り、佐渡で自分の夢を実現させるのに素晴らしいチャンスだ!と、思い切って移住を決めました。
佐渡にはその土地土地に独自の風土があり、どうやってそれらを生かすことができるのか、隊員としては日々奮闘していますが、様々な場所を訪れる度、その違いの面白さや良さを発見する喜びに溢れたところだと実感しています。

新穂地区について
新穂は旧新穂村にあたる21集落からなり、鬼太鼓が盛んで、現在も各鬼太鼓組がそれぞれの伝統ある舞を継承しています。
鬼太鼓を見ていると、時代を超えて尚進化し続ける「生きた伝統文化」だと感じます。
4月の山王祭は各集落で鬼太鼓が門付けに回り、10月の「朱鷺夕映え市」では新穂の鬼太鼓が一堂に介し、見ものです。
また、国仲平野は佐渡随一の米所、その先には美しい金北山が望めます。観光地と言う印象は薄いですが、根本寺や清水寺、新穂城跡のお堀、山下清の記念碑など史跡巡りが好きな方には穴場です。
また、新穂ダムの桜や下新穂の蓮も美しく、山へ上がれば生椿(はえつばき)に日本の原風景を見ることが出来ます。
青い海は車で15分行けば拝めますし、私は新穂の、風に波打つ稲穂の海を眺めるのが大好きです。
農薬を減らしたり、生きものが住みやすい環境づくりに配慮した田んぼで作る「トキと暮らす郷」のお米づくりも、新穂は島を引っ張っていく存在です。

これまでの活動内容
・新穂商工会関連事業(トキ夕映え市、クリスマスイルミネーション)のお手伝い
・新穂JAの支店運営委員会に出席、「新穂将来営農ビジョン」策定会議に参加
・「トキと暮らす郷」認証米の販売促進の為、東京・大阪にて物販販売
 
今後の活動予定
・下新穂集落にて集落行事の改善・企画
・生きものを育む田んぼでの活動支援や街歩きガイドブックの作成
・「トキと暮らす郷」認証米他、佐渡の農産物のPR活動

コメント
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