毎年恒例の大野亀カンゾウボランティア 今年は4/20に開催しました。
祭りや道普請 田畑の作業などで忙しい時期でしたが、なんと約180名もの方が参加してくださいました!
ちなみに昨年は120名ほど。大幅アップです。
行政や企業 各種団体のほか、一般の参加者が多くいらしていただいたのが大きかったようです。
地元や近隣集落はもちろん島内各地や島外からもお越し下さった方もいてとても感激しました。
開始を前に海府観光協会や集落長から挨拶。
これだけの人が集まってくれたことにみな驚いていました。
作業は カンゾウが比較的少ない場所に自生した苗を定植する作業と
ポットで育てていた苗を大きいポットに移しかえる作業。
二班に分かれて活動です。
苗の定植。大勢の人が作業してくださっています。
カンゾウが群生する大野亀でなぜかここだけポッカリと空いています。
土壌の関係かカンゾウが育ちにくいようです。
以前も定植したそうですが今回再チャレンジすることになりました。
密集しないように間隔をあけて植えかえます。
2,3年後にキレイなカンゾウの花を咲かせてくれることを願って。
ポットの移しかえには地元の小中学生やJA女性部のお母さんが作業。
和気藹々で笑顔が弾みます。
大勢の人が参加してくれたおかげで、11時前には作業終了。
もっとやりたかった、なんて声もチラホラ。
来年以降はボランティアの内容や範囲を考えないとですね。
ボランティアに参加いただいた皆様、本当に有難うございました!!
実はカンゾウボランティアの3日前、定植に使う苗を上げる作業がありました。
大野亀には風向きや土壌の関係でカンゾウが密集する場所があります。
密集すると生育が悪くなり花を咲かせないこともあるため、多少間引きます。
ただ密集地は足場の悪い急斜面にあり、作業するのも大変。
しかも苗への影響を考え なるべくボランティアに近い平日に行うため
毎年動員に苦労していたそうです。
その話を聞き、なんとかしたいと仲間の隊員に相談。
すると大勢の隊員が応援にきてくれることになりました。
しかも岩首と赤泊からは住民の方も一緒に来てくださいました!
急斜面の作業は経験のある地元の人が行い、女性陣は苗縛りを担当します。
岩首からきたお母さんたちは農作業で慣れた手つきでサクサク縛っていきます。
赤泊から来た男性陣は力仕事。
鉢上げをする場所の土慣らしを行い竹枠を新しく作り変えました。
協力隊や他集落からの心強い助っ人たちに地元民も感激しきり。
地域の交流が出来たこともとてもよかったです。
この恩は何かの形でかえさないとですね。
今回大勢のボランティアが大野亀のために汗を流してくれました。
ただそれも地元住民が頑張っているから協力してくださるのです。
もし地元が「彼らが頑張ってくれるから自分はいいか」となってしまったら
ボランティアの人たちの心も離れ カンゾウ保護に黄色信号がともります。
今後も地元が先陣をきって活動していくことが大切ですね。
地域間をつなぎサポートすることも地域おこし協力隊の大切な仕事です。
地域交流が活発になるとそれぞれの集落の課題を共有できるようになります。
人の輪が広がることで互いが助け合い問題解決につながります。
今回の経験を生かし これからも地域交流をしていきたいです。
大野亀のカンゾウは日に日に大きくなってきています。
6月のシーズンにはまた多くの観光客が来ることでしょう。
この美しい光景を守るために色々な人が協力してくださっていることを
伝えていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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