小木の新名物「おぎ入船御膳」を食べてきました!
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かなりのボリューム!+おみそ汁


入船御膳(いりふねごぜん)とは?
慶長19年(1604年)小木港
西廻り航路を航海する船は大阪、四国、九州、瀬戸内海、または松前、青森、秋田、酒田の船は日本海を上下する際必ずこの港で食糧薪炭の補充や物資の売買をしました。小木港は「出船千艘、入船千艘」のことばをもってその繁盛を歌われた北国一の港です。

入港船は錨を下ろすと船頭から順番に髪を結い直し顔を剃り清め、全員で船霊様や仏様に礼拝。
伝馬船に乗り移ると、船頭は着刀して船尾に立ち、会計係が船箪笥や往来箱を守って続き、他の船員たちは一斉にふんどしひとつの裸になって櫂(かい)をかき、1人が音頭をとって一斉に声を張り上げます。
「ホーラホー!サーノサァー!インヤラホー!エンヤ!」
船頭は上陸して船箪笥と往来箱を問屋に渡し、船員たちは着物を着て櫂を宿の軒先へ立て掛けると、その足で小木の木崎神社、琴平神社、お寺さんへ参詣し定宿へ落ち着きました。
その夜は船宿で入船祝の宴会を催したのでした。 
(資料『佐越海峡』を参考に)


江戸時代、1600年代の航海がどんなに危険なものだったか。
船員たちはみな命懸け。
毎年来ていた船乗りの訃報を聞くこともありました。
そのため、港に無事到着した時は
小木町の人々はお客さんを歓迎して最大限のもてなしをしたんだと思います。


小木港開港400周年記念事業で小木の若手料理人チームがつくった「入船御膳」は5月に行われた開港400年記念式典で披露され、出席者からはとても好評でした。
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5月10日の式典の際の入船御膳は器も中身も少し豪華

式典用に作られたものをもう少し身近に
そして多くの方に食べてもらえるようにと
この度、小木の飲食店「まつはま」さんで食べられるようになりました♪

かつて小木港で西廻り航路の船乗りたちを迎えたように
小木まで足を運んでくれたあなたへ、もてなしの御膳をご用意しています。

もちろん味は間違いなし!
ひとつ、食べてみませんか?

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食事処まつはま 0259-86-2851
佐渡市小木町1940-32
地図 http://goo.gl/IqizHI
第1,3日曜 はお休みです