佐渡の特産物のひとつのワカメ。
低カロリーで美容や健康にもよいといわれる栄養素を含んでいます。
ところで、突然ですが養殖ワカメってどうやって育てるかご存知ですか?
海底に植える?いけすか何かで育てる?うーん。
そんな素朴な疑問に答えるべく、地元の漁師さんの協力を得て
養殖作業に密着してきました!
ワカメの親ともいえる基部の「メカブ」。
食用としても用いられますが、養殖ワカメを育てるための大切な存在です。
そのメカブを2つにパックリ割ります。
そして風通しの良い日陰に2時間ほど置き、胞子(遊走子)を放出させます。
2時間後、胞子の状態を確かめるために用いるのがコレ!
顕微鏡。
胞子がちゃんと動いているか、その動きを確認します。
思わず理科の実験を思い出しました。
その後メカブを水槽に入れ、撹拌します。
そして水中に浮遊する胞子を種糸で採苗します。
採苗された種糸
そしていよいよ海上に運びます。
胞子が呼吸しやすいように細工をした袋に種糸を入れていきます。
袋は農作業用の肥料や土のものを再利用。エコですね。
袋に入れた種糸を1本の綱につなげて海に放ちます。
そして本格的な養殖が始まる秋まで冬眠ならぬ夏眠させます。
カラフルな袋が水面をユラユラ揺れています。
初夏編はここまで。次の作業もレポートします!
それまで佐渡の海でゆっくり休んで美味しいワカメに育ってね~。
コメントする