こんにちは。いよいよ8月ですね。
移住後初めての佐渡の夏。とても楽しみです♪
梅雨よ早く明けておくれ。

さて、satokoさんのエントリーにもありましたが、島内で祭りが増えてきました。

もともと祭りとは豊穣を祈念したり感謝する儀式が広まったもの。
私の住む海府地域でも、古式ゆかしい祭礼が2つありました。

まずは 7月20日 北小浦の三峰山祭礼。



海と山に囲まれた北小浦は昔“北小浦の焼けっぱち”と呼ばれるほど火事が多く、住民が火伏せの思いを込めて建立しました。
埼玉県の三峰神社由来の社は、集落の上にある小高い山の頂にあります。



人が10人入れば満杯になりそうな小さな社。
ふだんは無人。しかも参道は山道のため雑草や木々に覆われた けもの道状態で、2週間前に集落で草刈を行いました。



祭り当日、社につくとまずは掃除。
そして神様にお供えする玉ぐしを作ります。



祝詞に合わせて住民が太鼓をたたきます。
祝詞は宮司がこの日のために作成した、神社が建立された経緯や集落のこと、これからの願いなどが盛りこまれたオリジナリティーあふれるもの。
祭礼は一時間ほどで終了。
直会で、これまでの祭礼の話を色々と聞かせていただきました。
昔は主に女性陣が前日から山に上がり、念仏踊りやおしゃべりなどを楽しんだそうですが、過疎高齢化が進んだ今、行きたくても登れなくなってしまった方も多いそうです。
また祭礼の進め方や太鼓のリズムを知っている人も少なくなってきたので、早めに記録し伝承していく必要があります。

そして先週末の28日。願 賽の河原で和讃(わさん)がありました。



前日まで雨続きで開催が心配されましたが、当日はまずまずの天気。
佐渡最北端の美しい景色が祭りに色を添えます。



賽の河原までの参道。海沿いの狭い道を15分ほど歩きます。
途中岩場などがあり、もちろん車は通れません。
なので仏具などの荷物を地元の人たちが協力し合って運びます。
テントや木材など大型資材は船で運び入れました。



祈祷するお札を丁寧に記していきます。



賽の河原を管轄する観音寺の住職を迎え開始。
真言宗の最高仏である大日如来を中心に6体の観音像に祈りを捧げます。
受付されたお札を読み上げ、供養します。



祈祷後、住職より和讃のいわれや観音像、地蔵についてのお話。
まだお若く仏職のほか写真家としても活躍されている多彩な方です。

賽の河原は、一昨年の爆弾低気圧による大波で全て流されてしまい存続が危ぶまれましたが、近隣住民や檀家の方が観音像や仏像を一つ一つ拾い集め霊場を復元したそうです。

こちらも檀家や集落の高齢化で年々参加者が減っているそうです。
また海沿いの不便な地にあるこの霊場を災害などからどう守っていくのか、悩みはつきません。

地域に伝わる伝統行事の祭りをどのように継承していくのか、過疎高齢化と深いつながりを持つ問題がここにもあることを実感しました。