はじめまして。 
佐渡市地域おこし協力隊 羽茂地域担当の澤村明亨(はるゆき)です。

2013年9月から羽茂地域に居住して活動を始めました。
詳しいプロフィールはこちらを参照ください。 
どうぞよろしくお願いします。 

佐渡はいまなお伝統芸能が盛んな島です。
佐渡全体で現在、約35の能舞台があるといわれています。
かつては200を超える能舞台があったとか。

佐渡の南部にある羽茂にも、現在7つの能舞台があります。 
9月の7日(土)~13日まで、羽茂にある3つの能舞台を使って、関東から来島した大学の能サークルや学生たちによる合宿が行われました。
 地域おこし協力隊では、合宿の支援・お手伝いをさせていただきました。
  
羽茂大崎の白山神社で練習を行ったのは、獨協大学の能楽会です。



 
能楽師の先生や顧問の柿崎先生のもと、4名の学生が、神韻縹渺とした山郷の能舞台で練習を行いました。

 
羽茂村山の気比神社で練習を行ったのは、早稲田大学金春会です。



 
能楽師の本田先生や下掛宝生会の学生も含め、計10数名の学生さんが、古式ゆかしい能舞台を使って練習を行いました。

 


羽茂飯岡の渡津神社そばにある飯岡活性化センターの能舞台で練習を行ったのは、相模女子大学の学生さんたちです。



 
相模女子大学では能の授業があり、能楽に関心を抱いた5名の学生さんと3名の先生方が、地元の能グループ昭諷会(しょうふうかい)のメンバーによる指導のもと、授業で学んだ熊野(ゆや)の謡や舞を練習しました。

 

 
佐渡のローカルTV局CNSテレビにも取材をいただき、後日、練習風景や学生たちのインタビューが佐渡TVで放映されました。すでに番組をご覧になられた方もおられることと思います。

各大学とも、練習の合間には、地元の方々との交流を深めたり、羽茂天沢にある草苅神社で行われた奉納能楽や、羽茂に伝わる文楽・文弥人形の鑑賞をするなど、佐渡滞在を楽しまれたそうです。 

ほとんどの学生は自宅に畳の部屋もないそうで、普段の生活では、正座をする機会もほとんどないとか。
佐渡の豊かな自然とそこに流れる伝統芸能、温かい島人の人柄に触れて、たくさんの経験と思い出を胸に、帰って行かれました。

個人的には、以前、3か月ほど滞在したことがあるインドネシアのバリ島のことを思い出しました。
バリには、棚田や獅子舞があり、まるで100年前の日本にいるような感じを覚えたことがありました。
打楽器による楽団(ガムラン)が盛んだったり、能のようにお面をかぶった踊りがあったり、1年中島のどこかでお祭りが行われていたり、豆腐が食べられていたり、お米のお酒が飲まれていたりなど、日本や佐渡とバリには共通点がたくさんあります。
自然が豊かだったり星空がきれいだったり、海も山もあるところや、観光に力を入れていることも似てるかも…

今回の受け入れでは、各能舞台のある地域の方々にいろいろとお力添えをいただき、大変お世話になりました。

羽茂を含めた佐渡南部地域では、今後も継続的に、地域の能舞台を活用した能合宿の受け入れや、伝統芸能の振興を進めていきます!