皆さん、こんにちは。

私の地域おこし担当地区は、佐渡の里山を象徴する笹川・西三川地区ですが、
住んでいるところはなんと…町屋造りが残る商店街です。

今回は、私の住む真野新町での小さな催しを紹介します。

真野新町は佐渡の中央西海岸に位置し、国道350号線と両津真野赤泊線が
交差するところで、古くから宿場町として栄えていたとのことです。

他の地域同様、佐渡でも大型ショッピング施設の集まる佐和田地区に人の流
れは移り、このような商店街は厳しい状況です。
そんな中「秋の茶会で旧家を巡る街歩き」のイベントも、商店街の住民たち
の努力により今年で10周年を迎えました。

今は閉店となっている元呉服店の「せいない」邸。


中に入るとこのような「茶席の場」が設けてあり、お菓子とお茶を戴きまし
た。


奥には表から想像の出来ない空間が。。
内庭に土蔵2棟と味噌蔵1棟があります。光の陰影が印象的です。


森邸。七代続く医科の名門で国の有形文化財だそうです。


奥は大きな回遊式山水庭園となっています。
すぐ表が国道とは思えないほど静謐で広々とした空間です。


こちらもお茶会の会場。
正座が苦手な人も椅子があるので大丈夫。優雅な気分を味わえます。


裏道ではがらくた市が開かれていました。


おもや。
歴史講和会と特別展示が催されました。



普段は雑草が伸びひっそりとした新町大神宮。
この日はきれいに刈り取られ、境内の社では文弥人形が上演されました。


佐渡は奥が深いです。
この地に住んで2週間ですが、昨日までは全国どこでも見られる郊外のシャ
ッター通りと思っていました。

こんな(と言っては失礼ですが)人気が失われつつある商店街でも皆地域の
歴史を大事にして、なんとか保存してゆこうと頑張っています。

今回は移住したばかりということで招待券を戴く側でしたが、私も住民のひ
とりとして、次回のイベントからは積極的にお手伝いをしてゆきたいと思い
ます。