神奈川県からアレセイア湘南中学校の3年生が、
佐渡に研修旅行へ来てくれました。
(同じ神奈川出身の私としては嬉しいもんです♪)

2日目の昨日は、③コースに分かれて生徒さんがそれぞれ
興味のある分野を見学・体験。

私はトキと自然整備コースに午前中ご一緒させてもらいました。
トキ野生復帰ステーションで、実際に飼育している係りの人から
話を聞いたあと、トキの野生復帰用の訓練ゲージの中へ。



見た目はゴルフの打ちっぱなしのようなつくりですが
中は佐渡の里山を再現したもの。
トキが餌を捕る水田があり、里山にある木々が植えてあります。

野生=自然界、というイメージを抱きがちですが、
実はトキって人間の作る環境(田んぼや里山)の中で生活してきた
鳥なんですよね。

だから、私たちが彼らに寄り添う気持ちを忘れてしまうと
トキはまた佐渡の空からいなくなってしまうでしょう。

うまく言えないですが、トキを例に自然と人間の営みが上手に
回る仕組み、それを支えるのは私たちなんです。
生きものを育む田んぼ作りもそうですし、その田んぼでとれたお米を
食べることだって、その環境を応援することに繋がるはず。

そう言ったことを伝えることが佐渡の使命の一つだと感じています。
佐渡に来きくれる方たちに、この仕組みを伝えていける存在になりたいです。