いよいよ今年も1ヶ月を切りました。
海府地区は寒ぶり漁が始まっています。
今年はまだ海水が温かく本調子ではありませんが
きっとこれから大漁になることでしょう!

そんな願いをこめて、昨日恒例の「佐渡海府寒ぶり大漁祭り」が
鷲崎漁港にて開催されました。



早朝から集まり最終チェックを行います。
ここ最近はあまり天候に恵まれなかったそうですが
今年は風もなく穏やかで暖かい朝でした。




先着1000名に無料でふるまわれるアラ汁。地元のお母さんたちが心をこめて作っています。
ぶりはもちろんネギも大根も2日前に地元の畑で収穫したもの。
下ごしらえも味付けにも手を抜かず丁寧に行っています。
来場者の評判を呼び、開場後あっという間に完食されてしまうのもうなずけます。



大棒網船出航前に大漁・安全祈願祭を行います。
終了後、新発売の「ブリカツくんおまもり」の祈願もしていただきました。




いよいよ寒ぶり祭りの始まりです。
鮮魚売り場には早くから多くの人が集まり大混雑。
一尾売りの前では引き締まったぶりがどーんと鎮座しています。



食堂はアラ汁や刺身、出店の商品などを食べる人たちで大賑わい。
美味しい香りが充満していました。



出店は地元会の商品や佐渡の特産販売、そして海猿こと海上保安庁の方もいらっしゃいました。
青い羽根募金、初めて知りました。
漁師など海の仕事が多い土地柄、海保は身近な存在です。



出航していた漁船が戻ってきました。
果たして寒ぶりはどのくらいとれたのでしょうか?



残念ながら寒ぶりはそれほどいませんでしたが、そのかわりいけすに放されたのは「海亀」!
大野亀、二ツ亀と亀に縁深い地域であり、漁師さんも亀を祀りとても大切にしています。
昨年も大きな亀が網に入ったそうですが、今年は生後5年程度の小亀。
来場者に見ていただくためにしばらくいけすで泳いでもらうことに。
子供達が興味深そうに亀を追っていました。



カジキマグロも水揚げされました。
クレーンで持ち上げると、その迫力に周囲からは歓声が。

さて、船も戻ってきて次は人気の「寒ぶりレース」。


大きなレース場(いけす)に出走魚3匹がゲートイン!
尾に赤、青、黄のリボンをつけています。



ものすごいスピードでゴールに向かう出走魚たち。
途中で引き返すハプニングもありましたが、レース場を気持ちよく進んでいます。
順位は、1位-青 2位-赤 3位-黄。2回目も同様の順位でした。
偶然なのか魚のポテンシャルの差なのか、どうなんでしょうね。
実際に魚の泳ぐスピード、中々実感する機会がないだけに貴重な機会です。
大人も子供も楽しめるイベントでした。

午後に入り鮮魚や出店の品物も売れ、来場者も帰り始めたので
いけすで頑張ってくれた小亀くんも海に帰ります。



ちょっと疲れていた小亀くんでしたが、沖に出ると潮の香りを感じたのか俄然元気に。
海の中を勢いよく泳いでいきました。

そして祭りも終わりの時間。
寒ぶり大漁を祈り、終了となりました。

今年は天候に恵まれ、例年より多くの来場があったようです。
お越しいただいた皆様有難うございました。
駐車場待ちなどご迷惑をおかけした方にはお詫び申し上げます。
まだ行ったことがないという方、来年は是非いらしてください。

長文にお付き合いいただき有難うございました。


                  non@海府地区担当