寒いですね。
寒波到来で海府は一面真っ白 吹雪いています。
私の家も水道が一部凍結してしまいました。

立春の昨日 真更川地区で「百万遍念仏講」が行われました。
ニュースなどでご覧になった方もいらっしゃると思いますが
100年以上続く伝統行事です。
大数珠を皆で持ち「南無阿弥陀仏」の念仏とともに
地域の安全 無病息災 五穀豊穣 大漁満足などを祈って
1000周回ります。

その昔、木喰上人として知られる弾誓上人が
大佐度の山中にある「山居」の地に滞在した際
麓の真更川集落とも深く交流を行っていました。
この行事もその縁が元となり代々受け継がれているそうです。



夏頃の山居の池。弾誓上人が修行した光明仏寺近くにあります。
緑がうっそうと生い茂りとても神秘的な空間です。



長さ23m重さ30kgもある大数珠。広げるとホールいっぱいに。
約250年前頃に作られたとされる数珠は桜材で出来ており
玉数は大3個小977個あるそうです。
(当日人海戦術で数えました。誤差がある可能性もあります)
この大数珠は佐渡市の有形民俗文化財第1号に指定されています。



起点となる大玉。ずっしりとした重さ。
この玉が正面に戻ってくると1周です。



大数珠の輪の真ん中には祈祷札。
数取役が数珠が回った数を記していきます。
数取役は集落の長老が行います。
約1000個の玉の数珠が1000周回る=100万という解釈で
百万遍とされています。



朝9時をまわった頃ゆるゆると始まりました。
数珠は時計回りに回します。
最初は数人でしたが次第に参加者が増え大きな円を描けるように。



座敷ではお母さんたちが太鼓と鐘で音頭をとります。
時々リズムが早くなり、その時は駆け足ぎみで回ります。
緩急織り交ぜながら百万遍は続いていきます。



今回は観光客の参加もありました。
新潟交通さんの呼びかけで20人弱の方がいらっしゃいました。
みなさん軍手&内履き持参で準備万端。
楽しそうに数珠を回します。
女性も多く場が華やぎました。
他には千葉からいらっしゃった人も。
真更川が大好きで年に数回遊びに来ている“常連さん”です。



昼時はいったん休憩。テーブル狭しと置かれた地元特産料理に舌鼓。
この日のためにお母さん方がいろいろと準備してくださいました。

少し休んでまた再開です。
なんせ1000周、かなりいい運動になります。
そして今年も無事百万遍を終えることができました。

このような形式の百万遍、佐渡ではここだけです。
当日は多くのメディアが訪れていました。
しかし過疎高齢化が進み、回し手が足りず苦労しているそう。
どなたでも参加歓迎だそうですので、興味のある方
来年は是非一緒に数珠を回しませんか?

最後までお読みいただき有難うございました。


                by-non@海府担当