お彼岸の夜、佐渡は雪もちらつく寒い夜になりました。
新穂担当おがわ、昨夜は舟下鬼太鼓の練習を見学させて頂きました。

こじんまりとしたお宮の中での稽古。若手も大先輩も見据えるは4月13日本番です。



新穂の中でもいくつかの鬼太鼓の練習を見させていただくと、
皆それぞれやり方や、雰囲気が違って非常に面白いです。



舟下では、大先輩から先輩まで、経験者が稽古中次々と鬼や獅子役に声をかける姿が印象的でした。
あらゆる人からのアドバイスや意見にもみくちゃにされながら、舞を自分のものにしていく過程は葛藤も伴うはず。



鬼や獅子の稽古では師匠が付いて指導する場合が多いように思いますが、舟下の場合は
皆が師匠になり得るし、誰もが常に進化をし続けようと、相手の長所を取り入れながらも
自分のかたちを作っていく...正しく「切磋琢磨」という言葉が相応しい環境が出来ていました。



高校生の期待の新人も今年は獅子頭をやるようです。
若い世代と昔を知る世代が同じ空間にいる…何とも貴重な場所ですね。

練習後もお酒を交え(高校生の子はもちろんジュースですが)ながら、鬼太鼓の話で盛り上がるのを見ながら、この先もこの光景は続いていくんだろうなぁと思える、そんな熱意に感動しっ放しの夜でした。



舟下の皆さん、見学をさせて下さって本当にありがとうございました!

小川(新穂)