私が佐渡に移住してきたのは昨年9月、ちょうど着任地の西三川で祭
りがあるということで、まずは小布施神社の例大祭を見学してからも
う1年が経ってしまいました。

1年を振り返り色々なことがありましたが、2年後の任期終了後も農
家として佐渡に貢献してゆくことを目標として、まだまだ農修行は続
きます。

さて、小布施神社の例大祭ですが真野地区の海岸線にある12ケ村が
一同に催す秋祭りです。天狗(猿田彦)、神輿、大獅子が氏子宅を回
り五穀豊穣、大漁、家内安全などを祈願するものだということです。

大獅子には高崎集落の雄獅子と西三川集落の雌獅子がありますが、私
は雌獅子の担ぎ手として参加させて戴きました。獅子の後側に入って
皆について行くだけですが、移住1年で集落の人達のお祓いをする側
になるとは出世したものです。。(というか本来は集落の若者が獅子
を担ぐものですが西三川の方の計らいで参加させて戴きました)

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小布施神社は室町時代に建立され、祭神は大彦命と言われています。
また、社叢のアカガシは日本海側の北限となり古くこの辺りで自生し
ていましたが、現在は貴重なものとなっているそうです。

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パレードは朝の8時から開始。
いつもはひっそりとした境内も早朝から大勢の人達が集まって来ました。

途中こんな凝った御神灯がありました。

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以前は500軒以上の氏子宅を二日間掛けて回ったそうですが、今は
各集落の集会所にはトラックで移動しますので、年寄りでもなんとか
持ちそうです。

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夕暮れ近くに見事な虹も現れました。

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最終地の豊田集落では各氏子宅を巡廻します。
暗闇の獅子の中でいつ終わるとも分からず、さすがにくたくたになり
ました。

神輿を豊田集落に引き渡しクライマックス。

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昨年はパレードのスタートを見ただけでしたが、本年は一日大獅子を
担がせて戴いたことで、佐渡の一員になったことを実感できました。
出来ることは限られますが、今後も一つひとつ地域の担い手として貢
献してゆければと思います。