久し振りのお魚登場!先週当地の刺網船が、ズワイガニ漁の副産物として漁獲した魚です。

調べたところ、和名はナガズカと言います。淡水魚のライギョに似た形で、如何にも海底を這って泳ぐ体型です。分布は山陰以北、茨城県以北からオホーツク海、朝鮮半島と寒流系の魚類です。北海道東部根室半島付近では以前多く漁獲されたそうです。見た目に合わず、肉質は白身で硬く締まり、クセが無い為高級カマボコの原料として珍重されたようです。

但し、産卵期の成熟した卵巣には毒素があり、食すと中毒症状を起こす為、卵は食べられません。厚生労働省では自然毒リスクプロファイルで胃腸障害を起こすと警告しています。(死亡する事は無いそうです)春から夏にかけては水深200300mの砂泥底で生活し、秋~冬にかけて沿岸域に接岸する様です。

この個体はもう一匹と一緒に両津市場へ上場されたようです。春先にこの市場で頻繁にみられるとも聞きますので、佐渡島内の方にはさほど珍しい魚ではないかも知れません。でも、卵は食べないでくださいね ! (^^;)

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