12月に入り、気象は冬型と成りましたが、海面下では未だ水温は高めで、魚類は活発に行動している様です。一昨日、真浦の中型刺網船「喜久栄丸」さんが珍しい可愛い系(私にとって)魚類を8尾もゲットされました。大きさは60-70cmで、体色が2尾は黒色、その他はピンク色のブヨブヨ、ゼラチン質で覆われた魚体です。調べてみたところ、どうもクサウオ科の和名「イサゴビクニン」砂子比丘尼のようです。本種の分布はオホーツク海、日本海、北海道太平洋沿岸などである為、佐渡の水域で捕獲されても特別不思議ではありませんが、一挙に8尾もまとまって漁獲された点に興味を持ちました。

この種は基本的に生息域が寒流系で、水深560m以浅に棲むそうですで、水温3度くらいが適温の様です。そして、黒色はオスで、ピンク色がメスというデータがありました。

試しに解剖してみると、確かにピンクのお腹は魚卵でパンパンでした。オスは解剖出来ませんでしたが、メスの卵は熟度の高いものの様でした。仮説ですが、恐らく、この水域で産卵の為に集合したのではないかと思われます。彼らがもともと佐渡の水域で棲息しているのか、又は北洋で生息していた個体又は系群がここに産卵に来たのかは想像の世界です。

先日、佐渡・両津湾に北洋で育った秋サケを追って通常大平洋側に生息しているネズミ鮫が捕獲された事例がありました。佐渡は魚にとっても魅力的な島なのでしょうか・・・(^^;)
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