島内を回っていると、ガイドブックに載ることが少ない、ですが、琴線にビシッと触れるような光景やモノ、ヒトと、数多く出会います。
そこでこれから、あくまで独断と偏見で選んだおすすめポイントを、つらつらと紹介できればと思っています。

今回取り上げるのは、「お地蔵様」。
それも単体ではなく、群れをなすお地蔵様です。
当方、幼いころに『傘地蔵』を読んで以来のマニア(?)ということもあり、
地蔵だらけのスポット・ベスト3を挙げてみます。




≪Best.1≫
【梨の木地蔵】(梨の木)
〔解説〕
真野から赤泊へと抜ける県道
65号線沿いにある、子どもの病気平癒をかなえてくれる
と伝えられる地蔵。願いが成就した親たちが
1体の「身代わり地蔵」を供えていくた
め、境内には何千という小さな地蔵があふれるように並んでいます。

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この地蔵群を求めて、西三川の山中を車で1時間近く、彷徨いました。
しかしなんのことはない、発見してみれば県道65号線沿い。
石段を上って境内に入るとそこには、地蔵、地蔵、また地蔵。
大小のお地蔵様が、梨の木地蔵堂の敷地を埋め尽くすように立っていました。
「これだけの数の“身代わり”がいるということは、よっぽどご利益があるんだ
ろうなあ」と、独り言ちた次第です。

〔アクセス〕
・両津より車で約40分
・赤泊線「静平」バス停より徒歩約10分




≪Best.2≫
【賽ノ河原】(願)
〔解説〕
大野亀と二ツ亀をつなぐ遊歩道の途中にある海蝕洞窟には、地蔵菩薩を中心に無数
の石地蔵が静かに並んでいます。「賽ノ河原」は、幼くして世を去った子供の冥土
と信じられ、昔から篤い信仰の地として敬われているようです。

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近くには、「大野亀」「二ツ亀」という、佐渡を代表する観光スポットがありますが、個人的にはこの「賽ノ河原」に惹かれました。「願」のバス停から、海岸線に設けられた遊歩道を歩くこと、およそ20分。ポッカリと空いた洞窟のなかに、100体以上のお地蔵様が佇んでいらっしゃいました。短命だった幼子たちの冥土といわれるだけあり、じっと眺めていると多少、背筋がひ冷んやりしてきます。また、たどり着くまでの遊歩道は荒波が間近まで迫ってくるので、こちらの方にも肝を冷やしました。


【アクセス】
・両津より車で約50分
・内海府線「願」バス停より徒歩約20分





≪Best.3≫
【岩屋摩崖仏】(宿根木)
〔解説〕
地元の人々に「岩屋さん」と呼ばれ、親しまれている霊験あらたかな洞窟。
窟の前には四国88ヶ所霊場になぞらえたミニ霊場があり、88体の地蔵様の姿が。
また内部の壁面には、弘法大師の作とされる磨崖仏が彫られていおます。

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宿根木の名旅館「花の木」さんのすぐ近く。海抜100mの岩山のふもとにある海蝕洞窟のなかには、長い年月を経て摩耗した多数のお地蔵様が静かに並んでいます。周囲には樹木が群生しているため窟内は昼でも薄暗いく、より霊験あらたかな雰囲気が覆っていました。多くの供物が並んでいて、いまでも地元民に崇拝されているようです。


【アクセス】
・小木より車で約10分
・宿根木線「宿根木新田」より徒歩約15分



最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!