お待ちかね(笑)、「おすすめスポット」第3弾です!
第1弾(12月14日)では群れなすお地蔵様を紹介しましたが、今回は佐渡の大地にすっくと立つ仏像・銅像を取り上げたいと思います。
「奈良・東大寺の大仏」「鎌倉・高徳院の大仏」をはじめ、「牛久大仏(茨城)」「東京湾観音(千葉)」にも負けない(はず)その威容、来島の際は、ぜひとも拝んでみてください。
【幸福地蔵】(宿根木)
[解説]
昭和57年に地蔵尊像建立の大願を起こし、翌58年に完成した仏像。17.5mの高さを誇り、白く気品に満ちたその姿は十上山の深い緑に映えます。両手を合わせ、慈愛に満ちたやさしい御尊顔で、名前の通り幸福を運んでくれそうです。
小木から宿根木へと車を走らせると、右手に見えてきます。場所は「花の木」さんのすぐ裏手。山々を背に立つ真っ白な姿は、一幅の絵のよう。失礼ですが、どことなく愛らしくもあり、思わず手を合わせてしまいました。
[アクセス]
・小木港より車で約8分。
・宿根木線「宿根木新田」バス停より徒歩約2分。
【佐渡日蓮聖人大銅像】(加茂歌代)
[解説]
日蓮宗開宗750年事業として建立された巨大な日蓮聖人の銅像。全国3,000人を超える僧侶・信徒の協力を得て建てられたこの像は、高さ13m。山々の緑に包まれながらそびえ立つその姿は、得も言われぬ威厳に満ちています。
両津「佐渡中等教育学校」から歩いて20分くらい。金色の「日蓮聖人」が、佇んでいます。キリっとした眉、遠く前方を見据える双眸は怖いくらいで、在りし日の聖人は、かくありなん、といった威圧感を放っています。
[アクセス]
両津港より車で約15分。
南線・東海岸線「佐渡中等教育学校前」より徒歩約20分。
【佐渡大観音(昭和殿)】(中興)
[解説]
本尊である「十一面観音菩薩」は、石名清水寺のいまは亡き24世・山口隆海師の発願により、昭和45年に建立されました。樹齢2,200年のヒノキ材を用いた一刀彫で、高さは2丈8尺(7m超)。また堂内には、220体の仏像もあります。
両津から350号線を佐和田方面に行き、泉の交差点を右折しておよそ3㎞。阿・吽の仁王像が立つ白壁の建物のなかにあります。左右に2対の「聖観音」を従えた「十一面観音菩薩」は、長野の仏師が造り上げたものです。
※見学の際は、事前に「花善」さん(0259-63-4422)に要連絡。
[アクセス]
両津より車で約40分。
本線「泉」より徒歩約35分。
200とも300ともいわれるほどの寺社が点在する佐渡は、信仰の島でもあります。
その篤い信仰心が具現化した巨大な像からは、尊厳とともに慈しみもにじみ出ています。
合掌しながら頭を垂れ、発するオーラにしばし包まれれば、少しだけ心身が浄化されたような気分になってくると思いますよ。
コメント
コメント一覧 (2)
宿根木の幸福地蔵近くの岩屋山の洞窟の入り口左側にある石仏は
他ではあまり見ないような変わった物があります。
洞窟の中の壁には磨崖仏があり、奥の方に十一面観音があります。
それと真野地区の椿尾の六地蔵のある建物の後ろから斜面を下る道があり
そこにたくさんの石仏が集落を見守るように置かれています。
佐渡の人でもあまり知らない場所です。
私も変わり種好きなので武田さんのブログを楽しみにしてますね♪
コメント、ありがとうございます!
また、貴重な情報のご提供、併せてお礼いたします。
佐渡にはたくさんの仏像・石像があるので、
本当に楽しくなってきます。
先日も長木の實相寺で、日蓮聖人の大きな像と対面。
加茂歌代のものよりは、柔和な表情でしたね。
岩屋山の磨崖仏は見ましたが、
椿尾の石仏は未だ行っておりません。
今度、ぜひ訪ねたいと思います。
それでは、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
以上
武田雄二
コメントする