明日に迫った山王祭りの大祭。射手さんや下がり羽、鬼太鼓に加えて、忘れちゃいけない新穂が誇る「新穂山車」。

島内の多くの山車が廃棄処分され姿を消しつつあるなかで、新穂には5台の山車が現存しており、新穂山車保存会の皆さんがその保存と継承に取り組んでいます。

古くは(記録によれば1728年には山王祭りに登場)祭りに欠かせなかった山車も、戦時中に引き回しが中止となり、それから長い間山王祭りで披露されることはありませんでした。その山車が、2011年保存会発足を契機に、数十年ぶりに山王祭りに復活、今年も2台の山車が出る予定です。(雨天中止)

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スタート地点(新穂行政SC)から山王さん(日吉神社)までの道のりで上演される、春駒さんや日本舞踊。門付け中の鬼太鼓との共演も見られるかもしれませんよ。

この山車引き回しは、事前申し込みをすれば誰でも参加することができます。祭り前に特別な準備や練習も必要ないですし、新穂に住んでいない人でも、山王祭りを盛り上げる「一員」になりながら、お祭りを楽しむことができるんです。

単なる見物人ではなく、一参加者として祭りに関われるナイスなアイディア。このアイディアにプラスして、参加者にさらに楽しんでもらう何かができないか…と考えた挙げ句、試しにこんなものを作ってみました!
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山車が山王さんへと向かう道は、多くの人が普段なら車で通り過ぎてしまう県道です。その道をてくてくとせっかく歩くのだから、その途中 途中にある「これは!」というスポットを、商工会や地元のお店、山車保存会にご協力頂いてまとめました。

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山王さんへの道のりに隠れた魅力を、山車を引く手を時たま休め、立ち止まって見てもらえたら…と思います。今回は、(いつもの如く)アイディアが閃くのに時間がかかったことと、まずはお試しでやってみよう!ということで、大々的に募集をかけることはしませんでした。今後に生かせる仕掛けになれるかな。

あとは当日のお天気を、祈るばかりです。お祭りで会いましょう!

☆「山車とゆく新穂まち」にご興味ある方☆
・明日14日、新穂歴史民俗資料館の受付にて、冊子を限10部置かせて頂きます。どうぞ手に取って、その足で新穂まちを再発見してもらえたら嬉しいです。
・冊子は無料ですが、お時間ありましたら是非、資料館で開催中の「新穂銀山絵図特別展」を併せてよろしくお願いいたします!(要入館料)
・山車の組み立ては資料館近くの駐車場(トキ夕映え市会場)で行われます。10時半頃山王さんに向け出発予定です。尚、雨天の場合は山車引き回しは中止となります。中止の場合はFacebookにてお知らせします。
 
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◎新穂歴史民俗資料館
・開館時間 8時30分~17時
・入館料   大人200円 小中学生100円
(上記入館料で、常設展と特別展どちらもご覧頂けます。)