外海府地区担当の重盛です。

外海府の矢柄という集落に、薬師如来像が祀られているお堂があります。
古くから毎月8日はお薬師さんの日といわれ、

この矢柄集落の薬師堂でも、毎年、旧暦の38日にあたる日に法要が行われます。

DSC_0401
薬師如来の幟

DSC_0405
矢柄集落/薬師堂へ続く道



矢柄の薬師堂の法要では、「護摩焚き(ゴマ焚き)」をおこなっています。

護摩焚きでは、家内安全・無病息災・交通安全などを祈願します。



DSC_0460
お薬師さま(左手には万病を治すことができるという薬壺を持っている)



私にとって初体験となる「護摩焚き」。

住職さんが、護摩木に書かれた名前と祈願内容を読み上げ、それを炎に投じます。

次々に投じられる護摩木によって、その炎はどんどん大きくなり、天井に届きそうになります。

DSC_0440 - コピー
石名清水寺の住職さんによる法要


護摩焚きで出る煙には御利益があるとされ、
治したい病気やケガに効くといわれます。

また、知恵の象徴である火を焚き、
「煩悩を焚く」という意味もあるようです。


わたしも、頭が良くなりますようにと、煙を浴びてきました。


DSC_0445
護摩焚き終了後。道具のひとつひとつが美しい



また、聞くところによると、

矢柄に祀られている薬師如来像は、その昔、矢柄集落の浜に流れ着き、
それを拾った村人が大切に祀ったことが、この薬師堂のはじまりと言い伝えられています。
当初は、拾った村人のものとして扱われていましたが、そのうちに、集落全体のお薬師様として祀るようになり、現在に至るようです。


FullSizeRender
矢柄の浜



その拾われたお薬師様、お目にかかることが出来るのは、
なんと、33年に1度だけ。

毎年、護摩焚きがあるものの、
その姿は金色の布で覆われていて、見ることができません。

次の“33年に1度の御開帳となるのは、4年後だそうです。

DSC_0459
金色の布の向こうには薬師如来像(20㎝ほどらしい)

DSC_0454
薬師堂は、矢柄の公民館としても使われている。


無事に護摩焚きが終了し、矢柄集落の皆さんとお茶会。

節目 節目に皆で集まり、健康や安全を祈願する。
生活のなかの、とても小さな出来事だとしても、
ずっと大切にしてほしい行事だと思いました。
矢柄の皆さんが、これからも健康でありますように。

 


DSC_0452
矢柄のベンツ


DSC_0417
お地蔵様に、だんごのお供え