かりんです。
 いよいよ女子×祭りも残すこと松ケ崎篇のみ!

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 実は松ヶ崎篇の会場になるお家が地元名士の旧家(ホシヤマイチ)です。荒物商人、みそ蔵、銀行をやってきて、青木健三は地元の民俗史研究にも熱心でした。そして青木家とは関係ありませんが、お家の今の持ち主も遊び心がある方、「この家にいると松ケ崎の灯台は私の書斎机のランプだ」という言葉に思いが馳せます。

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4月29日祝日に20人の方がホシヤマイチに集まってくれました。地域のお母さんも「島外からお客さんが来るんだからそれは片づけなくっちゃ」と大勢集まってくれました。ガイドさんや、協力隊の仲間や、以前女子×祭りに参加してくれた方、家主さんの旧友、大賑わいでした。
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 明治元年に立てられ蔵を四つ持つお家、まずは親戚となる方にガイドしてもらいました。地元の方もなかなか入ったことない蔵にお母さんたちが興味津々。
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 それからは本格的にお掃除が始まります。一番難しいのがかまどが残っている台所と女中部屋、お母さんたちの目が本気になって掃除してくれました。
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 そうすると、1時間もしないうちにピッカピカになりました。家主が「色が出ましたね」と嬉しそう。恐るべしお母様たち。
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 掃除したり、休憩したり、人間が出たり入ったりするうちに、お家はどんどん表情が変わり、けろっと、きりっとなりました。
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 そしてお掃除が終わるごろには、大家さんの友たちが続々と一升瓶や魚をもって集まってきました。夜はまた酒盛りするんでしょうね。
 このお家は生きている!そう強く感じました。呼吸していて、記憶をして、友たちを呼びよせてきます。眠ったりもしますが、タイムカップセルをぷしゅっと開けるみたいに、お家に手を入れるだけで時間がまた動き出す。これは古民家探検清掃ボランティアをやった人にしかわからない楽しみかもしれませんね。