いささか、遅きに失した感があります。
しかしながら、佐渡の“ちょっと怖い場所”をどうしても紹介したいという欲求に勝てませんでした。
鬱蒼と繁る木々に囲まれた寺社や以前お伝えした「賽の河原」「梨の木地蔵」など、これまで島内を回って、背筋がうすら寒くなるような所はありました。
ですが以下の2か所は、うすら、どころではありません。漂う空気が、2℃ほど低いのです(気のせいかも…)。
震撼たらしめる「佐渡のテリブル・スポット」、夏の終わりに、嫌な汗をかいてください(笑)。
【キリシタン塚】
寛永14年(1637)に島原の乱が起こると、幕府のキリシタン弾圧は苛烈を極め、その影響は遠く佐渡にも及びました。島内でも120余人の信者が踏絵などで摘発され、中山旧街道沿いにあるこの地で処刑されたといわれています。中山トンネルの手前から山道を入り、およそ3㎞。敷地内には、マリア像、キリストの磔刑像、そして刑死した信者の墓が、ひっそりと残っています。
[アクセス]
・両津から、車約40分。相川から、車約20分。
・近くにバス停はありません。
【無宿人の墓】
江戸期、相川の金山には1,800余人もの無宿者が送られ、水替人足として働いていました。建立、嘉永6年(1853)のこの墓には、金山の坑内作業中に死んだ無宿人28名の生国、戒名、名前、年齢が刻まれています。相川「金山茶屋」脇に設けられた道を上って行くと「万照寺」の裏手にあり、墓前にはいまなお、花が供えられています。
[アクセス]
・両津から、車約50分。相川から、車約15分。
・最寄りのバス停「金山茶屋」(七浦海岸線・本線)から、徒歩約10分。
コメント
コメント一覧 (11)
40年前は木製の十字架だったんですか?
無機質な分、より怖いような気がしますね。
現在は、奥の墓地へと続く道沿いに「マリア像」と
写真の「キリスト像が」立っています。
やはり訪れる人は少ないとみえ、
私が行った際(5月下旬)にも人気はまったくなく
新しい轍も有りませんでした。
陽光降り注ぐ穏やかな日だったのですが、
なんともいや~な(失礼)感じがして、
ほぼ駆け足で撮影を終了。
事務所に戻ってきてから、写真データに何か写り込んでいないか
確認してしまいました(笑)。
以上
武田雄二
怒りを覚えます。
島を訪れる人たちに、
佐渡のいわゆる一般的な観光スポット以外の場所にも
興味をもって欲しいと考えて紹介したのですが、
確かに、心配りが足りなかったように思います。
今後は、十二分に配慮しながらさまざまな観光資源を
取り上げていきたいと思っております。
以上
武田雄二
ブログで紹介いただき、ありがとうございます!
「佐渡市地域おこし協力隊」ブログを見ていただき
誠にありがとうございます。
これからも、多方面に配慮しながら、
佐渡の観光振興に少しでも役立つよう、
あまり知られていないスポットを
取り上げていきたいと思っております。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
以上
武田雄二
コメント、ありがとうございました。
ご意見並びに激励、感謝いたします。
これからは、さまざまな方面に気を配りながら
佐渡の魅力を発信していく所存です。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
以上
武田雄二
上空から見えたとは驚きました。15年前にはすでにありましたので、キリスタン塚の十字架かもしれませんね。佐渡島内には教会もありますし、もしかしたら十字架がを立っている場所が他にもあるかもしれません。私自身、キリシタン塚には1度だけ天気の良い昼間に行ったことがありますが、佐渡金銀山の歴史がしっかり残る場所だなと感想をもちました。
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