先週紹介させてもらった、あげしま水族館で保護されたカイダコ。
生きて10日間だろうと聞いていたので、気になって水族館へ向かいました。
残念なことに、カイダコは1月12日にはすべて死んでしまったそうです。
1月6日に両津地区の定置網で水揚げされ、水槽で生きたのは7日間でした。
あげしま水族館の佐藤館長にお話を伺うことができました。
「ほかの水族館では保護から1日で死んでしまったと聞いた。佐渡の船頭は大事に捕獲するから、その違いではないか。7日間は生きた方だろう。」とのこと。
殻は薄いため壊れやすく、体が殻から出てしまうと長く生きることができないため、生きている姿は本当に貴重と言えると思います。
その後、カイダコをどうしたのか聞いたところ、
体部分のタコは、達者集落にある新潟大学理学部附属臨海実験所へ渡りました。
そして、殻は…コチラ!
館長から見せていただきました!
手に載せていることが感じられないほど、とても軽いです。
パリンと割れてしまいそうなほど、とても薄いです。
波打つ模様と巻かれた先端が神秘的です。
乾燥していたためか半透明ではありませんが、きれいな色をしています。
これをタコが作るなんて本当に驚きます。
それから、殻から出たカイダコが…コチラ!
(館長より写真を提供していただきました。ありがとうございます。)
写真では足の数は確認できませんが、8本あるとのことです。
なかなか見れない写真ですね。
またカイダコに会えるといいです。
(下の写真は1月7日に撮影したもの)
今、水族館に行くと、この子に会えます!
「ウミスズメ」ハコフグの仲間です。
今日、白瀬の大謀網にかかったそうで、ここに保護されたのは2度目だそうです。
カメラを向けると正面を向き、カメラ目線をしてくれました。
2つの角とおちょぼ口がかわいらしいです♪
短いヒレを素早く動かしています。
今後また、珍しい魚に出会えることを期待しています。
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