佐渡をふくめて、人が住んでいる離島は、日本に300以上あるそうです。自治体のほうから見ると、離島がある自治体の数は全国で134だとか。 

ところで、佐渡には図書館施設が分館・分室ふくめて現在10ありますが、上記の離島のなかには、住民が数人から数百人しかいない島も多く、「島のなかに図書館や本屋がない」というところも少なくありません。 
図書館は、住民が生活や学びのための知識を得るために必要な情報(本や資料)にふれることができる、大げさにいうと近代国家や市民社会、民主主義の礎となる施設でありサービスです。
佐渡をふくめたさまざまな自治体では、図書館が遠かったり、図書館サービスを利用しにくい住民のみなさんに対して、さまざまなサービスを実施しています。

ここでちょっと私事になりますが、じつはぼくは以前に約10年間、図書館で司書として働いていました。
子供向けの児童図書館(室)からはじまり、 小売業専門の図書館や、金融・証券市場の研究機関の図書館なんていう、ちょっとマニアックというか専門的な図書館にいたこともありました。

そのときのご縁もあって、図書館に関する専門雑誌「LRG(ライブラリー・リソース・ガイド)」 編集部のご厚意で、全国の離島での情報環境(図書館や図書館サービスの実態や、市民が本や情報にアクセスするためのいろんなとりくみ)を特集したLRG第10号を、佐渡すべての図書館・分館・分室に寄贈させていただけることになりました。ひとりでも多くの市民や研究者、そして図書館に興味があるかたに読んでいただきたい、とのことです。

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各分館・分室へ所蔵いただく9冊を今回寄贈いただきました。なんと定価2500円/冊なんです(!)

研究者や司書を対象とした雑誌なので、ちょっと専門的な内容ですが、 島をまるごと図書館にしていたり、住民参加型の図書館運営をしているところがあったり、書店と図書館が一体になったところがあったりと、日本全国のさまざまな島における図書館や図書サービスのいろんな事例が紹介されていて、佐渡でもとても参考になりそうな内容です。

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目次です

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瀬戸内海の男木島で取り組みが行われている、オンバ(荷物を運ぶ台車付の小さな台)を使った移動図書館プロジェクト

すでに佐渡市中央図書館では1冊配架がされており、誰でも貸し出しできるようです。
また、各分館・分室へは、来週早々には寄贈させていただく予定です。

佐渡の図書館や図書サービスについて興味がある方は、ぜひ手にとってみられてはいかがでしょうか。