宿根木ではそのむかし

「折衷苗代」(せっちゅうなわしろ)

という方式の苗づくりがおこなわれていました。

30年以上まえに途絶えたこの方式で育苗すると良い苗ができるそうです。
(ずぶの素人の私が言うと説得力がありませんが・・・)

宿根木の農家青木さん指導のもと、鼓童佐渡宿根木公演にいらしたお客さんたちにこの折衷苗代で育てた苗をつかって手植えの体験をしていただきました!

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宿根木の田植えはなぜか後ろ向きに植えていきます。水が入っているので思うように進めなかったり、進めてもまっすぐ手際よく植えるのは熟練者にならないとむずかしい!

それでも皆さん素足で泥に入ることを楽しみ、休憩時間になっても「ここまではやりたい!」と一生懸命になって作業をしてくれました。

畔に上がって、自分たちの植えた苗を見ながら食べるお昼ごはんは、どんなごちそうよりも美味しい!!
秋の稲刈りを待たずに「草刈りにも来ます!」と張り切ってくれた方もいらっしゃいました。

田植えはこの日だけですが、そこに至るまでには様々な準備があり、これからも管理は続きます。

2月 もみ殻の燻炭焼き
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3月 苗床づくり 種まき
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苗の成長速度を気にしながら田植えの日を迎えます。今年は強風の日もあり苗にも影響があったそうです。
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田植えの当日も風の強い日で、予定していた鯉のぼりを揚げることことができませんでした。(壮大な景色は後日、見られました。この日も風が強い!)
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昔ながらの田植え体験は今年で3回目。青木さん自身も途絶えていた折衷苗代の技術の復活のために、人に聞いたり、数少ない資料を調べたりと、とても時間をかけたそうです。それでも、やってみると想像と違うこともあります。

これからも試行錯誤は続きますが、昔の人の技術が後世に残っていってほしいと思います。