6月18日。

達者集落にある法華堂と真言堂で、『虫供養』が執り行われました。

 

虫供養』と聞くと、どんな供養を想像しますか?

 

私ははじめ、田畑につく虫や家庭に出る虫を排除しているため、「殺した虫の冥福を祈ります」のような意味の供養かなと思いまいた。しかし、本当の意味を聞いてなるほどと思いました。

 

昔は殺虫剤がなかったため、田んぼの稲や畑の作物に虫がついてしまい育たないことが多々あったそうです。それで、「虫よ、作物につかないでください」の意味で、稲が伸び始めたこの時期に行っていると集落の方から聞きました。

 

法華宗は、お堂でお題目を説いたあと、浜に下りて、清酒1升とごはん3杯を神様へ捧げました。

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今では良い薬剤ができたため虫がつくことは昔よりも減っていますが、この供養は昔から絶やさず行っているとのことです。
「昔からやってるからな~やるもんだと思っている」と笑って話してくれました。

 

豊作の1年になりますように。