今日は、私が佐渡で一番好きな山『檀特山』のお祭りです。
<檀特山の天然杉>
8月23・24日の二日間にわたり行われる、この「檀特山祭」。
かつては、祭の日になると村の女性たちが檀特山へあがり、
山奥にひっそりと佇む石名清水寺の奥の院で、一晩のお籠りをしたと聞きます。
<現在の奥の院>
祭の夜には、お堂の前の焚火を囲んで食事をし、
輪になって佐渡おけさを踊ったというほど賑やかだったこの祭も、
現在は山へあがる人も少なくなり、かつての盛り上がりは見られなくなってしまったそうです。
現在は、祭りになると、石名清水寺の前にかなり立派な幟が立てられ、
奥の院では、お堂のお手入れが行われます。
四季を通じて素晴らしい姿を見せてくれるこの檀特山に感謝の意を込めて、
私も、奥の院の清掃の手伝いに同行させてもらいました。
<奥の院へと続く道>
お堂の中を綺麗に掃除し、
真鍮をピカピカになるまで磨きます。
<ろうそくも付けて、賑やかに>
奥の院のお堂は、四畳くらいのとても小さなスペース。
かつては修行僧がお籠りをしたというこの場所も、
現在では、石名や他地域の「奥の院を愛する人」による普段からの
お堂の手入れのおかげで、本当に心が安らぐ空間となっています。
是非、一度、檀特山の素晴らしさを体験しに足を運んでみてください。
いつも微笑んでいるお釈迦さまも、
より一層ニコニコして参拝者を迎えてくださることでしょう。
おわり
コメント
コメント一覧 (6)
山奥にあるにも関わらず、礼拝所はきれいに保たれていて、それだけ地元の方が丁寧に維持していることが伝わってきました。
コメントいただき、ありがとうございます。
石名天然杉遊歩道とはまた違った雰囲気があり、檀特山の魅力を感じられるかと思います。
地元の方のこまめな管理で、登山道の草だらけということも無いです。
是非、一度足を運んでみていただけると嬉しいです。
ましては檀特山は石名清水寺の奥の院まで行かれ取材され感謝いたして
おります、今はトタン板の掘っ立て小屋ですが昔は回廊のある立派な
祠(お堂)でしたが雪により潰れ再建をしたいのですが人とお金の問題があり難しい事とです、
又、集落には高齢者ばかりの事情もあります、何とかしたいと思い模索している人もいます、が何か良い○智恵は無いでしょうか?
私も石名出身ですので再建については何とか協力して行きたいと思っています、これからも頑張ってください。
現在のお堂の周りには、かつての建物の跡が残っており、立派な回廊があったことはその跡からもうかがえるほどでした。「二階建てで、本当に立派だった」と、当時の姿を知っている方もおっしゃっていました。
現在は、ボランティアでお堂の清掃に来られる方や、奥の院までの道の整備にあたっている方がいらっしゃいますが、お寺が管理にあたっているわけではないようです。
一筋縄にはいかない問題が沢山ありますが、これからも地道に関わりを持っていけるよう頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
写っている人は、実家の隣の父ちゃんだと思うのですが、是非一度行ってみたいと思います。
本当に、紹介していただいて、ありがとうございます。
かつてはかなり勾配がキツイ道を登ったり下りたりしながらようやく檀特山に辿り着いたという話も耳に致しました。
写真に写っているお二方は、長い間檀特山の管理や整備、お手入れなどを続けて来られた方です。ご実家の隣の父ちゃんも、まだまだ現役です^^
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
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