大寒波到来時の大野亀
数日後、珍しく晴れ間が覗いた土曜日。
1月28日、願集落にて「第9回 冬の日本海に願いを叫ぶイベント」が開催されました。願集落の名前にちなみ冬の荒波打ち寄せる日本海に向けて、胸の内にうずまく願いを叫ぶイベントです。
参加者のみなさんは一体どんな願いを叫んだのでしょう。
このイベントを振り返りたいと思います。
まず大事な願いを叫ぶ前に腹ごしらえから、ということで、参加者みんなで福助屋旅館さんのおいしい昼食をいただきます。あわびやさざえなどの地元産海産物が出たり、とても豪華でボリュームたっぷり。
(ごはんに夢中で残念ながら写真を撮りもれてしまいました・・・)
この豪華な昼食、なんと参加者の方は無料でいただくことができるのです!
無料でこんなにおいしいごはんを食べられるなんてとっても贅沢・・・
これだけで参加した甲斐があります。
むしろこの昼食目当てで参加する方も多いのでは・・・
昼食後は願沖の姉打島と呼ばれる、3つの岩の伝説についてお話がありました。
お腹いっぱいになって楽しくお話を聞いた後は、いよいよ会場に移動です。
まず主催者からルールの説明がありました。
叫びはなるべく1分以内で、審査基準は以下の4つ
①絶叫度
②切実度 どれだけその人にとって切実な願いか
③パフォーマンス度
④佐渡度 佐渡の未来にいかに関わる願いか
今回のイベント参加者は約30組。
子供から大人まで年齢層も様々。
去年よりも参加者の数は増えているそうです。
テレビや新聞などマスコミの方々も駆けつけています。
上位3組には地元で獲れた立派な「あわび」!!、そして「どぶろく」が贈呈されます。
地元産の立派なあわび
この海に向かって叫びます。
仮装した方も多く、皆さん気合入ってます。
この日のために手づくりで衣装を作ってきた方が多かったようです。
普段から声が小さいと言われることが多く、絶叫には程遠かったような気がしますが、私も願いを叫ばせていただきました。
「今年40周年を迎えるカンゾウ祭りにたくさんお客さんが来て、去年の倍盛り上がりますように!」
叶いますように~~
叫ぶ願いは人それぞれ。
「佐渡にたくさん観光客が来ますように」
「海難事故を防ぎたい」
「宝くじが当たりますように」
「足が良くなって歩けるようになりますように」
「長生きできますように」
「無事に学校を卒業して楽しく過ごせますように」
「このイベントが長く続きますように」
冬の日本海の海岸に人がわらわら集まり、
げらげら笑ったり歓声をあげたり、時には少ししんみりしながらみんなの願いを聞き、寒風で体はとっても冷えましたが、じわりと暖かい時間を過ごすことができました。
参加者全員が叫び終わり、上位3組が審査されます。
1位の方は、トキの繁栄と佐渡へ暮らす人が増えるようにという願いを叫んでいました。あわびと、どぶろくが贈呈されます。
インタビューを受ける1位の方。おめでとうございます。
イベントは約1時間半で終了。
来年は記念すべき10周年です。
我こそはという方は、ぜひご参加くださいね。
二匹の亀がとってもかわいらしいです。
佐渡の冬の景色もまた美しいです。
お越しの際は、雪道に気を付けてお越し下さいね。
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