前回の投稿では、松ヶ崎小中学校の放課後プロジェクトの一つ「居残り組」をご紹介しましたが、このプロジェクトには、まだまだ違うバージョンがあります!

今回は、目玉企画である「人生授業」について、ご紹介したいと思います。

私が書いた企画書を見てみると…

 「人生授業」とは地域のオトナたちが、自分が今の職業を選んだ理由や、仕事のやりがい・苦労など、自分自身の人生から得たものを子どもたちにメッセージする。子どもたちに、世の中にはいろんな仕事があること、自分次第で人生は選べること、挫折をどう乗り越えるかなどを、身近なオトナから学んでもらう。

これまでに、どんな職業の方が「人生授業」をして下さったかというと…

・「菓子職人」(松ヶ崎小中にお子さんがいるママさん)
・「造園業」 (      〃      パパさん)

その内容は…

・どんな幼少期を過ごしたか(お二人とも松ヶ崎小中の卒業生)
・今の仕事を選んだ理由
・仕事の大変さ、喜び、やりがい
・失敗談、挫折を乗り越えたエピソード
・これからの夢

…などを、熱-----く語って頂きました!

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最近嬉しいことに、この「人生授業」に注目して下さる方が ちらほらいらっしゃるのですが、聞かれるのが、なぜこれを企画したのか?ということ。

そんなわけで、私の熱----ーい思いも、ちょっとだけ聞いてもらってもいいですか?😊

実は私、協力隊になる前の25年間、取材の仕事をしていました。人の「人生」を取材し、マスメディアに乗せて発信する仕事です。

著名人から市井の人まで、老若男女、国籍問わず、さまざまな人生を垣間見てきました。(佐渡に移住したきっかけも、佐渡のトキ関係者の人生を取材したご縁なんです)


そこから導き出した結論
すべての人生が かけがえのない宝物、すべての人生が 唯一無二の物語
⇒ああ、どれも全部知りたい!伝えたい!

だけど…そんな私でも…自分の両親の人生は、あまり知りません。身近であればあるほど、聞きづらいし、そもそも聞く機会なんて中々無いですよね。

だったら!!
協力隊=いわゆる”よそ者”の私だからこそできることとして、松ヶ崎・岩首地区の人たちの人生を根掘り葉掘りして、子どもや地域の人たちにどんどん伝えていこうじゃないの!

…というわけで、「人生授業」と名付け、講師の方に、我が子を含む近しい子どもたちやご近所さんを前に、唯一無二の物語を熱-----く語って頂くことにしたのです。

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ただし、最初はみなさん、必ず躊躇されます。
「自分の人生なんて、大したもんじゃない」

そこで、まずは私が時間をかけて、ご本人から人生を聞き取ります。
まさに取材ですね。
すると必ず感じるのが…
「いやいやいや、充分スゴい人生ですって!!!」

そして、ご自身で伝えたいメッセージを熟考して頂き、話の内容を補足する写真を選んで頂き、当日はTVモニターに写真を映し出しながら、語って頂きます。

また、取得した資格の免許証や、仕事で使っている道具、思い出の品などを持ってきて頂き、子どもたちに直接触ってもらいます。

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その反響は…

授業を受けた子どもたち:
「普段よく会う〇〇さんのパパ/ママだけど、知らなかったことがたくさんあった」
あらためて尊敬した」「目標にしたい大人が身近にできた」

講師のお子さん:
親の深い話を、初めてちゃんと聞いた」「カッコいいって思えた」

授業を聞いたご近所さん:
「お互い知っているようで知らなかった。知られざる一面を見られた」
大人の生きざまを子どもたちに知ってもらえるのが良い」

講師:
「照れくさかったけど、普段 絶対に話さないことも伝えられた」
「子どもたちが自分に真剣に向けてくれた瞳が忘れられない

…そんな嬉しい声を頂きました。

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授業を終えたあとの、講師の方のやり遂げた表情や、子どもたちの反応を見て、私自身、羨ましくて仕方がありませんでした!

だって…ほんとは誰よりも私が、自分の父や母の人生授業を受けたかった。そして、我が子に私自身の人生授業を伝えたいのかもしれません…

以上が、「人生授業」に込めた、企画者である私の想いです。
どうです? 松ヶ崎小中学校の放課後、ますます目が離せなくなったでしょう?😊

次に「人生授業」の教壇に立つのは……あなたかも知れません