佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2013年05月

佐渡の初夏の風物詩、トビシマカンゾウの花が咲き始めました。 



本日の大野亀台地。見えますか?ポツポツ咲いている黄色い花。
もう少し近づいてみましょう。



今年は春先からの低温で生育が心配されましたが
5月下旬からの気温上昇で、茎も一気に伸びました。
それでも例年に比べると見ごろは少し遅くなりそうです。



回りのつぼみもまもなく咲きそうです。



大野亀の先は日本海。潮風がカンゾウの花や緑をやさしく揺らします。
青と緑と黄色のあざやかなコントラスト。

明日6/1からは、カンゾウウィーク。
カンゾウライナー(土日限定 6/1~16)も走ります。
そして6/8,9はカンゾウ祭り!
入梅前の美しい大野亀に是非いらしてください~♪


 http://www.facebook.com/home.php#!/fujitv.asunarolabo?hc_location=stream


少しだけ告知します。

フジテレビ「あすなろラボ」のFacebookにも載っていますが、6月3日(月)に町田市役所でイベントを行います。

佐渡市地域おこし協力隊、高千・外海府地区担当の私も一緒に協力する事になりました。

詳細は、後日改めてさせて頂きます!



 梅雨のじめじめした雰囲気が漂いはじめました。
お天気続きだったので田圃や畑にとっては恵みの雨でしょうか。

さて、先日岩首地区の赤玉にある杉池に行ってきました。


今回は小倉の方から小佐渡林道を通って向かいました。天気がよければとても気持ちのいい林道であります。今は通る人も減ってしまい、道には石が転がっていたり、草木が生え放題。でも、放牧場があったりして車も少なく私は好きな道です。行かれる方は、注意して走行してくださいねー。

赤玉杉池は、とても不思議な雰囲気な場所でありました。自然にできた沼地であり赤玉集落の水田の大切な用水源であるようです。
沼地のほとりにある一本の大きな杉と沼地が作り出す神秘的な空気が魅力です。

日差しが暑い日でしたが、やはり林の中の空気はひんやりしていて、誰もいない静かな杉池には魚が跳ねる音、鳥のさえずり、葉の揺れる音と贅沢な時間がゆっくりとながれていました。

■6月2日には毎年恒例の赤玉杉池祭りがひらかれます。
■10時 神事芸能(小鹿舞・花笠踊り・大鬼)
郷土料理のおおびら汁もありますよー。





杉池に行ったことがないかたは是非!

 

佐渡を代表する伝統芸能のひとつ、鬼太鼓。
島内各地で、祭りや儀礼の際に披露される神聖な踊り。
その集落に伝わる型や衣装、踊りが大切に受け継がれています。
その鬼太鼓の多くが一堂に会し競演する「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」が
5月26日(日)にありました。
私の住む鷲崎からも参加するということで、同行することに。
実は鷲崎はもちろん鬼太鼓自体をちゃんと見たことがなく
初・鬼太鼓をとても楽しみにしていました。



本ステージの前に佐渡汽船待合室で踊りを披露。
サプライズなイベントに、来島者も大喜び。

その後会場に移動し、いざステージに。



鷲崎の鬼太鼓は黒鬼と白鬼がそれぞれ踊りを披露するもの。
奥に飾られた書は北越高校の生徒が手がけたそうです。



ステージから降り、観客の目の前で鬼と獅子の迫力のある対峙。
黒鬼と白鬼、それぞれの踊りの違いが興味深いです。
鷲崎に伝承された鬼太鼓、せっかくなので由来やこめられた思いを
調べてみようと思います。



ブリカツ君も鬼太鼓を魅入っていました♪

8/8の両津七夕・川開きなど、これから秋にかけて各地で鬼太鼓が披露されます。
機会があれば是非体験してみてください!

 いいお天気が続いております。

空の青さに負けないくらい山も、海も、色鮮やかに輝いているように感じます。
山に紫色がみえます。藤の花がそこかしこに咲いていますが、岩首集落には何故か藤の花が見当たりません・・・。

昔話によると、岩首の熊野神社の神様は片目を怪我した女性の神様だそう。
藤の蔓にひっかかりり目を怪我してしまったそうです。

だから藤の花を飾ると神様が怒ってしまうために、昔から岩首には藤はないのです。

そんな言われがあるのですねー。






色々興味深いです。


もうすぐ牡丹も終わりということで長谷寺(ちょうこくじ)の牡丹を見に。

 

お寺って不思議な時間の流れがあるように感じます。

お堂に向かって続く石段を登りながら両脇の牡丹たちをながめ、大きな大きな3本杉に触れ、
様々な表情の身代わり地蔵さんたちに会い、一日の終わりをゆったりした気持ちで過ごせました。





 19日日曜日に千枚田の田植えが行われました。
当日は雨の心配もありましたが何とか天気も持ちこたえてくれて本当によかったです。



前日に枠回しをて田植えの目印になるものをつけました。






当日ですが、島内島外とわず、たくさんの人が参加していました。

私も手植えは初めてで、自分の植えた所を見るとガタガタで申し訳なかったですが来年は上達することを期待して午前中で作業は終わりました。






お昼になり場所を閉校した小倉小学校に移動し懇親会が行われていました。

「佐渡おけさ」も披露されていました。

昔は小学校で佐渡おけさを習ったそうですが、今はどうなんでしょうか。

次は秋の稲刈りでしょうか。楽しみです。







ありがとうございました。



海府 北鵜島の「車田植(くるまだうえ)」。
地区の北村家に伝わる習俗として国の重要無形民俗文化財にも指定されていて
毎年5月中旬の大安に実施、今年は本日行われました。

車田植は「終田(おうだ)」とも呼ばれ田植終いに行うもので
その年の豊作を祈願しての行事です。
早朝、苗代田から苗3束を迎えて田の神を祀り、その後苗を車田へ。
田面へお神酒を注いでから田植を行います。

神事のおかげか?毎年天気には恵まれるそうで、今年も晴天。
心地よい 風が海から届きます。



車田に植える苗。





絣を身にまとった早乙女が三方から中央へ進み、神様にお供えする苗を
寄せ合わせるように植え、「の」の字をを書くようにそれぞれ後方に進みます。
畦では田植唄が歌われます。



たくさんの報道陣!毎年多くのマスコミが訪れるそうです。

海沿いの丘にある車田。縁起のいい「鐘型」をしています。

田植は1時間ほどで終了。その後はおにぎりや地場特産物が振舞われ
ひととき労を癒します。

美しい北鵜島の風景とともに行われる車田植。
しかし後継者不足や高齢化など、存続について課題も数多くあります。
この貴重な文化財をなんとか守っていきたい。
そういったことも地域おこしの活動なんだと思います。


 こんにちは、中村です


まず、タイトルの「たかちもんて会」とは・・


→農業や水産業を主体として暮らしていける強い地域づくりを目指し、農業で生産される産品と水産業産品を使った商品開発と販売戦略の策定や直売所・加工所・農家(漁家)レストランなど、販売体制の整備を行い、地区内の農家、漁家がそれぞれの強み弱みを補いながら就業機会を創出し、所得工場と地域の維持継承を図るために高千・外海府地区の30代から60代の次世代農林水産業の担い手で組織された会です。




まだ出来たばかりで2012年から活動をしております。
メンバーは、15人くらいです。

そして活動内容はこのような感じです。まだ実現に向けて動いている事ばかりなのですが・・

・会員の皆さんに年会費1万円にて年3回に分けて高千で採れた食材を宅配便で配送する
・特産品開発(日々試行錯誤中)
・直売所設置計画
・加工所設置計画
・カタログ販売(現在作成中)
・ホームページ、ブログの運営(夏までに開設予定)
・農地保全活動

などなど。

ちなみに平成24年度は、会員約40名の方々に食材をお届けしたり、特産品を考えたり(サザエご飯等計画中)といった活動をしていたみたいです。

お届けした食材は、お米や柿、しいたけ、なめこ、魚介類等だそうです!

(また、たかちもんて会の収益の一部を高千・外海府地区青少年健全育成協議会へ寄付しております)



私としては今までに2回しか打ち合わせに参加していないのですが、
活動内容はとても興味深いですし、地域おこし協力隊の活動でも大いに貢献したいと思っています。

現在は、カタログ作成のために高千・外海府地区で採れる農林水産物のカレンダーみたいなものを作ろうとしていますので、地道に生産者さんや漁師さんを訪ねてどんな物が収穫できるか聞き取りしてます!

高千・外海府地区ではあまり農協に納入している方が少ないのですが、各家庭用で畑を持っている方が多いです。
(その点、ここら辺では地産地消がかなり活発だと思えます!!)

たかちもんて会では、そういった各家庭で育てている野菜なども少しずつ集めて、ご希望される会員の皆さんに届けることを目指そうとしています!

安全に食材を届けて召し上がって頂く為には、いろんな問題点、課題はあると思いますが一つ一つクリアできたらいいなぁと思います。


最後に、たかちもんて会では会員になって頂ける方も随時募集しております。

詳しくは、もんて会会長 山本寛さんまで!(e-mail:mont_ekai@yahoo.co.jp)







 昨日は本当にいい天気でした。田んぼに出ていたおじさん達も日焼けをしっかりして帰ってきました。



お昼頃に集落へ戻り、今取り組んでいる修学旅行などで佐渡を訪れた学生を一般家庭に泊まってもらい交流する「民泊」の受け入れ家庭探しをしました。

近所のおばあちゃん達が畑作業をしていたので、声をかけて色々な情報を集めました。

なかなか引き受けてくれる家庭がないのが現状ですが、普段の生活から離れて訪れた地域で体験する違う環境に生きる人たちの営みは、本当に得るものが多いと思います。知らない人をお家に入れるのは抵抗がありますが、ちょっとづつでも民泊の輪がひろがってくれればと思います。


畑作業の手を休めて、庭にある立派な柿の木の下にねまって(座るという意味)、去年とって冷凍した柿をかじりながら色々話が出来ることは、私にとってとても大切な時間です。

私は、ずっと東京で暮らしてきて遠い田舎に帰らないとじいちゃんばあちゃんとは会えず、ゆっくり話したとか、何かを一緒にした記憶があまりないのです。昔話や知恵袋といったものもあまり知りません。

佐渡に来てからこうゆう時間をたくさん頂けることは本当にありがたいこと。

観光地めぐりをしながらでも、ちょっと車を降りて1人でも2人でも地元の人と交流して自分だけの「旅」をしてもらいたいなーと思います。

佐渡の人はちょっと恥ずかしがりやな人もいますが、楽しくて笑顔が素敵な人がたくさんいます。


これから海もいい色をみせてくれそうです。佐渡にはダイビングスポットもたくさんありますよー。

昨日は釣りをしていたお兄さん達から貰った銀鮭を夕飯にいただきました。ご馳走様!

お知らせです。

佐渡市では昨日より地域おこし協力隊を募集しています。

少しでも興味・関心がある方はどうぞこの機会に、応募してみてはいかがでしょうか?




詳しくは
佐渡市http://www.city.sado.niigata.jp/topics/gihas/info/20130515.shtml
JOINhttp://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/search/detail/10358


 4月から岩首地区でお世話になりはじめ、あっという間に1ヶ月がすぎました。

私と同じように島外から岩首地区に来られた方がもう1人!
岩首診療所の先生です。

私の住んでいる場所は佐渡の南部 小佐渡エリアの前浜と呼ばれるところになります。
沿岸沿いに点々と集落がひろがっており、岩首地区は7集落あります。

大きい病院は中心地の方にしかなく、通院するのは高齢者にとって大変です。毎週決まった日に各集落を巡回診療してくれる岩首診療所の先生の存在はとても大きいように感じます。

「あっちこっち悪くなる」と笑って皆さん話されますが、年を重ねるたびに心配ごとはつきないと思います。

昨日は遥々東京から赴任してきた先生を囲んで歓迎会がひらかれました。7集落の区長さんと役員の方が参加され、色々な話が飛び交っておりました。診療所で出来る事は診察したり、お薬を処方したり、分野によっては先生も対応が出来ないものもあるようですが、先生が1人いてくれるだけで本当に安心感があります。

心も体も元気に過ごせるように、自分の体調に敏感に、周りの人の変化にも気づいてあげれるように関わっていきたいと思います!

元気が1番!



 本日恒例の「佐渡ロングライド210」が開催されました。
ロードライドの先駆け的な大会で、今回で8回目。
でもタイムトライアルではなく、サイクリングを楽しむイベント。
210kmの佐渡一周から、半周、観光を兼ねてなど
自身の適正や趣向にあったコースを選べます。
今年も3000人超の参加者が佐渡を駆け抜けました。

ママチャリ専門、しかもたいした距離も走れない私ですが
少しでも大会の雰囲気を味わいたくて、ボランティアとして参加。
はじきのAS(エイドステーション)で、ドリンクや補給食サービスのお手伝い。
昨日の悪天候で天気が心配されましたが、なんとか回復してくれてよかった~♪



大量のバナナ(笑)。手軽な栄養補給には一番ですね。
競技スタートは5:30。
でも佐和田から大佐渡を右回り、しかも途中には難所が待ち構えているので
こっちにくるのは8時くらいかな~なんて悠長に考えていたら
なんと7時過ぎにはトップが通過!早い!すごい!



8時を回ったあたりから徐々に立ち寄る人が増えてきました。
カラフルなウェアがステーションを彩ります。



10時すぎには広い敷地が埋まるほどの参加者が。
当然忙しさも最高潮。
ドリンクコーナーには長蛇の列。

つかの間の休息を得て、一路ゴールに向かって走り出します。
青空の下、美しい海岸線を走っていきます。



参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
ゴール後は佐渡の美味しいお酒や食べ物を堪能されましたでしょうか。
また来年、お待ちしています!

 GWも残すところあと1日。いかがお過ごしですか?

五月晴れが心地よかった今朝、定置網の漁船に乗せていただきました。
内海府の黒姫漁港は、豊富な水揚げ量で定評があります。



実は乗り物酔いしがちな私。。
若干の不安がありつつ、心地よい潮風とともに出航していきます。



定置網は岸から比較的近いところに張られています。水深は60m程度だそう。
沖から見る内海府の景色は美しく、また違った魅力があります。



2隻の船を使って網を引き上げてます。向かいの船がどんどん近づいてきます。



網が水面に上がってきました。魚がたくさん!水しぶきがすごい!



網の中にマグロがいました!船上で手早く解体し、部位に分けます。

水揚げ後はすぐに帰港。ここからは時間との勝負!



魚を種類別にわけ、氷で鮮度を保ちます。



いけすはそのままトラックに積み込み、いざ市場へっ。

初めての漁船体験でしたが、いやーすごい。
漁労長以下チームワークで、みな自分がすべきことを素早く的確にこなしています。
まさに男の世界!カッコよかった~。

♪お魚くわえたノラ猫♪ 新鮮な魚をわけてもらって嬉しそう。贅沢だなぁ。



私もたくさんのお魚をいただきました。今晩はご馳走です。
心配された船酔いも、みなさんの仕事ぶりが素敵過ぎてすっかり忘れてました(笑)。
見学させていただき有難うございました!

 今日から5月突入です。

4月28日に千枚田の畦塗りがありました。
この日は天気もよく本当によかったですね。

畦塗りとは畦に土?泥?塗るそのまんまの作業ですが、これが難しいです。
田んぼごとにもちろんですが土のかたさが違うし、足ははまってもっていかれそうになるし、まわりの方たちを見るとみんな慣れた感じです。













私が塗るとガタガタで、まわりの人がやったのは滑らかって感じです。
塗り方を習いましたが、上手くいかないものですね。
来年はもう少し上達します。




ありがとうございました。











4月24日(水)に、北田野浦活性化センターにて「伝統芸能道具 管理・保存相談会」を開きました。

NPO法人佐渡芸能伝承機構(http://sadomaturi.grupo.jp/)の松田理事長のご紹介で、東京 
浅草の老舗「宮本卯之助商店」さん(http://www.miyamoto-unosuke.co.jp/)の岡部営業係長を招いて開催しました。

今回の相談会は、高千・外海府地区対象となり全18集落のうち12集落20名の参加者がありました!




中にはお祭りが無い集落からの参加者もあり、興味を持って頂き嬉しかったです。

当日は実際に祭り道具を持ち込める方は是非お願いしますとの案内をしていたので、大倉・北川内・後尾・北田野浦が持って来て頂き、それを見てもらいながら説明して頂きました。




これは北川内の3獅子の太鼓です。
馬革で張られており、木の部分はスギだそうです。




これは北田野浦の太鼓です。

よく見ると上に伸びた楕円形になっています。
この太鼓の革は牛の革なのですが、伸びる方向と伸びない方向が決まっているそうです。

こういう風に上に引っ張られていると楕円になり、太鼓の身体の部分も形が変わり最悪の場合割れてしまう恐れがあるそうです。
そうなる前に、革の張替えをしながらまん丸を保つと良いそうです。

また、この太鼓は表と裏の革を張り替えた時期が違うようで、表の音が高い状態にあるのが悩みとの事で、音を低く鳴らす為に岡部さんに応急処置をしてもらいました。

応急処置ですので、あまりお勧めは出来ないそうですが。。。


・まず濡れたタオルを用意し、革を少し湿るくらいに拭きます。
 拭く向きは、太鼓の巴柄の方向で拭くそうです。




・そして上から肘で押し付け革をやわらかくします。これも均等に巴柄の方向に押していきます。



この作業を数回繰り返すと音が低く叩けるようになります!


ちなみに太鼓の保存方法は、面を横にして布をかぶせておけば良いそうです。
布は夏用のシーツでも良いそうです。
縦に置かないといけない場合は、床と面の間に割り箸を置いてその上に太鼓を乗せておけば良いそうです。

置く場所については、直射日光を避けて、風通しのいい場所に置いてください。
また、空調が直接当たるようなところも避けて下さいとの事です。

面の部分の手入れですが、何も塗らないのが一番良いそうです。
つばき油・ニベア・卵・まつやにを塗ると良いとたまに言うそうですが、逆効果だそうです。
縁起が良さそうだからと言ってお酒をかけるのもだめだそうです。

また、万が一雨で濡れてしまった場合は、からぶきをし風通しのいいところで2週間くらい乾かせばいいそうです。ストーブに当てるのもだめだそうです。



次に、獅子です。



これは大倉の獅子頭です。
大倉の獅子頭には、まさかの展開がありました。

岡部さんが頭を持ち上げ、すこし穴の開いたところを下にしてトントンとすると、白い粉が出てきました。

「あー・・・これは、虫が入ってしまっていますね。。」

どうやら、まだ虫が獅子頭の中で生きているみたいです。
こうなってしまったら、虫に食われてしまった部分を削りとって復元するか、虫を殺さないといけないそうです。

獅子のたてがみは馬のたてがみだそうですが、最近は採れないそうです。
長くても15センチくらいのものしかなく、馬の尻尾の毛を使うそうです。

獅子頭やお面は木で出来ているので、たまに割れてしまうことがありますが、その際によくやってしまう事でしてはいけない事は、釘や金属の物で補強する事だそうです。
木よりも金属のほうが堅いので、木が傷んでしまい更に割れ目を増やしてしまうそうです。
割れてしまった時の応急処置としては、木工用ボンドや膠(にかわ)で塗るといいそうです。
アロンアルファなどの瞬間接着剤は向いてないそうです。




また、保存方法について質問がありましたが、防虫剤は保存箱の下に入れて置くだけでは意味が無いそうです。
下の方にだけ防虫剤が効いてしまうそうで、入れるのであれば箱のふたの裏に張ると薬が全体に行き渡るそうです。


相談会は1時間だけでしたので、あっという間に過ぎてしまい足りない位でしたが、参加された方々は興味深く岡部さんのアドバイスを聞いていました!

私も知らない事だらけでメモを取るのも大変でした。。

佐渡は、祭りがさかんな所ですので是非またこういった催しが出来ればと思いますし、他の地区でも開催出来たらいいなぁと感じました。

祭り道具を長くなるべくいい状態で保存していく為には、ちゃんとしたケアをしていかないといけないんですね。



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