佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2013年08月



 お天気が続いていましたが、久しぶりの雨。
でも、佐渡の夏はとてもいい色をしています。

見た事ない色のコントラスト。
青い空と海、豊かな緑がくっきりとした表情を見せ、祭りの提灯や鬼太鼓、法被や浴衣。
カラフルな日よけ帽子をかぶった、おばあちゃん達が山に色を添えます。

さて、私たちは協力隊全員で集まるミーティングを月1回行っています。
普段はそれぞれの地域が離れているため、なかなか会う事がありません。なので、他の地域の事も知りたい!どんな場所で生活してるのか?という思いから、順番に各隊員の担当地区を訪問し話し合いをします。






同じ佐渡でも、見える景色が違えば生活も違うようです。

今回は、佐渡の北部 鷲崎を拠点に海府地区を担当している隊員のもとを訪れました。


名勝地 二ツ亀、大野亀などがある地域。


私の生活している前浜地域にはない海辺に田圃がある景色。
海を眺めても新潟が見えない。
朝日ではなく夕日。



ちなみに佐渡では、朝日か夕日どちらかしか見えない集落がほとんどです。両方見ることが出来るのはいくつかの集落に限定されます。
その、数少ない集落の1つが海府地区にあります。


まだまだ訪れた事のない地域がたくさん。
担当地域以外の場所に行く度に、毎回刺激を貰えます。また、自分の地域のいい所も、ちょっと他の地域とは違うところもみえます。



これからも刺激を大切に。第二期協力隊先発組みのメンバーも少しづつ活動を始めています。
一緒に頑張っていきますよー。








 
【募集告知】


「婚活in限界集落」~女性参加者募集~


≪趣 旨≫

日本海に浮かぶ離島佐渡は、過疎・少子高齢化が著しく進展しており、国の20年先の姿を表しています。
今回の開催地となる高千・外海府地域も限界集落化や後継者不足などが深刻な課題となっています。
この春から佐渡市では、この地域の活性化を図るために佐渡市地域おこし協力隊員を配属、時を同じくしてフジテレビ社会実験「あすなろラボ」の限界集落に若者を呼び戻すテスターが限界集落に転入し活動を開始しています。
活動のなかで、ここに住む男性からはこの地域で仕事をしているだけだとなかなか女性と出会う機会がないといった声をよく耳にしてきました。

一方で、私たち移住者から見た佐渡島やこの地域には、都会では味わうことのできない豊かな自然や景観、農林水産物が普通に存在し、あたりまえに食されています。
そのどれもこれもが新鮮で、感動させられるものばかりです。

そこで、この地域の独身男性と結婚を強く意識されている島内外の未婚女性との出会いの場づくりを目的として「婚活in限界集落」を企画しました。
ここでの生活で身近な農業や田舎暮らしに興味のある女性を佐渡島内外から募集し、まずは共同農作業体験を行い、そして地域の美味しいものを一緒に食べるイベントです。皆さんぜひ参加してください。


■スケジュール

9月22日(日)
13時 佐渡汽船両津港集合
 →現地着後、稲刈り体験並びにBBQによる交流会
 →宿泊先「みなと荘」着

9月23日(月・祝)
9時  高千・外海府地域紹介及び現地めぐり
12時 佐渡汽船両津港解散

■参加資格
・佐渡島内外問わず満20歳から45歳までの未婚の方
・9月22日23日両日参加できる方

■参加費用
・会費¥5,000
(島内の交通費・宿泊費含む。なお、佐渡汽船両津港までの旅費は各自負担)

■募集人数
 先着20名(定員に達し次第締め切らせて頂きます)

■応募締め切り
 平成25年9月6日(金)

■お申し込み方法

婚活in限界集落実行委員会 事務局 中村

・電話    :080-9557-8234
・E-mail :takachi.ni.yomekoi@gmail.com
・Twitter :佐渡市地域おこし協力隊 @sado_okoshi
・Facebook :「佐渡市地域おこし協力隊」
 ※郵送での受付は不可と致します。

■記載事項

1.氏名(フリガナ)
2.住所
3.携帯電話番号
4.生年月日
5.職業
6.顔写真
7.応募動機

■個人情報の取り扱いについて
 応募で頂いた個人情報はこのイベントの目的以外には一切使用いたしません。

■備考

・当日、フジテレビ番組『あすなろラボ』の撮影が入る可能性があります。撮影NGの場合は、事前に申し出て下さい。
・雨天決行

■お問い合わせ

「婚活in限界集落」実行委員会 事務局 中村暢子
電話:080-9557-8234/E-mail:takachi.ni.yomekoi@gmail.com

主催:『婚活in限界集落』実行委員会
共催:佐渡市


 日中は暑くてたまらい日々ですが、朝晩はひんやり半そででは寒いくらいの前浜地域。
昨日は、第36回いこいの村まつり 大花火大会が開催されました。

賑やかに地元の鬼太鼓や獅子が登場し、まつりの雰囲気づくり。民謡倶楽部や、地元出身の演歌歌手らのステージの後は、海洋薪能。



能舞台とは違った空気が流れます。




佐渡の中でも、こんなに至近距離で花火が見れる場所はあまりないかもしれません。尺玉こそあがりませんが、頭上高くに上がる花火は一見の価値ありです!

そして、毎回花火が上がる際に提供者の方からのコメントが入ります。流行のギャグや言い回しを巧みに使用し場を盛り上げるアナウンス。

お祝いや、供養に、また遠く離れた土地に住み故郷に寄せる思いを込めて、高く勢いよく打ちあがります。

花火の起源は、古く中国の爆竹からきているそうです。時代が変わっても鮮やかな光と共に人々を魅了する花火。

その楽しい時間を提供するために、準備に地元のたくさんの人たちが協力しています。

暑い暑い一日。
運営してくださった皆さんお疲れ様でした。

それぞれの思いが続くように、お祝いの花火がもっと上がるように、また来年に期待です。

まだまだ、佐渡のまつりは続きますよー。

 ■8月21日 椎崎諏訪神社能舞台公演 (原黒)
 

 ■8月22日 春日神社能舞台公演 (相川)

 
 ■8月23日~25日 アースセレブレーション (小木)
 

 ■8月24日 岩首竹灯りの集い (岩首)

 ■8月25日 安寿天神祭り(畑野)
 

 ■8月29,30日 小木港祭り (小木)

薪能はあっちこっちで行われています。自分のお気に入りの空間を見つけてお楽しみ下さい♪


いよいよ明日は、夜17時から「夏の祭典 たかち芸能祭」です。

(ブログはこちら:http://blog.goo.ne.jp/takachi_geinousai
 Facebookはこちらhttps://www.facebook.com/pages/%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%A1%E8%8A%B8%E8%83%BD%E7%A5%AD/212011965487335


様々なところで準備が進んでおりますが、たかちもんて会としては屋台の出店をします。

昨日は、その為のサザエ採りのお手伝いをしてきました。
 




シュノーケルで海を泳ぐのは久しぶりでした。

やっぱり海は気持ちが良かったです。

天気がもう少し晴れていれば海も透き通っていたのかなと思いますが、十分海底まで見渡せるくらいでした!





地元の方はやはり凄腕でした!







簡単に数メートル潜っていました!


魚も泳いでるのが見えて楽しかったです。


小さいフグがたくさんいました。

名前が分からないけど、模様がきれいな魚もいました!







サザエが

こんなに!





採った後は、北田野浦の公民館にて貝から外す作業をひたすらやっていました。。。。


これがかなり根気が必要でした。。。




たかち芸能祭の屋台では、串焼きにして出します!


皆さん是非お越しくださいね。


場所は高千小学校グラウンドです。


(ちなみに私は、南片辺の御太鼓とみすじ会・海府民謡クラブで三味線に参加させて頂きます!)





 蝉の鳴き声が日に日に大きくなっているような気がするこの頃。

夏休みで帰省する人々で、だんだん各集落賑やかな雰囲気です。今週はあちらこちらで盆踊りや、夏祭りもあり、1年の中でも一番人が多い時期だそうです。

それでも佐渡島内でも前浜地区、外海府地区といわれる沿岸部分は過疎化が進んでいます。
そんな中1つの取り組みとして最近は、大学の授業の一環としてイベントに大学生が参加したり、サークル単位や有志で集落の祭りを手伝っていたりします。

岩首集落にも、8月24日に「蘇れ 美竹林! 岩首竹灯りの集い」というものがあり、東京工科大学さんを中心にお手伝いして頂いています。荒廃竹林の整備を目的に岩首に有志の方によりスタート。7年目を迎えます。




若い人がいると賑やかになり、楽しい雰囲気になります。
しかし、ほとんどの大学は団体でくるため、騒ぎすぎたり、普段と違う環境に慣れず集落の人にご迷惑をおかけしてしまう事もあります。

また、すべての人が学生受け入れに賛成しているわけではありません。

そして今年の9月、岩首本祭りに早稲田大学のサークルが来たいとの話をいただいたのは5ヶ月ほど前。
地域で大切にし、2週間毎晩練習をする祭りに2日前に来る大学生が何ができるのか?
祭りを取り仕切る余興部の方々と話をし、学生の要望などともすり合せ、今回は神社や集落内にかける絵提灯を作ってもらうことになりました。

宿泊場所である、岩首談義所の玄関の取り付けて祭りの最中にも地域の皆さんの目にとまるように、また祭りに色を添えれるようにとの思いです。



大工さんの指導のもと、初めての木枠作りに挑戦。



無事完成しました。 さらし布に学生が絵を描き色付けをし、前日に貼り付けて吊り下げる予定です。

来てくれる学生さんにも、集落の方々にも何かいい収穫があるように。

みんなが少しでも楽しめるように今後も学生の受け入れについては、いろんな人の意見を聞いていき、それぞれにあった関わり方を提案できるように、お手伝いしたいと思います。

そして、ご縁があってまた佐渡にきてくれたら、住んでみたいと思ってくれたらと願います。




先週の金曜日に二回目の穂肥。












梅雨があけたのに、天気が安定せず。今日も少しぱらつく。




敏感な人だと近くを通るだけでも、ダメみたいです。





耳元で騒ぐアブ。




オタマジャクシをオタマと略します。





午後からはちゃんと晴れてください。










昨日は、「エプロン会」の新しい試み第一弾「ところてん作り」の為のてんぐさを採りに行ってきました。

そもそもエプロン会とは、北田野浦の若い世代のお母さん達で編成されている会で、今までは年3回の食べたり飲んだりしながらおしゃべりする会だったみたいですが、1人の方が「高千の田舎料理の伝承をしませんか?」と提案してくださり今回「ところてん作り」に挑戦することになりました。

原料のてんぐさを海から採ってくることから始めることになり、この日は朝9時に集合し北田野浦の海に行きました。


 


子どもたちも一緒に海水浴しながら参加してくれました。





全然採れんかったらどうしよう~と言ってましたが、


大漁でした!!


浅いところにはあまりなく、胸まで浸かる位の場所にあったり、もう少し潜れば更に多くのてんぐさが生えてました。


佐渡に来てからようやく海に入ることが出来たので、元水泳部の血も騒ぎ(?)楽しみにながら採りに行くことができました!





採れたてんぐさは、これから一ヶ月ほど天日干しにします。

天日干しにしてる間は、水をかけ乾かし、また水をかけを繰り返します。











昨日は、ちょうど雨も降っていたので水にさらすことが出来ました。






このくらいのてんぐさがあれば、かなりの量のところてんが出来そうです。


完成させたら、9月の地区の大運動会終了後にお披露目会をする予定です。




 


本日付にて、佐渡市地域おこし協力隊員2名が着任されました!

赤泊地区担当 亀崎正洋さん(写真真ん中)

水津地区担当 岩崎貴大さん(写真左)

の2名です!!!


赤泊地区は水産業をメインに、

水津地区は片野尾集落を中心とした農業をメインに地域活性化に励んで頂くそうです。


8月の中旬くらいから地区の空き家に住んで頂き、本格的に活動開始だそうです!



ちなみにこの後は、9月に2名、10月に3名が着任する予定です。



どんな活躍をされるかこれから楽しみですね。

皆さま、どうか温かく受け入れて頂きたいと思います。




 こんにちは。いよいよ8月ですね。
移住後初めての佐渡の夏。とても楽しみです♪
梅雨よ早く明けておくれ。

さて、satokoさんのエントリーにもありましたが、島内で祭りが増えてきました。

もともと祭りとは豊穣を祈念したり感謝する儀式が広まったもの。
私の住む海府地域でも、古式ゆかしい祭礼が2つありました。

まずは 7月20日 北小浦の三峰山祭礼。



海と山に囲まれた北小浦は昔“北小浦の焼けっぱち”と呼ばれるほど火事が多く、住民が火伏せの思いを込めて建立しました。
埼玉県の三峰神社由来の社は、集落の上にある小高い山の頂にあります。



人が10人入れば満杯になりそうな小さな社。
ふだんは無人。しかも参道は山道のため雑草や木々に覆われた けもの道状態で、2週間前に集落で草刈を行いました。



祭り当日、社につくとまずは掃除。
そして神様にお供えする玉ぐしを作ります。



祝詞に合わせて住民が太鼓をたたきます。
祝詞は宮司がこの日のために作成した、神社が建立された経緯や集落のこと、これからの願いなどが盛りこまれたオリジナリティーあふれるもの。
祭礼は一時間ほどで終了。
直会で、これまでの祭礼の話を色々と聞かせていただきました。
昔は主に女性陣が前日から山に上がり、念仏踊りやおしゃべりなどを楽しんだそうですが、過疎高齢化が進んだ今、行きたくても登れなくなってしまった方も多いそうです。
また祭礼の進め方や太鼓のリズムを知っている人も少なくなってきたので、早めに記録し伝承していく必要があります。

そして先週末の28日。願 賽の河原で和讃(わさん)がありました。



前日まで雨続きで開催が心配されましたが、当日はまずまずの天気。
佐渡最北端の美しい景色が祭りに色を添えます。



賽の河原までの参道。海沿いの狭い道を15分ほど歩きます。
途中岩場などがあり、もちろん車は通れません。
なので仏具などの荷物を地元の人たちが協力し合って運びます。
テントや木材など大型資材は船で運び入れました。



祈祷するお札を丁寧に記していきます。



賽の河原を管轄する観音寺の住職を迎え開始。
真言宗の最高仏である大日如来を中心に6体の観音像に祈りを捧げます。
受付されたお札を読み上げ、供養します。



祈祷後、住職より和讃のいわれや観音像、地蔵についてのお話。
まだお若く仏職のほか写真家としても活躍されている多彩な方です。

賽の河原は、一昨年の爆弾低気圧による大波で全て流されてしまい存続が危ぶまれましたが、近隣住民や檀家の方が観音像や仏像を一つ一つ拾い集め霊場を復元したそうです。

こちらも檀家や集落の高齢化で年々参加者が減っているそうです。
また海沿いの不便な地にあるこの霊場を災害などからどう守っていくのか、悩みはつきません。

地域に伝わる伝統行事の祭りをどのように継承していくのか、過疎高齢化と深いつながりを持つ問題がここにもあることを実感しました。



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