佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

2013年10月



昨晩、赤泊 徳和地区にて佐渡市地域振興課が主催する佐渡地域づくり
ワークショップが行われました。

地元住民代表35名、行政側5名に我々、佐渡市地域おこし協力隊4名
も参席し、大所帯でのワークショップとなりましたが、住民の皆さん
一人一人が自身の住まれている集落の良いところ、自慢できるところに
関し、発表されていました。総じていえば、皆さんが集落の方々と相互
に助け合い、恵まれた環境で、幸福感を持って農作業などに従事されて
いる現況が笑顔で語るそれぞれの発表の節々に感じられました。

反面、後継者問題や集落の過疎化を懸念する思いがあることは否めま
せん。そこで、ゲストとして講演して頂いた、新潟県十日町市池谷集落
在住、移住女子の坂下可奈子さん(26歳)が「小さな山村集落からの
挑戦」と題し、自身の体験談を話してくれました。

この集落は6軒13人、半数以上が70歳以上のお爺さん、お婆さん
だそうですが、彼女はこの方々と知り合ってから、その環境に生きる人
たちの強く広い人間性と、その中で集落を存続させたいという強い姿勢
に「こんな大人になりたい」と思い、都心で暮らして居た自身のそれま
での価値観を変えられ、その地への移住を決断されたそうです。
笑顔で淡々と話す彼女の話に、聞いていた参加者全員へその熱い思いが
伝わっていた様でした。

地域つくりを如何に進めるかという課題解決へすこし近づけたお話しで
した。このワークショップはあと2回続くそうですが、今回は今後の
私の活動方針に於いて、とても参考になったワークショップでした。
 
赤泊:亀﨑

 

神奈川県からアレセイア湘南中学校の3年生が、
佐渡に研修旅行へ来てくれました。
(同じ神奈川出身の私としては嬉しいもんです♪)

2日目の昨日は、③コースに分かれて生徒さんがそれぞれ
興味のある分野を見学・体験。

私はトキと自然整備コースに午前中ご一緒させてもらいました。
トキ野生復帰ステーションで、実際に飼育している係りの人から
話を聞いたあと、トキの野生復帰用の訓練ゲージの中へ。



見た目はゴルフの打ちっぱなしのようなつくりですが
中は佐渡の里山を再現したもの。
トキが餌を捕る水田があり、里山にある木々が植えてあります。

野生=自然界、というイメージを抱きがちですが、
実はトキって人間の作る環境(田んぼや里山)の中で生活してきた
鳥なんですよね。

だから、私たちが彼らに寄り添う気持ちを忘れてしまうと
トキはまた佐渡の空からいなくなってしまうでしょう。

うまく言えないですが、トキを例に自然と人間の営みが上手に
回る仕組み、それを支えるのは私たちなんです。
生きものを育む田んぼ作りもそうですし、その田んぼでとれたお米を
食べることだって、その環境を応援することに繋がるはず。

そう言ったことを伝えることが佐渡の使命の一つだと感じています。
佐渡に来きくれる方たちに、この仕組みを伝えていける存在になりたいです。

 

めっきり空気が冷たくなって、炬燵が早々に活躍しております。

昨日は、日中良いお天気でした。
蕎麦の収穫にはもってこい。
1ヶ月前には白い小さな蕎麦の花が岩首の田圃にもちらほら。



あっという間に、実がつき秋色に蕎麦畑も染まり、はれて収穫となりました。



減反政策でお休み中の田圃や耕作放棄田などを使って、蕎麦をまいたり、花を植えてみた
り。

田圃を田圃として使っていければいいけれど、中山間地で農業をすることはご苦労なことです。

美しい景観を残すために!というよりは、豊かな食べ物を育む学びの場所としてお米、野菜、蕎麦や豆などを栽培し生活している岩首の人々に寄り添って、ここを訪れる人たちと食べ物を通じた交流が出来ればと思います。

ここで暮らしてきた先人たちの思いを引き継ぐ、ここの人々の暮らしが当たり前に続くように、誰かに受け継がれて、ここを好きだと思う人がたくさんいて、結果的に岩首の財産である棚田やお滝の景観が保っていければと。


人間食べ物なしでは生きていけません。
いい環境で育った食べ物を食べて培われた体は必ず、自分を助けてくれます。

元気が一番!


来年もまた、稲穂や蕎麦やたくさんの食べ物で溢れる岩首の景色に出会えますように。
色んな企画を準備中!

カーフェリーに乗り、バスに乗り、飛行機に乗り、
行ってきました大阪へ!

26日大阪の野田阪神近く、野田新橋筋商店街で開催された
「100縁笑店街」に朱鷺と暮らす郷米の新米と、佐渡の物産販売を
してきました。



一口おむすびにした新米に、シソ味噌を付けて試食して頂くと、
「美味しい!」と高評価の声多数。
味をみてもらうと、その美味さに納得して購入してくださる方が
たくさんいらっしゃいました。さすがは食いだおれの街?

さて、このイベントの目玉はお得な「100円」商品!
これを目当て10時の販売スタート前からおばちゃんたちが物色に...。

我々の100円目玉商品は...



トキと暮らす郷の新米2合パックです!
これはかなりのお買い得品。
決まったお米しか食べないお客様にも、
お試しに食べて頂くにはちょうど良い大きさです。

今回お世話になった奥村米穀店の店主さんは、
「他のお米と混ぜずに炊いてくださいね~」と
お客様に一言。

なるほど!
他のお米と混ぜられてしまったら、せっかくの
トキ米の美味しさは伝えられませんもんね。勉強になるなぁ。

佐渡産コシヒカリの冷めても落ちない美味しさ。
トキがついばむ餌となる、生きもの豊富な田んぼたち。
それを支える農家さんたちの情熱や個性。

私たちが伝えたい想いを直接お客さまに伝えられる機会を
これからも大切にしていきたい、と思う新米販売員なのでした。

ご協力いただいた皆様、ご来店下さった皆様
ありがとうございました!





 



先週の25日(金)、新穂、トキ交流会館にて、佐渡市消費者協会及び
佐渡市主催により、「南蛮エビの漁業管理の話~佐渡・赤泊から始まる
持続的な漁業~」という講演会があり、出席させて頂きました。

南蛮エビ(甘エビ)は新潟県が県の特産物として推進している水産物で
あり、その漁獲の大半は、ここ佐渡島の赤泊地区で漁獲されています。

農林水産省統計によると、H23には佐渡全体で201トン水揚げされ
ました。(イセエビ、クルマエビを除くその他のエビ類の漁獲量)

佐渡全体の水産物漁獲高に占める割合はおおよそ2%ほどですが、
本種は他の水産物に比べ、その資源管理が国内で唯一確立された漁業
です。その理由には本種の平均的寿命が13年と水産資源にあって
比較的長寿であり、加えて個体の移動性が少ない事から、他県に跨が
ず漁業権の設定が可能であること、また、限られた水域での生態研究
資源調査の実施が他種に比べ比較的容易であるなどが考察されます。


会場に列席された当該漁業者の話によれば、今後も資源管理が継続
され様とも、限られた漁獲高に於いて、年々経営コストが上昇する
一方で、如何に魚価を上げて行けるかが本漁業を存続させていく
上でのポイントになるとおっしゃっていました。

私も佐渡市民の一人として、また、赤泊地区担当の佐渡市地域おこし
協力隊の一員として、この美味しく、美しい<海のダイヤモンドー
甘エビ>が末永く佐渡、新潟の特産品として存続される様、
微力ながら、今後、関係者とその難問に取り組んで行きたい
と思いました。
赤泊:亀﨑


 


 


稲刈りも終わり、


気が付けば10月も終わりが近付いてきました。



いつの間にかセミの鳴く声もいなくなり、


木々は色づき、


網戸には何匹ものカメムシ。カメムシ。。。。



本格的な秋がやって参りました!!



今日は片野尾集落のおじいちゃんおばあちゃん達のスポーツの秋、
ゲートボールを紹介したいと思います(^^)




片野尾ゲートボール倶楽部のみなさん。
年齢は70歳を超えた方達。(80歳を超えた方も!)





佐渡の大会でも上位入賞をしているみなさん。


大会が近づくとこうやって集まって、
みなさんで練習しているそうです。







ゲートボールは三つあるゲートに球を通過させ、


ゴールであるポールに球を当てるとあがり。

いかにチームみんなであがれるか、といったスポーツです。




そこにゲートをくぐらせないように敵の邪魔が入ったりなど、

敵と味方の状況を確認しながら球を進めていく、

とても戦略的で頭を使う面白いスポーツです。



さて、試合が始まりました。






人数が少なかったので二人分やると言ったものの、
ゲートを一人だけくぐれず蚊帳の外。
チームのみなさん、申し訳ございません。。。



『それは反則だよ』と言われることもしばしば。

何が反則かも分からないまま、

この日は散々足を引っ張って、

試合終了となりました。


『私達は何十年もやってるんだもの、うまかったら困る!』
 と、笑顔で言われました



私が一番ほっこりしたのは、

夫婦で参加している方達が多いことです。













心がとても、あったかい気持ちになりました。





私にとってゲートボールは、
おじいちゃんおばあちゃんの話を一番聞ける場です。


楽しみながらも、

悩みごとを聞いたり、

世間話をしたり、


とても大切な交流の場です。


稲刈りが終わったみなさんは、

これからどんどん寒くなってきて外にも出なくなり、



自然と、孤独になってくると思います。










そういった中でみなさんの交流、助け合いの重要性を感じながら、
地域おこしとしても、
地域のみなさんがが集まれる場を企画したいと思います。




水津地区担当 岩﨑



 


 

羽茂担当の澤村です。

10月24日(木)に羽茂保育園で開催されたトーク&ライブ『うたのびっくり箱』にお邪魔してきました。

『うたのびっくり箱』は、鼓童メンバーの藤本容子さん宮﨑正美さんによる、幼児~低学年小児向けの新しいスタイルのワークショップです。
鼓童文化財団の協力により開催が行われました。

登場するのは、頭に3枚の羽根が生えた「おこたん」(ふじもとようこ→ようこ→おこ→おこたん)と、ちんどんセットを持った「サミーちゃん」(みやざきまさみ→まさみ→さみ→サミーちゃん)。

ちょっと不思議でコミカルで、とてもにぎやかな楽しいユニットの登場に、保育園の子供たちは大喜びです。


(写真:鼓童提供)

会場に置かれた「?」マークのびっくり箱からいろんな物を取り出したり、トイピアノやリズム楽器、胡弓や琴などの演奏とともに童謡や民謡を歌ったり、会場全体が一つになってリズム遊びをしたり。
園長先生も犬のおまわりさん役で飛び入り?参加。
年少組から年長組までの子どもたち全員が、おこたんとサミーちゃんによる歌と音の遊びに、夢中になって楽しんでいました。



子どもたちといっしょに音を出して楽しむ40分間があっという間に過ぎ去りました。
会場に見えられた園児のご父母の方々も、心から楽しんでおられたようでした。

最後には子供たちから二人に、たくさんの星が付いたメダルをプレゼント。
子供たちから「よくがんばったから、たくさん星を付けたよ!」と嬉しい声をかけられました。

サミーちゃんこと宮﨑正美さんは、10月に行われた「世界のKODOとともに 芸能の宝島・佐渡」(両津文化会館)をもって、鼓童の舞台を一区切りされました。
今後はワークショップを中心とした様々な活動を広げてゆかれるとのこと。

あなたの住む町に、おこたんとサミーちゃんの『うたのびっくり箱』がやってくる日も近いかも?



10月半ばを過ぎたら頃から、当地で頻繁に実った柿を頂戴する機会
がふえました。
そして、以降、我が家の食卓は柿に占領されています。


佐渡のおけさ柿(八珍柿)はもともと渋柿で、収穫後渋抜き
するそうですが、今日頂戴したのは、当地、赤泊で生産された甘柿です。
見た目はおけさ柿ですが、割って見ると、ゴマ柿です。

子供の頃、関東地方で食べた市販の柿はこのゴマ柿で、カリコッリ
とした歯ごたえのある感触で、子供心に、甘味と共にとても好きでした。
確か、種子が入っていたと記憶しますが、これは入っていません。

頂いた方に尋ねたところ、おけさ柿の実が樹になっている状態で、
袋をかぶせ、ガスを注入するそうです。その結果、果肉に含まれる渋
(タンニン)が黒変し、全体的にゴマが広がった様に見えるそうです。

いずれにしても、昔懐かしい歯ごたえの柿が、当地で再び食べられたのは
とても感激です。ありがとう、佐渡ちゃん・・・


今日もまた佐渡島に惚れ込んでしまいました。

I do love SADO Island!


AKDkame

 

もう秋です。

果樹生産が盛んな西三川と、砂金山由来の農山村景観で重要文化的景観にも
選定された笹川で、農業素人の身で地域おこしを進めるからにはまずは農修
行を始めなければならないと思い、西三川の佐藤さんのご厚意に甘えご指導
をお願いしました。

佐藤さんちで飼っているカレンちゃん。
「このど素人が何しに来たのか?」‥と冷ややかな目で迎えてくれました。


ほんとはとても人なつっこくて、すぐに仲良くなりました。

今はハウスいちごの定植時期。
ポットで育てた子株を本田に移植します。
品種は新潟の気候に適した「越後姫」で、1月末から2月に出荷されるとの
ことです。



ビニールハウスの本田はこのような高設栽培で、小型の耕耘機を背中に背負
って耕します。大切な作業であるので私は見学するのみ。。



その間私の作業は、佐藤さんの奥さんが用意した子株を一輪車でハウスへ運
ぶ事。このように親株から伸びたランナーを切り離して葉を3枚程度残しま
す。



運ぶだけだと時間が余るので、その間農園内を散策していたところこんなク
ジャクにも出くわしました!



定植が済んだ本田への水やり。
用土が流れ落ちないよう結構水加減が難しい。



ハウス内は35℃。
すぐに汗が噴き出してきました。



あまり気温が高いと水やりもよくないので、昼食を食べたところで本日の作
業は終了。

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~

後日田圃に出ました。
稲刈りは終わってしまったので、秋の田起こしです。

トラクターの運転はもちろん初めて。
オートマチックだから簡単だよと言われましたが、車とは訳が違い顔は笑っ
ていてもドキドキしてます。



まっすぐ進んでいる分には結構サマになってきたけど、ターンはしどろもど
ろ。。ロータリーを上げ忘れてバックしそうになったり、ハンドルの切り返
しが逆になったりと m(__)m



結局難しいところと最後の仕上げは佐藤さんの出番です。



こんな景色の中で食べる弁当の味は最高です。
遠くに真野湾も見えます。



今は冬場に出荷するハウスいちごの定植作業で滅茶苦茶忙しい時期にも関わ
らず、一から丁寧に教えて戴き佐藤さんにはたいへん感謝しております。
少しでもお手伝いになるようにと午後は畦道の草刈りを行いましたが、平地
とは違い危うい腰つきなので佐藤さんもつきっきりとなってしまいました。

今後も時間を見て実践での勉強を続け、早くお役にたてるようになりたいと
思います。また、来年はプライベートな時間を使って小さく農業を始めてゆ
きたいとも思っています。

ということで、これからも修行は続きます。


後日談;筋肉痛ゥ~

朱鷺湖(小倉ダム)も減水してます。なんでこんなに水が少ないのでしょうか。



千枚田の稲刈りイベントも無事に終わり、つい先日オーナーさんの名札と藁のかたづけもおこなったのでこれで田んぼでの作業は終了なはずです。



そもそも田んぼ仕事もしたことがなく、今もですがわからないことだらけで一つ一つの作業が新鮮でそして難しく意味のあるものでした。ありがとうございます。




話は変わりますが、佐渡に来てからイカ釣りをするようになり休日や仕事終わりに出かけますがなかなか難しく、同行者達は釣れるので単純に下手なだけですが。大潮・満月・べた凪。


お疲れ様でした。




 

秋の日はつるべ落とし、仕事帰りの魚釣りも僅かな時間でしか
楽しめなくなりました。
しかし、その分、満天の星を仰ぎながらの夜釣りもおつなもの。

今日の夕暮れは久しぶりの夕凪で、ついつい長居をしてしまいました。
でも、その結果、素晴らしい光景に巡り合う事が出来ました。

それは満天の星空を見上げながら釣りをしていると、北西の空に
一筋の閃光が走ります。流れ星です!ほんの一瞬で、願い事は
間に合いませんでしたが、素敵な事が起こる予感がしました。

その後も夜空を仰いでの釣りでしたが、それっきりです。

魚(アオリイカくん)は遊んでくれませんでしたが、
海面のノクチルカ(夜光虫)はとても美しく輝いてくれました。

彼らと出会うのは久しぶりの事です。
夜の海に輝く星座の様で神秘的なこの光は、とても見る者を
ロマンチックにしてくれます。(素敵な事が起きた訳です)

本当に佐渡の星空と海は素晴らしい・・・

佐渡で暮らすあなたも夕凪の秋の夜は、夜空の星座と
海の星座、ノクチルカを鑑賞してみて下さい。
きっとハッピーになれますよ!
お試しあれ!
AKDkame


P.S.ちなみに今晩は9:00に月(満月に近い)が昇り、
明るくなって来ました。

 

今日の佐渡は秋の空、雲が多いですが外にいるととても気持ちが良いです。
アイランダーのお知らせに引き続き、告知を失礼致します!

10月26日(土)10時~、大阪府福島区にある野田新橋筋商店街にて、
「100縁笑店街」が開催されます。
この度、こだわりのお米屋さん"おくむら米穀"さんのご協力のもと、
「朱鷺と暮らす郷米」の新米をはじめ、ご飯に合う佐渡の珍味、
りんごやおけさ柿、あんぽ柿などを販売しにお邪魔します。

おくむら米穀さんは商店街の近くで1977年から米穀店を営み、
美味しくて安心、安全なお米にこだわりを持つ米穀店。
佐渡の「朱鷺と暮らす郷認証米」をお取扱い下さっている米穀店さんです♪
店構えもとても素敵なんですよ~!
(米蔵人 おくむら米穀→ http://www.okomeokome.com/ )

"100縁笑店街”ですから、もちろん100円の目玉商品もご用意しています!
内容は当日のお楽しみ。
お近くの方は是非、遊びに来てください!
佐渡の美味しい新米とともに、"新米"隊員小川も皆さんのお越しをお待ちしております‼

(商店街の地図はこちら→https://www.facebook.com/shinbashisuji )


 

秋本番。
台風が多く色々と心配が続きますが、佐渡では様々なイベントが開催されています。
わが海府地区は祭り真っ盛り。
集落ごとに連日連夜行われています。

まずは10/9の黒姫 椿神社。
伊勢の猿田彦神社の流れをくむ、歴史ある神社です。





五穀豊穣を祝っての大黒舞。大黒様もニコニコ。



直会には獲れたてのお刺身も。
奉納する鯛も、地のものをお供えします。
海に恵まれたこの土地ならではです。

翌日の10日は願 石動神社



都合で祭礼には参加できなかったのですが夜の宴にお呼ばれされました。
夕時から各家を回って、それぞれのお宅でお祝いをします。
願は旅館 民宿の多い地域。趣向をこらしたご馳走がいっぱい。
福助屋さんはオリジナルのお酒を振舞ってくださいました。
宴は深夜まで続きます。

13日は鷲崎 矢崎神社。
鬼太鼓が早朝より打ち出して各家を門付に回ります。



まずはお宮前で。行ってきますのご挨拶。



鬼が玄関まで入ってきます。なかなかの迫力。



各家ではおもてなしの料理を用意。
子供もご馳走に大喜び。おやつもたくさんいただきました。



集落をくまなく回り神社に戻ったのは夜もすっかりふけた頃。
最後にまたお宮前で踊り奉納します。
働き者の鬼さん、お疲れ様!

15日は藻浦 順徳皇神社。
佐渡に縁の深い順徳天皇を祀っています。





丁寧に彫られた木彫りの龍。
もしかして名工の作?



祭礼後はお神輿で各家を回ります。
平日ということもあり担ぎ手が少なく、男衆は大変です。

16日は北小浦 熊野神社。
この日は台風襲来で外は大荒れ。
鬼太鼓も室内での披露です。

 



畳の上では踏ん張るのも一苦労。
北小浦の鬼太鼓はこの祭りでしかお目にかかることができません。
年に一度の披露なのでとても貴重です。
鬼の面も、それぞれの集落で大きく違うものですね。

同日真更川でもお祭りがありましたが、残念ながら参加できず。
ごめんなさい。

そして昨日19日は虫崎 矢剣神社。
 

先日とはうって変わり秋晴れの穏やかな一日。
海岸沿いに建つお社から日本海が一望できます。





神社の横にお不動さま。石像は2日前に建立したばかりです。
清水は昔から「目に効く」という言い伝えがあるそうです。

海府の祭りもとりあえず一段落。
あとは北鵜島を残すのみです。
駆け足で紹介してきましたが
どれも味わい深く楽しいお祭りでした。
・・・・が、
高齢化で神社に行くことができない方が多くいらっしゃいます。
そもそも急激な過疎で住民自体が減っています。
参加者が少ないところでは、ちょっと寂しい思いもありました。
多くの集落で祭りの存続自体が難しくなってきています。
それでもなんとか地域の行事を伝承していこうと、少ない力を合わせて頑張っています。
小さな集落の小さなお祭りですが、集落の存続を願う住民の願いで守られていることを痛切に感じました。
来年も、みな元気で祭りを迎えられますように。

 

全国の島々が集まる祭典「アイランダー2013」が、
11月23日(土・祝)24日(日)に東京・池袋サンシャインシティ
文化会館3F 展示ホールCにて開催されます。
島好きはもちろん 旅行好き 島出身など毎年大勢の人で大賑わいのイベント
今年もたくさんの島がエントリーしています。

佐渡も、もちろん出展します!
ブースでは佐渡の紹介や観光 移住等さまざまな相談にお答えします。
また期間中、下記のイベントを開催予定です。
               
 ・特産品販売
 ・砂金とり&金塊つかみ体験コーナー
 ・トキ認証米のミニおにぎり試食
 ・佐渡地酒試飲
 ・ミニゲーム(サイコロの出目1~3の数だけ景品をゲット)
             
 ※状況により中止、変更の可能性もあります。

当日は地域おこし協力隊のメンバーも数名手伝いで参加します。
見かけたら気軽に声をかけてくださいね。

そして、なんとこのブログやfacebookを見て来場された方にプレゼントをご用意しています♪(先着順)
現地で記事画面を掲示いただくか、ページを印刷して持参してください。
入場は無料です。
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。

「アイランダー2013」詳しくはこちらhttp://www.i-lander.com/2013/index.html

こんにちは、赤泊地区担当隊員:亀﨑です。
台風一過あとの昨日、当地、赤泊漁港にて、「イカの燻製作り教室」
を企画開催しました。
対象者は同漁港利用者と同地区の婦人部です。
日中のイベントでしたが、40名近くの方々にお集まり頂きました。
前もって用意した20パイ近くの燻製済みイカは調理実演以前に、
試食消費されました。
試食の結果は参加者全員の方に美味しいと言って頂き、好評でした。
この企画の目的は5つあります。

 

  • 身近にある地元の食材から当地の特産品開発

  • 地産地消

  • 水産物の消費拡大

  • 同地区の活性化として高齢者の元気作り

  • 第6次産業の基盤作り


私見として、当地にはそれなりに各産業につながる資源があり、また、
それを加工する様な施設も兼ね備えています。要はそれらをうまく利用し、
必要と思える人々へその価値を提供し、結果として得られる物質的、
心理的利益を同地区へ還元したいと思います。
(あくまでも我々はそれを手助けする助っ人だと思います。)
言葉では簡単に表現させて頂きましたが、「言うは易し、行うは難し」
です。
この理念は私が地域おこし協力隊としての責務の一つと思っています。
話が難しくなりましたが、今後も同類のイベントを同地区で立案実行して
いく予定ですし、前述の目的を実現化して行く所存です。
 
さて、このイベントには二人の隊員が手伝いに駆けつけてくれました。
今や同地区はじめ佐渡島内では「地域おこし協力隊」という固有名詞は
島民の方々へ浸透されているようで、二人を皆さんに紹介せずには
いきませんでした。
小倉地区担当、渡邉隊員と水津地区担当、岩﨑隊員です。
二人が自己紹介した後、地元の方々に<越後の兄ちゃん>
<佐和田の兄ちゃん>と呼ばれていました。
この言葉を聞いて、イベント見学者の美人女性記者から
とても受けていたのが印象的でした。
イベント終了後の後付けでは、いつの間にが、日本酒の一升瓶の
空瓶が
2本ほど転がっていました。
余程ツマミが美味しかったのでしょうか・・・

私にとっても皆さんと一緒に楽しい午後の一時でした。
ご参加して頂いた皆さん、お手伝いしてくれた方々、
ご支援頂いた方々へお礼申し上げます。
有難うございました。


 
【赤泊産イカくん(燻製)好評です!】の続きを読む

 10年に1度の大型台風があっという間に去っていきました。
全国的に大きな被害があったようですが、佐渡は7月の大雨の時より落ち着いていたように思います。

佐渡島で暮らし始めてから、自然の怖さを身近に体験することもしばしば。
風が強い日、雨がいつも以上に多い日、いつもの浜辺の景色と様子が違います。

佐渡は大きい島なので、住む場所によっては海が近くにない場所も多いのですが、協力隊がお世話になっている地域の殆んどは沿岸部に位置しています。

海や山が身近にあって、自然の恵みを暮らしの中で感じる事は多いです。
食べ物もきれいな清水や豊かな土壌、山の冷たい風、それらの環境が育むものは本当に体を元気にさせてくれます。

そんな豊かな自然も時に、違う表情に。


自然が起こす災害はどうしようもありません。
田舎に住んでいなくても、都会でも最近の異常気象にはなすすべが無いのかもしれません。
どこに住んでも、きっと何らかのリスクと共に暮らしているのだと思います。

海も山も、大好きです。

でも、ここで暮らすという事は私が東京で暮らすしていた時には体験しないような事がたくさん起こるのだと思います。




雨上がりの空はとても穏やかな夕焼け、台風の名残の暖かい風が吹いていました。

きっと冬になったらもっと違う景色が広がるような気がします。

ここで暮らすことは、良い事ばかりではないけれどはっとさせられる瞬間がいっぱいあります。昔からここで住む人たちに学びながら、お互いに支えあいながら、自然とも付き合っていきたいなと思うのです。




 

                            



みなさん、こんにちは !

食欲の秋、スポーツの秋・・・秋たけなわですね。

昨日の体育の日には各地で多くの方がスポーツ・イベント等に参加されたりと体を動かした事と思います。

当地、赤泊地区では「赤泊人生駅伝大会」なるイベントが秋空の元、行なわれました。

今年で33回目と歴史ある大会です。参加チームは同地区本選(地区内集落ごと)が6チーム、オープン参加が33チームとそれなりの大会です。

なぜ<人生駅伝>と言うのか不思議に思いましたが、参加者名簿をみて、納得しました。

即ち、全コース7区間を、小学生男女、中学生男女、青年、30歳以上、40歳以上と子供から親までの世代が一同に集まり、その中で各世代が人生の先輩方へタスキを繋ぎ渡す訳です。

これもまた人生~ (^^♪ というところでしょうか・・・

私も大会競技役員の端くれとしてお手伝いさせて頂きました。

大会には当地、赤泊や小木、羽茂の中学生が多くオープン参加しており、特に、小木、羽茂の中学校からのエントリーでは男女の各学校で駅伝部があるのに驚きました。

普通、部活の駅伝部はせいぜい高校からなのに、なぜ???

そこで、私は前日(10月13日)金井能楽堂で開催された「佐渡の<豊かさ>とは何か:民族学の観点から」で聴講した、著名な民族学者、宮本常一氏の研究によると佐渡の鬼太鼓座が心身鍛錬法として、マラソンを導入していると言う言葉と、「鼓童」が同じく、心身を鍛える為、走りこんでいるという事を思い出しました。推測として、この様な背景から、とりわけ島内南部地区では駅伝大会やマラソン等が盛んなのではないかと結論付けました。

皆さんはどう思いますか?

かく言う私も来月に南佐渡防火駅伝大会なるものにランナーとして参加する予定です。(年齢的にしんどいですが・・・^^; 

いずれにしてもスポーツの秋ですね・・

では、また

AKDkame

                                             

地域おこし協力隊 羽茂地区担当の澤村です。

もう1週間前になってしまいましたが、業務が休みの秋晴れの日曜日、友だちが耕している田んぼで稲刈りを手伝ってきました。


田んぼは山間の開けた場所にあります。
標高が低い場所にある田んぼからは1~2週間遅れての稲刈りです。


この田んぼは完全無農薬で、機械はまったく使わずに昔ながらの農機具を使い、手作業でお米を作っています。
稲刈りも、すべて鎌を使っての手刈りです。


みんなが作業のときに着ている野良着も、繕われて大切に着続けられてきた昔ながらのもの。
見た目はレトロですが、動きやすく作業しやすくて、とっても着心地がよいです。
僕は、腰巻の鮮やかな「協」マークをポイントに、コーディネートしてみました。


前日の土曜には、師匠に教わりながら、たくさんの鎌の刃を砥石で砥ぎあげて準備しました。
なかなか一苦労です。


稲刈りでは、ひたすら稲を鎌で刈り、乾燥した藁で稲をくるくるっとまとめて、手だけでぎゅぎゅっとしばります。
説明するのは簡単ですが、これがけっこう難しい。


しばった稲は、はざかけを行って、天日と自然の風で乾燥させます。


乾燥させる方法もさまざまで、岩手にいる友人の田んぼでは、垂直に立てた木の棒に藁たばを交互に干す「ほんにょ」というやり方をしていました。


手刈りはかなりハードな作業です。
水分補給やおやつなど、ときおり休憩時間を設けます。


日陰に吹く風が、とても気持ちいい。

何百年も前からほんの数十年前まで、日本のあらゆる場所でこんな風景が見られていたのでしょう。


たまたま通りかかった車に乗っていた人たちが、僕たちの稲刈りをめずらしそうに見ていました。

僕も写真を見返していて、今もアメリカで昔ながらの生活を送っているアーミッシュという人たちのことを思い出しました。


刈り取りが終わった夕暮れの田んぼでは、虫たちを観客に、小さな楽団がヴァイオリンでバッハを奏でていました。
宮沢賢治の世界ですね。

はじめまして、松ヶ崎地区担当の協力隊のかりんです。

10月1日着任したその日から多田のお祭りの練習に加わらせ
ていただきました。笛をゼロから始めようとしたときに譜面
がないことにびっくりしました。実は鬼太鼓の打ち方も、笛
の吹き方も人それぞれ個性があるし、独自のアレンジをして
います。その伝承も形式的な形ではなく見て真似してやりま
す。そしてまたその人のやり方は師匠の個性を帯びながらも
いつかは自分の個性が花咲くことになるでしょう。


こどもがエア笛で大人の真似をしながら練習


獅子の準備


手を貸してください


女の子は太鼓を叩く、二年目だから少しの練習で大丈夫


いつもの風景がドキドキワクワク、神秘的に感じる。準備が済み、
前夜祭も終わり、あとは本祭りを待つのみだ!
明日もいい天気だし、楽しみだなあ。
【明日は多田と黒根の祭りです!】の続きを読む

初登場になります。
7日付で新穂地区に配属となりました小川佳奈子です。
個人のブログは1か月も続いたことがない私...。少々不安ではありますが、他の隊員たちと一緒に佐渡のこと、私の活動のことなどお伝えして行きます!

今日はトキ交流会館で行われた全国農業教育研究会のシンポジウムを聴きに行ってきました。シンポジウムのテーマは「トキと暮らす郷づくりのこれまでとこれから」。

シンポジウムの前に、開会行事として新穂瓜生屋子供鬼太鼓が披露されました。私にとって新穂の鬼太鼓を生で見るのは、これが初めてだったのでとても感激しました!
子供たち、かっこいい!


鬼太鼓の後は、行谷小学校の5,6年生によるトキの発表会がありました。小学校では昭和40年からトキの飼育を始め、現在もトキを守る環境教育を続けており、無農薬の学校田でお米を育てたり、トキ解説員となって観光客や大学生に話をしたり、生き物調査をしたりその発表も堂々たるものでした。

収穫祭では、自分たちで作ったもち米でお餅をつくそうです。

「収穫祭は、感謝の気持ちを表すためのもの」と、発表してくれた女の子が言っていました。

ここでは長くなるのでシンポジウムの内容は省きますが、彼女が口にしてくれた言葉こそ、シンポジウムで話された「トキと暮らす郷づくり」が目指すゴールの一つなのだと思いました。

自分たちが作ったお米の先に、お世話になった農家さんや、田んぼを賑わす生き物たち、そしてトキがいる。そうしたことに感謝の気持ちを持てる子供たちが佐渡にいることに、私は(親でもないのに)誇らしく感じました!

子供たちに負けないよう、私もこれから勉強です!






 

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