佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

2013年11月



佐渡島では、赤泊は民話の里として、広く知られています。

島内に多くある民話の中で、地元の民話を中心に編集された「赤泊の民話」
という立派な書物は地元のみならず、島民の民話の教科書として親しまれ
ている様です。

昨晩は、その本家本元、赤泊民話語り部の会の活動を見学させて頂きました。

この会は金子会長以下島内に住む7-8名の会員が月に2回ほど赤泊へ集ま
り、勉強会を開いているほか、島内にある小中学校や各地の集落イベント、
生涯学習勉強会などへ精力的に出向き、島民の皆さんへ地元始め、島内の
民話を語り、それを伝承されておられるそうです。

お邪魔した時には、年配のご婦人がたに混ざって小学校4年生の愛らしい
女生徒も活動されていました。私が見学に来たという事で、挨拶代わりに、
全会員(語り部)に一語りづつ実演して頂き、その、とても迫力のある語り
口に、私はすっかりメルヘン(おとぎ)の世界へいざなわれて仕舞いました。

中でも女生徒、ここみさんの「屁こきヨメ」と斉藤さんの「種まきザル」は
圧巻でした。

この様に、先人の語りを次の世代へ語り継がれて行く様は、正しく、郷土の
文化遺産だと痛感した次第です。

当地担当隊員として、今後の皆さんの活動に、陰ながら応援させて頂きた
いと思いました。

語り部の皆さん、ありがとうございました。
 
赤泊地区担当 佐渡市地域おこし協力隊 
隊員:亀﨑

 



赤泊の年末イベントの中で、「年貢場市大市」という歳末市があります。

どういう趣旨かというと、住民の方が年末年始を迎えるに当たり、あれ
これと食糧を確保する必要がある訳です。そこで、地区内で年末大売出
を地元で企画したのではないかと思われます。

年貢は本来、江戸時代
頃まで、農民がお上に米を献上(納税)する事の
ようですが、この場合、
出展者が地域住民へ収穫物を献上するという
発想なのかもしれません。
(私見ですが、・・・)

いずれにしても、このは同地区の生産者のみならず、島内、国仲
や小木の団体も参加される様です。食べ物屋台も出るそうです。

また、地元、赤泊が誇る「北雪」酒造さんが甘酒をふるまうそうです
ので、是非、お越し下さい。

詳細は次の通りです。

2013 年貢場市大市
日時:12月23日(月・祝日) 午前9時―午後2時
場所:JA佐渡赤泊支店前駐車場周辺(介護施設、スマイル側)
お問合せ:年貢場市を賑わす会 ☎ 87-2547(後藤)


以上

赤泊地区担当 佐渡市地域おこし協力隊 
隊員:亀﨑

 

こんにちわ!水津地区担当の岩﨑です!





雨が降り続き!
荒れる日本海!



佐渡の冬がもうそこまで来ています!








寒くなり外に出るのがなかなか億劫になる季節、
みんなでお話しながらほっこりできる場を作りたいと思い、
片野尾集落でお菓子作りを企画しました!


米粉でどら焼き作り、ということで、使った米粉は
『朱鷺と暮らす郷 さどっ粉』
朱鷺と暮らす郷づくり認証米のみを使った米粉です。
(PRのお姉さんになってもらいました。)

さっそく調理開始!



生地は米粉と他の材料を混ぜ合わせるだけ!簡単です!


子供達も挑戦!
楽しそうに焼いてました!





職人がいました!!(^^)



子供達とお婆ちゃん達が一緒に作業できたのが良かったです!


焼きながら隣で餡子詰め作業。
ホイップ、チョコソース、抹茶、黄粉、バナナなども用意して、
各々好きなどら焼きを作りました。



抹茶ホイップと小倉の出会い。
間違いない組み合わせです。



芸術家もいました。




早速どこに行けば米粉が買えるか聞いてきたお婆ちゃんも!
意欲的で良かったです!


一通り出来たらお茶をいただきながら実食!
生地がもちっとして美味でした(^^)


     (参加してくれた片野尾のみなさんと)



片野尾には同じ米粉を使った郷土料理で『焼き餅』というものがあります!

今度は地域のお婆ちゃん達から是非技を盗みたいと思います!(^^)

                              

                              終わり
 

笹川集落を含む西三川川流域は、古くは平安時代から砂金採掘が行われ中
~近世は幕府の財政を支える佐渡金銀山の一つとして栄えてきました。

明治5年に西三川砂金山が閉山となってからは、砂金採掘によってもたら
された地形や技術を巧みに活かし農業へと転換してきましたが、古代から
の歴史的変遷を示す農山村景観が高い文化的価値を持つということで、県
内初の「重要文化的景観」として選定されています。(佐渡市の広報を参照)

         


わずか三十数世帯の小さな集落にもかかわらず、住民たちの努力によりつ
い2年前まで小学校の分校を維持してきましたが、少子高齢化の波には逆
らえず現在は廃校となり、山間にひっそりと佇んでいます。




集落の人々にはとても想い出深い分校は、年2回夏の運動会と秋の収穫感
謝祭に利用され、住民の親睦と地域の活性化に役立っております。



前日はスタッフの皆さんが暗くなるまで展示品の準備をしました。



住民の方が作った版画や魚拓、そのほか習字や掛け軸など皆さんとても芸
達者なのに驚かされます。



明日のバザーに出す自慢の野菜です。
とてもお買い得であるばかりでなく、コンテスト狙いの珍野菜もあります。



11月17日(日) 午前10時
さあ、いよいよ収穫感謝祭の開始です。
体育館の入り口も綺麗に飾りつけられました。



まずは餅つき大会でオープニング。



最近は餅つきをする家庭も少なくなっているとか、
息が合わずにおっかなびっくり。



つきたての餅を餡子やきな粉にからめてその場でご賞味。



我家からは野菜も芸もないので、妻手作りのアンパンを提供しました。
意外と好評で行列ができるほど。。



その次は砂金音頭の講習会です。
砂金音頭は今から25年ほど前に西三川の河原で砂金祭りを始めた際、地
元の人達が作り上げたもので、笹川の人達はそれを継承してゆこうと頑張
っています。



旦那連は隅を陣取りずっと飲みっぱなし



次はうまい米コンテストです。
おいしいと言われる佐渡米の中でも、山間の湧水で育てた笹川産コシヒカ
リはうまいと評判です。



珍野菜大賞と巨大野菜大賞も決定



表彰式



イベントが終わると最後はバザー。
各農家から自作の野菜を中心に出されていましたが、値付けはテキトーで
こんなに安くていいの? って感じです。
希望者が重なったときにはじゃんけんで決めます。



すべて売り切れ楽しかった収穫祭も終わりです。

これから冬になると雪もつもり家に閉じ籠りがちになるとのこと。
協力隊として、冬の間高齢者でも気軽に参加できる楽しいイベントをやり
たいと目下企画進行中ですので乞うご期待を!

 

 



今日は・い・い・ふ・ろ・の日。特別に私の秘密基地をご紹介します。

我が家から車で3分、歩いて10分の地にある宿泊施設「サンライズ
城が浜」に併設されているのが、「あかどまり城が浜温泉」です。

源泉名は赤泊温泉で、泉質はナトリウム・塩化物、硫酸塩泉です。
源泉温度47℃、湧出量114L/分だそうです。お湯は無色透明無臭で
すが、若干塩味がします。私はほぼ週一で利用させて頂いています。

本格サウナも設備され、もう病みつきです。大浴場からの展望は赤泊漁
港越しに、越佐海峡の海が広がり、何とも癒されます。風呂上りは隣の
広間で、冷たい飲み物を給水した後、同じく無料のマッサージ機3台+
乗馬マッサージ機1台に身をゆだね、更なる疲労回復でダメ押しです。

私は6枚綴りの回数券¥1,900(1回あたり¥317)を購入して
います。これで1週間分の疲れが取れるのですから、安いものです。

何しろ、週末以外はほとんど貸切状態ですので、正しく、私の秘密基地
です。これから本格的な冬を迎えますが、私にとっては体と心を温めて
くれる大事な存在です。

皆さんも是非お越し下さい。

尚、毎週火曜日は
休館日となります。

当サイト参考下さい。http://www.akadomari.com/

Cheers !
AKDkame

 

昨日は、正明寺公民館で開かれた「食と文化の祭典」へ!

今回の内容は、恒例のそば打ち体験と、そばの試食の後には
相川地区公民館長の仲田さんをお招きしてのダコタ講演会。

9時前に公民館へとお邪魔すると、本間さんがすでにそば打ちを
初めていました!



台所では、正明寺のたんぽぽ会のお母さん方が、テキパキと
おにぎりや蕎麦汁の準備中。
たんぽぽ会は、お嫁さんもお姑さんも仲が良く、
一緒に和気あいあいと台所に立っていました。
まとまりがあって素晴らしいです!

さて、初心者の私もそば打ち体験をさせてもらうことに...。

本間さんが1回で打つ量(1.5kg)の半量でも、大きく伸ばすのに
かなり苦労しました。体重をかけて押すのではなく、体全体を使って
広げていく感覚。

生地が丸くなったら、次は「角出し」をして生地を四角く形成します。
この技術は、江戸時代に円形の生地を巻いて切っていくと、
端の麺が短くなってしまうので、麺の長さを均一にする為考案されたそうです。



手前から麺棒に巻いた部分が伸びる...という理屈は分かっていても、
なかなか綺麗に四角く、そして均一の薄さにするのは至難の業。
これは修業が必要です!

大勢の方が打ちたてのそばを楽しみに、続々といらっしゃる中、
ハイスピードで蕎麦を打っては、切る本間さん。
額からは汗が…!見た目以上に体力の使う作業です。



本間さんがこの蕎麦打ちイベントを発案したきっかけが、
減反の田んぼで作られていた蕎麦。
収穫されることなく、田んぼに打ち込まれていた蕎麦を見て、
どうにか活用できないか、と思ったのが始まりだそうです。

目の付け所って、新しいことを始めるのにとっても重要ですね!



美味しいお蕎麦を堪能した後は、「文化」の祭典へ。
ダコタ映画化の発端となった、ダコタに関する資料を書かれた
仲田さんご本人から、当時の様子や映画化への道のりなどを
お話して頂きました。



当時の様子を知る人たちが、時代と共に減って行ってしまう現実に、
仲田さんのように「後世へ語り継ぐ」材料を残すこと。
それが人々の誇りとなっていったり、ダコタ映画化のような予想もしない
展開を生み出したりするんだと、改めて感動しました。

ポカポカ陽気の中、何とも贅沢な日曜日を過ごすことができました!
新穂正明寺の皆さま、ありがとうございました♪来年も楽しみです!

新穂地区担当 おがわ




 


小佐渡、前浜地区の赤泊は島内でも比較的気候が温暖である為、
植物相も大佐渡に比べ、幾らか異なる様です。

赤泊、徳和地区はカヤの木が有名で、旧赤泊村の「村の木」として
古くから村民に親しまれて来ました。また、その実、カヤの実は現在も
当地の特産品の一つとして、常にリスト・アップされています。

その次に来る何か木の実は無いかと探していたところ、浦津婦人部より、
<椎の実>を提案頂きました。早速、試食したところ、ピーナツとは異な
る、より自然の風味を持つ味でした。とりあえず、販売して貰った結果、
その成分を歌ったのが人目にとまった様で、横浜のとある薬局で好評です。

天気が良くなったら、同婦人部の方々にニュー・ファイス<椎の実>を
もっと集荷して頂き、これからも販売して行く予定です。

同婦人部にとって、とても小さな活動かも知れませんが、いつの日か集め
た報酬を旅費の一部に充てて、販売先を視察したいと話し合っています。

これで、当地では二つ目の木の実特産品が揃った様です。

赤泊地区担当 佐渡市地域おこし協力隊 
隊員:亀﨑



 



昨日は赤泊、川茂地区専業農家、四月朔日(わたぬき)様宅での収穫
感謝祭へお呼ばれされて来ました。

この秋、稲刈り、早生柿、蕎麦、在来柿そして、野菜類とそれぞれの
収穫、出荷にと多忙を極めて来られた農家の方々はこれらの作業を
一通り終え、一服する時期になった様です。

そして、収穫したそれらの作物をご近所さんや友人知人を交え、その恵
に感謝して一同で食する会です。赤泊地区だけでなく、佐和田、真野、
赤玉などから様々な活動をされている方々が20数名集まりました。

野菜類は煮しめを始め、おでん種まで色々な料理に変身し、美味しく
楽しませて頂き、自家製の手打ち蕎麦は地先のキノコや、かき揚げと共
にやはり美味しく頂戴しました。

日本酒と蕎麦はとても相性が良いようです。(つい、飲み過ぎます)

そして、宴もたけなわとなった頃、参加者の紹介や、民話の語り部まで出
てきました。写真は赤泊民話語り部の会、金子会長さんです。

酒を交わしながら、皆さんが私に対し、地元の将来に付いて熱く語られ、
必然的にプレッシャーを感じざる得ませんでした。

それにしても、川茂の方々はとても地元を愛し、人との交流を大切にされ
ている事に深く感動を得ました。この方々とお会い出来た事は私にとって
とても素晴らしい収穫で、(神様へ)感謝するところです。

皆さん、お逢い頂き、有難うございました。

赤泊地区担当 佐渡市地域おこし協力隊 
隊員:亀﨑

 


11月16、17日と2日間、
東京都大田区で、『OTAふれあいフェスタ2013』がありました!





「地域のふれあい」「交流の輪」を基本テーマとするこのイベント。
今年は佐渡市から初出店してきました!!(^^)






昨年2日間で約40万人の来場者を記録したビッグイベント。
今年も天候にも恵まれ、たくさんの人、人、人…!
(キャラクターショーが始まる前の様子。家族連れが多かったです!)



ふるさとの浜辺、緑、太陽、水の4つのエリアに分かれ、
佐渡市は水のエリア(ボートレース平和島)での物販でした!
競艇場ということもあって実際にボートレースを見ることができました!


こちらが佐渡ブース。
販売した佐渡産の品物は、
●朱鷺と暮らす郷づくり認証米
●おけさ柿
●林檎(シナノスイート)
●梨(新高)
●荒波のり
●しそみそ
●岩もずくのり
●タケノコご飯、サザエご飯の素


佐渡ブースは一番端っこということで売れるか心配でしたが、
一日目で柿と梨は見事完売致しました!(^^)
佐渡のおけさ柿はやはり知っている方が多かったです!
また、『佐渡で梨や林檎が作れるんだ!』
と、珍しそうに言うお客さん達もいました。


同じ新潟県からは津南町が出店していました(^^)
同じ県というのはとても心強かったです。
(お昼に頂いた野沢菜のおやきが格別でした…)



2日目も晴天に恵まれました(^^)
大田区の方々が太鼓や踊りを披露していました!


迫力満点。


活気に満ちてます。









2日目もたくさんの方が来てくれました(^^)

今月11日にテレビ朝日『報道ステーション』でも紹介された認証米。
『テレビ見たよ!!!!』という方が多かったです。

一口大の試食用のおにぎりを食べるとみなさんおいしいと頷き、
どんどん買っていきました!


佐渡の農家の方達が行っている
化学農薬、肥料5割減
ビオトープの設置など
様々な取組みが報われているんだと感じました。



2日目の午後には見事持ってきた品物全てが完売しました!!(^^)/
(写真は世界農業遺産に佐渡と一緒に選ばれた石川県能登の方達と)


家族連れ、おじいちゃんおばあちゃんが多く、
佐渡の品物を知ってもらうには素晴らしいイベントでした!
また、実際に品物を購入してくれる方がいることを実感することによって
生産者の方達のやりがい、生きがいに繋がればと思います。


スーパーではなく魚屋さんで魚を買う理由、メリットをある人に聞いた時、
『スーパーは並んでる製品をただ買うだけだが、魚屋はその店の人、心意気で買う!』
物販も同じような気がしました(^^)
直接人と人とで関われる喜び、大切さを再確認しました。




物販自体初めての参加でしたが、
これを弾みにして地域の特産物などをどんどん販売していきたいと思います!

水津地区担当 岩﨑




 

報告が遅くなってしまいましたが、さる11月10日は西三川のりんごオー
ナー園で収穫祭が行われました。

りんごオーナー制は、10年ほど前に廃園になりかけたりんご畑を存続させ
るために、西三川果樹組合の有志数名が始めたそうです。

品種は「サンふじ」か「シナノスイート」で、1本年間15,000円~30,000円
でオーナーになれます。1本からおよそ100~200個のりんごが収穫で
きるとのことです。

普段の管理はオーナー園の方々が行っていますが、この日を界に1カ月ほど
農園を解放して、オーナー自身が自由に収穫することができるようになりま
す。今でもとても甘くておいしかったですが、これからどんどん甘味が増し
てゆくそうです。



このところ日本海側は連日雨が降り、この日も午前中から嵐のようなあいに
くの天候でしたが、島内のみならず島外の人たちも集まって来てくれました。



風雨にも耐え、たわわに実ったりんご。



高いところは、スタッフの人が指導してくれます。



こんなにとれました!



どれにしようかな?
私の奥さんもオーナーのご厚意に甘えてたくさん戴きました。



収穫後は果樹園の出荷倉庫で懇親会、
女性スタッフがごちそうを用意してくれました。



天気は残念でしたが、皆さん楽ししそうに歓談していました。



嵐の中、朝早くから料理を準備して戴いた女性スタッフ陣です。
ご苦労さまでした。



天候のせいで来訪者は昨年の半分ぐらいとのことですが、それでも懇親会とし
て用意した果樹園倉庫は満杯となるほどでした。

話しを聞くと果樹園側に利益の出るものではないが、生産者が消費者と直に交
流できる良い企画だと思います。
生産者と消費者が金銭的な損得を超えて繋がり合える場として、このような取
り組みが他の営農者にも広がれば、コストのみに縛られる風潮から少しでも変
化してゆくのではないかという気がしました。

来年は私も、是非オーナーとして収穫を楽しみたいと思います。
 

「とうざい、とうざい
このたびは松ヶ崎地区の活動報告ちゅーことで
若い衆たくさんで、参上します
ご来場のお礼には、地域外初のそろい踏み
松ヶ崎七ヶ所の鬼太鼓
やれ、やれー」



ろうその口上とともに十月のお祭りの音がよみがえってくる。

 2月1日NPO法人佐渡芸能伝承機構主催で地域報告会を開催します。地域おこし協力隊もスタッフとして加わらせていただきます。今回の地域活動報告会の最大の見どころは松ヶ崎七つのまつり一堂に集まり、そして実演。これは初めてのことで、多くの方の努力があってこそ実現できました。

平成25年12月1日 午後1時から4時20分 佐渡島開発総合センター 
活動報告:上越教育大学 玉村 恭氏
芸能披露:松ヶ崎地区若衆
パネルディスカッション:藤井 裕士氏(佐渡市総合政策監)
            玉村 恭氏(上越教育大学) 
            上越教育大学大学生 
            松ヶ崎地区のみなさん




 私は協力隊として参加するよりも松ヶ崎七ヶ所の一つ多田の若衆として参加します。それで、今日は多田若衆として松ヶ崎の鬼太鼓を自慢したいと思います。

 現在佐渡の神社例祭は百を超えるとされています。高齢化や人口減少により、一つの集落で祭りを行う(祭りによっては鬼太鼓、獅子、神輿を全部出す集落もある)ことは困難になってきた。その中松ヶ崎地区ではこのような人手不足を地区内または島外者との交流を通じて今でも7つの祭りを行っています。多田の獅子に丸山の若者が入ったり、黒根の助打ちを本島の大学生がやったりします。お互い助け合いながら、楽しみも分かち合いながら祭りを続けていきます。

 今度は松ヶ崎地区の地域活動報告会ではありますが、もっと佐渡全般のこれからの祭りのあり方、芸能伝承のあり方のヒントを提案し、さらに今までの活動の中で出てきた課題について意見交換する場でもあります。

 集落外の人にお願いする範囲、地域にとって大学生(島外者)が地域に入る意味、また大学生(島外者)が参加するにあたって、迷ったこと悩んだこと、担い手不足の折、祭りは今後どうあるべきか、などの多くの話題を取り上げることになります。

 もちろん鬼太鼓を祭りでないときに集落外で打つことや、また外部の力をどこまで借りるかなどはまだまだ吟味が必要でありますが、みんなで考えて議論することはきっと明日に繋げていけると思います。

 
真剣にうち合わせしている松ヶ崎若衆


鬼だ~太鼓だ~お祭りだ~血が騒ぐ



New Yearを意識するにはまだ早いのですが、赤泊地区公民館では
お正月用のお飾りである「さげ紙づくり」教室開催のチラシが出来

上がりました。

来週始めに当地区へ回覧されますが、公民館の了解のもと、いち早
く、
皆さんへご案内させて頂きます。

詳細は次の通りですので、
是非、赤泊までお越し頂き、
ご参加ください!


さげ紙づくり教室
主催:      赤泊地区公民館
開催日: 平成25年12月15日(日)
開催時間:午前9:00-11:30頃まで
会場:  赤泊総合文化会館2階 和室
参加料: 無料
お問合せ:赤泊地区公民館 担当:清水 ☎87-3141

以上

赤泊地区担当 佐渡市地域おこし協力隊 
隊員:亀﨑


 



佐渡市内の小中学校では佐渡学と称し、総合学習(総合の時間)と
して、佐渡固有の自然、歴史、文化を始め、地域の特産、産業など、
広い分野に渡り、各自テーマを決め、学習しています。

当地、赤泊中学校では、先週その中間発表会があり、その公開授業を
見学させて頂きました。

学年ごとに、幾つかの発表題目を定め、
1年生は「赤泊の水質調査」、
「赤泊の民話」など
2年生は「赤泊の食文化」、「職場体験」など

3年生は「佐渡の食品」、「佐渡のお土産」などでした。

それぞれ同じテーマであっても、各自が創意工夫を凝らした発表で、
大変興味深い内容でした。

次回は来月、そのファイナルとなる総合発表会があります。
是非、今回の中間発表を基盤に、更なる内容を肉盛りした素晴らしい
発表を期待したいと思います。

そして、我々、地域おこし協力隊がいつか、何か、このお手伝いが出来
ばと思います。

佐渡の将来を担うこの若者たちと、佐渡の未来を築き上げて行く為に、
地域の事を共に、学習していきたいものです。

AKDkame

 

先週末はお天気に恵まれましたね~。
イベントの秋!皆さんどちらにお出かけしましたか?

新穂では土曜、日曜と「新穂地区展」が新穂地区体育館で開催されました!

子供たちの絵やお習字もずらり!

写真や絵、短歌、生け花、鑑賞菊、盆栽、書道に裂き織などなど
体育館はまさに芸術の秋到来!見ごたえ十分な展示内容でした。



こちらは、前日の準備でお手伝いした「新穂こども読書会」さんの展示。
子供たちが作った動物やハロウィーンの飾りを、図書館ボランティアの方や
公民館の職員の方とペタペタ貼り付けて完成さた力作です!

作品を観てちょっと疲れたなぁっと思ったら、
茶道教室をされている先生とその生徒さんによる
お茶のスペースで一休み。
会場に来るなりお茶コーナーへまっしぐら~と言うお子さんもいたくらいで、
私も2度もご馳走になってしまいました♪



着物を着て、お茶を立てて、それを楽しむ優雅な時間に
いつも皆で感謝しながらお稽古をしているのだそうです。
日本女性として見習わなければ!と思いつつ、茶菓子を頬張る私は
まだまだですね…。

作品数が以前に比べて少なくなって寂しいなぁという声も聞かれました。
私は、来年は出品するぞ!(出品料はかかりません!)と今から意気込んでおります!
 

今日の佐渡は、週末とはうって変わり朝から冷たい雨が降っています。
日に日に冬が近づいていることを実感します。

小春日和の昨日、内海府小中学校で餅つき大会がありました。
9月に収穫したもち米を使って、日頃お世話になっている地域の人たちをおもてなしします。
小中学校版収穫祭ですね。


まずは保護者がもち米をこねます。
力持ち揃いのお父さん方のおかげでみるみるうちに餅状に。


いよいよ餅つき開始。まずは大人が交代でついていきます。
校長先生もぺったんぺったん。

つきと返しは呼吸を合わせることが大切。
テンポよくつく様は、さすが仲良し夫婦です。

もちがなめらかになってきたので親子でチャレンジ。
軽い杵を使っていますが振り下ろすのはなかなか大変です。

つきあがったら、きなこ餅とあんころ餅にとりわけます。
食べやすいように心を込めてまあるくします。

給食員さんたちが作ってくれた豚汁も出来上がり食事タイム!
つきたてのお餅。伸びが良くやわらかで美味し~い♪

食後は、地域のみなさんと「昔の遊び大会」。

ゴム鉄砲作り。

お手玉。

あやとり。
他にもメンコやゴム跳び剣玉にコマなど懐かしい道具がたくさん。
お年寄りや親世代が子供達に遊び方を丁寧に教えます。
遊んだ頃のことを思い出しているうちに昔話が始まり、そこかしこで笑いがあふれていました。

行事終了後に、収穫したもち米を販売。
子供達のメッセージ入り。あっという間に売り切れました。

こうして餅つき大会は終了しました。
美味しいお餅を食べ楽しい遊びに興じた招待客がとびきりの笑顔で帰っていきました。
内海府小中学校は様々な行事や教育を集落とともに行っています。
給食も地元で取れた魚や農産物を用いていますし、運動会は集落対抗と平行して行われます。
祭りや集落行事、ゲートボールだって参加します。
小規模な学校ゆえ住民皆が自分の子や孫のように接していますし
子供達も保育園からずっと一緒、お互いのことをよ~く知っています。
友達というより兄弟姉妹の関係に近いのでしょう。

しかし近い将来地区から子供がいなくなる可能性が出てきています。
素直で優しいこの子たちが、海府の未来を担ってくれることを切に願っています。



 

高千・外海府地区担当の中村です♪

今週は、地域おこし協力隊の定例ミーティングがありました。

定例ミーティングは毎月2回行っているのですが1回は市役所で、もう1回は毎月交代で各担当地区で集まっています。
(ちなみに今回は、羽茂支所にて行いました♪)

協力隊も11名となったので定例ミーティングの内容も工夫し、今回は初めての試みで「ワークショップ」なるものをやりました。

「ワークショップ」と言っても、あまり難しい頭を使うようなことではなく自己紹介をじっくりやってみよう!という内容でした。

当日までの宿題として各自、自己紹介シートを作成しそれに沿って行いました。

紹介タイムの後に、他の隊員からの質問に答えるという形式だったんですが、始めてみると1人30分くらいかかりなかなかの盛り上がりをみせました。

今までの経歴や、協力隊になったきっかけ、好きなもの嫌いなもの、趣味、自分の性格など・・

協力隊の意外な一面を知れたり、共通してるものがあったりと面白かったです^^

それでもまだまだ皆さんと語り足りないなぁ~と感じたのが正直なところでしたが^^;

自己紹介の後は、各自これからどんなことをやってみたいかをポストイットに記入し、ホワイトボードにカテゴリ別に仕分けしていくという作業をしました。



時間が足りなかったので、続きは又今度になってしまいましたが、皆さんがどんな野望(?)を持っているのか早く知りたいです♪

お昼ごはんも皆で移動し、羽茂大崎にある「ちょぼくり」というお店でおそばを食べたり、





その後は羽茂滝平にある「大滝楽舎」(旧大滝小学校)の見学をしに行ったりと、その地区めぐりもしました。



ちなみに大滝学舎に現在、とっても可愛い子猫がいまして”はもち”ちゃん(通称:もっちー)といいます。

抱きかかえるとすぐに人の肩に登ろうとします。(写真は、岩崎隊員)

是非足を運んでみてください。

佐渡の昔ながらの農具や、その他写真・資料・骨董品などがたくさん展示されています。




協力隊の横のつながりは、佐渡の活性化にとってとっても大切なことだと思うので、月2回の定例会以外でも集まる機会を作れたらいいなと思います!

佐渡の皆さんも、島外のみなさんも何か良い案・アイデアがあれば是非提案してくださいね!
 

羽茂担当の澤村です。

羽茂大崎で11月11日(月)に大道芸の公演が行われました。

出演は世界で活躍する大道芸人で結成されたグループ はなじゃるっぴ

今回、地域おこし協力隊として、行政放送のお知らせや地域での宣伝などでお手伝いをさせていただきました。
午後6時半から大崎活性化センターで行われた公演を見に行ってきました。



バルーンアートとアクロバットをされたのはHana(華)さん。
今年の6月に佐渡に来られて、そのときのご縁で今回の公演が開かれました。
風船がみるみるうちに動物になったりおもちゃになったりと、子供たちも大はしゃぎ。



椅子を使ったアクロバットは手に汗にぎります。
参考:華さんblog 

一輪車によるアクロバット曲芸を行われたのは、witty lookのDAIKIさんとCHEEKY!さん。



witty lookのお二人はシルク・ドゥ・ソレイユの登録アーティストで、先日は笑っていいとも!にご出演。
現在は韓国のPOPグループ KARAのライブツアーにも参加されています。
今回はツアーの合間をぬっての佐渡訪問。
一輪車のうえで繰り広げられるダイナミックでコミカルな曲芸が印象的でした。
参考:witty lookウェブサイト 

カップを使ったスポーツスタッキング世界チャンピオンで、世界でただ一人の「スポーツスタッキング&ジャグリングパフォーマー」のseoppiさん。



目にもとまらぬ早業にみんなの目も釘付けです。現在24歳、15歳からスタッキングを始められたそう。
参考:seoppiさんウェブサイト



そして異色の時代劇的大道芸?のおじゃるず



見た目のインパクトが強烈です。
ちょんまげを知らない海外の公演では、「その長い帽子はなんだ?」と質問されることもあるとか。


(傘のうえで回しているのはア○パ○マンの頭です)

コミカルな動きと絶妙のトーク、そして素晴らしい曲芸テクニックで観客を沸かせていました。
参考:おじゃるずウェブサイト

今回のメンバー7人、
Hana+おじゃるず+witty look+seoppiはなじゃるっぴ です。

さらにおじゃるずの出演では、会場におられた方から参加者を指名するスタイルの曲芸が行われました。
会場に数多く来られたお客さんたちの中で、なぜか、僕が飛び入り出演することに。



いじりやすい人だと思われたのでしょうか…
突然だったので、なされるがまま茫然と立ち尽くしています。

曲芸は、口に煙草をくわえて、目隠しをし、その煙草を長い鞭で叩き落とす、というもの…?



僕は目隠しされていたので何がなんだかよくわかりませんでしたが、会場は歓声と大爆笑に包まれました。



おそらく大成功したのでしょう…?



曲芸が成功して、歓喜に包まれるおじゃるずと僕です。

公演は約1時間。地元大崎をはじめ、佐渡南部からたくさんのお客さんが来場されていました。
お年寄りから子供まで、笑ってハラハラどきどきして、心から楽しめる公演でした。



メンバーのみなさんは、Hanaさんを除けば今回が初めの佐渡、とても佐渡を気に入っていただけたとのこと。

ぜひ今後もお祭りやイベントなどで、はなじゃるっぴのみなさんに佐渡にまた来ていただきたいです!

※今回の写真は知人にご提供いただきました。ありがとうございました。



先月半ばでおおむね終了した早生種のあと、引き続き在来種の出荷
が当地、赤泊でも継続している様です。

相変わらず頂き物が多く、先週後半頃からその在来種も賞味させて
頂いています。その中でも、私が好きな、カッリ・コッリした甘柿の
富有柿に類似した次郎柿は果肉か薄いオレンジ色で、歯ざわりが良く
適度な甘味がとても気に入っています。また、形の変わった甲州百目
(別名:蜂屋柿、富士柿)の渋柿もお目見えし、我が家の食卓はここ
1か月以上柿さんが絶える事がありません。毎日、品種を変えながら、
毎食後必ず1個は食していますので、ビタミン補給には打ってつけと
思います。お陰様で、風邪もひかず、体調も良いようです。

「柿が赤くなれば、医者が青くなる」とは、昔の人は良く言ったもん
だと感心します。

寒くなりましたが、柿を食べていれば風邪予防にも有効です。

そこで一句「柿食えば~健康よし~佐渡島!」というところで
しょうか・・・???

AKD kame

 

少し時間が経ってしまいましたが。。。

先週の3連休は、神奈川県にある相模女子大学の文化祭「相生祭」での第6回地域物産展のお手伝いに行ってきました。

私の担当する高千・外海府地区では毎年夏に「たかち芸能祭」というお祭りが行われているのですが、数年前から相模女子大学の学生さんたちが伝統芸能を体験する合宿に来てくれます。
そんなきっかけもあり、佐渡市と相模女子大学は平成23年から包括連携協定を結んでおり交流が続いております。

今年も地域物産展に呼んでいただき、4回目の物産展参加となりました。



有志で集まった高千地区のスタッフで準備から何から何まで行い、佐渡の美味しい物・高千の美味い物を販・PRしてきました♪



(去年の物産展の様子や相模女子大学との交流の模様は、たかち芸能祭のブログで読むことが出来ます→ブログ







物産展で販売してきたものは、、



・新米コシヒカリ(「たかち美人」「こしいぶき」)
・おけさ柿
・一夜干しイカ
・両蒲の「とびうおのすりみ」
・イカの塩辛
・カワハギ骨せんべい
・黒ばらのり、あおさのり
・焼きのしいか
かいふ発酵の「麹のおちち」(食べるタイプ・飲むタイプ)
わだこめの「かりんとう」
早助屋の「いごねり」
・古代米
・金子菓子屋の「菊まんじゅう」(通称:くるまパン)



などです!
 



一日目は、開始時刻の午前10時よりも前からお客さんが集まり、その後も続々と来て頂きました!



文化祭初日の来場者数は1万数千人だったそうです。。



私も予想していたよりもお客さんが多く、びっくりしました。


 



のり系の商品や、カワハギ骨せんべい、イカの塩辛などはあっという間に売り切れてしまいました・・!



途中から、先日までテレビ番組の企画で佐渡で生活をしていた俳優の渡辺裕太さんも助っ人として来て頂きました♪



その渡辺裕太さんの知り合いでもあるK1ヘビー級チャンピオンの京太郎選手も来て頂き佐渡のうまいもんを買って行って頂きました^^



夏に佐渡へ来て頂いた学生さんもお手伝いしていただき、助かりました!

2日目は、あいにくの雨模様ということもあり初日ほどの賑わいはありませんでしたが、何とか無事に物産展を終えることが出来ました!



物産展の他に毎年伝統芸能の紹介もおこなっており、今年は北川内集落の皆さんに豆まきを披露してもらいました!


 



来年もまた物産展に参加出来たらいいなと思います。





羽茂担当の澤村です。
(この写真は友人から提供いただきました)

11月3日(日)に羽茂小泊で小泊祭りが行われました。
集落の若者たちが中心になって結成した「鼓泊組」が集落全体を周り、家の前で鬼太鼓を打ち、踊りを踊ります。

9月から小泊に住み始めた僕も、鬼太鼓と踊りに初挑戦。


(これも友人が撮ってくれた写真です)

複雑なリズムの表打ちに、最初はなかなか手が付いていきませんでした。
皆さんに教えてもらううちに、なんとか形が少しずつ身に付いてきました。

地元在住をはじめ、羽茂の町場や元小木からの助っ人も交えて、若者が計三十有余名。



太鼓を打ち鳴らしながら集落をパレードが進みます。

朝7時に小泊白山神社でお参りしてから集落全体を周って、再びお宮に帰ってきたのは夜の6時過ぎ。
その後、お宮で行われる直会(なおらい)などを経て、長い一日が終わりました。

中世ヨーロッパのある地方では、ベナンダンティと呼ばれる儀式が行われていたとか。
選ばれた男女たちが夜、魂を狼の姿に変え、収穫された農作物を守るために悪魔と戦うのだそうです。
※参考 カルロ・ギンズブルグ『ベナンダンティ 16-17世紀における悪魔崇拝と農耕儀礼』 

島の鬼太鼓では、一年でこの日だけ、若者たちは姿を鬼に変えます。
踊りを踊ってその年の収穫を祝うとともに、集落の人たちを守るために、太鼓の響きで邪気を祓います。
鬼太鼓の祭りも、古い時代に行われていて誰もが忘れてしまった、大切な儀式の名残を伝えるものなのかもしれません。

大阪では、地元の人が参加するような祭り自体、あまりなかったので、とても貴重で、とてもとても楽しい経験ができました。

この小泊祭りで、今年の佐渡南部地域の祭りはおしまい。
早くも来年の祭りが待ち遠しいです!

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