日本海に寒冷前線を伴う低気圧が移動中のさ中、今朝、本船「第三岩﨑丸」さんの操業を見学させて頂きました。本船は赤泊でも珍しい“親子船”で堅実に各漁をこなす優良船の様です。
舵を握る息子さんは新潟県下の漁業士として、佐渡の漁業を担う大事な人材です。
さて、本船は赤泊漁港を出航後、一路松ヶ崎灯台沖の漁場へ向かいました。漁場までは約40分、水深375m地点です。数日前に仕掛けた網を引き揚げます。網上げは師匠の親父さんです。水深からして、浮標綱はかなりの長さです、20分近く掛りました。そのロープに続き、やっと身網が上がって来ました。アカガレイの30-50cmサイズがちょうど外すには良い間隔で上がって来ます。その他にマダラ、海カジカ、エイ、コンコン(タナカ・ゲンゲ)などが副産物として掛かって来ます。揺れるデッキでこれらの魚を、網を揚げながら外して行くには大変な作業ですし、素人にとっては船酔いの素です。この様な作業を時化でもされているのですから、苦労の多い職場だと思います。この労力に見合うだけの収入があれば愚痴もこぼさずされるのでしょうが、現実は厳しい様です。結局、カレイは8ケース、マダラ5ケースチョット出来た様です。あと一か月もすると、ズワイガニ漁が始まる事でしょう。
岩﨑丸さん、今日は大変お世話になりました。赤泊、佐渡漁業の為、頑張って下さい。