佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2014年10月

  
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この2枚の写真似ていませんか?


豊岡集落には地域おこしの会という団体があり、新潟大学の学生さんと祭りを行ったり、島内イベントなどで地域でとれたものや作ったものなどを販売しています。

今年も新穂で行われる夕映え市に出展するのですが新しい特産品がないかと話合いをしていました。

近頃、外国でも盆栽ブーム。というからではありませんが、集落にあるものでお金をかけず作れるものでということで登場したのが、写真の苔玉。

そこに挿し木で、なんてん、かや、ひば、さつきなどを1本つけると、

おや? なんか見たことあるぞ!


作った人は意識して作っていなかったのですが、見た瞬間に海岸にある弁天岩にそっくりだと思いました。

水の神様だし、七福神の1人で縁起も良い!と盛り上がりました。 苔玉じゃなくて弁天玉にしようなんて話も。

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弁天岩のマツの木は台風の被害で何年か前に倒れてしまったそうですが、集落の人が植えなおしをし現在は元気に凛とした姿を見せています。

昔から集落を見守り、植えなおしてからの強い雨風にも負けず、強く育っています。

さてさて、この縁起の良さそうな苔玉が地域の名物商品になっていくのか?
夕映え市で初めて店頭に並びます。


他にも、夕映え市では珍しい白い雪椿やムクロジの挿し木も販売。
ちびっこ広場では昔遊び体験コーナーで手作りの様々な遊びを準備しています。

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ムクロジの実の笛はとてもよく響きます。
自然のもの100%!

豊岡地域おこしの会のテントでお持ちしています。


■トキ夕映え市■

10月12日(日) 10:00~18:00
場所:新穂行政サービスセンター横特設会場





秋晴れの空。こんな日は、どこかに出かけたいわ...というそこのアナタ。
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新穂ダムの木々が色づくまで、もう少し時間がありそう...それならば、新穂歴史民俗資料館はいかがでしょう?

10月は、さっこりサークルさんの裂き織展と、新穂の歴史と民俗を考える会(通称、資料館友の会)主催の「新穂の夏思い出写真展」が開催されています。

裂き織の作品、特にバッグが豊富です。どのバッグにしようかな♪なんて、ついお気に入りを選んでしまう私。織った布で作った小物も愛しげです。
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「新穂の夏思い出写真展」は、資料館の活性化を図る資料館友の会が企画した、第一弾目の手作り写真展。私も準備をお手伝い。
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8月の新穂ふるさと夏祭りや、集落から提供して頂いた各々の夏の行事の写真を60点余り展示しています。展示ケースの中に、アナタが飾られているかもしれませんよ。

もうすぐまた、冬期休館に入る資料館。
資料館がただ開館しているだけでは、4月から継続開館した意味がありません。

今後、この会や新穂の皆さんが主体となって、資料館がもっと行って楽しい場所になっていくといいですね。そんな思いのある方は、是非資料館の応援も兼ねて、10月企画展へ足を運んでみてください!

ちなみに、トキ夕映え市当日の10月12日(日)は、入館料無料。入口ではお抹茶も立てていますよ。是非、遊びに来てくださいね。 

先日、新田隊員の記事でも登場しました「おむすび」。

握り飯をおむすびと呼ぶか、おにぎりと呼ぶかは、新田隊員の記事を参考にして頂くとして...(私は、小さい頃から「おにぎり」と呼んでいたので「おにぎり」党。おむすびの響きもいいよね。)

先日、おにぎりの奥深さを改めて体験する出来事がありました。

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先週の土日、春と夏に続いて、お料理ブロガーのちょりママさんと、かめきちパパさんが来島!今回の目的は、もちろん秋の稲刈り!

佐和田市野沢にある田んぼで、春に手植えした稲が見事に穂をつけてくれました。皆で鎌を持って稲を刈り、稲架掛けしました。 
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今回の訪問が、お二人にとって今年最後ということで、夕飯は佐渡の幸を使った豪華BBQでした。南蛮海老、アワビ、サザエ、へんじんもっこのソーセージに佐渡牛...。お二人ともとても喜んで下さり、最後の最後まで佐渡の豊かな食文化を実感して頂けたかと思います。

でも。

やっぱり日本人なんだよな~。

最後はご飯が欲しくなる。

そこで、ちょりママさんが「塩おむすび」を握ってくれたんです。

朱鷺と暮らす郷のお米と、佐渡の塩とお水。温かいご飯に塩を入れ、手早く切るように混ぜ、ぎゅっぎゅ。
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出来上がったピカピカのおにぎり。一口食べると、握った米粒がホロリっと口のなかで崩れます。ちょりママさんの手で結ばれた米粒たちが、口に入ると解けて行く。

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「美味しいね~」と、あっという間になくなってしまいました。

お米って、炊飯器で水を入れてスイッチ一つで炊けるし、お茶碗によそえばすぐ食卓に並ぶ、今では手間暇のかからない食べ物になりました。でも、お米作りを体験すると、決して手間暇のかからない食べ物でないことが分かります。

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凝ったおかずも良いけど、新米の季節は、お米の美味しさと収穫の喜びを、塩おにぎりで味わってみるのもいいですね。ちょっとしたコツを掴んで、「あら、美味しい」と言われるおにぎり握れるようになりたいな。
 


佐渡に来て、あっという間に1年が経ちました。
9月に入ると佐渡ではどこもかしこも秋祭り。

10月に来たため昨年は見られなかったお祭りがあります。
毎年9月28日、29日に行われる沢崎集落のお祭りです。

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沢崎鼻灯台がある集落です

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小木半島の代表的なジオサイトのひとつ「タケノコ岩」
(タケノコと言うには、昔と比べて随分頭が丸くなったようです)


小木地域では祭りに獅子が出る集落がいくつかあります。
そのひとつ、沢崎集落の獅子の大きさは1番だと言います。

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細い路地を大きな獅子が進んできます。勇ましい。
大人が最大15人ほど入っていました。 
この日は中学生までの子ども達も祭りに参加するため午後からお休み。

集落27軒、昼過ぎから夕方まで休憩をしながらまわります。

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驚いたのは、浜に出た際に獅子の尻尾に入った人が海に落とされた場面。
毎年恒例だというから 驚きです…!

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浜で暴れた後はびしょ濡れです。 
この後もまた門付けに回るので皆さん本当にタフ!

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祭りも終盤。
たらい舟に座って見守るお母さん達、という風景が新鮮でした。 

私の住む宿根木には桐の木でできた獅子がいます。
沢崎の獅子頭は松の木でできており、桐の木よりも重たいそうです。一度持たせてもらいましたが持つだけで精一杯。この頭を操っているんですから、尊敬です!

こちらの獅子頭、老朽化が進んで頭の中は鉄板で補強されていました。
来年からは新しい頭になるかもしれない。今回見に来られて良かったです。

人が少なくなった、元気がなくなったという話はよく聞きますが、沢崎の祭りには生き生きとした気力を感じました。集落のみなさん、ありがとうございました。

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最後に水をかけて洗います。今年もおつかれ様でした。


この後も小木地域の祭りで獅子を見ることができます。

10月11日、12日 宿根木祭り
一昨年、宿根木の職人さんの手により頭が新しくなった獅子が門付けにまわります。

11月2日、3日 琴浦祭り
2日の日に、赤い獅子が集落内を門付けしてまわります。

小木半島まで、足を延ばしてみてはいかがでしょう。

当地へ移り住み早14か月経過、引き続き、当地の漁業を勉強させて頂いております。

かつて世界的に水産大国であった日本も、今や漁獲は勿論、その消費も減少の一途をたどっています。もはやかつての鮮魚小売り店は皆無に等しく、「魚屋さん」と呼ばれるお店は何処へ・・・。

我々一般庶民が魚を購入するスベは大型小売店というスーパー・マーケットしかありませんのです。(^^;) それも骨なし、皮なし、臭いなしの3ナシ魚。そして、第三国で加工された第三国の国籍不明な変な魚です。こんな魚が国民に人気があり、それを食した幼児はこんな魚が海で泳いでいると思われている事でしょう・・・笑いを越えて、ゾッとしてしまします。さて、我が佐渡国では新潟県民の1/3強の水産物を供給しておりますが、現況として後継者が殆どいません。という事は・・・もはや・・・(^^;)

別段、漁業に限った現象ではありませんが、それぞれ将来が懸念されます。

2013年漁業センサスによると新潟県の漁業就業者は201311月現在2,579人(過去25年間で半減)とか、仮に1/3が佐渡、人口6万人だとすると;-

2,579 x 1/3 774人 ÷ 60,000 x 100=≒ 1.3%

佐渡人口に占める漁業者の割合は、1.3%となります。

海に囲まれた佐渡は海洋王国では無かったのかな~

漁業衰退の要因は様々ですが、一言で言えば、消費減退(結果、価格低迷)でしょうか・・・もっと美味しい佐渡の魚を食べましょうよ!

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高千・外海府担当の中村です。

相川方面は、秋祭りのシーズンです! 
 
外海府の関集落のお祭りは、毎年旧暦の9月15日なのですが、

今年は10月8日(水)でございます。

元々、この集落には太鼓を叩いて門付けをするお祭りは無かったんですが、

自分達の集落でも祭りをやりたいという熱い想いから、

平成20年から誕生して、翌年から門付けするようになったそうです。

その時の詳細については、こちらの記事をご覧ください→
http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/book/monthly/1007/html/f04.htm



太鼓は2尺なので、とても重いです。

男性4人がかりで運んでいます。

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(昨年の様子)



関の太鼓は、集落以外の人も自由に叩いて良いので、毎年新潟大学の学生や

宿泊客の常連さんなどもお祭りに参加しています。


今年も9月から太鼓の練習が始まりました。

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当日はいい天気に恵まれますように!

お祭りのごちそうも楽しみです。。。。

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農作物は収穫の秋を迎えていますが、これから苗付けする野菜?!もあります。冬野菜と呼ばれる白菜類の他、イチゴもそうです。(イチゴは果物ではなく野菜のジャンルだそうです)

中でもイチゴはハウス栽培となる為、平坦な土地と設備投資が不可欠となり、組織単位での営農となっている様です。 当地では、一般財団法人である赤泊振興公社、農業振興部がその運営にあったっています。

昨日、当施設を別件で訪れた際、秋晴れの中、ちょうど苗床からハウスへ苗付けする作業をされていました。苗床から出された苗は籠ごと薬浴し、数百メーター離れたハウスへと運び入れていました。調べたところ、イチゴは炭疽病菌や病害虫が大敵との事でしたので、これらの予防として薬浴させていたのではないかと解りました。

当施設の前年度実績が6トン強であり、島内全イチゴ収量の約16トンからすると約40%程のシェアを誇ります。品種は島内すべて越後姫だと思われます。

これから順調に育てば、年内の12月から収穫出来、6月頃まで続く事でしょう。

比較的需要が安定しているイチゴは商売有望株ですね・・・。

今後、当地の観光農園の一つとしてデビューしてほしいと思います。(^^)/

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以下の写真は今年1月下旬の状況です。
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さて、突然ですがこれな~んだ???
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大きな釘のようなかたち。色白で、イイ香りがします。


答えは、「モミタケ(さまつ)」というキノコ。

昨日は山が大好きな瓜生屋のおじちゃん二人と山へ松茸探しに。(場所は秘密)でも、あいにく松茸は見つけられませんでした。

その代りに、おじちゃんが見つけてくれた大きなモミタケ!15cm以上ありましたが、このキノコもっと大きくなるのだそうです。
私の夕飯のおかずには、この位がちょうどいい大きさ。昨夜バターでモミタケソテーにして頂きました♪(ご馳走さまでした!)
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ちなみに、こちらの可憐な花をつけた野草はセンブリ。
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おじちゃん曰く、「千回煎じてもまだ苦い」というくらい苦い薬草です。胃の調子が悪いとき、煎じて飲むのだとか。リンドウの十倍苦いという話なので、ちょっと飲むのが怖いですが、きっと12月の忘年会シーズン、お世話になることでしょう。
(感想はそれまでのお楽しみ。)

気のせいかな、瓜生屋には、山男が多いような気がします。私のような初心者にとっては何とも心強い存在です。
その背中は70過ぎても頼もしい!
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佐渡の国仲を車で走っていると、大きな煙突が何本も立っているかのような、建物が目に入ります。

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そこには大きく「コシヒカリ 佐渡育ち」の文字が。
ここは、JA佐渡のカントリーエレベーター!煙突のように見えたのは、お米を貯蔵するサイロです。

普段はあまり人気もないのですが、稲刈り最盛期のこの時期は、次から次へと荷受けのトラックがやって来ます。トラックの荷台には、収穫したお米(籾の状態)が積まれています。

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トキの絵が描かれた小屋(?)が、籾を積んだトラックをお出迎え。作業員の方がコンテナの籾を桶に取ると、小屋のなかで直ちに籾摺り器にかけられます。そして食味計で食味値やタンパク含有量などを一瞬にして計測!人によるチェックも欠かせません。

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この場でチェックを受けたお米は、品質に問題がある場合、他のお米と混ざらないよう保管場所も分けられます。朱鷺と暮らす郷づくり認証米の籾も来ましたよ!こちらも、認証制度の値をクリアしているかチェックを受け、他のお米と混ざらないよう区別されます。春から丹精込めて作ったお米、なんだか卒業試験を受けるようでドキドキです…。

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試験が終わると、今度は体重測定ならぬ、荷受け量の測定です。トラックのまま重さを量り、コンテナを降ろした後、出口で再度重量計に乗ります。最初の量から、最後の重さ(トラック+運転手さん)を引き、荷受けした籾の量を出します。(なるほど!)
ここでも、コンテナが所定の保管場所へ行くように、しっかり品種を確認。「こしいぶき行きます~!」の掛け声と共に、大きな手札登場。ちょっとアナログな手法ですが、断然分かり易い。

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最後は、リフトでコンテナを降ろし、それぞれの然るべき場所へと籾の詰まったコンテナは運ばれていきます。荷受けのピークだった9月の3連休は、外までトラックが列をなし、大渋滞だったとか。「気が狂いそうだった~」と振り返る作業員の方。 

品種も様々、栽培方法も様々、乾燥させて持ってくる農家さんもいれば、無乾燥の場合も…。何よりあってはならないことは、それらが混ざってしまうことです。作業員の方々の連携プレーにも、そんな責任感を感じました。 

今年の新米が、全国へ出荷されるのもあとわずか。今年の出来はどうでしょうか。農家さんの手から卒業した新米たち。消費者の口に入る瞬間が、最終関門とも言えそうです。

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