佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2014年12月

もうすぐ1年の終わり。
大掃除、忘年会、集落総会など慌しい毎日です。


年の終わりにふと事務所の机を片付けしていて思った事を書こうと思います。


岩首では敬老会を11月に行います。
昨年からその際にとる集合写真を任せられているのですが、これがなかなか難しい。
40人弱の人が集まり、みんなの良い表情を捉えるのは大変。

昨年は、そんな枚数もとらず「こんなもんかな。」と思って、撮り終えた後にびっくり。
目をつぶっていたり、顔が重なっていたり、固い表情ばかり。


後日、公民館役員の人たちが招待者に1枚1枚プリントした写真を配り歩きます。
公民館にも歴代の写真たちが並び、私の撮った写真も仲間入り。

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そして、事務所の机の下敷きにもそっと写真をいれました。



今年の敬老会の集合写真は去年の反省を踏まえ、気合いをいれて挑みました。



何十枚もとった写真の中から公民館の方々の目にとまった写真を見て、ちょっと笑ってしまいました。


大きな口を開けて笑っている人、耳をかいている人、隣の人の方を向いている人などなど。
揃ってはないけど、みんな笑っていました。

いつもの岩首の風景でした。

いつも見る当たり前の人たちの表情。


写真を受け取ったばあちゃんが笑いながら写真を見て、「真面目な写真より面白いよ。毎年集合写真は撮るんだし、ちゃんと写ってなくたっていいんだよ。」

そう言ってみんなでゲラゲラ笑っていました。


事務所に戻って、昨年の横に今年の写真を並べてみました。

新しく仲間入りした顔、いなくなってしまった顔。
1年しか経ってないけど、たくさんの変化がみえます。



集落の集合写真ってなかなか撮らないものだけど、いいなと思います。

いつかカメラ側にいた若い人たち、子供たちも交えてみんなで写真を1枚撮れたらと思います。
私がその写真は撮りたいなと思います。



1人1人の顔がわかるこの集合写真を見ながら、仕事納め。

今年も本当に皆さんにお世話になりました。
これからも宜しくお願いしますと写真に言ってみます。


皆さんも良いお年を。












 

photo by Masato Umino
先日、宿根木集落でもちつきを行いました!

「昔は隣近所のもんとついたもんだけどなぁ」
「あそこん家とあそこん家には俺がもちつきに行ってたんだ」
と教えてくれたのはもうすぐ89歳になる近所のじいちゃん。

集落でもちつきを最後に行ったのは40年ほど前になるそうです。 
今では年末のもちつきも各家のもちつき機の仕事。

「集落でもちつきをやりたい!」と提案したのが去年の12月。
バタバタしながらそれでもたくさんの人に協力してもらい、
去年は30人ほどが公会堂に集まって、つきたてのお餅を頂きました。
あっという間に1年が過ぎて、今年は2回目です。

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料理はお母さん達に教えてもらいながら。会場の準備や入りつぶしなどの力仕事はお父さん方、青年さん方が活躍してくれました。

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「えーどり(相取り)はここん家のお母さんしかいない!」
ということで、去年と同じ人にお願いしました。昨年えーどりを体験した渡辺ですが「餅が固い…」なんて感想があったので今年は引っ込むことに・・・。

子ども達の参加も多く、重たそうに杵を振り上げる姿が印象的でした

杵と臼は小木民俗博物館から借りたものなので、
昔、宿根木のどこかの家で使われていたものかもしれません。
眠っていた立派なケヤキの臼をもう一度活用できたことも嬉しかったです。

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郷土料理「煮ぜえ」(宿根木版)
三が日の頃に、餅の箸休めに食べます。千切りにした大根と人参が入っていますが、家や集落によってイカが入ったり海苔が入ったり、中身は様々だそうです。

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集合写真はいつの間にか撮り終わっていました(笑)

今年は昨年よりも人数が増えて、50人近くが集まりました。来られなかった方にはお土産用も用意。温かい雑煮やおしるこをみんなで囲んで、10月の宿根木祭りの様子をスクリーンで見ながら賑やかに終了しました。

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集会などの会議以外では年に数回しか利用されない宿根木公会堂ですが、
昔はまわり舞台もあった立派な芝居小屋です。
もちつきだけでなく、これからも活用していく方法を考えたいと思います。

「地域おこしの主役は地域の人」
この言葉を忘れずに、自分の暮らす集落では何ができるのかを考えます。
1年目は地域を「知ろう」とすることで精いっぱい。

正解がわからなくてとても難しい仕事だと日々感じますが、任期つきのこの仕事。
2年目を迎えて毎日を淡々と過ごすのではなく終わりに向かって段取りを組んでいきたいとも思います。


それでは、みなさん良いお年をお過ごしください

先日、かあちゃん漬けの味噌作りの記事を書かせていただきました。
こちら→→過去記事【金井】職場体験


それから何度かまた足を運び、かあちゃんたちの年末のイベント「こんにゃく作り」に参加させていただきました


こんにゃく・・・普段特に何も考えずスーパーで購入し、自分の口に入れているものです。・・・が、どうやってつくるんだろう。興味津々です


どん!
これがコンニャクイモです!

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このコンニャクイモもかあちゃんの畑でとれたもの。
ここのかあちゃんたちは味噌なら大豆、漬物なら大根・人参・キュウリなど・・・
とにかく自分たちで材料も育てています。


「だって素材が安心だってわかってるだろ?」


ごもっとも。


自分の体のエネルギーになるものは当然安心・安全でないと・・・
当たり前のことかもしれませんが、佐渡へ来て強く植え付けられた気がします。
ご近所からおすそ分けで頂く、今が旬の白菜。
「レースみたいになってしもたけど・・・」そうはおっしゃいますが、無農薬の証拠。ぎりぎりまで土にいたから瑞々しく甘い野菜は最高です


コンニャクイモの土を落として、カットします。
「手がかゆくなるから手袋しろやー」かあちゃんから優しいアドバイスを頂き、いざ私もこんにゃく作りに参戦。
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ぐつぐつコンニャクイモを茹でて柔らかくなったら、皮を取り除きます。
そして細かく切って、ミキサーでペースト状に。

お湯と凝固剤を混ぜて、こねる、こねる、こねる!
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「これ持っててくれー」「これもうすぐできるよー」「それこっちにくれー」
かあちゃんたちはみんなが司令塔。
お互いの作業を見ながら適材適所に手際よく割り振っていきます。

程よく固まったものは成型に入ります。
こちらはお玉で。
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こちらはバットで。
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四角は蒸して、丸は茹でて・・・完成です!
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早速お昼にみんなで頂きました。
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かあちゃんたちは、このこんにゃくをお節料理と一緒に作る煮しめに使うそうです。




「いい忘年会になったな」

持ち寄ったお昼ご飯を食べながら、一人のかあちゃんがニコニコしておっしゃいます。
みんな出来立てほやほやのこんにゃくを刺身醤油で食べながら、「うんうん」と答えます。



「じゃあ、来年はいつから味噌に出る?」
「麹をいれるのはいつにしよう?」

パワフルなかあちゃんたちはホッとつく間もなくテキパキと来年の仕事モード
来年もみんな元気な姿でお会いできますように。
よいお年をお過ごしください





年末を間近に控えた昨日の日曜日、赤泊・徳和地区の鎮守・徳和神社の氏子当番である浦津集落当番は神社の年明け準備として、しめ縄作りの為、粉雪舞う中、神社へ参りました。かく言う私は当番の代理で出席、縄を編んだ事のない未経験者ながら、裏方に徹しました。

鳥居、御神木、神社入口、神殿前、神殿入口、神殿と6か所の大小2種類6本ものしめ縄作りです。これらを、稲藁から作るのですから、想像しただけで、大変です。(^_^;)

先ず、お参りし、全員でお神酒を頂いた後、最初の作業は、用意した大量の稲藁束をほぐし、数本単位で、折れ枝や葉を除去し、選別します。これを編手へ渡し、編手は編む縄の太さを決め、藁を束ねそして、編んで行きます。その手さばきたるや匠の技で、手のひらで依りながら2本の撚り束を編み込んで行くのです。「手唾」はご法度、神殿に捧げる為、無礼は禁物です。寒いのに、清水に塩を溶かした水を手にしながら編んで行きます。場所によっては、お神酒を使うそうです。

朝8時から始めた作業は昼過ぎには何とか終了出来、その後は昼食を兼ねた慰労会となり、再び、大量のお神酒を頂戴しました。(-_-;)

今の時代、当地の様に稲藁からしめ縄を作っている地域がどれほどある事でしょうか、この様な経験が出来た事を神殿へ感謝して来ました。皆さん、大変お疲れ様でした。<m(__)m>

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☆☆☆ご成約いただきました!ありがとうございました☆☆☆(2.27追記)

大時化の中、新規登録の空き家を見てきました。
この日は悪天候だったこともあり、写真が少し暗いですがお付き合いください。

今回の物件は「売却」希望物件です。
移住者の多くは「買いたい」と思っています。



どんなんかなぁ~お邪魔します! 

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玄関・・・広い・・・。


学生時代、大阪で1Rのレディースマンションに下宿していました。
その1Rの広さがこの玄関にすっぽりと納まってしまう・・・。


素敵な襖です。
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昔の物が好きな私。こういう踏み台にでもちょっと萌え
この色、踏み台の歴史を感じます。

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古いものに囲まれた生活をすると、おばあちゃんやおじいちゃんに見守られているような安心感があるというか。
とにかくホッとします。


外へ出てみましょう。

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玄関を出ると右に・・・蔵
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蔵の2階部分を拡大・・・

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〇に「善」見えますか?
佐渡は屋号がまだまだ生きています。
~左衛門、~右衛門、~兵衛、 電話帳でもたくさんお見かけします(もちろん本名の方もいます)
ここのお家も「善」のついたお名前なんだと思います。
お家に名前がついていると大事に使おうって気になりますね。

ここの売り物件・・・母屋だけではないんです。

家の後ろの山林、そして道を渡って、船小屋・納屋までも!!ぜーーーんぶまとめて気になるお値段は!!!

☆☆☆ご成約いただきました!ありがとうございました☆☆☆(2.27追記)
・・・こちらをどうぞ!!!→→→佐渡市空き家情報 こちらの記事の物件は『両津-60』です。


空き家はリフォームしないといけない物件がほとんどです。
ですが空き家情報を通じてご成約いただいた方には改修費などの補助金制度もご活用していただけますので、気になる物件があったらすぐ佐渡市役所地域振興課離島交流係0259-63-4152までご連絡ください。

また空き家登録も同時に募集しています。
「島を離れてもう帰る予定がない」「親と同居を始めたので家が空いた」「1年に1回だけ掃除に帰るが、できれば人に住んでもらいたい」などなど、佐渡にはたくさんの空き家がありますが、貸していただける・売っていただける物件はまだまだ足りません。大規模改修が必要になってしまっては借り手もつきにくいですし、ましてや屋根が落ちてしまってからでは、空き家情報に登録することもできません。
折角の歴史あるお家。ぜひ一度ご相談ください。こちらも地域振興課離島交流係0259-63-4152まで!!!

中村です。

今年の夏に海岸沿いにピンクの花を咲かせ赤い実をつけるハマナスをたくさん拾ってきて、手作りハマナスティーにチャレンジしました 

これはハマナスの実です。
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そこで
せっかくなので地元の方にも味わってもらおうと思い、外海府の関にオープンしたそば・パスタのお店「與左エ門(よざえもん)」の女子会ランチセットにつけてもらうことになりました☆

(※ちなみに今回はハマナスの量が少ない為、期間限定・人数限定で先着順で予約を受け付けさせてもらいました><。締め切り済みです)

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飲んでいただいた感想が楽しみです。


このハマナスは、バラ科バラ属の植物です。赤い実にはビタミンCがたくさん含まれているそうで食べることもできますが、結構すっぱいです。ジャムやリキュールにも出来るそうです。
佐渡では昔の人はよく浜で拾ったハマナスを持って山を登り、おやつ代わりに食べていたと聞いたことがあります。
いろいろ調べてみるとバラ科ということで、ローズヒップティーとして飲むことも出来ると知り、自分でも作ってみることにしました。


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拾ってきたハマナスの中の種と繊維みたいなものをひたすら取り除いて

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乾燥させます。私は天日干しで試してみました。カラカラになるまで1ヶ月ほどかかりました。。


自分で試しにお湯をいれて飲んでみましたが、ハーブティーみたいな味でほのかな甘い香りがしました。

来年は、ジャムを作ってみたいです。


ちなみに今回、試飲ランチ会にご協力いただく與左エ門さんについて以前ご紹介させていただいた時の記事はこちらです→http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1009136241.html

この場を借りて宣伝をさせて頂きますが、與左エ門さんでは年末の年越し蕎麦の時期にあわせて手作り生蕎麦を販売するそうです!!

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★打ちたてそば販売(数量限定)のお知らせ★

 ■内容
    1パック(2~3人前) 500円
       自家製つゆ付 800円
   

 ■販売日&数量(※店頭販売です)
    12月30日   100食
       31日    90食   ※いずれも先着順

 ■備考
   *電話にて予約
   *3パック以上ご注文で配達可(ただしお店~相川辺りまで)
   *30日よりも前の販売は要相談
 
 詳しくはお電話にてお問い合わせください。
 →與左エ門  電話:0259-78-2806/090-7832-5806 (川嶋)
 

大寒波なんて他人事な東京から帰島。


昨年から参加させてもらっている12月の恒例イベント、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2014」に今年も佐渡棚田協議会として出展してきました。

今年も棚田班からは、昨年同様に岩崎・新田、佐渡棚田協議会からは会長の大石が参加。 

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協力隊として様々な物産イベントに行かせてもらう機会がありますが、市役所職員の方や団体についていくような感じのものが多く、私たちが最初の段階から関わることはあまりありません。
売り子や宣伝要員でいくことが多いです。
個人的にですが、そのような機会を頂けることは勉強にもなるし経験が増えありがたいですが、本当に私たちが行く意味があるのかと疑問に思う事もあります。




昨年、初めてエコプロダクツに参加した際には売り始めたばかりの棚田米2kgを5地域×5袋づつもっていき惨敗。
都心では、重たい2kgのお米を持って帰る人は少なく、「美味しいけど、高いしね・・。」との声。
半分以上を佐渡に送り返しましたが、自分たちもその残ったお米の行方を気にするわけでもなく、あまり自分ごととして感じていませんでした。

その後も佐渡棚田協議会の活動をお手伝いし、棚田米の販売会を重ね、会員の皆さん(生産者)の意見を聞きながら1年が過ぎました。どろんこバレーを企画したり、棚田の写真を1年通して撮り5地域の風景を合わせたパネルを作成したりしながら、協力隊の棚田班でもどうやったら継続して活動ができるのか、楽しいのかを考えてきた日々でした。


エコプロダクツの話がきたのは今年の9月頃。
岩崎・新田で今年も参加出来る事になり、会長の大石さんとも昨年の反省を活かしアイディアを出し合いました。

今年は、重たい2kgのものは10袋だけ、あとはお試しできるように枡売りに変更。
また、玄米需要もあると感じ、岩首・猿八の枡売りは玄米のみでいくことにしました。

大きな展示会場での、小さなブース。
目立つには!少しでも佐渡の棚田について目を留めてもらいたい!

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ということで、ディスプレイ用に以前から「素敵!」と思っていた吊るし雛を飾ることに。
他にも、小物で売れるものを持っていきたいと思い、岩首のばあの草履やほっかむりをもっていきました。

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事前に取りまとめを行っている棚田ネットワークさんとも何度も何度もやりとりをしました。
当日のステージ発表やクイズラリーの景品準備、発送荷物の準備からお金の計算・・・。
売り上げや行く人の人件費、品物を作ってもらった方々への対価、いつもはこんな事考えないけど、最初から全部やるってこうゆう事。



いざ、準備を済ませ3日間のエコプロダクツへ出発。
1日目は協力隊2人しかいないので、休憩もままならず、ずっと立ちっぱなしでお客さんの対応や、ステージ発表、試食のお米を握ったり。

ゆったりとした人の流れではありましたが、初日だけでも会場への来場者は5万人!
3日間あわせて総来場者は16万人!!
3日間通して、佐渡に縁のある方をはじめ本当にたくさんの方々にきて頂きました。

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持っていった品物もほぼ完売!(残念ながら、2kg1袋が売れ残ってしまいました・・。責任持って購入しました。)

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他ブースの方々に、「売り方が面白いね。」「ディスプレイがいいね。」と褒めてもらいました。
佐渡の強みは、地域のお米を混ぜないところ。生産者の思いをしっかり聞けるところ。
あとは、伝える力があればお客さんがついてきてくれると思います。
私たちが出来る事はしっかり表に出す、生産者の人は自信をもって消費者に伝える努力をする。

少しは昨年の反省を活かせたかかしら?



そして、棚田地域の横の繋がりも増えました。


お隣の千葉県鴨川の大山千枚田の方が言っていた言葉がとても印象に残りました。

「自分が棚田の活動をはじめた5,6年前は若い人がほとんどいなかったけど、昨日の懇親会も半分は若者。来場してブースに来てくれる人も若者が多くなった。お金を落とす部分ではあまり答えられなくても、若者には力があると思う。
それだけ、変わったきたと思う。」

伝え続けて、繋がって。


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どこの地域も頑張ってる。棚田に吹く風には魅力がある。
佐渡も負けてられない!と思わされました。

一緒に準備をした岩崎隊員から。

昨年の反省点をふまえ挑んだ「エコプロダクツ」。

中山間・棚田地域、そして佐渡という場所を知ってもらい、興味を持ってもらう。

もともと興味があった人は、より好きになってもらう。

常日頃自分が物販などに行った時は「必ず全部売り切るぞ!」という熱い気持ちで挑んではいますが、伝えるということを厳かにしないよう、心がけました。

 

ブースを訪れた方は、「大石さんに会いに」という方がたくさんいました。

改めて、棚田米は紛れもなく生産者、「人」でお買い求め頂くものだと思いました。

だからこそ、もっと生産者の人に前にでてもらいたい。

その為に、地域おこし協力隊として何が出来るか。

日々考え、これからも生産者と寄り添いながら、向き合っていきたいと思います。

 
ずっと一緒に活動出来る仲間がいる事も心強いです。行かなかった他の棚田班メンバーも要所要所で手伝っています。 




 

佐渡に帰ってきてからもまだまだ続く。
お金の清算。生産者さんへの報告、次の展開の話。

最初から最後まで自分たちでやることで、責任が生まれ、自分の手で何かを生み出す感触に繋がります。
継続して関わることが大事。

協力隊だけじゃなくて、行政だけじゃなくて、生産者も地元もちゃんと入って、みんなで自分たちが関わっているものに責任をもって、自信をもって、販売には出かけたい。
お米に自信があって、お金にして、棚田で耕作していくためにイベントに行くんだよね?佐渡の棚田について知って欲しいんだよね?
ちゃんとそれを頭に置いて人任せにしないで、一緒に活動していきたい。

これからに繋がるように、1つ1つ大事に、その過程を大切に丁寧に。

いつもいく出張とは一味も二味も違うイベントになりました。



協議会に関わる人たちみんなと思いを共有して、実際にそれぞれが一緒に前に出て販売に繋がる活動を行っていけたらと思います。


協力してくれた方、指導してくれた市役所の皆さん、ありがとうございました。




 

☆☆☆ご成約いただきました!!!ありがとうございました☆☆☆(12.24追記)



先日雨降る中、新規登録の空き家を見てきました。
私のミッションでもある空き家の掘り起し。


どんなんかなぁ~お邪魔します!
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おぉぉ!まず初めに目が付いたのが「かまど」!!!
佐渡では「へっつい」と言います。
昔はお豆腐屋さんだったとか・・・「へっつい」も家の中なので思ったよりもきれいな状態。


『最近の若いもんはこういうの使わんやろー?壊してもえんだけど』と鍵守のおばあちゃんはおっしゃいますが、私はこういうの小学校の社会科資料集でしか見たことがなかったので、「本物だ!」とかなり目がキラキラしてしまいました


また使ってもらうのを待っているかのような「へっつい」。
懐かしいような新しいような・・・。タイムスリップした気分 


私は昔の物が好きです。
お土産こけしを集めていて、フリーマーケットや骨董市でも「こけしの大人買い」をするほど!
なので、こういうすりガラスや戸はとても好きな感じ。
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昔のふすまや障子なんかのデザインって本当に手が込んでいて職人技ですよね。

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・・・一枚色が違う真四角の板・・・。
これって・・・。


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囲炉裏ですか・・・?
・・・
・・・・・
・・・・・・・!!!

コタツだそうです! こんなの初めて見ました!いや、初めて知りました・・・(お恥ずかしい無知具合)

「へっつい」に「コタツ」・・・ガスの炎ではなくて、薪や炭の炎と一緒に暮らしができるというのは都会ではできないとてもリッチ(豊か)な生活スタイルだと思います。



『この辺りは魚も釣れるし、いいとこだよ』鍵守のおばあちゃんはおっしゃいます。



何せ玄関開けるとドーンと海ですから!
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毎朝釣りをして出勤・・・なんてこともできるかも?!



☆☆☆ご成約いただきました!!!ありがとうございました☆☆☆(12.24追記)
詳しくはこちらへ→佐渡市空き家情報
こちらの記事の物件は『両津-59』です。



空き家情報にはこの他様々な物件がございます。
空き家情報を通じてご成約いただいた方には、改修費などの補助金制度もご活用していただけますので、気になる物件があったら、すぐ佐渡市役所地域振興課離島交流係0259-63-4152までご連絡ください。

また、空き家登録も同時に募集しています。
「島を離れてもう帰る予定がない」「親と同居を始めたので家が空いた」「1年に1回だけ掃除に帰るが、出来れば人に住んでもらいたい」などなど、佐渡にはたくさん空き家がありますが、貸していただける・売っていただける物件はまだまだ足りません
屋根が落ちてしまってからでは、空き家情報に登録することもできません。
折角の歴史あるお家。ぜひ一度ご相談ください!
こちらも地域振興課離島交流係0259-63-4152まで! 

寒波襲来!
このところ私の住む真野湾沿岸は寒風が吹き荒び、表に出るのもおっくうになります。

こんな日は、やっぱりアツアツ、ホカホカの甘~い石焼き芋なんかが最高ですね。

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時は遡って今年の春。
西三川で一人暮らしをしていたご老人が体を悪くして入院されたという事で、住居に隣接する小さな畑を使ってみないかとのお話しがありました。

小さくともご老人が大切に使っていた畑です。このまま放棄されては忍びないと思い、自分の農業勉強を兼ねて何か作物を作りながら農地の保全を図ってゆこうと考えました。

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時期的にサツマイモでも植えようかなと考えていると私の細君が俄然乗って来ました。サツマイモなら「紅はるか」が甘くて最高、自分が軽トラで石焼き芋を売り歩くと言い出す始末です。

石焼き芋売りは兎も角、何かイベントに使えるかなと思い近所の種苗店に行き苗を買いに行ったところ、たまたま入荷中で今度はいつ入るか分からないとの事。非常にラッキーでした。

紅はるかは熊本で品種開発されたもので、蜜芋とも呼ばれる「安納芋」より甘いと言われています。温暖で火山灰地質の熊本が原産であるため、夏でもクーラー要らずの佐渡でうまく出来るか不安でしたが、チャレンジするつもりでやってみました。

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心配をよそに秋にはこんなに元気に葉を繁らせました。
サツマイモは蔓が伸びすぎても葉が多すぎても芋が大きくならないと言われたので逆に不安がよぎりましたが、教科書に沿って何度か蔓を返しながら後は天命を待つのみです。

10月の終りに無事収穫。

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昔小学生の頃遠足で埼玉県に芋掘りに行きましたが、関東の土はフカフカで小学生でも簡単に掘れた記憶があります。
西三川の土は固くて重労働、注意しないと芋を傷つけてしまうので大変です。
それでも大豊作、私の細君も巨大な芋を掘り当て大満足でした。

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さて、サツマイモを一か月ほど熟成させていよいよ石焼き芋の試作です。

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焼き芋器は、とあるキャンプ場の特注品で、ドラム缶を改造したものを使いました。焚き木の炎を見ながら焼き上がりを待つ雰囲気は寒さを忘れるほどワクワク感があります。
ご招待したのはいつもお世話になっている居住地・真野新町のご近所の方々。

初めて石焼き芋をやって分かったのですが、石のほうもなかなか熱くなってくれません。その内子供たちも待ちくたびれて遊び始めたり帰ろうと言う子も出始めてしまいました。

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やっと完成!
不慣れで買ってくる物のようにこんがりとは行きませんでしたが、皆さんとても甘くて美味しいと喜んでくれました。

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本当は、秋のいくつかあるイベントで地域の方々に振舞うことが出来れば良かったのですが、今回は準備が間に合いませんでした。
いずれは佐渡で農業をやりながら、地域の人が集うお店(こちらは細君)を出すことができれば良いなと思っています。
隊員任期中には色々チャレンジしながら、地域の方々にも楽しんでもらえるこんなミニイベントもやって行きたいと思います。

余談ですが、熱くなった石は冷えるのも時間がかかります。
火を消し凍えながら後片付けを終える頃には、辺りは真っ暗となってしまいました。。

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週末、冬晴れの東京から帰ると、国仲平野は一面の銀世界でした。
雪で周りの景色が真っ白になると、それだけ田んぼが山の裾野まで広がっていることを改めて実感します。
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そういえば車...と思い立って駐車場へ行ってみると...

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生クリームを被ったケーキのようになっていました。
2シーズン目の佐渡の冬。まだ慣れず、うっかりワイパーを上げておくのも忘れてしまうことが多々あります。積もった雪を落とすのも要領を得ず、さて出発という頃には、自分が雪まみれ。

でも、その美しさに目を奪われる瞬間を、自分はまだ持っていることに少し安心もします。
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ともあれ、今日の佐渡(全国的にでしょうか?)は大荒れです。船の欠航等で予定をキャンセルせざるを得ない方も多いようです。車の運転は慎重に、外出の際は足元に十分ご注意ください。(私も含め!)

当地の地域づくり協議会若者支援活動部会が発足して3ヶ月足らず、地域の若者へグループ作りの声かけから始めた活動も、いつの間にか若者たちから「地域を盛り上げよう!」へ至り、そして、1発目の花火として若者による自作自演のクリスマスパーティーが雪チラつく昨晩、赤泊総合文化会館にて実施されました。

午後3時、各自、家で余った食糧を持寄り、調理・ケーキ・酒班は先ず調理の開始、イベント班は事前に調達した装飾品を持寄り会場の飾りつけです。本部員でもある地元の電気屋さんには店頭のPR用グッツを借用させて頂き、オーナメントもバージョンアップです。

午後6時、本会会長さん、本部長さんと駆けつけて頂き、予定通りパーティーの開始です。全員がクラッカーを打ち鳴らし、手作りの美味しい料理を頂きました。

暫くして、エベント班企画のビンゴゲームによるプレゼント交換が行われ、テンション・アップ。その後、男子による余興が続き、宴たけなわです。9時の閉会後、全員で後片付けを行い、閉会となりました。

若者の皆が出来る事を分担し、作りあげたとても楽しい会だったと思います。

この絆が将来の赤泊活性化の足がかりだと思わされた素敵なホワイト・クリスマスパーティーでした。 !(^^)!  皆さん、お疲れ様でした。<m(__)m>

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島内を回っていると、ガイドブックに載ることが少ない、ですが、琴線にビシッと触れるような光景やモノ、ヒトと、数多く出会います。
そこでこれから、あくまで独断と偏見で選んだおすすめポイントを、つらつらと紹介できればと思っています。

今回取り上げるのは、「お地蔵様」。
それも単体ではなく、群れをなすお地蔵様です。
当方、幼いころに『傘地蔵』を読んで以来のマニア(?)ということもあり、
地蔵だらけのスポット・ベスト3を挙げてみます。




≪Best.1≫
【梨の木地蔵】(梨の木)
〔解説〕
真野から赤泊へと抜ける県道
65号線沿いにある、子どもの病気平癒をかなえてくれる
と伝えられる地蔵。願いが成就した親たちが
1体の「身代わり地蔵」を供えていくた
め、境内には何千という小さな地蔵があふれるように並んでいます。

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この地蔵群を求めて、西三川の山中を車で1時間近く、彷徨いました。
しかしなんのことはない、発見してみれば県道65号線沿い。
石段を上って境内に入るとそこには、地蔵、地蔵、また地蔵。
大小のお地蔵様が、梨の木地蔵堂の敷地を埋め尽くすように立っていました。
「これだけの数の“身代わり”がいるということは、よっぽどご利益があるんだ
ろうなあ」と、独り言ちた次第です。

〔アクセス〕
・両津より車で約40分
・赤泊線「静平」バス停より徒歩約10分




≪Best.2≫
【賽ノ河原】(願)
〔解説〕
大野亀と二ツ亀をつなぐ遊歩道の途中にある海蝕洞窟には、地蔵菩薩を中心に無数
の石地蔵が静かに並んでいます。「賽ノ河原」は、幼くして世を去った子供の冥土
と信じられ、昔から篤い信仰の地として敬われているようです。

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近くには、「大野亀」「二ツ亀」という、佐渡を代表する観光スポットがありますが、個人的にはこの「賽ノ河原」に惹かれました。「願」のバス停から、海岸線に設けられた遊歩道を歩くこと、およそ20分。ポッカリと空いた洞窟のなかに、100体以上のお地蔵様が佇んでいらっしゃいました。短命だった幼子たちの冥土といわれるだけあり、じっと眺めていると多少、背筋がひ冷んやりしてきます。また、たどり着くまでの遊歩道は荒波が間近まで迫ってくるので、こちらの方にも肝を冷やしました。


【アクセス】
・両津より車で約50分
・内海府線「願」バス停より徒歩約20分





≪Best.3≫
【岩屋摩崖仏】(宿根木)
〔解説〕
地元の人々に「岩屋さん」と呼ばれ、親しまれている霊験あらたかな洞窟。
窟の前には四国88ヶ所霊場になぞらえたミニ霊場があり、88体の地蔵様の姿が。
また内部の壁面には、弘法大師の作とされる磨崖仏が彫られていおます。

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宿根木の名旅館「花の木」さんのすぐ近く。海抜100mの岩山のふもとにある海蝕洞窟のなかには、長い年月を経て摩耗した多数のお地蔵様が静かに並んでいます。周囲には樹木が群生しているため窟内は昼でも薄暗いく、より霊験あらたかな雰囲気が覆っていました。多くの供物が並んでいて、いまでも地元民に崇拝されているようです。


【アクセス】
・小木より車で約10分
・宿根木線「宿根木新田」より徒歩約15分



最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!


あっという間に今年もあと20日ですね。
佐渡は先週末は雪が降ったり荒れ模様、ここ数日も雨が続いています。

私の暮らす宿根木集落では、大時化の前の日には車を丘へ上げます。
佐渡へ来たばかりのちょうど1年前、「上に停めた方がいいぞ」という忠告を無視?ではありませんが「歩くのも面倒だし・・・」と甘くみて、いつも通り浜の駐車場に車を停めておいたら一晩で車が真っ白(塩)になっていたのを思い出します。 

佐渡での生活は車がないととても不便。大切に扱いたいと思います 


さて、話は先月にさかのぼりますが
小木ふれあいガイドの会でジオパークガイドの研修会を行いました。

佐渡全域が2013年に日本ジオパークの仲間入りをしており、小木半島にもたくさんのジオサイトがあります。

今回は特徴的な岩が目立つ、元小木と沢崎方面へジオパークガイドの先生と一緒に行ってきました。

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元小木(もとおぎ)で発見!かりんとうのような岩

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「枕状(まくらじょう)溶岩」と言って、海底に流れ出た熱~い溶岩が海水に触れたことでそのまま冷えて固まったものです。約1300~1400万年前にはここは海底で、火山が活発に活動していました。

かりんとうのようなキュウリのような形ですが、枕が重なっているように見えるので「枕状溶岩」と言います。

ちなみに、英語でPillow Lavaと名前がつけられていたこの溶岩。この小木半島で日本語名が付けられたそうです。それほどここは学術的にも価値のある場所なんですね。

続いては、沢崎に移動して海岸を歩きます。
沢崎は9月にお祭りでおじゃました灯台のある集落です。(記事はこちら
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みんなが見上げるその先には・・・

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階段のようなものがありました。
これは「給源岩脈」と言ってマグマが通った道。ここを通ってマグマが地上に放出されました。人がつくったものじゃないんですね~。

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有名な「たけのこ岩」元小木で見たものと同じ枕状溶岩でできた岩。筍というより、私には「たけのこの里」に見えます。
遠くに見えるは白木の「神子岩(みこいわ)」

神子岩
神子岩は海から見るとこんな感じ。「ピクライト質玄武岩」というめずらしい岩石でできています。

ピクライト質玄武岩
この岩よーく見てみるときれいな黄緑色の石が・・・?

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その正体は「かんらん石」8月の誕生石「ペリドット」になる鉱物です。
これは地球の中心部マントルにある岩石そのもの。ルーペがあると良さそうでした。

ペリドットの宝石言葉は「夫婦の愛」や「平和」など。
また、その輝きから「太陽の石」とも言われるこの石。

このパワースポットで私もエネルギーを充電したいと思います

小木半島ジオサイトマップ
佐渡ジオパーク推進協議会が発行するこちらの小木半島ジオサイトマップ
今回はこちらから「1 海底火山を歩こう!」に沿って紹介しました


最後までお読みいただきありがとうございました♪ 

寒ぶりまつり、無事終了しました。
前日の大雪でどうなることかと心配しましたが
天気も何とかもってくれて助かりました。
何より寒ぶりが豊漁だったことがまつりを盛り上げてくれましたね。

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目の前で水揚げされるぶり。その迫力に歓声があがっていました。

来年に20回目の節目を迎える寒ぶりまつり。
記念回を盛大に祝うべく経験を積んでおこうと、今年の寒ぶりまつりではいくつか新しい試みを行うことになりました。

寒ぶりまつりは内海府漁協と地元集落、企業が中心になり運営しています。
私も事前準備や運営などトータルな部分でかかわらせていただきました。

まずは「魚つかみ大会」「魚さばき講座」「まち歩き」の3つのイベント。
せっかくここまで足を運んでいただいたのだから、ぶりなどの魚や鷲崎集落を
もっと知ってもらい親しんでもらいたいなと思い企画しました。

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いけすを悠々と泳ぐ魚たち。それを手づかみでつかまえます。
魚つかみは子供限定でしたが、むしろ後ろの親御さんが必死だったような(笑)。
中には大きなぶりをつかまえた子供もいて、持ち上げるのも一苦労でした。

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魚さばき講座は近くのふれあいセンター(活性化センター)で。
漁師の奥さんからコツやアドバイスを受けながらとれたての魚をさばきます。
なかなかうまくさばけず四苦八苦する人も。
さばいた魚はその場で食べたり持ち帰ったり。
地元で水揚げされたばかりの魚、お味はいかがでしたでしょうか。

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まち歩きは港町鷲崎の路地や神社仏閣を巡りました。
案内役の観音寺 梶井住職が地元民でも知らないような由来やエピソードを
たくさん披露してくださり、参加者もとても喜んでいました。

3つのイベントを行ったことで、新たな発見や効果がありました。

魚つかみは子供が歓声をあげて魚をもちあげたり
魚さばきは普段あまり経験のない人がぎこちない手でさばいていたり、と
新聞やテレビがニュースにしやすい面白い「画(え)」を撮ることができます。
なので、サドテレビはアナウンサーさんが実際に魚さばきにチャレンジして
ルポ風に放送されましたし、魚つかみは映像が関東にも送られたようです。
マスメディアを通して発信されることで、多くの人にまつりの存在を
知ってもらえることができます。
実際サドテレビを見た人から「自分もやってみたかった」という感想を聞くことも出来ました。
もしまつりに来たことのない人が「じゃあ来年行ってみようか」となれば万々歳です。

まち歩きは、梶井住職のお話の面白さが伝わり、地元民向けにも
やってもらえないかとの声があがり、検討することになりました。
自分の住んでいるところって案外知らなかったりしますし
それが地域への愛着や誇りにつながっていくといいなと思います。


出店者の方たちにもいろいろとチャレンジしていただきました。
海上保安庁さんには、ライフジャケットの説明を・・・なんと

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じゃぼーん。!!実際に海に飛び込んで実践していただきました。
冬の海、さぞ寒かったことでしょう。
でも見学者にはライフジャケットの重要性が十分伝わったと思います。

また“ぶり仲間”を応援するために人気の「ブリカツ君」も来場!

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佐渡おけさや鷲崎の民謡を踊ったり

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寒ぶりレースのお手伝いをしたりと大活躍でした。

寒ぶり漁の紹介も。

写真

寒ぶり漁の様子は、一般の人にはなかなか見ることができません。
そこで内海府の海で行われている漁や海中で泳ぐぶり、そして海府地区の自然や伝統文化などさまざまな財産をおさめたプロモーションDVDを作成しました。
プロのカメラマンが善意でボランティア参加してくださったことで完成度がとても高く、周囲の評判も上々。
地域のよさをアピールする絶好の素材となりました。


警備面でもチャレンジ!

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まつりには多くの方が自家用車で来場されます。
県道から鷲崎漁港には2ヶ所入り口がありますが、二ツ亀側の入り口は急なカーブも多く道や駐車場も狭いため、過去たびたび大渋滞が起こったりバスが立ち往生したりと色々と問題がありました。
重大事故が起きる危険性もあったため、今年はお客様の入り口を両津側のみとさせていただきました。
警備会社にも事前に場所を見てもらい、極力お客様にご迷惑をおかけしないよう試みましたが
近くの駐車場が満車後、遠い場所に止めることになったみなさまにはご不便をおかけしたと思います。
この場を借りてお詫びいたします。

他にも小さなことを含めるとチャレンジはたくさんありました。

これまではまつりの2ヶ月前くらいから準備を始めることが多かったようで
それだと時間も足りず、やりたいこともできません。
そこで今回は夏くらいから話し合いを始めました。
それでも最後は時間が足りず追い立てられるようでしたが。
チャレンジしたことで失敗や課題、反省点もたくさんあります。怒られたり呆れられたこともありました。
でも様々な発見と次につながる力の方が大きかったように思います。
何より実行委員会や漁協など一緒にまつりに携わったチーム、そして地域の人たちの温かさを実感しました。
大雪極寒の中、会場設営や掃除を行う漁場や集落のみなさん。
下ごしらえや大根、ネギの収穫など1週間前から準備を行い、美味しいアラ汁を作ってくれた寒ぶり応援隊のお母さん。
学校田で収穫したお米の販売や赤い羽根募金活動を頑張ってくれた内海府小中の子供たち・・・ etc。
みな協力しお互いを助け合いながら取り組む姿に、地域の良心をヒシヒシと感じました。
19回つなげてきたまつりの経験は、地域の誇りややりがいに間違いなくつながっています。

夏のカンゾウ祭り、冬の寒ぶりまつりは海府地区が誇る大きな財産です。
過疎高齢化などで人手確保が難しい状況になっていますが、地域力でなんとかつなげていってほしいと思います。

長文最後までお読みいただきありがとうございました!

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→熊野礼美(金井地区)の記事一覧


投稿名
 熊野礼美(金井地区)

担当地区 金井地区および島内全域
 
出身地 兵庫県姫路市
 
任期 2014年11月~2017年10月末予定

経歴 
大学卒業後大阪・兵庫を中心に台湾にも1年滞在。前職は営業・事務・日本語教師を経験。
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
花の百名山・ドンデン山で花の多種多様性に魅了され、また両津で出会った商店のお母さん方の柔らかい笑顔にも癒されました。それから佐渡について調べると、伝統芸能の継承や動植物と共生への取組みなどとても素敵なところだなと思い、佐渡に住んでみたいと考えるようになり、協力隊の仕事に出会いました。

金井地区について
金井地区は島の中心部に位置することから、どこへ行くにも便利。
また市役所や病院、店舗などの街的要素・金北山のふもとに広がる田畑の農業的要素、この二つを楽しめる地区です。
私の住んでいる平清水集落は金井地区の中でも山手にあたり田んぼも多く、広々とした空間にとても贅沢なゆとりを感じます。満点の星空は圧巻!
同時に市役所などの主要な施設へは車で10分ほどで行けてしまうとても生活に便利なところです。
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これまでの活動内容・今後の活動予定
【移住支援】
・空き家を発掘し、登録、情報発信、HP管理
・移住希望者の定住支援
・移住者の相談や地域情報の提供などサポートセンターなど仕組みづくり
【地域活性】
・体験型プログラム「毘沙門宵祭り裏方体験」を島内・島外へ発信

コメント
お酒も美味しい佐渡が好きです。

担当地区 両津地区・観光(島内全域)
 
出身地 山形県寒河江市
 
任期 2014年8月~2017年7月末予定

経歴 
佐渡以上に田舎(失礼)な山形の山間で高校時代までを過ごし、大学入学とともに上京。卒業後は、東京にて、編集・ライティングの仕事に従事しておりました。 
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
都会を離れ、島嶼での生活を考えていました。そこで真っ先に思い浮かんだのが佐渡。取材等で何度か訪れた際に、大いなる自然、綿々と続く伝統芸能や文化などが深く心に刻まれていたのだと思います。移住を念頭に「ネスパス新潟」に足繁く通ううちに、「佐渡市地域おこし協力隊」の存在を知りました。残念ながらちょうど募集が終了したところでしたが、しつこく1年待って応募した次第です。実際に住みはじめ、隊員としての業務に携わって感じたのは、人見知りの方が多いということ。ですが、なじんでくると、本当は話好きの人が大半を占め、会話を通じて温もりが伝わってくるようになりました。佐渡の貴重な資源は、何も観光スポットや美しい景観だけではなく、この人間味にもあるように思われます。

これまでの活動内容・今後の活動予定
観光協会のホームページに掲載されている「佐渡観光ガイド」の内容がかなり古いため“ホテル・旅館”“グルメ”“温泉”“観光・体験”“名所・旧跡”“自然・景観”などの項目ごとに、全島を巡ってデータを収集、洗い直し作業を行っています。さすがに佐渡は広いため、悪戦苦闘中。まだまだ先が見えない作業ですが、来年を目途に刷新し、将来的にはスマートフォンのアプリも制作する予定です。当面はデータ収集を続ける予定ですが、いろいろなところを回ることによって、佐渡の全体像をつかみ、観光を通じて活性化に寄与したいと思っています。

コメント
佐渡の地酒は本当に旨い。週イチの一献が楽しみです。 

12月に入り、金北山もすっかり冬支度、田んぼに出る人もいなくなりました


冬の農閑期、かあちゃんたちはお漬物やお味噌作りをなさいます。


佐渡のおふくろの味を作り続けている金井のかあちゃん漬グループを訪ねました
島内のスーパーなどで売られている「かあちゃん漬」
地元産の野菜や米を使って、お漬物やお味噌を製造しています。


今日は「こがねみそ」の作業の日。


おじゃましま~す!
扉を開けると、そこは大豆の香りが充満した美味しい蒸気に包まれた加工場。
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まさに大豆が蒸しあがったところでした

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2日間、水に浸した100%佐渡産の大豆です。

そして大豆をゆでている大鍋では、灰汁と浮き上がった皮をザルに上げる作業が行われています。

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皮と一緒にザルに入ってしまった大豆も大事に取り、鍋に戻します。
生産者さんが作るので、本当に素材を大切になさっています。

ちなみに、かあちゃんたちの作るお味噌は化学調味料も添加物も一切入っていません。

一つ一つの作業が全てかあちゃんたちの息の合ったチームワークでなされています

あつあつの大豆を大きなザルにあげて冷ますのですが・・・このザル・・・1つ軽く10キロはあります!

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この日、加工場に集まったのは4人のかあちゃん。
メンバーは60代!70代!!80代!!!
10キロのザルを何度も持っては置き、持っては置き・・・かあちゃんたちはみんな私より小柄なのに力持ち!
割烹着をお借りして私も即席「新米かあちゃん」としてお手伝いしましたが、思わず『師匠!』と呼びたくなるほど皆さんパワフルウーマンなんです



中腰の姿勢や、10キロ以上のものを何度も持ち運びする本当に大変な作業です。




午前の作業が終わってお昼ごはん

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かあちゃんたちの家庭料理が持ち寄られ、美味しく頂きました。
おしゃべりにも花が咲き、笑いが絶えません


午後からは大豆をつぶし、佐渡産コシヒカリの米こうじ・塩をまぜ、コンテナに入れます。
お味噌の空気を抜くのもパンチ・パンチ・パンチッ!

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8か月~10か月後・・・私のお手伝いした「こがねみそ」が市場に出回ると思うとわくわくします。


「この味噌は評判がいいから、1年も寝かせてられんっちゃ。
すぐ売り切れるもんし。」


島外からも「ここの味噌でなければ・・・」と佐渡の親戚に頼んで送ってもらう人もいるとか。




農業(1次産業)で採れたものを加工(2次産業)し、販売(3次産業)する『6次産業(1次+2次+3次)』

今回私は2次の部分を体験させていただきましたが、かあちゃんたちの大豆を大切に扱う姿や「食べてみて!今まで食べた味噌より美味しいから!」と自慢の我が子を紹介するように愛情いっぱいにお味噌を作っている姿を飲ると、「食べる」という日々当たり前のことの後ろに、忘れてはいけない多くの人の愛情・想い・熱意が隠されているんだなと思い・・・うるっときそうになりました。

「かあちゃん漬」グループの皆様、『食育』の機会を与えてくださって本当にありがたかったです。
突然の訪問にも関わらず、歓迎していただきありがとうございました。

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次回はマイ割烹着持参して伺います!


熊野



※かあちゃんたちの愛情こもった「こがねみそ」はこのパッケージ!

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 松ヶ崎の海岸で拾った貝殻と石でリース作ってみました。

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【【松ケ崎】貝拾い石拾いでクリスマスリース】の続きを読む

12月に入り、気象は冬型と成りましたが、海面下では未だ水温は高めで、魚類は活発に行動している様です。一昨日、真浦の中型刺網船「喜久栄丸」さんが珍しい可愛い系(私にとって)魚類を8尾もゲットされました。大きさは60-70cmで、体色が2尾は黒色、その他はピンク色のブヨブヨ、ゼラチン質で覆われた魚体です。調べてみたところ、どうもクサウオ科の和名「イサゴビクニン」砂子比丘尼のようです。本種の分布はオホーツク海、日本海、北海道太平洋沿岸などである為、佐渡の水域で捕獲されても特別不思議ではありませんが、一挙に8尾もまとまって漁獲された点に興味を持ちました。

この種は基本的に生息域が寒流系で、水深560m以浅に棲むそうですで、水温3度くらいが適温の様です。そして、黒色はオスで、ピンク色がメスというデータがありました。

試しに解剖してみると、確かにピンクのお腹は魚卵でパンパンでした。オスは解剖出来ませんでしたが、メスの卵は熟度の高いものの様でした。仮説ですが、恐らく、この水域で産卵の為に集合したのではないかと思われます。彼らがもともと佐渡の水域で棲息しているのか、又は北洋で生息していた個体又は系群がここに産卵に来たのかは想像の世界です。

先日、佐渡・両津湾に北洋で育った秋サケを追って通常大平洋側に生息しているネズミ鮫が捕獲された事例がありました。佐渡は魚にとっても魅力的な島なのでしょうか・・・(^^;)
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新米やおけさ柿、あんぽ柿やりんご、ル・レクチェなど、佐渡の味覚が揃うこの時期は、佐渡を出て、島外で佐渡や佐渡の産物をPRする機会も増えます。

ただ物売りをしに行くだけでは、私たちが外へ出る意味がないので、隊員それぞれ、来てくださる方々に佐渡を少しでも知ってもらおうと工夫しながらやっています。

先月、兵庫県にあるお米屋さんで新米のPRとプチ佐渡物産展がありました。今年3度佐渡へ足を運んでくれた料理家さんと、朱鷺と暮らす郷のお米を宣伝してきました!

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実は、昨年も関西へ新米キャンペーンを兼ねてイベントへ行った私。その時は、佐渡に来て間もないこともあり、ただお客さまの呼び込みしかできず、「佐渡を伝える」ことができませんでした。その悔しさを今年は少しでも生かすべく、朱鷺と暮らす郷認証米のお米作りを紹介するリーフレットにひと工夫、認証米取扱い店舗が調べられるようにおまけページを加えました。

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先週末は、横浜の高島屋で「世界農業遺産地域の味めぐり」へ行ってきました。デパートという特殊な環境でのイベントは初めてだったので難しさもありましたが、想像以上に、佐渡の取り組み(生き物を育む農法や、朱鷺の野生復帰など)をご存知の方が多く、1週間の催事中にリピーターで来て下さった方々も大勢いらっしゃいました!

朱鷺と暮らす郷のお米を買って帰られた方が、最終日に来店されて「お米がすごく美味しかった!高島屋さんでいつも置いておいて欲しい。」と、熱烈な感想も頂戴し、嬉しく誇らしい気持ちに。

「佐渡のりんご美味しかった!佐渡のどこへ行ったら買えるの?」

「山形から送ってもらったレクチェより美味しい!」

「夫に食べさせたら、こんな美味い米があるのかって驚かれたのよ」

お客さまからもらった一言一言を、佐渡の生産者の皆さん一人一人に伝えられたらいいのに...そんな風に強く感じ、イベント中にベテラン販売員の方から言われた言葉を改めて噛みしめました。

「目的は、今後につなげること。今日興味をもってもらえなくても、次の機会に佐渡を選んでもらえるかもしれない。良いものと分かれば、お客さまは必ず戻って来てくれる。自信をもって佐渡をPRしてください。」

お客さまから佐渡で果物が手軽に買える場所や、お米の問い合わせ先なども聞かれました。また佐渡の◯◯が食べたい、実際佐渡に行ってみようと思ってもらえた時に、それに応えられて初めて、佐渡のファンを増やすことができるのかもしれません。

島から出てやれること、島にいてできること。そんな二つの視点で佐渡を見ることができたイベントでした。私たちの情報発信も「島にいてできること」。これからも、自分が感じた佐渡をたくさんの人たちへ伝えられるよう頑張ります!
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ご来店くださった皆さま、ありがとうございました!




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