佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2015年04月

佐渡に薫風舞う5月下旬、「伝統芸能祭 佐渡國鬼太鼓どっとこむ」が開催されます。

毎回1万人超の来場者が訪れるこの催しは、各地域の鬼太鼓をはじめ、25を超える島内の伝統芸能団体が一堂に会し、華やかな演目を披露します。

また、イカやエビ、カキといった獲れ立て新鮮な佐渡の魚介の浜焼き、かにご飯、いか飯、さらに有名な羽茂大崎の手打ちそばといった島内グルメがズラリと勢ぞろい。ほかにも、特産品販売・各種体験教室といった楽しいイベントも盛りだくさんです。

入場無料のうえに、会場は両津・佐渡汽船ターミナルから徒歩3分ほどの「両津港 おんでこドーム」と、アクセスも抜群。

島が、1年でもっとも心地良い新緑の季節。鬼太鼓の魅力を存分に堪能してください。

鬼太鼓



伝統芸能祭 佐渡國鬼太鼓どっとこむ

●日時:524日(日)9:0016:00523日(土)は前夜祭> ※雨天決行

●会場:両津港 おんでこドーム
http://sadokoku-ondeko.com/map.html

●入場料:無料

詳細については

http://sadokoku-ondeko.com/

お問い合わせは

両津商工会 TEL0259(27)5128

※イベント内容に関しては予定。一部変更になる場合があります。



鬼太鼓どっとこむ
島内各地の鬼太鼓を見比べることができます。


どっとこむ(2)
「おんでこドーム」内も大盛況!


はじめまして!

新米地域おこし協力隊の斉藤です。
3月より佐和田地区担当として活動しています。
 


今回は担当地区(佐和田)で昨日開催された『万燈祭り』に
密着取材をしてきましたので、
熱冷めやらぬうちに、
熱い熱い一日をお届けしたいと思います。

 

【その壱】朝の陽を浴びて響き渡る‐鬼太鼓‐ 


図2

まだ太陽が昇りきらない早朝、
太鼓の音が街中に響き渡るところから祭りは始まりました。

諏訪神社(河原田諏訪町)を出発した鬼太鼓が、家々の門付けに出向き始めます。

 

「よし行くぞ!」と、気合いが入った鬼太鼓の鬼たち

図3

朝からキレのある動きで、門付けを待つ人たちを楽しませていました。
流れるような動きの中で、“動”と“静”が明確でメリハリがあり、自然と決めのポーズが写真に納まる姿は、やはり見ていて圧倒、そしてドキドキする格好よさがありますよね。

 図6

皆さんご存知の方も多いかと思いますが、
鬼には2種類あるそうで、

 

赤鬼:荒々しく、動きが激しいオス鬼

白鬼:優美で、しなやかな動きのメス鬼

図③
指先の動きや、足の引きずり方等、細部まで比較して見てみると、2種類の動きの違いを発見出来てより見応えを感じられるかもしれませんね。 
 

【その弐】昼、夕方、そして夜と三度楽しめる‐手作り万燈‐
図9
町ごとに有志が集まって制作しているそうで、

去年~今年の話題も分かる作品があるのも特徴です。

図8

一日お祭りに密着していて気が付いたのが、
万燈×時間で見え方がガラリと変わり、
万燈を三度楽しめる事。
昼~夕方~夜にかけてそれぞれの魅力が感じられませんか?

図⑧

【その参】溢れんばかりのパワーが集結‐諏訪神社への帰還‐ 
図13 

夜になると万燈が街中を練り歩き、最後は全種類が諏訪神社前に集結します。そこで今年の万燈の採点結果を発表。町対抗戦なので、制作者も町の住民も、みんなが盛り上がるクライマックスを迎えます。

図12
 
一日中門付けにまわっていた鬼太鼓組も加わり、溢れんばかりのパワーで、最後の見せ場を盛り上げます。観客もここぞとばかりにシャッターを押していました。


祭りは神輿を神社に入れてしまうと終わってしまう!

祭りを終わらせたくない人々が「きやり」と言う掛け声と円陣で
神輿の侵入を阻止する
熱気あふれるシーンにに私も参加させてもらいました。

図11

みんなの思いも無念に、神輿は神社へ戻っていきこれにて今年のお祭りは終了。

図15
最後は紅白まんじゅうが参加者に配られ、一日(祭り)の終わりを感じます。
図17

寝ても覚めても、まだ頭の中にドまだンドコと太鼓の音が響き、鬼が夢に出てきそうな強烈な余韻が残りつつ、既に来年が待ち遠しいのでありました。

図16

 

 


外海府地区担当の重盛です。

外海府の矢柄という集落に、薬師如来像が祀られているお堂があります。
古くから毎月8日はお薬師さんの日といわれ、

この矢柄集落の薬師堂でも、毎年、旧暦の38日にあたる日に法要が行われます。

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薬師如来の幟

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矢柄集落/薬師堂へ続く道



矢柄の薬師堂の法要では、「護摩焚き(ゴマ焚き)」をおこなっています。

護摩焚きでは、家内安全・無病息災・交通安全などを祈願します。



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お薬師さま(左手には万病を治すことができるという薬壺を持っている)



私にとって初体験となる「護摩焚き」。

住職さんが、護摩木に書かれた名前と祈願内容を読み上げ、それを炎に投じます。

次々に投じられる護摩木によって、その炎はどんどん大きくなり、天井に届きそうになります。

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石名清水寺の住職さんによる法要


護摩焚きで出る煙には御利益があるとされ、
治したい病気やケガに効くといわれます。

また、知恵の象徴である火を焚き、
「煩悩を焚く」という意味もあるようです。


わたしも、頭が良くなりますようにと、煙を浴びてきました。


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護摩焚き終了後。道具のひとつひとつが美しい



また、聞くところによると、

矢柄に祀られている薬師如来像は、その昔、矢柄集落の浜に流れ着き、
それを拾った村人が大切に祀ったことが、この薬師堂のはじまりと言い伝えられています。
当初は、拾った村人のものとして扱われていましたが、そのうちに、集落全体のお薬師様として祀るようになり、現在に至るようです。


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矢柄の浜



その拾われたお薬師様、お目にかかることが出来るのは、
なんと、33年に1度だけ。

毎年、護摩焚きがあるものの、
その姿は金色の布で覆われていて、見ることができません。

次の“33年に1度の御開帳となるのは、4年後だそうです。

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金色の布の向こうには薬師如来像(20㎝ほどらしい)

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薬師堂は、矢柄の公民館としても使われている。


無事に護摩焚きが終了し、矢柄集落の皆さんとお茶会。

節目 節目に皆で集まり、健康や安全を祈願する。
生活のなかの、とても小さな出来事だとしても、
ずっと大切にしてほしい行事だと思いました。
矢柄の皆さんが、これからも健康でありますように。

 


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矢柄のベンツ


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お地蔵様に、だんごのお供え






 

  かりんです。

佐渡の島昆布聞いたことありますか。そうです!佐渡で昆布も採れるんです!

実は冷たい海洋深層水を使って放流のためのアワビの稚魚を育てているのですが、その餌として陸上で深層水を循環して昆布も育てていました。とても柔らかくておいしそうな昆布なので、試行錯誤を経て研究に成功し、現在は海で半年かけて育ったのが島の昆布になります。
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お裾分けしてくれるということで、今日多田漁港に行くと、普段見慣れない湯気むんむんの大釜が見えました。話を聞いてみると島昆布の販路を拡大すべく、南魚沼の海藻を取り扱う会社から松井さんが来てくれて、試作の塩蔵昆布を作っているそうです。南魚沼のおいしい水で全国各地の海藻を戻して販売している会社だそうです。松井さんはお母さんが佐渡新穂出身でせっかくだったら県内産の昆布を売りたいという一心で、試作をしてこれから販路を開拓するそうです。
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【【多田】塩蔵佐渡昆布 南魚沼通じて消費者へ】の続きを読む

昨年に引き続き、今年もお世話になっている赤泊・徳和地区老人会、徳和千歳会さまの春の行楽へ同行させて頂きました。今年は添乗員だけではなく、旅の行き先、旅程など事前に手配させてもらいました。この待ちに待ったその日が晴天に恵まれた本日です。

先ず、老人会手芸部が展示販売されている両津・佐渡汽船乗り場横にある「あいぽーと佐渡」を総勢25名で訪れ、続いて佐渡最北端弾崎を越え、トビシマカンゾウで有名な大野亀へ向かい、昼食後、願集落、鷲崎周辺を散策しました。地元、内海府地区担当隊員にガイドをお願いし、とても良い「佐渡学」の勉強になった様です。

佐渡に何十年も住まれておられる年配者でも初めて当地を訪れたという方も居られました。それだけ、佐渡は広くて大きな島である事を改めで認識させられます。

往路復路の車中では、昨日即席に製本した歌本の童謡・唱歌を皆で歌い、遠足そのものでした。歌を口ずさんでいる時はどなたも笑顔で童心に戻り、旅を更に楽しんで頂けたことと思います。

高齢者も地域の宝であり、貢献者です。これからも皆さんと一緒に地元の地域づくりを進めて行きたいと思いました。皆さん今日は大変お疲れ様でした。そして、楽しい旅を有難うございました。(^^)/


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元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」改め「大人の遠足」。
会の名称はともかくブログ的には「佐渡を歩こう会」に戻します。
今回は春山に息吹く花を求め、金北山の山麓を散策しました。

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参加者も増え続け、今回は24名もの大人数!
どんどんパワーアップしています。

お年よりだけとは言えなくなりましたが、佐渡は結構車社会。若目(?)のうちから健康には気を使ったほうが良いでしょう。
皆さん、この会に参加するため普段から歩くよう心掛け足腰を鍛えているようです。

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スタートは新保ダム。
いつものように本日のコースを聞いた後、各自入念なストレッチを行ってから歩き始めます。

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今回は登山道を含むため、林道入り口にある観音様に無事を祈ります。

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林道の途中では山桜が見頃。

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いよいよ登山道の入り口です。
栗ヶ沢登山道から尾口登山道を登って行くと金北山の山頂に至りますが、今回は途中のたて池の清水が目的地となります。

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栗ヶ沢登山道の入り口周囲ではカタクリの群生が見られます。
現在片栗粉と言うとすべて馬鈴薯から取られているものですが、本来はこのカタクリの鱗茎から取られたものだそうです。
北海道出身の方は、小さい頃お婆さんがカタクリの葉っぱをほうれん草代わりにおひたしにしてくれたと言ってとても懐かしがっていました。

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まだまだ雪の残るところもあります。

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たて池の清水の手前でヌカるんだ急な斜面を登ります。
登り切ったところでどうでしょう!! こんな幻想的な景色に出会いました。

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水芭蕉の見頃は1週間ほど、ほとんど人が踏み入れない場所であるのに正にベストなタイミングで遭遇することが出来ました。

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枯れた薮の中ですが、ここで水芭蕉を堪能しながらゆっくりと昼食。
自分の足で登って来なければ見られない絶景の中での食事は最高に美味しいものです。

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昼食を終え元の登山道に戻るとすぐにたて池の清水。

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★注意★
ここから姫ヶ沢の沢沿いをどんどん下り姫ヶ沢登山口まで行きます。
最後の案内図にも書かれているとおり、この道は危険個所が多く一般向けではありません。
今回は屈強なお年寄り達(?)が大勢サポートしてくれたので足元が少し怪しいご婦人も無事下山することが出来ました。
山道に慣れない方は、元来た栗ヶ沢登山口へ引き返したほうが安全です。

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足場の悪いところにはロープが張られています。

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沢沿いにもきれいな花が咲いています。
ショウジョウバカマでしょうか?
見とれて足を滑らさないよう注意しましょう。

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ちょっとスリルを味わいましたが、皆無事姫ヶ沢登山口まで辿りつきました。

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なだらかな坂道を下ってスタート地点の新保ダムへ戻り楽しかった花道の散策も終了。
皆さん興奮冷めやまず、大声で話す会話がいつまでも山間にこだまします。


今年の目標は金北山の頂上を制覇すること。
ただ山は危険も伴うので、今後は参加者の体力に応じたコース設定にしようと言う事になりました。

これからも安全を心掛けながら、健康維持と好奇心を満たすために続けていきます。

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外仕事に出たくなる良いお天気が続いています。そして今週末に迫ったトキマラソンも、絶好のラン日和になりそうですね。

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桜はだいぶ散ってしまいましたが、所々八重桜や、枝垂桜もキレイなポイントがありますし、沿道にはチューリップやスイセンが咲き誇っていますよ。

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田んぼの水鏡に映った金北山や里山の風景、急に視界が開ける場所...ランナーの目にはどんな風に映るのかな。

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気温も高くなるようです。ランナーの皆さん、熱中症には十分に気を付けて、佐渡の空気を、景色を楽しんでください!


ある日の午後です。
同世代の若者たちを誘って小木半島でサイクリングをしてきました。

先日、中村隊員の企画もありましたが、電動アシスト自転車「エコだっチャリ」 は観光協会など島内7か所でレンタルができます。(2時間500円~) 
エコチャリ①

桜が見頃だったので自転車からお花見をしながら~

今回は三崎を中心に、ジオサイトでは簡単な説明をしながら進んでいくと、地元の若者から「へぇ~!」と新鮮な反応をもらえたり、「あそこのじいちゃんはこの岩はこうだって言ってたよー。」と地元の小ネタを教えてもらえたりと楽しい道中になりました。

エコチャリ② エコチャリ③

エコチャリ④ エコチャリ⑤

気になった風景に気軽に足をとめることができる。ちなみに今回は2時間で約14km進み、バッテリーの減りは4分の1ほどでした。

色々な見所があるけれど車では通り過ぎてしまうし、かといってロードバイクなんて・・・無理。と思っていたときのエコだっチャリ!(佐渡の方言「~だっちゃ。」にかけているんですね。)

またひとつ佐渡の楽しみ方が増えました
小木三崎は楽しさいっぱい!!
チャリダーにもオススメの地図は観光協会で手に入ります♪

外海府地区担当の重盛です。
先日、外海府地区の小田集落で、江普請に参加させていただきました。

「江普請(えぶしん)」という言葉、都会育ちの私には馴染みのない単語で、
恥ずかしながら、佐渡に来るまで「江普請」という言葉も、その意味も知りませんでした。

―「江」とは、田んぼに水を引くための用水路のこと
―「普請」は、道・橋・水路・堤防・建物などの修理や土木工事のこと

小田集落の江は、全長4キロ程といわれ、水源は大倉川の上流です。
江には、清流。水は、静かに山を下り、田んぼにそそぎます。

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木漏れ日のなかの「江」

春になると、田植えの準備として先ず、江普請。
山間部を走る江の管理・維持の大変さは、並大抵のことではありません。
 




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足を滑らせないよう、ロープをつたう

冬の間、江に積もってしまった土や落ち葉を取り除く作業は、まさに体力勝負。
集落の男たち数名で、埋もれている江を掘り起こしていくのですが、
全長4キロ程にもなるという小田の江普請は、本当に気の遠くなる作業です。

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江に水管を入れる作業

私もシャベルで掘り起こしてみましたが、
すぐに息切れしてしまいました。

この江普請、当然のことながら1日で終わるものではなく、何日も掛けて行います。
小田集落では、江の当番を決め、
交代で山へ上がり、江の管理と維持を行います。

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土のうで作った道の上を歩く

これまで私は、コメ作りの裏にある、この大変な仕事を知ることもなく、
毎日、毎日、お米を食べて生きてきました。

いま、外海府の美味しいお米をいただけるということの裏には、
こうした集落の人たちの努力と、維持してゆく力が無くてはならない存在としてあるのだと、
改めて知ることができました。

炊き上がったツヤツヤのご飯を見るたび、感謝の気持ちも倍増です。

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ブルーシートでタープをつくり、虫よけの焚火とともにお昼ご飯

 








 



お米作りに縁のない人にとって、「稲作」とはどんなイメージでしょう?

私も3年前、実家近くで活動するNPOで援農ボランティアを始めるまで、薄っすらとしたイメージしか持っていませんでした。
それこそ、田植えや稲刈りという作業があること、夏に祖父が水の管理に早朝と夕方に田んぼへ出かけていたなぁ(でも、具体的に何をしているかは知らず...) くらいの工程しか知りませんでした。

春は同時進行で様々な田んぼの作業がスタートする時期。その中でも、今年の稲作の始まりを告げる「お米の種蒔き」を今日はお伝えします!

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なんとも初歩的ですが、お米の種は、種籾(たねもみ)。もみ殻がついた状態のお米です。田んぼに田植えする苗は、野菜を種から育てるのと同様に、種蒔きの作業があります。田んぼに苗代をつくり、そこで田植えができる大きさの苗になるまで育てる方法もありますが、大規模で行っている農家さんは、今はほとんど育苗ハウス(ビニルハウス)で育てています。

今週月曜日、下新穂にある高橋農園さんの朱鷺と暮らす郷づくり認証米の種蒔きにお邪魔してきました!高橋農園さんでは、古代米や辺見酒造さんの酒米も作っています。

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これぞ機械化!? といった風景。その名も「種蒔き機」です。(そのまんま)

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苗箱を設置すると、そこに土が入り、均して、種籾が蒔かれ、表土がかけられ、最後に水までかけてくれます。機械化も、たくさんの田んぼを抱える農家さんにとっては必要なこと。今年は約8000枚の苗箱に種蒔きをするのだとうか。

種蒔きを終えた苗箱は、育苗ハウスへと移動、ハウス一面に敷き詰める作業が待っています。

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先ほどと打って変わって、人の手がかかる作業です。腰と足にきます。育苗ハウス1棟に約1200枚の苗箱が並びます。

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高橋農園さんでは、苗の芽が出てある程度の大きさまで育ったら、苗箱が浸るように水を入れプールのようにして苗を育てています。その名もプール育苗です!
苗箱を並べながら、プールの壁となる板を立てて行きます。また、芽が出るまでの間、上に保温シートをかぶせます。
 
人間でもお米でも、赤ちゃんのうちは特に手をかけてあげるのは同じですね。

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10日程すると、芽が出てきます。苗が順調に育ってきても、ハウス内の場所によって生育に差が出てくため、苗箱の位置を入れ替える作業があります。その名も「天地返し」!これもまた腰と足に来る作業です。

「巷では土なんて使わないで、スポンジで育苗する時代だよ」というお話も聞きました。スポンジの苗箱はさぞ軽いことでしょう。農業のかたちは変化していくもの。ただ必要なことは、食べる人が、そのお米がどうやって作られているのかを知って選んでもらうことだと思います。

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朱鷺と暮らす郷のお米が、生産者の顔が見えるから、朱鷺と暮らす佐渡だから、選んでもらえるお米になっていけるように、「稲作」の今を伝えていきます。

The island had first high-speed passenger & car carrier named AKANE this week as a substitute for Kogane-maru which had been operated between Pt. Ogi ,Sado and Pt. Naoetsu,Niigata side also as car ferry.

Kogane-maru used to operate the route during 160minutes however,

AKANE estimates it takes only 100minutes for the route. It means that 60 minutes will be shrunken by AKANE’s work.

AKANE is actually “Wave Piercing Catamaran Ferry” and it’s not only the hull itself but also decks and flames materials are made of aluminums instead of irons thus, she is lightweight vessel with eco operations and excellent fuel efficiency.

These facts makes her faster than before accordingly.

If you have an opportunity to visit Sado, we would like to recommend you to go on board AKANE route besides both Ryotsu-Niigata and Akadomari-Teradomari route in order to enjoy trip by each boat which has equipped marvelous technology.

Bon voyage to all !!! (^^)/

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私の暮らす新穂では祭りも終わり、お米づくりが本格的に始まりました。私の頭の中は、朱鷺と暮らす郷づくり認証米のことで半分いっぱいになっています。

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一昨年に引き続き、昨年も島外へお米の販売や、朱鷺と暮らす郷づくり認証米をPRしに行く機会が何度かありました。お客さんと話をしていて思ったことは、お米の美味しさ云々以上に、もっと伝えたい、伝えるべきことが私にはある、ということでした。

それは、佐渡の人びとが時に真剣に、時に何気なく取り組んでいる「朱鷺と暮らす郷づくり」そのもの。

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朱鷺と暮らす郷づくりは、お米の一認証制度ですが、大きな括りとして捉えると、佐渡が歩もうとしている道、多種多様な生き物たちとの共生を目指す、暮らしそのものなのだと思うのです。

それは、世界農業遺産(GIAHS)にもイコールでつながるもの。

これから一年、朱鷺と暮らす郷で、その郷づくりに取り組む農家さんをはじめ、それに関わるもの・人・風景ひっくるめて、ご紹介して行きたいと思います。

一人でも多くの佐渡の魅力的な人や仲間、景色に出会って頂けますように。




熊野隊員がブログにて佐渡島内の空き家物件を紹介しておりますが、
この度、片野尾地区の空き家にも住み手が決まり、四月に家族が引っ越して参りました!



しかしながら、家の中はこんな感じ…


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家主の方の荷物が残ったままで、雑然とした状態でした…。


と、いうことで!
急ピッチで片づけを行いました!




蔵


この家には蔵があったので、とりあえずタンスの中に入った衣類や使えない布団などはまとめて蔵へ。


開かずの間



蔵まで運ぶのが面倒なものは、家の中の一室を物置部屋にして、「開かずの間」をつくりました。

片付けていると写真や貴重品類なども出てきたので回収。
島内にいない家主の代わりに、親戚の方にきちんとお渡ししました。



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数時間でここまで綺麗に🎵
畳を敷けば生活感が出るかしら…。



それぞれに移住した理由はあると思いますが、一期一会と言いますか、佐渡に来てもらったことに感謝し、自分としては地域と移住者の間に入り繋げていけたらと思います!

全国でイチゴ戦争が勃発!

出荷量の多い品種は、栃木の「とちおとめ」、佐賀の「さがほのか」、福岡の「あまおう」などですが、各地で新品種を開発してそのブランド化に火花を散らしています。

新潟県も負けていません。
佐渡を含む新潟は、冬季に気温が低く日照も少ないのでイチゴの生育には厳しい環境ですが「越後姫」という新潟ブランドがあります。
ゆっくり時間を掛けて熟すため甘いイチゴが出来上がるということです。

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「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようなイチゴ」ということで命名されたそうですが、甘さと酸味がほどよくバランスし、ジューシーでとても美味しいイチゴです。

農業で地域の担い手になる事を目指し昨年は農産物を作る方でお手伝いをして来ましたが、いつもお世話になっている農家の方のツテで店頭での販売促進を体験させて戴きました。


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販売場所はAマートの一角。
出入口の傍を陣取り、しかも「本日限り」の特価という事で皆さんに感心を持って戴き売れ行きは好調。


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夕方までに物がなくなってしまう恐れがあるという嬉しい結果で早めに売り子は切り上げることとなりました。


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売り子をしているとお客様から「大きいのが良い」、「小さいのが良い」、「どこの産地か?」、「〇〇農園のはどれか?」と色々要望を出されて参考になります。

もともとイチゴは日持ちがしないのですが、品種改良や輸送技術が発達したため海を越える佐渡でも他県産が幅を効かしています。

まずは佐渡の人に新鮮でおいしいイチゴを味わって戴きたい!
そんな気持ちでこれからも顔の見える販売に携わりながら、消費者の求める農産物を作れるようになりたいと思います。

本日4月21日、待望の高速カーフェリー「あかね」が小木・直江津航路へ就航しました。

就航に先立ち、昨日、本船の試乗会へ参加させて頂きましたので、素人目線ですがレポートさせて頂きます。

当日は北東の風、風力4-5、波高20-30cm、雨の中での1時間程のショート・クルーズでしたが、カタマラン(双胴船)の利点を感じる事ができました。30分程して帰港の為、舵を約15-20度程左舷に切り始め、速度推測20-25ノットと比較的高速で回転し始めましたが、さすがにローリング(左右の揺れ)は無く、氷の上をスケートで滑る様に廻り始めました。またコンピューター制御されたスタビライザーが作動している為か横ずれも無く素晴らしいコーナーリングでした。

本船を建造したオーストラリア・タスマニア州ホバートにあるIncat社はカタマランの軽量船造船所として世界的に有名だそうです。従って、本船は車両用甲板部の黄色に塗られた支柱は鉄製ですが、船体も含めその他金属部分は全てアルミ製です。その為、軽量で燃費が良い為、本船をタスマニアから直江津港までの約1万キロを航海途中給油せず無寄港で2週間かけ廻航されたそうです。また、2等客室は“海の中”へ誘う様な素敵な海の生物をモチーフにした絨毯とサービス・カウンターデスクモールが愛らしくうかがえます。

他にも見学に値する箇所が随所に見られます。どうぞ乗船され発見してみて下さい。(^^)/

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すっかり外で過ごす時間が長くなりました。

山にのぼる人たちもぐんと増えました。


山に行く時の必需品。 お勝手に立つ時の必需品。

昨年の環境展示会エコプロダクツ2014でも販売した「ほっかむり」、春作業に向けて岩首の方々と一緒にコツコツ作っていました。
昨年の様子はこちら

3月の岩首サロンじんのびでは、夏野菜勉強会に加え、有志でミシンを持ち寄りほっかむり作りを行いました。
今までは、家にあるもらった手ぬぐいや、あまった布切れをつかう場合が多かったのですが、可愛らしく華やかな絵柄のものを選んで購入し、ちょっとお洒落なものを作ってみました。

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最近は、みんなお気に入りの絵柄のものを着て山へ。
自分用にも、子供や孫用、友人用など、皆さん意欲的です。

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針仕事って私たちの世代だと、すごく技術に差がある気がしますが、ばあちゃんたちは凄い!

なんでも綺麗に丁寧に仕上げます。

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野良着もちょっとお洒落に。

作れる量が少ないのですが、少しづつ販売していこうと思いますー。興味がある方は声かけてくださいね。

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佐渡は今桜の季節です。

真野地区には島内随一の桜の名所である真野公園があり、4月24日~4月26日には野外ステージにて「春の佐渡芸能祭」も開催されますので、是非ご覧下さい。


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◆「春の佐渡芸能祭」詳細は  こちら

協力隊的には少し残念なのですが、真野公園の桜並木は普段それほど混雑もせず落ち着いた雰囲気で鑑賞できます。
夜はカップル達が愛を育むデートコースにもなっているようです。


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夜桜のライトアップに彩を添える真野名物のハッタンぼんぼり。
私も冬の間新作に挑戦しましたが、野外ステージのど真ん中に置いて戴きご満悦(^O^)/


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ところで、真野新町では町屋のあちらこちらで庭に桜を植え、花見を楽しんでいます。
こちらは今年急逝した商工会の会長が植えた桜を囲んで故人を偲びました。


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別れは辛いことですが、桜の美しさと散り際の潔さがその人の人生を投影したものとして、残された人たちに元気を与えることもあります。
まだ小さな桜の木ですが、佐渡の厳しい冬を耐え毎年新たな花を咲かせ続けて欲しいものです。


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こちらは今月から地域の住民が気楽に集える場所として開始した喜楽小島屋さんでの観桜会。
場所を提供して下さったオーナーの方が、近くに住む高齢者を中心に声を掛け開かれたもので、普段はなかなか外へ出て来れない方々も楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

健康教室など定期的に実施される催しだけでなく、地域の有志の方がさり気なく行うこうした気配りは、高齢化の進む地域の活性化には欠かせないものと感じました。

祭りやイベントが衰退して行くのも寂しいことですが、こうした営みは目に見えずに無くなってしまいます。

佐渡ではそうした住民活動がそこかしこで行われ地域を支えていますので、私も出来るところから協力して行きたいと思います。

今週は相川金山の桜並木でライトアップが行われています。
そうした名所を維持するだけでなく、それぞれの思いを背負った地域の桜も大事にして行きたいですね。


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春の赤泊地区祭りシリーズのフィナーレを飾る「赤泊まつり」が晴天の今日行われました。
港では祭りを祝う大漁旗が掲げられています。八幡若宮神社では大獅子の後、小獅子舞が
奉納され、多くの観光客も見守りました。露店が連なるレトロのまち並みには若手によるタナ(山車)が引かれ、とてもにぎやかです。沿道では神輿に連なる巫女による厳粛な踊りも披露され、本神社の歴史的背景を垣間見る事も出来ます。

41日からスタートした当地区の祭りシリーズでしたが、人口約2,600名、島内10番目の旧村・赤泊でも、数々の祭りが存在し、そして、それぞれ異なったやり方で地域住民により、これらの祭りが歴史を経て、今世へ継続されて来ています。

しかしながら、現在の待った無しの少子高齢化、人口減少問題を鑑みると、この様な地域を繋いできた祭りが後何年続けられるのであろうか、どう対処すれば良いのだろうか等と、いろいろと考えさせられた祭りシリーズでした。(^_^;)

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→重盛真知子(外海府地区)の記事一覧

投稿名
 重盛真知子

担当地区 外海府地区
 
出身地 東京都
 
任期 2015年3月~

経歴 
服飾専門学校を卒業→、JICAボランティアとしてネパールに2年間滞在
前職→アパレルメーカーに勤務
 
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
初めて佐渡を訪れたのは、家族旅行でした。
その時に見た、外海府に広がる深い青色の海と、壮大な景色にとても感動したことを覚えています。また、新鮮な海の幸と、美味しいお酒・お米があり、地元の人々の温かさに触れたことが忘れられない思い出となりました。
その後、何度か旅行を重ねるうちに、迫力ある自然が溢れる外海府へのあこがれが強くなり、「この地に住みたい」という気持ちになりました。

これまでの活動内容・今後の活動予定

地域行事への参加等を通じて、地元の人や地域の特色について理解を深めていきたいです。 また、地域の方々とのコミュニケーションを大切にし、外海府が持つ良さの一つ一つを掘り下げて、その魅力を伝えられる協力隊になりたいです。

コメント
佐渡でロッククライミングができるよう、岩場探しも並行しています。

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→斉藤千里(佐和田地区)の記事一覧

投稿名
 斉藤千里

担当地区 佐和田地区(河原田本町商店街を中心に)

出身地 埼玉県(狭山市)
 
任期 2015年3月~

経歴 
秋卒業で大学を出た後、就職までをギャップイヤーと題して、オーストラリアやイギリスに滞在。その後、東京にてマーケティング・PR会社に約3年間勤務。
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
PRの仕事経験を地方で活かしたいと考え、東京での仕事の合間をぬっては、日本各地へ「どこへ移住しようか旅行」を始めていた中で、佐渡と出会いました。
佐渡には、自分が生活の中で大切にしている事、「遊べる海」「魅力的な人」「味わえるご飯とお酒」「ゆとりのある時間」が揃っていると思い、佐渡に住もうと決心。
「地域おこし協力隊」募集を見つけて、即応募となりました。

佐和田地区について
商業施設や飲食店などが集まっている佐和田地区。
佐渡の遊び場として、土日や夜などに人が多く集まってくるそんな場所です。
海が近いのも佐和田の特徴。
青い海が続く佐和田海岸は、朝・夕ともに太陽の光を浴びる海岸線で、ランニングやウォーキング、ドライブの休憩ポイントとしても絶好の場所です。 

これまでの活動内容・今後の活動予定
河原田本町商店街の活性化を中心に活動中。
商店街店舗の取材、イベント企画、販売促進企画、商店街の情報発信、新規参入店舗のサポート、空き店舗・スペースの活用等を実施予定。

コメント
佐渡は生活圏と自然が本当に近い!
思い立ったらすぐに、海でも山でも遊びに行ける環境、最高です。
 
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