年に一度、鷲崎に人が溢れるおいしいお祭り、佐渡海府寒ぶり大漁祭りがいよいよ今週末の日曜日開催されます。
平成8年から始まり、今年で21回目を迎えるこのお祭り。
今では島内外から約2000人前後の方たちがお越しになっています。
「佐渡海府寒ぶり大漁祭り」の名前にある「海府」という言葉がこのお祭りの大きなキーワード。
会場である鷲崎を含む海府地区は、黒姫から真更川までの9集落で形成されています。海府地区の中でも鷲崎を境にして、内海府の集落、外海府の集落と分けて考えている意識が集落間で強かったそうです。
しかし、このまま分けて考え集落がバラバラになっていても仕方ない、
過疎化が進んでいく現状で、内と外と分けて考えるのではなく、みんなで一緒に協力していこう、そしてこの地域をみんなで元気にしていこう、交流人口を増やしていこう
そのためには何ができるだろうか?
この地域は寒ぶりが名物だから、押すなら寒ぶりはどうだろう、
なら冬に寒ぶり祭りをやってみようか。
そんな話が地元の方の中で持ち上がり、すぐさま実行へと移されました。
各集落へ祭りの通達を行い、説得し、祭りの運営方法に関しては、両津のさかなまつり関係者からノウハウを学びました。
そして、平成8年12月、企画から実行まで約3カ月の急スピードで、第一回目の寒ぶり祭りは開催されました。
1年目から500人近くの方が訪れ、用意していた「寒ぶりづくし弁当」セット、鮮魚、地元の農産物等はほぼ全て完売。
手ごたえを感じた地元の方たちは次年度の開催を決定。以降、毎年同時期に開催されるようになり、規模は徐々に大きくなり現在に至っています。
地元の方たちが自ら活性化のために立ち上がり、集落を越えて協力し、おもいを持って続けてきたお祭りです。
あら汁用イナダの仕込みをする地元のお母さんたち
ものの5分ほどでさばいてしまいます・・・ずっと見ていたくなる程の手際の美しさ。
この祭りのメインは何といっても、新鮮な寒ぶり!
漁港での直売のため特に新鮮で、大変お得に購入できます。
寒ブリレースや魚つかみどり大会、鷲崎鬼太鼓や亀翔会による佐渡民謡の披露、
地元のお母さんたちが作った大人気・あら汁無料サービスなどもあります。
地元農産物の販売やおいしい屋台も数多く登場します。
お腹を空かせていらしてくださいね。
◆2016 第21回 佐渡海府寒ぶり大漁まつり
日時:平成28年 12月4日(日)
10:00~寒ブリ販売開始(14:00閉会)
場所:鷲崎漁港イベント会場 鷲崎ふれあいセンター
主催:佐渡海府寒ぶり大漁まつり実行委員会
お問合せ:0259-27-3258(内海府漁協内)
また、漁師の奥さんから教わる魚さばき講座も祭り内で開催します!
魚のさばき方のコツを教えます。
さばいた魚は刺身やたたき、だんご汁にしていただきます。
鷲崎産のおいしいお米も出て参加費500円!とってもお得でおいしい講座です。
◆魚さばき講座
日時:12月4日 11:30~13:00
場所:鷲崎ふれあいセンター
定員:6組(2人1組可能)
参加費用:500円
お問合せ:0259-27-3258(内海府漁協内)
講師の森川あゆ子さん
開催日の12月4日、日曜日の天気予報は今のところ晴れです!
皆さんのお越しをお待ちしています!