佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2017年07月

 両津地区担当の武田雄二です。

 今月いっぱいを持ちまして、3年間にわたる「佐渡市地域おこし協力隊」隊員としての任期を終えます。

 在任中、皆さま方には大変お世話になりました。

 このブログを通して、佐渡の情報を発信できたかたどうかにつきましては甚だ心もとない面もございますが、3年の間、目を通してくださった方々には深く御礼を申し上げます。

 退任後も両津に残り、佐渡観光に関する仕事に携わらせていただきますので、引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

 本当に長い間、誠にありがとうございました。

 

佐渡市地域おこし協力隊

武田雄二 拝

佐渡には7ヶ所の海水浴場があります。

そのうち、相川地区にある「達者海水浴場」の取組みをご紹介します!

 

達者までのアクセスは、以下のとおりです。
アクセス

(達者マップより抜粋)

 

透き通る海がとてもきれいで、魚の群れが海面から見えます。磯遊びもできます。

湾内にあり、テトラポットがあるため、大きな波はきません。
海開き
715日(土)~820日(日)は監視員がおり、安心して海で遊ぶことができます。

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この写真は昨年のお盆過ぎ、プライベートビーチの様でした。

そんな達者海水浴場では、

昨年、地元自慢のお米や野菜を通して、海水浴客に集落のことを知ってほしい、また遊びに来てほしいという思いから、農産物直売所を開設しました。人が集まる場所となり、おかげさまでとても賑わいました。

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そして今年、
2年目の農産物直売所を営業します!!

日にち:729日(土)、30日(日)、

     85日(土)、6日(日)、11日(金㊗)、12日(土)、13日(日)
    
7日間  ※天候により中止する可能性もあります。

●時間:10時~15

●場所:達者海水浴場監視所のとなり

●内容:お達者米おにぎりの無料振る舞い(11個ずつ、各日約100個用意)

      お達者米の販売

            達者産野菜の販売

            ジュースの販売

            カップ麺の販売

            パラソル・レジャーシートの貸出

●日陰で休んだり食事を摂ったりできる休憩用テントを設けます。

●県道45号沿いにある「宮本商店」「川波酒店」で、パンやお菓子、アイス、アルコール類なども購入できます。

「昼食になるようなごはん物を置いてほしい」
という声が、昨年多く聞かれました。検討しましたが、<販売したいが、販売物を調理する条件に合う調理場がない、また、用意できても保冷する方法がない。→欲張り過ぎず、現状でできることをしよう!>という結論に至りました。

ということで、

カップ麺を販売することにしました!
せめてものおもてなしで、達者の清水、通称「お地蔵さんの水」を沸かします。
暑いなか熱い麺をすする…
山に囲まれて海を眺めて食べるカップ麺はいつもよりおいしいと思います!

昨年、直売所に来てくださったお客さんに尋ねた「どこから来ましたか?」。

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新潟のほか、長野、群馬、栃木、埼玉、東京から来られた方が多いです。達者を選んで来てくださるなんて、うれしい限りです!達者ファンが増えるといいな…♪今年も調査します。

達者の海は、集落の自慢です。
今年も賑わうことを願って、お待ちしています。


また、

金を中心とする佐渡鉱山の遺産群』として世界遺産になるかどうか、もうじき決断されます。

現在、50年に一度の記録的な大雨による水害や土砂災害が身近で起こり、自然の恐ろしさを実感しています。これから起こり得る二次災害が懸念されますが、喜ばしいニュースとして佐渡が世界遺産に選ばれてほしいなと思います。

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(達者浜に咲くハマナデシコ)

この夏、高校生6人の想いが佐和田海岸で形となるのをご存知でしょうか?私は4月からこの6人を見守りながらサポートを続けてきました。
そしてついに7/30(日)午前10時に彼らのアイディアが実現します!

witHus

佐渡の海を楽しんでいる若者が少ない。
彼らの企画は、この状況をなんとかしたいから始まりました。そのために、佐渡の若者が楽しめる場所を海につくり、海との接点をつくってみる。そのアイディアとして、自分たち同世代が考えた楽しいと思えることをやってみる。
その結果水上アスレチック(ウォータースライダー)」がやってきます!

スライダー

「やってくる!」ってそう簡単な話ではなかった。

ここまでくるのに、ヘトヘトになるような努力が積み重なっていることを、今回皆さんに少しご紹介したいと思います。この話の始まりは3月まで遡ります・・・

集合写真(ぼかし版)

最優秀賞を勝ち取ったチーム「witH us」
この企画を進めているチーム「witH us」は、今年の3月19日に開催された「佐渡のしゃべり場 佐渡を豊かにする中高生のプロジェクト発表会」(主催:佐渡キャリア教育ネットワーク)に出場し、見事最優秀賞を勝ち取ったチームでした。このイベントは、佐渡の中高生が佐渡を豊かにすることをテーマにアイディアを出し企画としてプレゼンをする大会として島内で初めて開催されたものです。

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「やりたい」と発言した責任感がじわじわ。

最優秀賞をとった「チーム witH us」を含め、発表した生徒たちは発表しただけで終わらせるのではなく、実現に向けて動き出すことになりました。発表の審査においても実現性は評価基準にありましたが、彼らの中で「頭の中の企画」と「実現に向けた動き」では大きなギャップがあり、「やりたい」と発言したことの責任をじわじわと感じはじめ、わくわくだけではない辛いことにも直面します。
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「佐渡まで持ってくるって・・大変なんだ。」
「水上アスレチックってさ〜どうやって持ってくる?」頭の中のふわっとした企画を現実にするってとても大変です。メンバーそれぞれが全国のレンタル企業を探し、リストアップした企業に声を震わせながら電話をかけ交渉を始めました。ほとんどの企業に断られる中、奇跡が起こりました。なんと!沖縄のレンタル企業が佐渡でのレンタルを承諾してくれたのです。「やっと決まった〜」とホッとしたいところでしたが、レンタルと送料合わせて50万と言う資金の壁が現れたのです。

応援金

「自分たちの頑張ってる姿が応援に繋がるんだ」
もちろん高校生のお小遣いをいくら集めても50万円には届きませんよね。「ではどうする?」この課題に対して自分たちができることを考え、お金を稼ぐことはできなくても、集めることはできる!島内のイベントで企画を紹介をしながら応援金を集める活動を始めました。最初はもじもじしていたメンバーも「頑張って!」「応援してるから!」と言う声がかかるようになると、自分たちの姿を見せることで、共感を生んで応援に繋がるんだ・・と言う自信が芽生え始め、週末のイベントを探しては応援金を集める活動を続けました。また島内の企業を回り自分たちの考えを話しながら協賛を得る活動も並行して行いました。ご協力頂いた皆さんありがとうございます!

そしてついに!イベント当日が迫る!
いよいよ実際に水上アスレチック(ウォータースライダー)が佐和田の海岸に現れる日がやってきます!資金もあともう少しのところまでやってきています。お金の心配も残る中、今は当日の運営方法やルール作りを進めており、メンバーも最後の最後まで必死です。当日は自分たちは遊ぶ側ではなく、遊んでもらうための裏方役であることを自覚しながら、「人を楽しませるって大変なんだ」ということを身をもって学んでいるようです。7/30(日)同日開催する「海の日フェス2017in佐和田」の方々に多大なるご協力をいただきながら、なんとか本番を迎える目処が立ちはじめています。

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ぜひ高校生の頑張ってる姿を見に、この夏の思い出をつくりに、7/30(日)は佐和田海岸で!お待ちしてます^^

◎海の日フェス2017in佐和田

日時:7/30(日)10時〜15時
場所:佐和田海岸(Ryokan浦島うら)
事務局:0259-52-3148(佐和田商工会内)

◎Ocean Evolution(水上アスレチック)
詳細:海の日フェス同日・同会場にて開催
問合せ:withusproject@gmail.com

※参加条件※ ※参加費500円(時間制限・定員あり)

身長110cm以上     

・小学生以上        

・10歳未満の場合は保護者同伴

・一人で泳げること

・アルコールを摂取していない

・妊婦ではない

・医師等に遊泳を禁止されていない

・薬の服用等をしていない

小木町・宿根木地区の担当となって、
お会いしたい方のひとりに、竹細工職人さんがいました。


まずはその方の作品を…
①
◇本煤竹手付き花篭(千筋編み)◇
 

②
◇本煤竹長角黒竹手付き花篭(千筋編み)◇



「職人」さんだから堅気で気難しいお方かな~~~と、
すごくドキドキしながら伺ったのが4月末。

ちょうど新潟市であった展示会を終え、佐渡へ戻ってきたところで、
「一服するところだったんだよー」と作業場の中へ上がらせてもらい、
ご夫婦そろって応対してくださいました。

かつては佐渡全体で盛んだった竹細工も、生活様式の変化に伴い、
竹製品の需要が減った現在、それを生業にしている人は
小木ではいるか、いないかというくらいに僅かなのだそうです。

確かに我が家に竹製品はいくつあるかな。。。

花篭づくりに特化したものの、展示会を開くと「目の保養になりました」と
言ってもらえるけれど、なかなか購買にはつながらない…そんな話も。


私も、素敵だなぁとうっとりするばかりで、易々とは手が出ません。
今の身の丈に合ったものを身に着けさせてもらっています。
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それが髪留めと、スカーフリング。
髪留めの色の濃い方は、秋・冬、白い方は春・夏に(^^♪

後日、何気なく身に付けて作業場へ伺った帰りに、
「スカーフリングしてくれていたのが分かりませんでした。
母さん、早う教えてくれりゃあいいのに。ありがとうございました。」と
メールをいただき、初めて伺った日のドキドキを上回る心拍数でした。



この小木の誇れる逸品を、より多くの方々に知ってもらいたいなぁと思っていたところ、
同じ4月から協力隊に着任した林隊員が「ふるさと納税」の担当で、
返礼品開拓をしていることを思いつき、相談を持ち掛けてみました。

そうして林隊員に小木まで来てもらって詳細を説明してもらい…
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左が林隊員。右が竹細工職人の数馬さん。


私の熱い押しを受け入れてくださり、
このたび、佐渡市のふるさと納税返礼品に登録される見込みです!



囲炉裏やかまどが現役だった時代、その家の天井や屋根裏で二百年もの間
燻されてきた煤竹(すすだけ)は、今では本当に貴重なものです。
その煤竹を使った作品は、当然ながら1点1点色や模様が異なり、
そんな花篭に季節の草花を挿すと、より一層美しさが引き立ちます。

もう一度、載せさせてください。
①②


花篭だけではなく、バッグもあります。本当に素敵です。
ただ、ご紹介するにはまだまだ勉強不足なのでまた
のこのこと作業場へお邪魔させてもらおうと目論んでいるのです。

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4月に催された展示会のDMはがき。
バッグやアクセサリーもご覧あれ!

こんにちは、祭り女の渋谷です。

 

最近「佐渡に来た時より大きくなった?」とよく言われます。

ええ、ええ、佐渡に来てから体の成長(横に)が止まりません。

佐渡の酒とご飯がおいしすぎるのがいけませんね。

 

さて、そんな私にぴったり!?のイベントがもうすぐ赤泊で行われます!

 

じゃーじゃん↓
2017赤泊港祭りポスター3校正◎

赤泊のビックイベント「赤泊港まつり」!!

 

港まつりの名物と言えば、何といっても「海上相撲」です。

海の上の土俵で、相撲の真剣勝負をします!

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おもしろそう!!!

最近成長の著しい私なら優勝も夢じゃないのでは・・・(笑)

 

そう、私は海上相撲に出る気満々なのですが、

海上相撲の話をするとき、佐渡の人の反応がみんな同じですごく面白いです。

 

相手「渋谷さん海上相撲に出るんでしょ~(ニヤニヤ」

私「出ますよ」

相手「え!?!本当に!?!??!!」

 

海上相撲出ますよ、出るからには優勝目指しますよ。

ぜひ一緒に戦いましょう!

 

女相撲も本気の取っ組み合いです↓
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当日飛び入り参加もOKですが、出たい方は先にご予約いただけると助かります。

詳細、申し込みは赤泊港祭り実行委員会へ↓

Tel: 0259-87-2200

 

今年は、佐渡出身の大相撲力士「魁渡」も来場します!

佐渡にゆかりのある力士に会えるなんて楽しみですね。

 

そして、もう一つの名物と言えば・・・↓
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「ダンボール舟レース」です!!

 

自作の段ボール舟で速さを競うレースです!

タイタニックのごとく沈没してしまうものまた一興ですね(笑)

 

早さだけでなく、舟のデザインにも注目!

優れた舟のデザインには「段ボール舟大賞」が贈呈されます。

 

「レースには出たいけど、舟を作って持っていくのは大変だな・・・」

 

という人もご安心を!

商工会が舟を貸し出してくれますよ。

 

こちらも当日参加できますが、事前の予約をお願いします。


夜の楽しみは・・・↓
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芸能披露!ビアガーデン!

バンドやおけさ、大道芸、演歌歌手など様々なステージ発表があります。

 

また、毎年恒例の花火大会もあります。

今年は昨年までと日程を変更し、8月5日(土)に花火が上がります。

 

佐渡島外からいらした方、佐渡に里帰りされた方も

花火を一緒に楽しめるようになりました。

 

ステージや花火を見ながらの醍醐味は・・・↓
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地元の商工会を中心に、うめぇもんをたくさんそろえたお店が出ます。

ゆっくり見ていってくらんせ~(ゆっくり見ていってください)

 

 

<赤泊港まつりスケジュール>

◎8月5日(土)

17:00~ 特産品販売

18:00~ 芸能披露

20:30~ 花火

 

◎8月6日(日)

9:30~ 小中学生マーチング・ブラスバンド

12:00~ ダンボール舟レース

13:00~ 日本海海上相撲

18:00~ 芸能披露

 

詳細情報・お申し込みは、港祭り実行委員会(赤泊商工会内)へ↓

Tel: 0259-87-2200


 ふるさと納税の人気返礼品リサーチの第3弾は「牛乳」です。
(なお、牛乳自体は返礼品にありませんので、あらかじめご承知おきください)

 お酒の好きな方は色々な銘柄の「飲み比べ」は経験ありますよね。では牛乳の飲み比べはいかがですか?
 市内のほとんどのスーパーでは牛乳コーナーに「**牛乳」と「佐渡牛乳」が並列して販売されています。後者のパッケージはとてもかわいいトキのデザインですぐにわかりますが、お値段は他より高めかも。「安い方でいいよね」とは佐渡暮らし初の私の妻。
 ある日、我が家の食卓に偶然その2種類の牛乳がありました。(母と妻が別々に買い物をしてきたようですが、嫁姑の諍いではありませんので、念のため)
そこで早速「うまい」と噂の佐渡牛乳と飲み比べを実行してみると、「確かに違う」と家族全員がトキのパッケージに軍配を上げました。正直、牛乳で味の違いがこんなにわかったことは驚きでした。(※これはあくまでも個人の感想ですので、ご了承ください)DSC00510
 それ以来、我が家の冷蔵庫にはトキのパッケージが常駐しています。
この牛乳から造られる「農場ナチュラルチーズ&バターセット」が返礼品として根強い人気を誇るのは当然なのかもしれません。pd_d2efda32af00556b4184ff885689b83e4f61eb5e[1]

 では、その源流となる酪農家の現場はどうなのでしょうか。またまたリサーチ開始です。

 今回訪問させていただいたのは、お父様の代から酪農を始めて約50年という藤原宏道氏のご自宅兼農場です。
 現在、肉牛10頭と乳牛40頭を飼育されているそうですが、山間部を切り開いた敷地は多くの設備や車両で一杯。牛舎の方へ足を向け入り口に立つや、「モォ~」と牛たちの大きな目が一斉に私に向けられ一瞬怯むも、さらに奥へ。DSC00507すると餌のお世話中だった藤原さん、笑顔のお出迎えに一安心です。(最初、藤原さんと牛が仲良く会話しているような印象を受けました:写真下)

 さて、酪農家の日々の仕事はどうなっているのでしょうか?
 高校卒業後、北海道の大学で勉強もされた藤原さんですが、「とにかく休む暇がないのと品質管理が大変ですね」というのが第一声。「特に夏場は牛の健康管理に気を遣う」そうで、「飼料の内容を変えたり、毎日の気温の変化にも気を配っていますよ。クリーンミルク認定農場(注)としてのプライドもあります。」(藤原氏) なるほどプロです。
 動物の命と向き合って日々暮らすというのは、言葉を介さないだけにもの凄い苦労があり、気配りが必要なのでしょう。

 藤原さんが目指す酪農とは?
 「休みがとれる酪農家かな(笑)。できることなら佐渡の草(飼料)100%で、今よりもっと健康な牛の乳を搾り、沢山の消費者が喜んでくれる顔が見たいですね。」(藤原氏)と、ちょっとはにかみながらもキッパリ!佐渡を愛する酪農のプロなのです。DSC00508



 もちろん、その牛乳を製品加工して販売している株式会社佐渡乳業さんの企業努力が大きいことは間違いないと思いますので、詳細は下記HPでご確認ください。
【㈱佐渡乳業】
http://sadonyugyo.com/
 なお、近々その生乳が「佐渡市ふるさと納税返礼品」でも飲めるようになるとの噂を耳にしましたが・・・?。

注:クリーンミルク認定農場
http://sadonyugyo.com/anshin/creanmilk.pdf


 ふるさと納税の人気返礼品リサーチの第2弾、今回は「柿」です。
(ちなみに第1弾は5割減減栽培のお米でした)

 「おけさ柿」というJAさんの商標名でご存知の方が多いかもしれませんが、以前は八珍柿(はっちんがき)と呼ぶのが一般的だったと記憶しています。ググってみると「種のないことが越後七不思議の次に珍しいので、八珍となった」と書いてあります。なるほど!pkudamono21

 私が子供の頃、秋から冬のおやつといえばこの柿でした。私の実家にも何本か柿の木があり、父が収穫して焼酎でさわしていました。「さわし柿、まだ食えんかなぁ~」と開封される日の待ち遠しいこと。そして母に剥いてもらった柿をコタツにあたりながらかぶりつくという、もう思い出すだけで口の中が・・・。
 ということで、その栽培方法等はどうなっているのか?南佐渡の農家さんに訪問取材させていただきました。
 まずは赤泊地区の上野初男氏をご訪問。
 レモン、サクランボ、ゴーヤ等々、まあいろいろ栽培しておられますが、そのレポートは赤泊地区担当の渋谷隊員にお任せして、柿のお話し。
 摘蕾(てきらい)をご存知ですか。実は私、初めて知りました。要は、良い実をつくるために一つの枝には1個の蕾(実)しか残さない。よって、その枝の他の蕾は切り落とす作業のことです。もちろん手作業で!DSC00498
「うちは1町5反(1.5ha)の畑でつくっている」(上野氏)そうで、遥かなる柿の木の並木道。この1本ずつの枝を手作業でとは、思わず「ぎゃー」と叫びたくなります。DSC00499

 「だから収穫の人手も大きな問題」(上野氏)と聞けば納得するしかありませんが、最後に一言「俺のつくった柿を大勢の人が喜んで食べてくれる、それがやりがいよ」と、上野さんカッコいい。



続いては小木地区の青木健一郎氏と奥様の多恵子さんに、作業中の柿畑でお話を伺いました。
「とにかく暑いね」の一言からはじまった青木さんのお話ですが、こんな厳しい夏の日差しの中で、もっと熱い柿への想いを語っていただきました。DSC00515
青木さんはその品質(糖度)にこだわりを持ち「枝の密度を3割程度落としても日当たりをよくして糖度を上げるのだが、剪定と肥料のバランスにも気を配る必要がある」とのこと。素人の私にはとても理解しきれませんが、きっと匠の技というやつでしょうね。
そして秋の20日間で約8万個の柿を出荷されると聞いて、ただただ脱帽です。

それにしても「この暑さの中、そんなに働かなくても・・・」と怠け者の私が切り出すと、それまで黙々と作業をされていた奥様の多恵子さんが「夏の今の苦労は秋に柿が恩返ししてくれるのよ!」とニッコリ。つまり「かいた汗の分だけ柿が質と量で答えてくれる」(青木氏)とのことです。ジ~ン!
こんなご夫妻のつくった柿がおいしいのは当然ですよね。DSC00517


秋になるとスーパーには「柿」コーナーができ、色々な柿が一斉に並べられます。その中で、「佐渡の八珍柿が一番美味しい」と胸を張って言える自信が沸いてきました。





突然ですが、
ご覧下さい、この田んぼ!


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田んぼの中に「ハート♥が・・・・


ここは、外海府は関集落、山の中にある田んぼです。

今春、小田の農事組合法人ケーエフが植えたものです。

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小田の農事組合法人ケーエフでは、耕作放棄地の利活用を目的として、お米をはじめとする様々な農作物の栽培に取り組んでいます。

その中のひとつに、「古代米」があります。

古代米には、赤・黒・緑など、実に豊富な種類があり、その穂の色もそれぞれ異なります。

「そんな穂の色を活かして田んぼアートをやってみないか?」
と、遊び心満載のお誘いを受けたのが今年の4月。

田植え~稲刈りまですべて手作業で行っているこの田んぼならではの提案です。

が、しかし、田んぼアートなんて初めての試み。
どうやったらいいんだろう?と、悩むところからのスタートでした。

そして・・・

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まずは八反で田んぼに枠をつけ・・・・

次に、紐と杭をうまく使って絵柄を描いていきます。(なんとなく)

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指示を出す人と、紐を動かす人に分かれて、
「ここに黒米、あっちに赤米、周りは緑米」と、声を掛け合い・・・

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あとはひたすら手で古代米の稲を植えていきます。

どんなふうに見えるかは、稲がある程度成長するまでのお楽しみ・・・

・・・と、いうことで、待ちに待った7月!
ようやく全容が見えてきました!

じゃーん!

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題して【 I LOVE♥ 田んぼ 】です。☺

今日、こんなにもニヤニヤとした顔で田んぼを眺めていたのは、おそらく佐渡で私だけでしょう。

とってもとっても嬉しかったのです。

初めての取組みだったので、失敗するかもしれないという不安もありました。

細かい技術も無く、アートと呼ぶには程遠いかもしれません。
それでも、田んぼひとつでこんなにも嬉しく、元気をもらったのは初めてでした。


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<古代米の稲穂>

穂の色がとても美しい古代米。
秋の稲刈り時期には、もう少し見た目に変化があるでしょうか・・・

手刈りなので、その時には「手刈りアート」もできるかな・・・

田んぼアートの楽しみは尽きません。
つづく・・・・☺


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<ひとやすみ(最高)>




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