佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

2017年12月

相川地区で活動を行う小林美由紀(金泉地域)と重盛真知子(外海府地域)の企画で、111日から1130日までの1ヵ月間、新潟市中央区にある「Books & Music Blue Cafe」にて『写真展佐渡』を開催させていただきました。

なぜ企画したのか…

以前の記事を読んでいただければと思います。

👉http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1068572744.html



すてきな店内のあちこちに、写真を展示しました。

IMG_0528

IMG_0529

IMG_0517

IMG_0522

トイレにも…☆
IMG_0538 (2)

1118日(土)。

トークイベント「佐渡ファンクラブ主催 さどトーク#7」の参加者は、なんと総勢20名!

協力隊として地域に深く関わり、実際に暮らして感じた佐渡・相川の魅力を新潟市に住む方々にお話させてもらいました。

 

魅力は、「自然」「」「」だと思います。

言葉だけでは伝えきれないことを、写真を通して感じてもらえたかなと思います。

 

「良いカメラを使っているのですか?」

とよく聞かれますが、高級なカメラは持っていません!スマホで撮影したものもあります。

おだやかな様子、荒々しい様子、風景そのものがすばらしいため、素人が撮っても写りが良いのです。そのくらいすばらしい景色が佐渡にあります!!


また、

展示期間中、感想ノートを置かせていただきました。

ブルーカフェの方からの提案で始めたのですが、直接お話できなくても感想を知ることができ、とても為になりました。

 

その一部をご紹介します。

 

✦知らない景色にすごく惹かれました。中でも冬の佐渡いいな。日帰りでもちょこちょこ行きたいです。

✦とにかく色が素敵!佐渡の魅力を伝えたいという撮影者の気持ちが伝わってくるようでした。

✦海にすごい魅了されました。引き込まれるくらい感動しました。佐渡に行きたい‼そんな気持ちになりました。

✦こんな絶景があるとは知りませんでした。

✦会いに行きたい佐渡がたくさんありました。

✦佐渡の出身でありながら、知らない風景だけど、いい場所だなぁと感じられました。

✦最近行ってない佐渡に久しぶりに会えたような気持ちになりました。

たくさんの言葉をいただきました。
私たちの自慢の佐渡を知っていただけた事、興味をもっていただけた事をとてもうれしく思います。準備・展示・トークイベントを通して、やっぱり佐渡はすてきな所だなと改めて思う機会になりました。

写真を見てくださったお客様、協力してくださったBlue Cafeのおふたり、どうもありがとうございました。


「新潟から佐渡へ渡る」

時間もお金も少しかかりますが、島へ渡ったら納得できると思います。

新潟市まで来られたら、ぜひもう少し足を伸ばして佐渡へおいでください⛵


IMG_0753 (2)

左から、小林美由紀、重盛真知子。 ☺写真展やってよかった☺

(写真提供:トークイベント参加者)


先日ご案内の動画をアップしました。
かなり手作り感満載の動画ですがご了承ください。(汗)
また、多くの方にご覧いただきたく、よろしければシェアいただけると幸甚に存じます。

佐渡めぐり塾とは…

佐渡市の委託事業で、佐渡生きもの語り研究所と地域おこし協力隊が共同企画する、世界農業遺産について親子で楽しく学ぶ体験プログラムです。

 

昔から伝わる民話があり、田んぼを守りながら貴重な藁を使う暮らしが今でも続けられている達者集落が、今回の舞台になりました。

_DSC0539

まずは、
「むかーしむかし、とんと昔にあったとさ…」

生まれも育ちも達者集落である85歳のおじいちゃんから、集落にまつわるお話を聞きました。

『安寿と厨子王』『山門洞クシキ』という2つの民話も聞きました。
お話に出てくる、「逢う坂」「お地蔵さんの清水」「山門洞」などは、今も集落に残っています。

 

それらをポイントに集落内を歩くスタンプラリーに出発!


_DSC0564

IMG_0789

_DSC0583

大事なポイントや民話が描かれている巻物マップに、子供たちはわくわく!
(スタッフの手作り!がんばった甲斐がありました!)


_DSC0603

_DSC0645 (2)

_DSC0656

ポイントでスタンプを押してもらい、アイテムをゲットしていきます。


_DSC0642

「もっと歩きたかった~」という声もありました。


_DSC0771

昼食。
はぜ架けしたお達者米と、お母ちゃんたちの手料理の数々。
サザエご飯、きのこ汁、煮しめ、ぜんまい炒め、…どれも美味しくてお腹いっぱい!
ごちそうさまでした!


_DSC0859

午後いちばんは、藁についてお勉強。

漢字からわかるように、「」は「くらい価値が」だったそうです。


_DSC0818

_DSC0817

昔、日常的に使われていた藁で作られた様々な道具。

編む技術がすばらしいです!


IMG_0796
いよいよ、子供も大人も初めての藁草履作りの時間。

_DSC1047

_DSC1166

苦戦しながら、手取り足取り教えてもらいながら、なんとか親子で両足分完成…したかな。
「不格好でも履ければ草履だよ~」とお母ちゃんは言います♪

教えるお母ちゃん達はイキイキとしていました。
若い人との交流がとても楽しくて、元気をもらったそうです。

 

藁を手に入れるには田んぼの稲作を維持していかなくてはなりません。

田んぼを守る事は、生活そのものや技術など暮らしを守る事にもつながります。

世界農業遺産、ジアスは奥が深いですね。

達者集落のみなさん、大変ありがとうございました。

 

次回:20183月新穂潟上集落にて(予定)



年の瀬が近づいてまいりました。

今朝、目覚めたら外が白銀世界になっていたので、「いよいよやって来たな・・・」と、背中とお腹にしっかりホッカイロを貼り家を出ました。

IMG_22371
(今朝の関集落)

今日は、お正月に欠かせない「しめ縄」の作り方を教わるため、関集落のとあるお家にお邪魔しました。


DSC_0302

しめ縄が施されている場所は、そこが神聖であることを示しています。

年の瀬に家じゅうの戸や窓にしめ縄を施すことで、しめ縄が結界となり、不浄なものが中へ入ることができなくなります。
そうすることで、年神様を安心して家にお迎えできるのだそうです。

近年は、市販のしめ縄を玄関や車などに飾るのが主流のようですが、ここ外海府には、毎年丁寧に手作りをしている家がまだあるのです。

しめ縄がどのように作られるのか、昨年その作業を見学させてもらったのですが、今年はついに自分でしめ縄をつくることになりました。
うれしい!!

DSC_00021

しめ縄の材料となるのは「稲わら」。
手刈りしたものを使います。

DSC_00011

干した稲わらを叩いて柔らかくしておくと、作り易いだけでなく、綺麗に仕上がるのだとか。
こちらの家主は、こうした下準備にも手を抜きません。

今回は「七五三縄」を作るため、わらも7本・5本・3本と分けておき、作業をしやすくしました。

DSC_00041

最初にわらを6~7本取り、縒(よ)りはじめます。

DSC_0299
(↑ 手元の写真を取り忘れたので、昨年の写真です)

両手を擦り合わせるようにして縒るのですが、稲わらが手の中で上手く転がらず、コツを掴むまではすごく難しかったです。

そして作業場は、キンキンに冷えた場所。とても寒かったです。
おじさん素足だ・・・わらを足の指でつかんで押さえるため、とのこと。

DSC_00061

掌を何度も擦り合わせているうちに手がポカポカとあたたまり、気持ちも温まる・・・☺

この家では、玄関・神棚・床の間・仏壇・家じゅうの窓や戸など全てにしめ縄を付けるため、30本も作ります。
玄関と神棚は、二間(けん)もあるので、ながーいのを作らねばなりません。


IMG_2241

やっとの思いで一本完成。(下手)

私の隣で作業をしていたおじさんは、私が1本作るうちに5本も完成していました。すごい。

IMG_2240

↑ この通り。(下手)
端の処理や、稲わらの本数を足していく際が難しかったです。

完成品 ↓↓↓↓↓

IMG_2250


「しめ縄づくりは、12月28日の餅つきが終った後に行うと良いんだよ」
と、家のおじさんが教えてくれました。

この家でも、以前は餅をついた夜に作業を行っていたそうですが、何せ一晩に30本以上も作る大仕事。
現在は、少し早めの12月中旬ごろに、しめ縄づくりを行っています。

先祖代々の家を大切にする姿勢が、この「しめ縄づくり」からしっかりと伝わってきますね。

DSC_1457
(今年の正月の様子)

余談ですが、
通常しめ縄には、松とゆずり葉をつける事が多いですが、関(外海府)では、松の葉の代わりにアテビの葉をつける家が多いです。

関はアテビの産地だったからでしょうか、昔から建築用材として人々がアテビを大切にしてきたことがうかがえます。

DSC_1421 (3)
(アテビ ↑ 佐渡市の「木」でもあります。)


お正月準備を一つ終えて、なんだか一安心。
今晩は、なんだかお餅が食べたい気分です。☺




 今年は冬の訪れが早いのでしょうか。大佐渡山脈に初冠雪をみてから一気に寒さが増し、鉛色の雪雲にお日様がさえぎられる日々がやってきました。
IMG_20171211_144255

 久しぶりに観る佐渡の雪景色に見惚れているそばでは、「洗濯物が乾かない!」とかなり不機嫌な妻の声。太平洋側との日照ギャップだけは解決できません、というより慣れるしかありませんね。

 さて、ふるさと納税の人気返礼品紹介の第5弾は、冬の日本海でとれる佐渡島の旬の幸、「寒ブリ」と「ズワイガニ」です。

 【新必殺技「神経絞め」!?】
 柔道かプロレスの新しい技のような響きですが、確かに魚の新鮮さを保つための「技(わざ)」には違いありません。要は、釣ったばかりの魚の神経を破壊することで、魚の身に「私はまだ生きている」という錯覚を起させ、新鮮さを保つという荒技です。
 よって、切り身にして送れないのは残念ですが、誰か一本ものをさばける人を探しておきましょう。 
 寒ブリ写真 (2)

 【泥を吐かせろ!!】
 といっても刑事ドラマではありません。佐渡沖でとれたズワイガニにひと手間かけて更に美味しくしているというお話です。
 ふるさと納税返礼品の本ズワイガニは、海洋深層水を掛け流しにした水槽で数日かけ体内の泥を吐かせてから出荷するので、そのまろやかな味が自慢だそうです。これからの時期、カニしゃぶなんかいいですよね。
  pd_ca69b956e8b3187380d84a11a2edeb49ee18dd12[1]

 【PR動画も近々アップします】
 手作り感満載のふるさと納税PR動画を制作しました。近日中にアップできますので、こちらもぜひご覧ください。追ってお知らせいたします。

 佐渡市地域おこし協力隊として、佐渡で初めての冬をもうすぐ迎えます。

 11月11日、12日に新穂地区展に新穂写彩の会で写真を展示させて頂きました。何の写真を題材にするか悩んだ末、紅葉山の紅葉が綺麗だという情報を得て、紅葉山に初めて訪れました。自然な形で紅葉が本当に色付いていて、都会で見る紅葉のライトアップも非常にきれいですが、空気が澄んでいて、赤や黄色に染まっていて心が洗われるような気持ちになりました。
IMG_5431

IMG_5428

  
また、今回新穂地区展に祖父の彫刻の作品もあり、自分の作品と祖父の作品が同じ空間に並ぶことになり嬉しかったです。また、来年も同じ空間に作品を展示できたらと思います。

写真展
新穂地区展 新穂写彩の会のブース①

DSCF3203

新穂地区展 新穂写彩の会ブース②
 
FullSizeRender
祖父の彫刻作品

4月から新穂写彩の会にお誘いを受け、入会させて頂いて、佐渡の自然の四季を撮るようになり、当たり前の日常の中に綺麗な景色があることに気づかされます。また、他の方の写真を見ることでこんなところが佐渡にあるのだと驚かされることも多々あります。また、月替わりで新穂郵便局に作品を展示させて頂いています。

新穂郵便局
新穂郵便局展示

  
 今後も佐渡の四季、季節の移ろい、人々の暮らしを、写真を通してフィルムに収めていきたいと思います。

このページのトップヘ