佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2018年02月


2月28日をもって、私の3年間の地域おこし協力隊の任期が終了となります。

これまで地域の皆様には大変お世話になりました。
心から、感謝を申し上げます。

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(3年間癒してくれたお隣の猫・トラちゃん)


着任前から、前任の隊員(高千・外海府地区担当)が地域で築き上げ下さった信頼関係があったおかげで、私はその苦労も知らずに地域に入っていくことができ、また、地域の皆様にも受け入れていただきました。

見ず知らずの私に優しくお声をかけて下さった皆様、本当にありがとうございました。
とても、うれしかったです。

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(家にまで入れて頂くことも多くありました)


私の協力隊としての任務は、
「地域行事等の活動支援」
「都市住民との交流事業の支援」
というものでした。

当初から、「支援」ではなく「協働」の形が自分には合っているのではと思い、その姿勢で3年間の活動を行うことを目標としていましたが、ただ参加する・お手伝いをするだけにとどまらず、その先に繋げていくものや、自分の存在意義については、常に考えさせられるものがありました。

端午の節句
(岩谷口・端午の節句)


振り返れば、楽しい事以上に辛いことのほうが多い協力隊生活で、任期を全うできないと思うほど落ち込む時期もありました。

佐渡へ住まいを移すということは、自分の人生を大きく変えることでもあります。
「ダメだったら帰る」と思えるほど簡単なものではなく、いつでも帰れる環境があるわけでもない自分が頼れるのは、やはり地元の方々でした。

弱音や愚痴を聞いてくれるのも、疲れ切った時にホカホカのご飯を食べさせてくれたのも、地元の方でした。

一人では生きていけないと思うほど地元の方からの優しさを浴びて、任期終了の日を迎えることができました。
本当に、ありがとうございました。

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(大切な出会いがいくつもありました)


支援するどころか支援されてばかりの協力隊生活でしたが、こうして地元の方々と日々を共にし、たくさんの出来事を一緒に経験したことは、これからの人生の糧になります。

地域おこし協力隊の仕事を通じて出会った皆様、本当にありがとうございました。
そして、お世話になりました。

これからも何かと一緒に取り組む機会が多くあるかと思います。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。



最後に、思い出写真で振り返りたいと思います。



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(大倉祭・宵宮。3年間太鼓を叩かせていただきました)

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(漁師さんの心の広さは、海からきているのでしょうか)

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(トビウオ漁の季節も好きでした)

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(時化た日の外海府は、絶景の宝庫です)

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(冬の空は鉛色、しかし、海は冬が一番きれいです)

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(行事に欠かせない、煮しめづくり)

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(佐渡で初めて田植えも経験しました)

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(すばらしい山も、大佐渡の魅力の一つです)

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(餅の美味しさも、佐渡へ来て知りました)

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(わたしのすきな手)

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(分厚くて、温かい手にたくさん出会いました)

暴風警報の日
(はぁ。)

とてもじゃないけど、ぜんぶの思い出は書ききれません。
ここらへんで、お終いにしたいと思います☺


お付き合いいただき、ありがとうございました。


プロフィール写真④




佐渡の中でも、竹細工の盛んな地区のひとつが小木でした。
昭和23年に「佐渡買い物籠」なるものが全国的にヒットし、
最盛期には、小木町のみで700人ほどの人々が籠づくりに従事していたそうです。
その時の町の人口が6,000人弱だったため、竹細工は立派な地方産業だったと言えます。

昭和31年には、竹細工の専業が30戸、従事者が300人小木にいたそうですが、
それから現在までのわずか60年の間に、片手で数えるほどに減りました。
今でも竹細工を生業とする職人の一人が、花篭を主に手掛ける数馬昭男さんです。
参考:「良質な竹の産地であった佐渡の伝統工芸品」(過去の協力隊ブログ)
数馬さんの作品は、佐渡市ふるさと納税の返礼品にもなっています!
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生活用品が竹製品で占められていたということがわかる場所が、宿根木にあります。
民俗資料を中心に、約3万点の品々が展示・収蔵されている、
佐渡国小木民俗博物館」です。
ここは大正9年築の旧宿根木小学校の建物を利用して設立されました。

竹でできた生活用品や道具の一部をご紹介。
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あそび道具               行李(衣類の保管や運搬に使用)
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台所道具(麺類を湯から上げ、水切りに使用)
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とのくち(米を入れる際のジョウゴ)      豆腐みざら
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コオナゴカゴ(漁業道具)           トリカゴ
 

そのバリエーションの多さに驚きます。

しかし、今の暮らしの中でいったいどれほどの竹製品を見かけるでしょうか?
我が家にある竹製品、ぱっと思い浮かぶものだと、
花篭・鬼おろし(大根おろし)、箸、お猪口…くらいでしょうか。

昔は竹がお金になったため、竹林は田んぼと同じくらいの価値があったと聞きました。
しかし、今や竹(林)はやっかいものという認識の方が多数ではないかと思います。
宿根木の竹林も手入れをされなくなり、荒れ放題。
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そこで、宿根木住民で「宿根木の森保全の会」を立ち上げ、
国の森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業に申請。
昨年秋から竹林整備を中心とする環境保全に取り掛かりました。

第1回目の竹林整備には、組織メンバーはじめ周辺住民も加わって20名、
さらに、昨年から宿根木の集落活性化に向けて調査研究中である
江戸川大学社会学部の清野ゼミの先生と学生の6名が加勢してくれ、
総勢26名で作業に取り掛かりました。
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作業を始める前に、森林組合の安全講習を受け、いざ竹林内へ。
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都会で暮らす学生たちには、慣れない作業だったと思いますが、
力を合わせて頑張ってくれました。
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こうした竹林整備を今年の1月まで数回実施し、目標面積であった
約5.8反(5,812㎡)の枯れ竹伐倒を行うことができました。
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そして今年度最後の活動では、竹林沿いの歩道に竹垣を設置。
一定の間隔で単管パイプを打ち込み、横に長い竹を固定して、
さらに縦に挿し込んでいきます。
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最後は竹垣の前で集合写真。今までで一番の笑顔でした☺
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ビフォーアフターはこんな感じ。
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荒れ放題となっている竹林ですが、竹が果たす環境保全について調べてみると、
例えば、その根茎によって傾斜地の崩壊を防ぐという土壌との関わり、
自生地では、地下水や清らかな水が存在するという水との関わり、
そして防風という風との関わりなど、さまざまな面がありました。
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次年度も引き続き、活動予定です。
竹林・山林から出る副産物の活用も視野に入れて、
“まちなみ”だけではなく、宿根木‘全体’の景観を良くしていきたい。
そのためにも、自然を利用し尽くすと言えるくらい、
暮らしに取り入れ、活用していきたいと思います。

一例として、我が家のお風呂。
毎日枯れ竹を燃やして沸かしています。
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       参考:「【前浜地区】かぐや姫を探して」(過去の協力隊ブログ)









図1

皆さん、佐渡部を覚えていますでしょうか?昨年「一夜限りの同窓会 佐渡部」として佐渡を離れながらも故郷を思う方を集めたイベントを行い、当日は多くの佐渡出身者が集まりました。昔の佐渡、今の佐渡、これからの佐渡について語り合った熱い夜。

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詳しくは下記のブログでまとめています!
◎「いい汗かいた〜『佐渡部』ってどんな部活なの?」(当日レポート)
◎「2/25に横浜で"佐渡部"が発足されるってホント?!」(企画告知)

※今年の情報は
佐渡部facebookページにて※
佐渡部facebookページ

【今回のテーマ=佐渡と私の関わり方】
そしてついに・・佐渡部が帰ってくるんです!2018年も佐渡部の活動日程が決まりました♪今年は内容もパワーアップしています。前回は「
この日をきっかけに島の外で暮らす佐渡友との繋がりが深まり、自然と佐渡友同士が集まるような活動へ」をテーマに行いました。今回は「明日からできる佐渡が沈まないための100のアイディア」と題して、これからの佐渡について真剣に向き合って、何ができるだろうか?どんな関わり方があるかな?を考える一歩先へ進んだ時間にしたいと思っています。

【明日からできる100のアイディアを一緒に】
大きなことでなくていいので、小さくても明日からできる『佐渡と私の関わり方』を一緒に見つけてみませんか?島外にいるから、島に住んでるから、そういったボーダーを飛び越えた繋がりをつくっていき、そこから生まれるアイディアや、佐渡が気になる、佐渡を気にする人たちが増えていくこと願った企画です。

【佐渡部は頭と体を使います!】

佐渡部は一方的に佐渡の話を聞いたり、知ったりする活動ではありません。自分の頭や体、時にはお腹を満たしながら全身で佐渡を感じる企画です。今回はワークショップで頭を使いつつ、間の休憩で佐渡の味覚を楽しみながら、最後は佐渡おけさをみんなでワイワイしながら踊るという三部構成の予定です。大人も子どものように夢中になって楽しめるはず♪

◎大まかなスケジュール(変更の可能性あり)

OPEN1440分〜 START1500

企画①:頭を使って佐渡と関わる・・佐渡端会議

「緊急!佐渡端会議!!明日からできる!佐渡が沈まない100のアイデア!」

企画② :五感を使って佐渡を楽しむ・・懐かしの佐渡の味覚

「佐渡の味覚を味わいながら参加者同士交流タイム♪お酒/ジュース等もあります」

企画③ :体を使って佐渡と関わる・・みんなでおけさ

「今年の夏は佐渡に帰省し、地元の盆踊りで、久しぶりに佐渡おけさを踊らんか?」

CLOSE1700

【えー!宿題もあるってホント?!】

今回は参加するにあたって“宿題”を出します(笑)この宿題は当日のワークショップに必要になる重要な内容です。部員申込した方には詳細をご連絡予定です。宿題をちゃんとしてきた優良生は「アナタと佐渡の関わり方」のヒントが見つかるかも?

【気になった方はお早めに申込を】
今回は部員同士の密度が高い時間にするため人数を30名に絞っています!先着順ですのでぜひお早めに申込くださいね^^部員申込フォームはコチラから”クリック”。募集部員の条件や部費等がありますので、詳細は下記チラシよりよくよくご確認ください。

佐渡部チラシ2018
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佐渡部募集部員

①佐渡出身者、または親族が佐渡出身 
②20歳~概ね40歳(お酒の提供があります)
③定員30名先着順!!!☆宿題あり☆
締切 2月20日 部費 1000円 当日現金払い
問合せ 佐渡市役所地域振興課 0259-63-4152
主催 佐渡市役所地域振興課
協力 佐渡UIターンサポートセンター(palette)
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