佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2019年03月


宿根木で育児全力中の岩瀬です。

赤ちゃんの成長とは本当にすごいもので、

10か月になるわが子もどんどん進化していきます。

ハイハイができるようになったかと思うと、パチパチやバイバイを真似して、

つかみ食べをして大人顔負けのうんちをして、あっという間につかまり立ち。

最近の私の口癖は、「うちの子、天才やな…」

どこも同じでしょうね。^^

そんな小さな怪獣は、この4月から小木保育園へ入園し、

私も残り1年となった協力隊の仕事に復帰させていただきます。

 

育休中のこの1年、子どものおかげで新たな出会いに恵まれました。

それはもちろんママです。

今回は、一番の出会いの場所となった(子どもにとっては遊び場所となった)、

子育て支援センター」のことを紹介させてもらいます!

 

子育て支援センターは、未就園児とその保護者を対象とする育児支援施設です。

私は小木に住んでいるので、小木子育て支援センター「どんぐりクラブ」に

よく出かけました。(後半は、ほとんど毎日通いました。)

施設によって開設時間が異なるので、時には夕方近くまで空いている
真野のセンターへ
足を伸ばしたり、
両津港へ人を迎えに行く時は早めに到着するようにして

両津のセンターへ行ったりすることも。

子を遊ばせながら、先生や先輩・新米ママに育児相談をして情報交換をして…

まさに、なくてはならない場所でした!

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多い日は10組くらい、こじんまり少人数の日も。

 

余談ですが、小木の支援センターでは、続々とお下がり服が回ってきたので、

なんと未だに岩瀬家は、子どもに服を買わずに済んでいます。

 

 

施設の詳細については、佐渡市HPでご覧ください。

絵本の読み聞かせや、お誕生日会、工作、身長体重測定などの催事もあります♪

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作品とともにたくさんの思い出ができました~

 

生後2か月のごろんの時期から今日まで
安心して遊びに行ける場所でした。

本当~にお世話になりました!

佐渡めぐり塾は、身近にある自然や島の暮らしに息づくGIAHS(世界農業遺産)について、楽しみながら学べる体験プログラムです。

第9回目となる今回は、竹林から日々の暮らしへ そのつながりに触れる編です。

舞台は宿根木です。竹林や竹について学び、切り出しの体験や、竹を使った日用品づくりにチャレンジしてみませんか?
普段は入ることのない竹林と竹の魅力に迫ります。

日時 2019年3月30日(土)
   9時集合 16時解散
集合・解散場所 佐渡市役所本庁 駐車場(千種232)
定員 20名(先着順・要申込)
対象 島内の小学生・中学生とその親御さん(大人のみの参加もOK 但し親子優先です)
参加費 大人1000円 小・中学生500円(昼食&お土産付)
持ち物 軍手・飲み物・雨具・長靴・帽子
その他 寒くなく、汚れても良い服装

申込み・問い合わせ
(一社)佐渡生きもの語り研究所
メール ikimon@sado-ikimonoken.jp
電話・FAX 0259-22-2658

ご参加お待ちしてます。
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佐渡の世界農業遺産(GIAHS)を親子で体験しながら学ぶ「佐渡めぐり塾」。


223日に番外編として行った「おこしをつくろう」編を紹介します。

 
春の節句、佐渡伝統菓子のおこしをご存知ですか?

佐渡では春の節句に、おこし型と呼ばれる伝統的なお菓子を、家々で雛かざりと一緒にお供えする習わしがあります。

おこし型は花や動物などを模った木型に、赤・緑・黄などの色に染めた団子生地をつめてあんこを入れ、型抜きして椿の葉にのせて蒸したものです。

 
今回の講師は佐渡総合高校のみなさん。

世界農業遺産(GIAHS)とは何?と題した大人向けの発表、小中学生への出前授業、JAとの協業で米卸売業者への佐渡米のPRや、商品開発、農業ボランティアへの取り組みなど、地域への啓発、交流活動は多岐に渡っている。

特に、お米の田植えから稲刈り収穫までを実習と、このお米を使ったおにぎりメニューの開発や、耕作放棄地の草刈りのボランティアや耕作放棄地(小倉千枚田の一部)を借り受けての小豆の栽培、栽培した小豆を使用した伝統食「おこし」の作り方の小学生への食育授業など、食文化継承、地産地消に力を入れています。

そんな佐渡総合高校の生徒さんに「おこし」作りを教えてもらいます。

 
材料となる米粉やあんこは佐渡産、椿の葉はトキ交流会館の裏の山で手に入れました。

今回は、残念ながら生徒さんの作っているあんこは売り切れとのこと。すごく人気があるようです。

まず、団子生地を作る工程です。

湿度によって分量は変わりますが、耳たぶくらいの柔らかさが良いそうです。

ひたすらこねていきます。

こねた生地を丸めていきます。

丸めた生地の中から3つを、それぞれ食紅につけてこねていき、色を赤色、緑色、黄色の3色にしていきます。

だんだん色がついていくのを楽しんでいたのが印象的でした。

 

生地の中に入れるあんこを丸めていき、団子生地に包んでいきます。_DSC9863
ここからがおこしづくりの醍醐味。

おこし型を選び生地を型に詰めていきます。
型の種類が豊富で様々な形がありました。

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こちら全て総合高校生の農業クラブの生徒さんの手作りのものです。
各々気に入ったおこし型をとり、生地を型に詰めていきます。
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色のついた生地を先に詰めて白い生地で蓋のようにします。

僕も挑戦しましたが、ウサギが白いので比較的簡単につくることができました。

器用な子は自分で桃の色を作って桃の型で作る子も。

型に詰めた生地をとる工程。詰め方が上手だと綺麗にとれます。
型取りできた生地を蒸していきます。
15分程蒸すと、


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綺麗なおこしの完成です。同じように作っても個性がでるようですね。素敵なおこしがたくさんできました。食べるのが少しもったいない気持ちになりますが、温かいうちに食べるのがおいしいです。



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また、参加して下さった方の中には、おこし型を懐かしむ声や、思い出話をしてくださった方もいました。島民の人のお家には多く眠っているというお話も。


春の節句、作る工程が楽しいおこしづくり。これからも佐渡のふるさとの味として残っていってほしいものの一つだと思いました。
参加者の皆様、佐渡総合高校のみなさん、本当にありがとうございました。




現在、佐渡島内各地で活動している「地域おこし協力隊」は7名います。

「各地域の協力隊ってどんな人だろ?」
「どんな活動をしているんだろう?」
「どんな想いで島外から来たんだろう?」
 
意外に知らないことも多いのではないでしょうか?

そこで、数年ぶりに島内の協力隊が全員集合し、活動報告フリートークショーを開催します!

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日時:平成31年3月21日(木・祝)
   14:00~16:00(開場13:30~)
場所:あいぽーと佐渡
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入場無料・申し込みもいりません。
フラッと遊びにきてください。

協力隊トークショーポスター(三姉妹)




【協力隊への質問大募集】

活動報告フリートークショーに先立って、皆さんから「協力隊に聞いてみたいこと」を募集したいと思います!
この機会に、気になることをどしどし質問してみてください!


〆切は【平成31年3月18日(月) 17:00】です。

ご質問は、本投稿のコメント欄
(シェアされた記事へのコメントは無効です。元記事への投稿をお願いします。)
にお願いします。

※時間等の都合によりすべてにお答えすることはできません。
※あまりにプライベートな内容についてもお答えしかねますのであらかじめご承知ください。


みなさまからの声を楽しみにお待ちしています!
どうぞよろしくお願いします!


3月2日岩首集落で「しんこを作ろう会」を開催しました。

 2月に行われた集落の福祉サロンで、「最近『しんこ』を作ることがなくなったね」、「子供が小さい時は作ったけどね・・・」、「うちにもおこし型があるよ」と話題があがりました。「しんこ」は佐渡の伝統的なお菓子で、地域によって「おこし型」「しんこもち」とも呼ばれるそうです。せっかくの機会なので、今回集落の皆さんで集まってしんこを作ることになりました。

先生は地元のおばあちゃん。「あのおばあちゃんが上手に作れるから教えてもらおう!」という皆さんの要望もあり、お願いしたところ、快く引き受けていただきました。

当日は子供から大人まで20名以上集まり、集落以外から4名の若い人も加わって賑やかな会となりました。

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 まずは、生地作り。上新粉ともち粉を半々に混ぜて、水を加え、耳たぶの硬さに・・・皆さんの経験にお任せです。生地は赤、黄、緑に色づけしました。

準備ができたところで、先生のお手本です。おこし型の模様に合わせ、配色を考えてきれいに作られていきました。型を裏返し机に軽くたたき、生地を出します。美しい模様がつきました。椿の葉の上に乗せると、模様の美しさが引き立ちました。

岩首集落の方々が作るしんこは、中にあんこが入っています。あんこがはみでないように、型の大きさや生地、あんこの量を加減するのがポイントです。

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 さぁ、みんなでスタート!
 ちょっとぐらい型からはみ出ても気にしない!わいわいと楽しく作っていきました。

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 「子供の頃は型から出したあと、筆で色をつけていたなぁ」、「昔は、ひな人形を見に行った帰りに、しんこをもらうのが楽しみだったんだよ」と昔の話も聞くことができました。

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 皆さんが持参してくれた、おこし型。手彫りで作られており、代々その家で使われてきた道具です。縁起の良い模様が並びます。見ているだけでも楽しくなります。

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 出来あがったしんこは色とりどりで、春の訪れを告げるようです。また、作った人の個性も垣間見えるようです。

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 最後に皆さんで一緒にしんこをいただきました。優しい甘さが口に広がりました。おいしいとの声と笑顔があふれる会となりました。

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 これからも、集落に残る昔ながらの「手仕事」を探っていきたいと思います。

 (岩首集落担当:服部)

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