佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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2020年08月

今日は、集落総出の草刈りでした。

場所は、豊岡みなと公園、豊岡漁港、旧岩首診療所です。


男性が草刈り機で草を刈り、女性がレーキで草を集める共同作業です。 



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炎天下の中、時折り、雲がかかって日陰が増えるありがたさを実感しながらの作業でした。

最後は突如、一時的に大雨が降り、雨に濡れながらも「畑が喜ぶ」との声が口々に聞こえました。


豊岡みなと公園は、デイサービスいわゆりの隣にある、海のそばの公園で山も海も一望できます。
 

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敷地には、いろんな木が植えてあり、手作りのテーブルやベンチも用意してあります。


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公園から、道を挟んだ向かいには、
JA佐渡の委託店もあります。冷たい飲み物やアイスクリームも置いてあり、ガソリンの給油もできます。 (赤い自動販売機のある所です)


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公園もきれいになりました。

公園から徒歩3分のところに風情のある旧岩首診療所や眺めの良い豊岡漁港もあります。
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前浜方面へお越しの際は是非お立ち寄りください。

昨年から佐渡のおばあさんの知恵や技術を多くの方に知っていただきたいとの思いで仲間2人と「ばあとまご舎」という活動を始めました。その1つとして、今年も、おばあさん達が作るおいしい野菜を都会に住む方に販売いたしました。

7月末、岩首、赤泊、羽茂木戸集落の女性たちが丹精込めて育てた夏野菜の詰め合わせを、東京などにお住まいのお客さまの元へ送りしました。
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長雨と日照不足で野菜の生育がどうなるかと思っていましたが、私の心配をよそにたくさんの野菜が集まりました。
昨年までは岩首と赤泊の皆さんが取り組んでいましたが、今回から羽茂の木戸の皆さんが新たに加わりました。
初めて取り組む木戸集落では、皆さんが野菜を持ちよって箱詰めをおこないました。会場となった納屋には、きゅうり、ナス、ピーマンなど定番野菜だけでなく、大葉、ミョウガなど薬味にぴったりの野菜も加わって、夏らしい島の旬の味覚が所せましと並べられました。
ばあとまご舎2020夏便 (1)
「開けた時に『わぁ~きれい』と言ってもらいたいね」
「木戸の野菜をたくさん食べて欲しいね」
などなど。

皆さん1人1人の『受け取った人に喜んで欲しい』という思いを野菜と一緒にして箱に詰めていきました。
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段ボールの一番上には、夏の食卓のしつらえにと笹の葉を添えました。
届いた方の食卓が風情あるものになったことでしょう。
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岩首と赤泊の方々もそれぞれで箱詰めをおこないました。
「今年はあまり採れなくて申し訳ない」と言いつつ、箱にはたくさんの野菜が詰められていました。
手作りマスクや折り紙細工も添えていました。
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これらの野菜の詰め合わせには、おばあさんたち1人1人の思いを込めた手書きのお便りを添えています。
お便りには、集落の様子や野菜のおいしい食べ方などが書かれています。
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お客さまからもお返事をいただきました。
「おばあさんから元気をもらいました」
「子供が嫌いな野菜をモリモリ食べるので驚きました」
「早く佐渡に行きたい!」
などと嬉しい言葉が並びます。
おばあさん達も新しい都会の「まご」からの返事が来るのを楽しみにしています。

また、今回は、お野菜を買っていただいたお客さまを対象に、オンライン料理教室を開催しました。
先生は岩首集落のおふたりです。

ばあとまご舎2020夏便 (9)
料理教室では、お届けした野菜を使って、集落の皆さんが普段作っている料理を紹介しました。先生のおふたりは始めこそ緊張した様子でしたが、後半は慣れた様子で予定になかった品を追加で教えるなど活発に取り組んでいただきました。
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動画を視聴された方からは

「フライパンで焼きナスを作る方法を試してみます!」

「みなさんのほのぼのした雰囲気が良かったです」

などの感想をいただきました。

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最後に先生となったおふたりから、

「この状況が落ち着いたらいつでも佐渡に遊びに来てください」

と言葉が添えられました。

今夏は来島できず寂しい思いをしていた方が多かっただけに、

「あの言葉がうれしかった。必ず行きます!」

という喜びの声も聞こえてきました。

新型コロナウイルスの影響で暗い話が続いていますが、オンラインで佐渡と都会の皆さんをつなぐことで、明るい話題をつくることができたのが嬉しかったです。


おばあさんたちの中には、初めての産直活動で戸惑う方もいましたが、思いのほかお客さまからの反応が良かったので、今では「次は何を送ろうか」と楽しそうに話しています。
佐渡にはたくさんの魅力があります。里山の暮らしもその1つではないでしょうか。

都会に住む方に島の元気を届けることが、皆さんのやりがいにつながっていくといいなと思っています。
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先日、集落のビオトープ生き物調査に参加をしてきました。

豊岡集落には現在ビオトープは二ヶ所あります。

県道から車で15分、農道をクネクネ上がっていくとビオトープがあります

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前回は6月、今回は8月の生き物調査です。


水がある時期とない時期とで生き物の種類が違うので年に2回行います。


集落の皆さんとアミやバケツを持って生き物調査の開始です。

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よ〜く見ると、泥の中にはドジョウやカワニナがひそんでいました。

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その他、クモやミズカマキリ、オケラやイトトンボたちが生息していました。
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自然豊かな環境はとても大切です。

水田でのビオトープ管理、耕作放棄地でのビオトープ管理、人の手が入り、生物多様性を身近に感じられる取り組みは、心のゆたかさを感じられると共に治山治水の役割を果たしています。

この取り組みが、少しづつ広がっていけばと思います。

地域おこし協力隊(豊岡集落)
千田一城


追伸
【今日の生き物たち】(一部抜粋)

ナガコガネグモ
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オオイトトンボ(?)
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これはコオロギでしょうか?
ご存じの方がおられましたらご教授お願いいたします。

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