読者の皆さまこんにちは!
小木町地区担当の奥野です。

佐渡は花の島とも呼ばれ、春から秋にかけてはたくさんの花々が咲き乱れます。
とりわけ人々を魅了するのが6月のトビシマカンゾウです。

カンゾウ自体はユリの仲間で日本各地に自生しています。
しかしトビシマカンゾウはここ佐渡島と山形県の飛島でしか見ることができません

特に佐渡北端の大野亀が大群生地となっており、シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。
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↑大野亀のスケールの大きさと可憐なトビシマカンゾウとの対比は見惚れるほど。

佐渡を代表する花であるカンゾウは市の花にも指定されています。
ちなみの市の鳥、魚、木はそれぞれトキ、ブリ、アテビです。

そしてもうひとつ、同じ時期によく見られるのがイワユリです。
カンゾウが比較的平らな場所に多いのに対して、イワユリは崖や岩場でよく見かけます。
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↑小木の海岸にて。合併前の小木町はイワユリを町の花としていました。

見分けるにはふたつのポイントがあります。

ひとつは花の色です。

トビシマカンゾウがより黄色っぽく見え、
イワユリははっきりとしたオレンジ色です。

写真ではわかりづらいですが、実際に見れば一目瞭然!

ふたつ目は花の形です。

トビシマカンゾウは花びらがまっすぐ伸び
イワユリは花びらの先が垂れ下がります。

こちらも近くで見ればはっきりとわかります。

よく似た両者ですが、見分けられるようになればあなたも佐渡通です!
以上、佐渡の初夏を彩る花々のご紹介でした。