佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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西本佐和子(海府地区)

カンゾウの花が今年も咲き、大野亀へ足を運ぶ観光客の方も増え、海府は観光のピークシーズンを迎えています。地元集落の皆さんにとってカンゾウの花は大事な地域の宝です。

毎年カンゾウの開花時期に、開催されるカンゾウ祭り。
地元集落の皆さんが、地元を盛り上げようと力を合わせて開催しています。
長い長い歴史をもつこの祭りは、今年なんと40週年を迎えます。

しかし、実は今までカンゾウにまつわるグッズというものがありませんでした・・・
そこで、40周年の節目に今年はカンゾウTシャツを販売します!

グレー

ネイビー


※画像はイメージです。実際の風合いとは異なる場合があります。


おけさ娘がカンゾウの花を持つデザイン。
Tシャツの色はグレー、ネイビーの2色。
サイズはS、M、Lの3種類です。(ユニセックス)

このTシャツ、見た目も着心地も生地感もコットンそのものなのですが、吸水速乾性に優れたポリエステル100%のドライ機能を持ち合せています。

佐渡はスポーツイベントがとても多いので、スポーツする方に特におすすめ!
もちろんスポーツしない方も普段着にぜひ!
私自身ポリエステル特有のてかてか感が非常に苦手なのですが、あの光沢感が苦手な方にも着ていただけるような素材にしました。これからの汗をかく季節におすすめです。

6月初旬頃より大野亀ロッジにて販売予定です。
また、6月11日に行われるカンゾウ祭りの会場・本部席でも販売します。


肝心のお値段は・・・・・?

じゃーん!!税込¥2700です!(予定)

ぜひ会場でお手にとってご覧くださいね!


そして、おまたせしました。
5月26日、本日のカンゾウ開花情報です。
前回の情報よりかなり時間が経ってしまいました、ごめんなさい。

本日の様子を写真でご紹介します。


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暖かい日が連日続き、カンゾウの花もぼちぼち咲き始めています。
しかし、まだまだこれから咲くつぼみもたくさんあります。
また、カンゾウの花は1つの花にたくさんのつぼみがついています。
1日花が咲いて1日でしぼみますが、次々に咲くので開花期は長いです。

つぼみ


何度来ても、日によって、時間帯によって、表情を変える大野亀からの景色は本当に美しいです。
人がぐっと少なくなる夕暮れの時間帯もおすすめです。
また、その周辺集落もぜひお散歩してみて下さい。

集落写真

夕暮れ写真


また、40周年を迎えるカンゾウ祭りにもぜひお越しください!
現在着々と地域一体となって準備を進めております。
出演団体についてなど、内容詳細もまたこちらでご案内しますね。


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第40回 佐渡カンゾウ祭り(雨天中止)

6月10日(土)20:00~21:00(前夜祭)
6月11日(日)10:00~15:00(本祭)

開催地:佐渡市・願 大野亀台地

主催:佐渡カンゾウ祭り実行委員会
問い合わせ:佐渡カンゾウ祭り実行委員会0259-26-2410
(事務局 大野亀ロッジ内)




5月21日、快晴の日曜日。
北鵜島集落において「車田植」が行われました。

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車田植が行われる田んぼ


北鵜島の北村家に代々伝わるもので、毎年5月の田植の最終日、大安の日に行われています。
ぐるぐる車輪のように広がってゆくように苗を植えるため、「車田植」と呼ばれており、日本の田植の古い型を長い長い歴史と共に現代に受け継いでいます。
昭和53年には、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

以前は日本各地でみられていましたが、現在はここ佐渡市と岐阜県高山市だけに残されています。

そんな貴重な車田植の準備から当日までをご紹介します。


こちらが車田植の習わしを守り続けている北村佐一さん。
北鵜島にある民宿「やま佐荘」のご主人でもあります。
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前日に当日植える苗の苗縛りを行います。
稲わらを用いぐいっと苗を縛ります。
これ覚えておくと何を縛るにしてもいろんなのに代用できるよ~
なんせ稲わらだとタダだからね~と佐一さん。
カンゾウの苗も同様の縛り方です。去年より少しうまく縛れるようになったような・・・
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二人で縛り続けようやく完成。
苗が乾くのを防ぐために田んぼに沈めて帰ります。


翌日。
当日の朝5時より、関係者や来場者に振る舞うためのおにぎりを握ります。
北村さんのご姉妹が、来てくれた方のために毎年準備しています。
今年も100個以上の赤飯や白米のおにぎりを握りました。

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お姉さんの山岸美幸さんは車田植の田植唄の唄い手でもあります。
去年は少し体調を崩されていたようでしたが、今年はとてもお元気そう。
辛そうだった喉も今年はばっちりのご様子。
無形文化財に登録された頃からおにぎりなどを振る舞っているそうですが、やはり準備は大変なようで、体調が悪くなったら振る舞いはできなくなるかもなあ・・とおっしゃっていました。

このおにぎり三個と三把の苗、お神酒を北村家の神殿に供え、礼拝して豊作を祈ります。
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その後、車田植が行われる田んぼへ移動します。
車田植の開始まで、唄い手も早乙女も田んぼで待機中。
早乙女は、佐一さんのご姉妹や近隣集落の方など毎年決まった方がされているそうです。

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佐一さんもポーズ!(ちょっとぶれてます・・)
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9時より車田植の儀式が始まりました。
礼拝し、田へお神酒を供えます。

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神殿に供えられていた三把の苗を一把ずつ3人の早乙女に渡します。
早乙女が車田の中央に集まり、その苗を三つがまえに植えます。
この中心に田の神様がおりてくると言われています。

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その後はそのまわりに一株、二株、三株と後ずさりしながら植えていきます。
畦では先ほどおにぎりを握っていた美幸さんが田植唄を唄います。

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よく伸びるとても素敵な歌声です。
唄と一緒に車田植も進んでいきます。
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美幸さんは田植唄の他に海府甚句なども織り交ぜながら唄を唄ってくれました。
唄を唄うと素朴な気持ちになるんだよ~、昔の曲は素朴な歌詞ばかりなんだよ~と美幸さん。
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目の前に海と青空が広がる田んぼからの景色は、本当に美しいです。
空にはつばめがたくさん飛び回っています。

マスコミの方もたくさん取材に来ていました。
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この日は佐渡島内でロングライドも開催中でした。
参加者の皆さんも何名か見学に来てくれました。
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大勢のマスコミに囲まれるロングライド参加者の方


車田植終了後、参加者におにぎりやおかずが振る舞われます。
今日のおかずはきゅうりのからし漬け、たくあん、スゲナの佃煮、塩イカ。
田んぼでみんなで食べるおにぎりやおかず、とってもおいしいです。
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佐一さんも早乙女の皆さんも並んでおにぎりを食べています。
大変お疲れ様でした。

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たくさんの唄を知っていて、唄が大好き。素敵な唄声を聞かせてくれた美幸さん。
早乙女として40年、田植唄を唄って約10年の大ベテランです。

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この田植唄を途絶えさせたくない、引き継ぎ残していきたいと強くおっしゃっていました。
今後、妹さんへ引き継いでいきたいという気持ちをお持ちのようでした。

北村家の皆さんにとって、車田植の習わしは手間や労力がかかるものであることも事実です。
実際、去年今年と二年続けて立ち合い、体力的に辛そうな場面を何度か見かけることもありました。
それでも、大勢の人達に囲まれて車田植について話す顔は皆さんとても嬉しそうで、誇らしげで、そんな姿はとてもかっこいいなと思います。
こうやって家に代々続く習わしをずっと守り、続けてこられていることは単純にやっぱりすごいことです。

辛い部分はあっても、こうやって見に来てくれる人がいて、伝えられることが原動力になり、また来年もやろうという気持ちに繋がっているのかな、とそんな姿を見て感じていました。

北鵜島の車田植は毎年5月中旬、大安の日に行われています。
北村家の皆さん、早乙女の皆さんの勇姿をぜひいつか見に来てくださいね。
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カンゾウの花が咲き始めたよ~と聞き、わくわくしながら本日大野亀へ向かいました!

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カンゾウの花(去年撮影)


あいにくの曇り空の今日の大野亀です。
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いつのまにか緑になった亀も変わらず元気です。

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遊歩道を進むと控えめな黄色いてんてんが見えます。
分かりますでしょうか・・・
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カンゾウですね!

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ここにも

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あちらにも

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そちらにも


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今年は桜の開花も遅れていたように、カンゾウの花の開花も
去年に比べゆっくりなようです。
大野亀全体で20本程咲いているかな~?といったところです。


去年のカンゾウ開花の様子はこちら↓
http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1057417646.html


6月のカンゾウ祭りの頃に、もしや満開を迎えてくれるかも・・?と淡い期待を膨らませています。

定期的にこちらで開花状況をお知らせしていきますね!

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カンゾウ満開の頃の大野亀

大野亀にも、徐々に観光客の方が増えてきました。
佐渡へお越しの皆様、運転には気を付けていらしてくださいね。



4月も気づけばもうすぐ終盤。
初夏と呼ぶ季節にそろそろ入るのでしょうか。

今年は桜がなかなか咲かず、咲いたと思えば暴風であっという間に吹き飛ばされ、なんだか春があっけなく終わってしまったような気がしています。

そんなあっという間だった海府の春をここで振り返ってみます。


3月上旬、福寿草の花が咲き始めました。
福寿草①

2月末にはつぼみだった花も・・・

福寿草②


このように花を広げています。

福寿草③
かわいらしい・・・

遠目から見ると黄色い点々がはっきり分かるくらい、群生地にたくさん咲きます。

福寿草④


同時に3月上旬には雪割草も顔を出し始めました。
雪割草①雪割草③

雪割草②

雪割草④

こちらもかわいらしい・・・

海府地区には雪割草保護区もあります。
遊歩道で周遊できるようになっており、地元集落の方の手により定期的に整備されています。


花より団子、ということで春の海藻の収穫もスタート。
様々な海藻の収穫現場に、お邪魔させていただきました。

こちらは2月末に藻浦集落で行われた海苔摘みの岩場。

海苔摘み①


岩場の海苔を・・・
海苔摘み②


地面にへばりつくようにして採っています。
海苔摘み③


海苔摘み④

この海苔摘み、手のひらを使いこすり取ります。
乾いた箇所の海苔はおもしろいように採れるため、熱中すると止まりません・・!
昔からこの海苔摘みは集落の女性たちの仕事だったそうです。


3月には鷲崎集落で、養殖わかめの収穫時期を迎えました。
夜明け頃に海へ出ます。

わかめ① (2)


収穫にはかなり力が必要なようです。

わかめ②


大量のわかめ、磯の匂いに囲まれて幸せ。
わかめ③


収穫したわかめを陸へあげるのも一苦労です・・・
わかめ④


収穫したわかめのカット作業。協力隊メンバーもわかめのカット体験に訪れてくれました。
わかめ⑤

わかめ⑥

実は私は今まで、佐渡へ来るまで生わかめを食べたことがありませんでした。
生わかめのおいしさ、なめらかさ、磯の良い香りにびっくり。
これまで食べてきたわかめは一体何だったのでしょう・・
この時期は集落各地でわかめを干す様子が見られました。


こちらは4月上旬の願集落・あらめ採りの様子です。
箱めがねを用い海の中を覗きながらくるくる自作の棒を回し、あらめを収穫していきます。
あらめ①あらめ②

あらめの見た目は昆布のようなのですね。
あらめ③

この日は天気もよく海も凪でしたが、ゆらゆら揺れる水面を見ていると自分もゆらゆらしてしまい、ついに船酔いしてしまいました・・・まだまだ修行が足りないようです・・・



毎年恒例・春のカンゾウ保護活動も二日間の日程に分け、大野亀台地にて行われました。
4月14日に苗取り作業が行われ、この日は13名が参加。

カンゾウ①

なかなかの重労働です・・

カンゾウ②


作業の合間に一休み

カンゾウ③

ちょうどお昼頃には約2千本の苗取りを終了することができました。

16日は定植作業と鉢上げ作業が行われました。この日は約130名の方が参加。

カンゾウ⑥

カンゾウ⑤

カンゾウ⑧

カンゾウ⑦

子供も大人も頑張りました。

つくしも顔を出しています。

カンゾウ⑨

この日は晴れていたものの、強風が吹き荒れた一日でした。
風が吹く中での作業、参加された皆さんぐったりしたのではないでしょうか・・
皆さん大変お疲れ様でした。そしてたくさんのご参加、ありがとうございました。
無事に作業も終わり、あとはカンゾウの花が咲くのを待つのみです。
6月11日に開催されるカンゾウ祭りも、今年で40周年を迎えます。
現在着々と準備を進めています。ぜひお越しくださいね。



最後に、鷲崎・旧内海府小学校のグランドに咲く桜のさっちゃん。

さっちゃん①

旧内海府小学校
学校

さっちゃん②

4月15日、ちょうどこの日は満開でした。
昔から地元の人にずっと愛されてきた桜のさっちゃん。
樹齢は130年以上のおばあちゃん。
今年もきれいに咲いてくれました。
休校となった今も、内海府小中学校の先生・生徒・そのご家族達が、
毎年このさっちゃんの木の下でお花見昼食会をしています。
来年も元気に咲いてくれますように~。


駆け足で海府の春を振り返ってみました。

去年の春に佐渡へ来てからちょうど一年が経ち、もう1年が経ってしまったのかと思うととても不思議な気持ちです。この1年で自分は一体何ができたのだろうかと振り返ることも多くなりました。

1年前は島中どこへ行っても目に入ってくる景色に、ドキドキわくわくしていました。今はその景色が少しずつ日々の生活に混じり、日常になってきています。
それでも時々はっとする景色を見ては、来たばかりの頃の気持ちを思い返されたりもしています。
初心忘れるべからず、いつも思うことです。

去年一年間で得たことをこの先もつなげていきたいな、と思います。

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これから山には八重桜が咲き始めます。
少し佐渡を離れ、戻ってくると、一瞬で景色が変わっていることに驚かされます。
季節の移り変わりを見逃さないように目を凝らしつつ、ピークシーズンに向け動きます。







立春。

もうすぐ春が来るのかと思うと、心なしかわくわくしてきます。
この日はいつもより風も柔らかく、お日様も少し顔を出しました。

いよいよ暦の上では春を迎えた2月4日。
真更川集落にて「百万遍念仏講」が行われました。

大数珠を持ち、五穀豊穣や無病息災を願って円を描いて1000周回るこの行事は、真更川集落に100年以上伝わるものです。

この大数珠は大小合わせ約1000個の数珠が連なっています。
(当日数えてみると980個でした。元々は1000個あったそう)
約1000個の数珠を持ち1000回回る、1000個×1000回=100万回念仏を唱えるということになるそうです。

集落へ着くと遠くから「カーンカーン」と高く響く音が聞こえてきます。

23メートル、30キロにもなる大きな数珠を持ち、みんなで回っています。
この数珠、みんなで持ってもかなり重いです。肩に力が入ります。
まわる①

まわる②

まわる③

ぶれちゃってますがポーズを決めてくれました。
まわる⑤

この大玉の数珠が回ってきたら、それぞれの願いを祈ります。
祈る人1

大玉

数珠には一つ一つ梵字が彫られています。
月日が経ち、みんなが回してきたことにより少しずつ薄くなってきたそうです。
小玉


みんなが回るこのリズムを操っているのは、こちらのお母さん方。
おばあちゃん2

太鼓③

この太鼓のリズム、お母さん方のさじ加減により、「ドコドコドコ」と突然早くなったりするのです。

そのリズムの速さが変わったと同時に、今まで穏やかに歩いていたみんなが走り出します!!
走る⑦
走って、
走る③
走って、
走る④
走って、
走る⑤

走りまわる!!!

おじいちゃん

そんな中、クールに数を数える数取役の長老


オオ~~~~~!!!!と子供から大人まで雄たけびを上げながら走り回ります。

ぶつかってみたり、数珠を人に巻いてみたり、押したり押し出されたり、はちゃめちゃにぐるぐる走り回ります。中には転げてしまう人も。

これがむちゃっくちゃ楽しいのです。

見てください、みんなのこの笑顔。
走る⑧

走り回る時間もお母さん方のさじ加減。
リズムが元に戻るまで続きます。
走る1

そして、リズムが戻るとまた歩きだします。
朝から休むことなくお昼までエンドレスで続きます。

みんなへとへとです。
こんなに汗をかいたのはいつぶりでしょう・・・
休憩

最近はみんなずいぶん大人しくなっちゃって、無理やる人がいなくなっちゃったんだよ、昔はわざと抜けそうな床を踏み落として穴を開けたりしていたよ、もっと激しくて毎年命がけでやってたんだよ、と集落の方が教えてくれました。

命がけの百万遍・・・・それはぜひ見てみたかったです・・・


一旦数珠を置き、みんなでお昼休憩。走り回りお腹もぺこぺこです。
あわびやブリ、いごねり、炊き込みご飯などなど豪華なご飯をたくさん頂きました。
ご飯中1

ご飯中③

ぶり飾られ

ご飯中2

真更川のお母さん方が、前日からおいしいご飯をたくさん準備してくれました。ごちそうさまでした!


お昼ご飯の後は歩いたり走ったり、またノンストップで回ります。

朝から夕方まで約5時間回り続け、ついに終了~~~!!!
終了

ばんざーい!


私自身初めて参加しましたが、正直こんなに楽しい行事だとは思っていませんでした。みんなで一緒に回りながらたくさん笑って祈る、とっても和やかで素敵な真更川の百万遍。
こんなに楽しかったのですから、一年みんな健康で平和に過ごせるに違いないですね。

今回は約45名の方が参加したそうです。協力隊メンバーも駆けつけてくれたり、集落外や島外からの参加者もいらっしゃいました。
しかし高齢化のため、集落内の回し手の数は少なくなってきています。
興味を持った方いらっしゃいましたら、筋肉痛を覚悟の上、来年ぜひ数珠を回しに来てください。

楽しいですよ~~!






大寒波到来。

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大寒波到来時の大野亀


数日後、珍しく晴れ間が覗いた土曜日。

1月28日、願集落にて「第9回 冬の日本海に願いを叫ぶイベント」が開催されました。願集落の名前にちなみ冬の荒波打ち寄せる日本海に向けて、胸の内にうずまく願いを叫ぶイベントです。

参加者のみなさんは一体どんな願いを叫んだのでしょう。
このイベントを振り返りたいと思います。

まず大事な願いを叫ぶ前に腹ごしらえから、ということで、参加者みんなで福助屋旅館さんのおいしい昼食をいただきます。あわびやさざえなどの地元産海産物が出たり、とても豪華でボリュームたっぷり。
(ごはんに夢中で残念ながら写真を撮りもれてしまいました・・・)

この豪華な昼食、なんと参加者の方は無料でいただくことができるのです!
無料でこんなにおいしいごはんを食べられるなんてとっても贅沢・・・
これだけで参加した甲斐があります。
むしろこの昼食目当てで参加する方も多いのでは・・・

昼食後は願沖の姉打島と呼ばれる、3つの岩の伝説についてお話がありました。

お腹いっぱいになって楽しくお話を聞いた後は、いよいよ会場に移動です。


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わらわらと集まる参加者の皆さん


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見守る願集落の地元の皆さん


まず主催者からルールの説明がありました。

叫びはなるべく1分以内で、審査基準は以下の4つ

①絶叫度
②切実度 どれだけその人にとって切実な願いか
③パフォーマンス度
④佐渡度 佐渡の未来にいかに関わる願いか

今回のイベント参加者は約30組。
子供から大人まで年齢層も様々。
去年よりも参加者の数は増えているそうです。
テレビや新聞などマスコミの方々も駆けつけています。

上位3組には地元で獲れた立派な「あわび」!!、そして「どぶろく」が贈呈されます。

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地元産の立派なあわび


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この海に向かって叫びます。

仮装した方も多く、皆さん気合入ってます。
この日のために手づくりで衣装を作ってきた方が多かったようです。
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子供達や学生さんも一生懸命叫びます。
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絶叫する方々。男性は絶叫度がやはりすごいです・・・
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普段から声が小さいと言われることが多く、絶叫には程遠かったような気がしますが、私も願いを叫ばせていただきました。


「今年40周年を迎えるカンゾウ祭りにたくさんお客さんが来て、去年の倍盛り上がりますように!」


叶いますように~~

nishimoto


叫ぶ願いは人それぞれ。


「佐渡にたくさん観光客が来ますように」

「海難事故を防ぎたい」

「宝くじが当たりますように」

「足が良くなって歩けるようになりますように」

「長生きできますように」

「無事に学校を卒業して楽しく過ごせますように」

「このイベントが長く続きますように」


冬の日本海の海岸に人がわらわら集まり、
げらげら笑ったり歓声をあげたり、時には少ししんみりしながらみんなの願いを聞き、寒風で体はとっても冷えましたが、じわりと暖かい時間を過ごすことができました。


参加者全員が叫び終わり、上位3組が審査されます。

こちらが上位3組の皆様方。
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1位の方は、トキの繁栄と佐渡へ暮らす人が増えるようにという願いを叫んでいました。あわびと、どぶろくが贈呈されます。
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インタビューを受ける1位の方。おめでとうございます。

イベントは約1時間半で終了。
来年は記念すべき10周年です。
我こそはという方は、ぜひご参加くださいね。


ちなみに、最近雪が降った時の大野亀の亀の様子です。
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雪が積もるとくっきり姿を現します。
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二匹の亀がとってもかわいらしいです。

佐渡の冬の景色もまた美しいです。
お越しの際は、雪道に気を付けてお越し下さいね。







年に一度、鷲崎に人が溢れるおいしいお祭り、佐渡海府寒ぶり大漁祭りがいよいよ今週末の日曜日開催されます。

寒ブリ祭り1

平成8年から始まり、今年で21回目を迎えるこのお祭り。
今では島内外から約2000人前後の方たちがお越しになっています。

寒ブリ祭り2

寒ブリ祭り3


「佐渡海府寒ぶり大漁祭り」の名前にある「海府」という言葉がこのお祭りの大きなキーワード。

会場である鷲崎を含む海府地区は、黒姫から真更川までの9集落で形成されています。海府地区の中でも鷲崎を境にして、内海府の集落、外海府の集落と分けて考えている意識が集落間で強かったそうです。

しかし、このまま分けて考え集落がバラバラになっていても仕方ない、
過疎化が進んでいく現状で、内と外と分けて考えるのではなく、みんなで一緒に協力していこう、そしてこの地域をみんなで元気にしていこう、交流人口を増やしていこう

そのためには何ができるだろうか?

この地域は寒ぶりが名物だから、押すなら寒ぶりはどうだろう、
なら冬に寒ぶり祭りをやってみようか。

そんな話が地元の方の中で持ち上がり、すぐさま実行へと移されました。
各集落へ祭りの通達を行い、説得し、祭りの運営方法に関しては、両津のさかなまつり関係者からノウハウを学びました。
そして、平成8年12月、企画から実行まで約3カ月の急スピードで、第一回目の寒ぶり祭りは開催されました。
1年目から500人近くの方が訪れ、用意していた「寒ぶりづくし弁当」セット、鮮魚、地元の農産物等はほぼ全て完売。
手ごたえを感じた地元の方たちは次年度の開催を決定。以降、毎年同時期に開催されるようになり、規模は徐々に大きくなり現在に至っています。
地元の方たちが自ら活性化のために立ち上がり、集落を越えて協力し、おもいを持って続けてきたお祭りです。


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あら汁用イナダの仕込みをする地元のお母さんたち
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ものの5分ほどでさばいてしまいます・・・ずっと見ていたくなる程の手際の美しさ。


この祭りのメインは何といっても、新鮮な寒ぶり!
漁港での直売のため特に新鮮で、大変お得に購入できます。
寒ブリレースや魚つかみどり大会、鷲崎鬼太鼓や亀翔会による佐渡民謡の披露、
地元のお母さんたちが作った大人気・あら汁無料サービスなどもあります。
地元農産物の販売やおいしい屋台も数多く登場します。
お腹を空かせていらしてくださいね。

チラシ


◆2016 第21回 佐渡海府寒ぶり大漁まつり

日時:平成28年 12月4日(日)
    10:00~寒ブリ販売開始(14:00閉会)
場所:鷲崎漁港イベント会場 鷲崎ふれあいセンター
主催:佐渡海府寒ぶり大漁まつり実行委員会
お問合せ:0259-27-3258(内海府漁協内)


また、漁師の奥さんから教わる魚さばき講座も祭り内で開催します!
魚のさばき方のコツを教えます。
さばいた魚は刺身やたたき、だんご汁にしていただきます。
鷲崎産のおいしいお米も出て参加費500円!とってもお得でおいしい講座です。


◆魚さばき講座
日時:12月4日 11:30~13:00
場所:鷲崎ふれあいセンター
定員:6組(2人1組可能)
参加費用:500円
お問合せ:0259-27-3258(内海府漁協内)

(※事前予約制です。定員に達し次第締め切ります。)

あゆこさん

講師の森川あゆ子さん


開催日の12月4日、日曜日の天気予報は今のところ晴れです!
皆さんのお越しをお待ちしています!






晩秋の大野亀。

最近お越しになった方はいらっしゃいますか?

車を大野亀方面へ走らせると遠目に何かが見えます。
あれはいったい何だろうかと近くまで行ってみると・・・

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亀です!

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ここにも亀です!

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遠目から見るとこんな風に見えます。
まるで親子のよう。


現在巨大亀が二匹、大野亀台地に出没中です。

これは冬季の大野亀に少しでも華をと、大野亀ロッジ北澤さんの粋な計らいで亀の形に草を刈りつくられました。
これから2月くらいまでは二匹の亀を見ることができます。
冬になって雪が積もればもっとくっきり見えるそうです。


そんな亀のいる大野亀台地にて、10月30日カンゾウ保護のため草刈りが開催されました。
当日は気持ちの良い秋晴れ。
島内各地からおよそ30名程の方が集まり、草刈り機を持ち寄りみんなで台地一帯の草刈りを行いました。

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実はカンゾウ保護において、草刈りは一番大切な作業なのです。

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葦や茅の侵食を防ぎ、草刈り機で粉々にした茅が良質な肥料となり、カンゾウの育成にもつながっています。
また、景観の保全のためにも取り組んでいる作業です。

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点々と見える白い服を着た皆さんも草刈り部隊。

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女性も頑張っています。


約3時間ほどで草刈りは終了。
これから冬を越えて春に苗植え等の活動を行い、5月下旬頃カンゾウの花は見頃を迎えます。
地元の方々の次の世代へカンゾウの美しい景観を残したいという思いのもと、
一年を通したこれらの取り組みがカンゾウを支えています。


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大野亀周辺もうっすら紅葉しています。

春に着任した当初、大野亀台地は茶色一色でした。
茶色だった台地が初夏に緑になり、黄色いカンゾウの花が咲き、花が枯れ緑一面になった後、また茶色へ。
大野亀の色の移り変わりを見て、季節がまたひとつ変わったのだなとしみじみ感じています。
ここに雪が積もり、白くなった冬の大野亀もまた楽しみです。

秋冬の今の時期しか見られない巨大亀に、ぜひ会いにいらしてくださいね。



春、佐渡へやってきたばかりの頃、その人に会いました。

こだわって農業やってる人がこの集落にいるよと教えられ、どんな人だろうかと緊張し、こだわりを持った人は少し怖い人に違いない、と恐る恐るご自宅にお邪魔したことを覚えています。

ねじり鉢巻を巻いて現れたその人は、いかにも頑固なおじいちゃんという風貌で、
よくわかっていない私に、「そんなんじゃだめだ」といちから農業への思いを時間をかけて教えてくれたのでした。
初めはちょっと怖くてとっつきずらい人なんて思いながらも、話す言葉は納得し感心させられるものばかりで、こんな人がここに住んでるだなんて!この人と一緒にいたらきっとおもしろくてためになる話がいっぱい聞けるはず!
そんな風に思い、春からずっとついてまわり早半年が経ちました。

その頑固なおじいちゃんのお名前は本間太郎さん。
佐渡の北端に位置する、ここ鷲崎でしかできないやり方で農業を続けています。

太郎さん1

ある日の太郎さん

太郎さんは「海利用研究会」のメンバーの中の一人。
この会は「子や孫に食べさせても安心なものを提供する」ことを原点とし、
農薬や化学肥料に極力頼らず、地域資源を活用した農法を研究・実践しています。
米や野菜づくりに鷲崎の海でとれたマグロやブリの内臓、わかめなどを海水と麹菌で発酵させ、液肥として使用している太郎さん。


肥料
太郎さんの畑に撒かれた魚の堆肥


自分たちの生態系の中で持続可能なものを繋ぎ、この中で処理していく。
そのことによって佐渡を感じ、想像できるものをつくりたい。
そんな太郎さんのこだわりの先にはいつも子供達への思いがあります。

孫に自分の背中を見せることで、冒険心を養ってほしい。
常にベストを目指す心を育てたい。
そして、子供たちの食の安全を守りたい。

太郎さんの言葉はいつも一貫しています。

そんな太郎さんと鷲崎で小さな市場を始めることになりました。

「手ずから市場」は勝手に畑に来て野菜を収穫してもらい、その人の思った額を支払ってもらうというシステムです。
農作業を体験してもらい、価格も自分で決めて支払ってもらうことで、市場価格ではない本来の評価を知りたいという狙いがあります。
また、少しでも佐渡の北部に足を運んでもらうきっかけになってほしいという思いがあります。

この市場は太郎さんがずっと前から温めてきた夢です。

たくさんの人に来てもらいたいわけではない。たとえ一人だけでも思いが伝わり、継続して畑に来てもらえればそれでいい。

ささやかながらその夢に一緒にのっかって応援したいと思いました。

個人的には、多くの方にこの市場のことを知ってもらいたいという気持ちがあり、
今回お披露目会を兼ねて、太郎さんの畑で収穫祭を行うことになりました。

当日は太郎さんのお話会の他、畑で収穫した芋をその場で焼いて食べたり新米のおにぎりをふるまったりします。
鷲崎の海産物や農産物などのおいしいものも販売します!

鷲崎周辺の山の色も赤や橙と日に日に色づき、鮮やかになってきました。
収穫祭の頃にはきっともっと色が増え、紅葉の美しい時期になっているはずです。
ぜひ佐渡の北端、鷲崎へドライブがてらお越しくださいね~!


「手ずから市場収穫祭」


日時:2016年10月29日(土)11:00~15:00(雨天中止)

   参加費無料

場所:鷲崎・本間太郎さんの畑にて
(県道45号線沿い・憩いの館佐志住施礎さん向かいの畑です。太陽光パネルが目印!)

11:00~本間太郎さんによる畑のお話し会
太郎さんの農業への思い、手ずから市場を始めた経緯などお話します。


11:30~さつまいもを収穫して焼き芋にしよう!新米おにぎり試食もあります
畑のさつまいもを収穫し、米ぬかで芋を焼きます。米ぬかの中で焼く焼き芋は中までじんわり火が通り、ふっくらしっとり格別のおいしさです。太郎さんの田んぼでとれた新米おにぎりもふるまいます~(数に限りがあります。悪しからずご了承ください)


13:00~畑の小さな演奏会
ギター歴40年!の濱田さんによるギター演奏など小さな演奏会を開きます。


11:00~15:00 わしざきのおいしいもの市
お米や海産物、農産物など佐渡の北端、鷲崎産のおいしいもの大集合!販売会を開催します。


問い合わせ先:080-9531-5116(佐渡市地域おこし協力隊・海府地区担当西本)

畑の周りにも何台か駐車可能ですが、いっぱいの場合は「憩いの館佐志住施礎」さんへ駐車してください。

手ずから市場

無題












夏まっさかりの佐渡。
伝統芸能が息づく佐渡では、連日のように祭りが各地で開催されています。

そんな中、今年佐渡で芸術祭が開催されることを皆さんご存じでしょうか?

記念すべき第1回目の芸術祭が8月26日より開催されます!13923743_10205293497615865_7418878003179333889_o

「さどの島 銀河芸術祭2016」~過去と未来の帰港地~

―「さどの島銀河芸術祭」は過去と未来をつなぐ現在において、
佐渡が芸術文化の帰港地となることを目指して漕ぎ出した小さな芸術祭です。
佐渡に点在する個性の輝きを掘り起こし、島外からの刺激とともに新しい
創造空間を作り出して「銀河」のようにきらめいてほしいと願っています。
佐渡内外の作家による版画と写真、現代アートの展示と、佐渡の自然と
生活文化を知るためのワークショップを島内各所で行います。―
(ポスターより抜粋)


昨今日本各地で芸術祭が開かれる中、佐渡ではどのような芸術祭を目指すのか、
さどの島銀河芸術祭実行委員長である梶井照陰さんにお話を伺いました。
梶井さんは鷲崎にある真言宗高野山派・観音寺の住職であり、写真家でもあります。
お話ししていると肩の力が抜けるようなふんわりとしたお人柄の梶井さん。
2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、
写真集『NAMI』を発表。本作で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞されています。


照陰さん

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―佐渡で芸術祭を開催することになったきっかけは?
「実行委員の一人であるモリトさんに熱い思いを打ち明けられたのがきっかけです。佐渡の各地域が持っているポテンシャルはとても高いが、活かし切れておらず危機感を持っていました。各地のポテンシャルの高さを広め元気にしたいという思いから、佐渡全島で行う芸術祭を開催したいという運びになりました。」


―さどの島銀河芸術祭のみどころは?
「展示作品には版画があったり写真があったり、それぞれの作家さんに佐渡を見てもらい佐渡からインスピレーションを受けて作品を作ってくれている。普段目にしている佐渡とはまた違う面から見てくれている。新たな佐渡の一面を知ってもらい、多様な見方をしてもらうことができたらと思っています。
佐渡には寒ブリ、朱鷺、世阿弥、金山などキーワードがたくさんあり、鬼太鼓や佐渡おけさなどの伝統芸能が根付いています。佐渡独自の芸術と自然・生活文化も一緒に楽しんでいただきたいです。」
 

―梶井さん自身はどのような展示をされる予定ですか?
「鷲崎・観音寺において、ハルビン(中国)で撮影した写真のシリーズを展示します。また、スイスの美術館で展示していた日本未発表の映像作品「tsuki」を上映します。 東日本大震災後に、陸前高田などの被災地を訪れた時に見た海に浮かぶ月がとても印象に残っていて。その印象がとても強くて、佐渡に戻ってきてから海と月を題材にして作った作品です。」

寺外観1


寺外観2



庭

お堂内
今回の芸術祭の展示場所のひとつ、鷲崎・観音寺

―今後の展望は?
「今年度の芸術祭は小さな規模での開催になるが、ここから試行錯誤しながら3年後には本開催として2018年に向けて築き上げていきたいと思っています。ゆくゆくは新潟県内で開催している芸術祭と佐渡の芸術祭を結び、島外とも連携して佐渡に人が流れてくるような仕組みづくり・活性化につながればと思っています。」


今年、はじめの第一歩となるさどの島銀河芸術祭。
今後この芸術祭が時間をかけてどのように変化していくのか、とても楽しみです。
ぜひ皆さんの目で貴重な第一歩を見届けていただきたいです。

芸術祭期間中はその他にもアースセレブレーションやハロー!ブックスなど島内各地で様々なイベントが予定されており、佐渡は今がやがやと楽しい雰囲気になってきております。
わたし自身初めて過ごす佐渡の夏にわくわくしています。
ぜひ佐渡の旅と芸術を楽しみにきてくださいね~!

詳細はこちら↓


「さどの島 銀河芸術祭2016」~過去と未来の帰港地~


会期:2016年8月26日(金)~10月10日(月・祝)
主催:さどの島銀河芸術祭芸術祭実行委員会
お問い合わせ:あいぽーと佐渡(担当:川上) 0259-67-7633
             info@sado-art.com

7月24日、よく晴れた日曜日。

願集落にある賽の河原にて「賽の河原祭り」が執り行われました。

願集落のはずれから海岸沿いに10分ほど歩くと大きな海食洞穴があります。
穴の中と外には大小の地蔵がまつられ、その周りにはたくさんの小石が積まれています。
そこが賽の河原です。

ここは幼くして亡くなった子供の霊を慰めるための霊場です。
三途の川の手前に賽の河原があり、向こう側の海が三途の川であるといわれています。


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6月に初めて私が賽の河原を訪れた日は、とても暑い日でした。
だらだら汗をかきながら歩いて向かいましたが、たどり着いた途端、空気が一気にしんとしました。
洞穴の深さと闇の暗さ、観音様の表情、無数の地蔵と積み上げられた石の佇まい、
それとは裏腹に振り向いた先に広がる真っ青な空と海、
独特の雰囲気に圧倒され、しばらくその場を動けなかったことを思い出します。


「賽の河原祭り」とは、飢えと渇きに苦しんでいる水子・餓鬼の為にご真言を
唱え、食べ物を食べられるように施してあげてご供養する、年に一度の慰霊祭です。
全国から毎年200人以上の信者や檀徒の方たちがお越しになります。
参拝者の子供の身代わりとして、地蔵にはひとつひとつ数字が刻まれています。

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法要準備・片付けは、毎年地域の檀家の方たちの手によって支えられています。
賽の河原はごつごつした岩場に取り囲まれた場所。
とても足場の悪い場所に無理やりテントを建てています。

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 歩いてしか行くことのできない場所のため、大きなものは船で運びます。


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手で持ち運んだり体にくくりつけて運ぶものもあります。


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今年は凪でかなりおだやかでしたが、2年前は時化で海が荒れ、
せっかく建てたテントが法要前日、テントごと流されてしまったということもあったようです。

何年前からこの法要がされているのかは定かになっていませんが
(昭和21年の賽の河原祭りに関しての新聞記事は残されており、
賽の河原の霊場自体は江戸時代に入ってからつくられたのでは、といわれています)
何十年も前から地域で団結して条件の悪い場所に毎年テントを建て、
この場所での法要を守られているということに頭が下がるおもいでした。


今年も全国から祈るため集まった方たちの前で
3名の僧侶が読経し、水子の霊を慰める法要が執り行われました。
皆さん熱心に読経を聞いています。

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子供たちのためにおやつや人形などがたくさん供えられています。


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年々高齢化の影響でこの法要に訪れる方の数も減ってきているそうです。
準備に携わる地域の方々もご年配の方が多くいらっしゃいます。

それでも歩いてしか来ることのできない不便な場所へ、祈るために毎年足を運ぶ人たちがいること、
その人たちのために一日がかりで準備をする人たちがいること、
ここで祈るということに意味があるということ、
そのおもいはずっと昔から受け継がれてきたもので、守られてきたこの場所は
とても幸福な場所であるように思いました。


賽の河原の右手には二ツ亀、左手には大野亀がみえます。
ふたつとも神様が祀られている場所。
その間に挟まれた賽の河原。
そこからみえる景色はとても美しく、ここになぜ霊場がつくられたのか
少しだけ先人の方の気持ちが分かったような気がしました。


集落の方とおしゃべりしながらの帰り道、辺りの景色を見渡しながら、
「本当にここの景色はきれいでしょう」
そう言って話す柔らかな表情を見て、この場所がずっと残っていますように、と
思わずにはいられませんでした。


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これから夏の観光シーズンとなり、賽の河原を訪れる方も多くいらっしゃると思います。
ただ、この場所は地元の方が守ってきたとても神聖で大切な場所です。
そのことを忘れずに、ぜひお立ち寄りいただければと思います。








カンゾウの花の見頃も、さみしいですがそろそろ終盤。
でも大野亀ではまだまだビッグイベントが残されています!

第39回佐渡カンゾウ祭り、今年もいよいよ開催します!
カンゾウ祭り
第39回 佐渡カンゾウ祭り

開催地:佐渡市願 大野亀台地
★前夜祭 6月11日(土)20:00~21:00

カンゾウの花のライトアップ、かがり火の中での鬼太鼓、佐渡民謡、佐渡おけさ講習会他

★本祭  6月12日(日)10:00~15:00

子供たちによる太鼓、鬼太鼓、佐渡民謡、ふるまい無料わかめ汁、地元海産物を使った屋台、地元中学生によるボランティアガイド他


佐渡おけさや鬼太鼓など佐渡の伝統芸能や民謡の披露、イカやこうぐりなど地元の海産物を使用した屋台の出店など、日本一のカンゾウの群生地がある大野亀の美しい景色と共に佐渡の魅力をぎゅっと凝縮してご紹介するお祭りです。

祭り期間中はカンゾウの苗も販売します。
本祭では地元のわかめを使用した味噌汁無料サービスもあります!

お誘い合わせの上、ぜひお越しくださいね。


さて、お祭りに向けて地元集落の皆さんは着々と準備を進めております。

おどり練習1
こちらは地元の女性や小中学生、園児が中心となり踊る「カンゾウ花祭り唄」の練習風景。カンゾウと地域へのおもいを綴った唄です。

おどり練習2
かっこいいポーズをみんなで検討しているところ
子供たちの飲み込みはとっても早く、わたしはついていくのがやっと、という状態です、、。

いただきます
休憩時間はみんなでおやつタイム
「心を込めて言いましょう。いただきます。」
子供たちが毎回とってもかわいい、いただきますのご挨拶をしてくれます。

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休憩時間も絶え間なく遊び、走り回る子供たち。

「カンゾウ花祭り唄」は前夜祭と本祭のトップバッターとして披露されます。
子供たちを含めた踊りは、12日の本祭で披露する予定。
子供たちが4月中旬より毎週夜に集まり、練習してきた成果をぜひ皆さんに見ていただきたいです。

ガイド1

こちらは地元の中学生のボランティアガイド練習の様子

ガイド2

大野亀に自生している草花についてガイドさんより直接教わっています。
アスパラガスを発見したり、食べられる植物や外来植物について教わったり。
みんな熱心に話を聞き、メモに一生懸命書き込んでいました。

12日の本祭当日は、大野亀台地にて地元中学生による無料ボランティアガイドがあります。
大野亀周辺について知りたい方、地元の子供たちからぜひいろいろ教わってみてください!


カンゾウ祭りに向けて子供も大人も準備に奮闘中です!

見頃は終盤となりましたがまだ咲いているカンゾウの花もあり、観光客の方もたくさんいらっしゃっています。

ぜひ今週末のカンゾウ祭りへお越しくださいね!


 



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遅くなってしまいましたが、現在のカンゾウ開花状況をお知らせします。
前回よりかなりの数の花が咲き、いよいよ一面黄色の状態に近づいてきました!

現在の開花状況は5分咲きくらいだそうです。

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びっしり咲いています。
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海の青に映えるカンゾウ
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森の中にも

ちなみにカンゾウの花は別名「ワスレグサ」といわれているそうで、
「憂いを忘れる」という意味があるようです。
確かにこんなにきれいに咲き誇る花をみると、嫌なことや悲しいことも忘れられそうですね。
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最近は毎日ひっきりなしに観光バスや他県ナンバーの車がやってきます。
みなさん口々にきれいだね~、来てよかったね~とおっしゃっているのを耳にすると、春にみんなで一生懸命カンゾウの保護活動をしたことを思い出し、その担い手に少しでもなれたことにとてもうれしい気持ちになります。

私自身初めて見るカンゾウの黄色で散りばめられたこの光景。
青と緑と黄の3色のコントラストは、やはりため息が出るほど美しいです。
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左奥に見えますのは二ツ亀。
亀が二匹うずくまっているように見えます。
大野亀と兄弟のような存在です。
二つ亀2
二つ亀3
大野亀より車で行けば3分ほどの場所にある二ツ亀。
大野亀がある願集落~賽の川原~二ツ亀までは遊歩道でもつながっており、海岸沿いを歩いていくことができます。大野亀より二ツ亀までは徒歩で約1時間ほど。

二ツ亀の海の透明度は佐渡の中でもトップクラス!さんごが透き通って見えています。
二つ亀4
大野亀の姿が遠くにみえます
散歩道
散歩道2

遊歩道はこんな雰囲気
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へばりつくようにして咲いている岩ユリの姿も見られます。
賽の川原1
賽の河原へ到着です。
賽の河原5
賽の川原6
小さなお地蔵さんがたくさん



大野亀から少し足を伸ばし、海沿いのお散歩はいかがでしょうか。。
遊歩道周辺には様々な花が咲き、ごつごつした岩の景観も楽しむことができます。
足場の悪い場所もありますので、スニーカーや運動靴でお越しくださいね。

今が旬の大野亀周辺へぜひお越しください!



ここ最近お天気の良い日が続いております。
そろそろ咲き始めるんじゃないかと噂していたところ、
ついにカンゾウの花が咲き始めました!
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写真だと分かりづらいかもしれませんが、遠くから見てはっきりと
黄色のてんてんがあることが分かります。

それではもう少し近づいてみましょう。

その2
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歩道沿いにぽつぽつ咲いています。
その4
その4プラス

しっかり咲いている場所もあります。
その5
その5プラス
その8

青空と緑に映えるカンゾウ
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これから咲くのを待つつぼみも
その9
その8プラス

全体としてまだ1割にも満たないくらいの開花状況ですが、
今週に入ってから観光客の方の数がぐっと増え始めました。


大野亀遠景
横から見るとまた表情が変わる大野亀。なるほど、亀の顔をしていますね。

この海に落ちる夕日も、大変美しくおすすめです。
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定期的にこちらでカンゾウの開花状況をお知らせしていきますね。

今の時期、大野亀周辺の集落はどこへ行っても緑がキラキラしています。
ちょうど田植えも終わったばかりで、田んぼの稲のすくっとした逞しさも美しいです。
まだ風も涼しく、気持ちよい季節の大野亀へぜひお越しくださいね。


カンゾウ。
佐渡の人ならみんな知ってるこの名前。
初めて聞いた時はなんだか勇ましい名前だな、と思ったものです。
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カンゾウの花

正式名称はトビシマカンゾウ。佐渡市の花として認定されています。
佐渡随一の観光地である大野亀は日本一のカンゾウの群生地で、毎年5月下旬から6月中旬にかけて、丘一面に黄色いじゅうたんのように花を咲かせます。毎年その時期になると島内外よりたくさんの方が花を見に訪れます。
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カンゾウが咲き誇る大野亀(2015年の様子)

昔、この地域では佐渡牛の飼育がされており、牛の飼料に大野亀の雑草がよいとされていました。たまたまカンゾウが種を落とした後に毎年刈り取りをしていたためカンゾウが大群生を形成する要因となり、このような景観を作り出しました。
しかし、佐渡牛を飼育する家も少なくなったため、雑草の刈り取りも行われなくなり、それとともに過去70万本あったといわれるカンゾウも半分くらいまで減少していきました。
カンゾウの花を後世に残したい、そんな思いで平成9年よりはじまった保護活動により、カンゾウは次第にその数を取り戻してきています。毎年、地域の方達の地道な活動により支えられています。

今回、4月に大野亀で開催された2つの保護活動に参加させていただきました。
13日に開催した苗取り作業は地域の方約15名が参加。

大きく育った苗を傷つかないように堀上げて・・・
苗上げ作業

20本の苗に束ねてわらでぐいっとカンゾウを縛ります。
カンゾウの苗2
カンゾウの花の根は球根のようになっているのですね~。

この苗取り作業はなかなかの重労働。汗をかきつつお昼ごろまで作業は続きました。
苗上げ作業2
苗上げ作業3

16日の定植作業は約150名の方が参加。
地元の集落の方や小中学校の子供たち、団体・企業の方など大勢の方が参加しました。それぞれグループに別れ、作業にあたります。

こちらは苗の苗植え作業。
定植作業3
定植作業

こちらは苗の鉢上げ作業中。
鉢上げ作業2
鉢上げ作業
みんなでぺちゃくちゃおしゃべりしながら作業は進みます。汗をかきながら働く姿はみんなにこやか。

お日様の下で久しぶりに土に触れて、私自身もとても楽しく作業させていただきました。たくさんの方のご協力のお陰であっという間に作業は終わり、11時頃には解散となりました。
集合写真
お疲れ様でした、はいチーズ!

カンゾウについて、海府観光協会会長・大野亀ロッジの北澤さんは言います。
北澤さん
大野亀ロッジ北澤さん

「カンゾウの花は独特の色をしています。淡い黄色、赤みがかった黄色、なんともいえない絵に描けない美しさがある。大野亀の緑の色と、空と海の青さと、そこに加わるカンゾウの黄色。その3色のコントラストが本当にすばらしいです。

佐渡の観光資源の中で島外から来る人達の数は、カンゾウがダントツで多い。保護活動を始めてから、花ひとつでこれだけの人が集まるということを改めて知り、大事な資源であるカンゾウをきちんと守り、先の世代へ残していきたいという気持ちが生まれました。

また、種草であるカンゾウは種をまくところから始まります。私自身も子供の時、カンゾウの種を蒔き、育てたことを覚えている。子供たちが一緒に種から育て、身をもって経験することで、ひとつの植物の成長の過程を知り、学ぶことができる。大人も子供も一緒になってできるこの活動を後世に繋げ、カンゾウの花を残していきたい。」

大野亀
4月末現在の大野亀

こうやってさまざまな人の手やおもいが加わり、地域の誇りとして守られているカンゾウの花。毎年みんなに愛情たっぷり注がれて、カンゾウも喜んでいるに違いありません。今年もすくすく育ち、皆さんに会えるのを楽しみにしていることでしょう。

そして、恒例のカンゾウ祭りが今年も開催されます!

【第39回佐渡カンゾウ祭】

【会場】 佐渡大野亀
【日時】 平成28年6月11日(土)20:00~21:00 前夜祭
            6月12日(日)10:00~15:00 本祭
【お問い合わせ】 
佐渡カンゾウ祭り実行委員会 0259-26-2410(事務局 大野亀ロッジ内) 

祭中はカンゾウ花祭り唄や鬼太鼓、佐渡民踊の披露などさまざまな佐渡の芸能を披露する予定です。
その他にもお楽しみイベント盛りだくさん!カンゾウの花の苗も販売します。

お誘い合わせの上、ぜひいらしてくださいね。

投稿名 西本佐和子(にしもとさわこ)
 
担当地区 海府地区 
 
出身地 大阪府枚方市
 
任期 2016年4月~2019年3月予定
 
経歴
大学卒業後→JR西日本グループ会社に約2年半勤務(駅案内業務)→
長野県にてレタス栽培バイト→東京都内のフェアトレード雑貨店に約5年勤務(営業・販売・企画等)→
北アルプス山小屋にて山小屋バイト→佐渡へ
 
地域おこし協力隊への応募動機
海にぽっかり浮かんだ雪山。
それが佐渡に対する初めての印象でした。
船の上から見たその風景が今でもずっと心に残っていて、この島を好きになりそうだな、と
そのとき漠然と思ったことを覚えています。
何度か佐渡を訪問し、海も山もあり食が豊富であること、四季がはっきりしていて景観が豊かであること、
ふるい歴史ある町並みが残り伝統芸能や祭が盛んであることなど
日本をぎゅっと凝縮したような、他にはない魅力を持つこの島に暮らしてみたいと思うようになりました。
昔からずっと自然が身近にある土地で、いつか生活したいと考えていました。
協力隊の仕事を通して佐渡のことを深く知り自分の経験も活かせたら、と思い応募しました。

海府地区について
黒姫・虫崎・北小浦・見立・鷲崎・藻浦・願・北鵜島・真更川。
佐渡の北部に位置する海府地区はこれらの9集落からなります。
海岸線に沿って点在するこれらの集落は大佐渡の自然にとても近い集落です。
カンゾウの花が群生する大野亀や、海水の透明度では佐渡随一を誇る二つ亀など佐渡を代表する景勝地があり、
海岸線から望むダイナミックな景色は、日本海の風情を存分に感じさせてくれます。

商店や飲食店は少ないですが、その分海府地区ならではの自然の恵みを活かした農業・漁業が営まれています。
まだ着任して一ヶ月にも満たないですが、人・自然・食などさまざまな面でこの地区の豊かさをひしひしと感じています。

大野亀港

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これまでの活動内容・今後の活動予定
①カンゾウや漁業など自然資源を活かした地域活性化活動
②里山里海の自然保護、海府ならではの農業、漁業の研究
③伝統行事や風習の記録、資料作成
④その他、地域行事イベント企画・運営に係る活動支援 

コメント
佐渡は桜が散り始め、徐々に緑の色が濃くなってきています。
日々変わる海の色や空の色を見るといつも元気になり、来てよかったなと感じています。
春夏秋冬の海府の土地、暮らす人々の魅力を伝えていきたいと思っています。

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