佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡の暮らし/楽しみ方

元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」改め「大人の遠足」、
2回ほど参加できなかったので久しぶりの報告となりました。

休んでいる間に海外(島外のこと)も視野に入れこのような会名に変更されたのですが、佐渡の新参者としては前の名前のほうが良かったかな~とちょっぴり未練が残ります。

それはともかく今回は二宮(にくう)と真光寺を歩き、農家レストランで食事をするコース。
今回も16名もの方が参加しました。

DSC01011

スタートは佐渡島でのショッピングの中心地である佐和田のホームセンター。
駐車場で入念にウォーミングアップを始めますが、買い物客が大勢いる中ちょっと異様な雰囲気です。

DSC01001

最初の目的地である二宮神社へ向かう緩やかな舗装路を歩く途中、仁王門に興味を魅かれて文末のコース図には記載されていませんが妙照寺に寄り道。

DSC01002

行き当たりばったりで歩くのもこの会の魅力、鬱蒼とした参道は何とも良い雰囲気です。

DSC01003

参道を下り切ったところで正面に本堂が現れ、大きな茅葺屋根に圧倒されます。

DSC01004

1271年に鎌倉幕府により佐渡流罪となった日蓮上人が3年間の流罪生活のうち2年間をここの草庵で過ごし、代表作「歓心本尊創鈔」を著し「大曼荼羅本尊」を顕して日蓮宗の教義を確立しました。
「歓心本尊創鈔」と言われても私は知りませんでしたが、南無妙法蓮華経と口に唱えれば仏果の成就を得ると説いたものだそうです。
妙照寺は1275年に弟子の日静が建立したお寺です。

DSC01006

本線に戻り二宮神社に到着。

DSC01007

二宮神社は、順徳天皇の第二皇女忠子姫を祭神とする神社で奥に御霊所があります。
また能舞台があり、毎年8月に薪能が開催されます。

この狛犬が咥えている玉は動くとの事(?)。

DSC01009

次に訪れたのは真光寺にある清水山円照寺。

DSC01012

ここの地名ともなっている真光寺は、上杉景勝が佐渡を領土とした時(1589年)金北山神社の別当寺とし、かつては寺家八坊を有し佐渡第二の大寺であったそうです。
明治元年の神仏分離令により真光寺は廃寺になり今は地名だけが残っていますが、後に再建した八坊のうちの円満坊が現・円照寺としてかつての遺品の一部を保有しているとの事です。

DSC01014

寺社巡りの最後は金北山神社です。

DSC01019

140段の階段を登るとブナの大木があります。
見ても良く分からなかったのですが、ここの樹木は色々な種が入り混じって共存しているのが特徴との事。

神社にお参りをして下山です。

DSC01022

色々勉強させて戴きましたが、やはりお楽しみは地元のお食事。
今回は二宮の農家レストランに立ち寄りました。

DSC01029

まだ3Kmほど歩かなければならないのですが、美味しい料理をいただきながら
男性陣はすっかり飲み会モード。

DSC01030

お土産に焼き立てのパンも。

DSC01040

センス良く古民家を改修しており感心しました。
私の住む真野新町でも古い町屋を再生しようという気運が高まっておりますので、大変参考になります。

DSC01044

DSC01045

今回は緩やかな散策路でしたが18,000歩の道のり。
冬の間鈍った体には少々きつく感じられましたが、楽しい一日を過ごしました。
次回は春本番なので花を見に行こうという事になり今から楽しみです。

健康維持と好奇心を満たすため、これからも続けてゆきます。

map_20150314

当隊員が昨年から親睦を深めている徳和・千歳会は、赤泊の中で最大規模15集落を有する徳和地区にあり、会員数54名を数える老人会で、様々な活動をされています。中でも女性を中心に活動されている手芸部は手先の器用な人が多く、数グループが手まりやパッチワーク、裂き織小物など多くの手作り品を作成し、年に数回展示販売も行っています。皆さんが作りあげる品々はその出来ばいが良く、商品価値も高いので、地元でも好評です。そこで、もっと多くの人々にその良さを知って欲しいと思い、3月1日に佐渡汽船両津港ターミナル隣接地にオープンした佐渡インフォメーションセンター「あいぽーと佐渡」直売所への出店を促し、当会の賛同を得て、昨日、これら作品の展示に行って来ました。(^^)/

展示には会長のほか3名の製作者と作業して来ましたが、作業中にも多くの来場者から注目を浴び、初日ながら総額1万円近い販売額を計上しました。

私にとって最も嬉しかった事は、売り場で興味を持ってお買い上げ頂いたお客様と製作者が、顔を合わせ作品談議を、にこやかにされていたことが微笑ましく、また何より、この時、普段おとなしい製作者のお婆さんの目が潤んで、とても輝いていたことに胸が熱くなりました。お婆さんには、また一つ新たな生き甲斐を持って頂けた様です。こんなお手伝いをこれからもモットして行きたいと思いました。(^^
DSC01905
DSC01910



DSC01918
DSC01920





4月1日 ひなさん節句
おひなさまを飾り、3日までは朝昼晩とひなさんままを供えて、友達の家に呼ばれて行きます。おひなさまと一緒におこし型や桃の花を飾って、夕食にはぼた餅を。

4月2日 宵節句
いなり寿司をいただきます。

4月3日 本節句
巻き寿司、ちらし寿司、白魚の卵とじ、のびるのごま和え、子持ちせいなごのアラメぞえ、赤飯などをいただくそうです。

4月4日 朝ごはんを供えたらひなさんは片付ける。いつまでも飾っておくと嫁に行くのが遅れてしまいます!

(参考資料:『小木の伝承料理』佐渡国小木民俗博物館) 

先日、おひなさまと一緒に飾るおこし型、手菓子づくりを行いました。
image9
これがとても楽しいのです!手でこねたり色を付けたり、工作をしているような感覚で、見た目にもカラフルだからウキウキした気持ちになります

おこし型③
米粉と水をよくこねて白玉をつくり、食紅を使って色のついたものも用意します。それらを木製の型に自分で配色を考えながら詰めていくと、あっという間に形は完成。
おこし型④
お花や縁起物の型以外にも手作りのネコやタコの型がありそれがまたかわいい♪ たらい舟の船頭さんの型なんてとても秀逸な作品です!これらを椿の葉に載せ、蒸してできあがりです。

おこし型⑤

おこし型②
こちらは市指定の無形民俗文化財「小獅子舞」のおこし型。
父、母、子、少しずつ見た目が違います。

おこし型⑥
おこし型の余った材料を使って最後に手菓子を作ります。

今回は稲荷町のおばあちゃん、お母さん方と一緒に作りました。家々のおひなさまと一緒に飾られるのが待ち遠しいですね。型から自分たちで手作りしてこんな素敵なものを作ってしまうなんて、本当にすごい!ぜひ、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。

ひな人形&お宝巡り
3月14日(土)~4月3日(金)の期間中、各店の立派なおひなさまが並びます。
小木の町中を歩いてみて下さいね。

お知らせです。

※2015年3月5日募集定数に達したため募集を終了しました。ありがとうございました。


平成20年以降から小倉千枚田の復活を呼びかけて、多くの方から米作りを参加していただき、棚田の復活を図ることができました。
引き続き今年も、小倉千枚田景観維持と棚田保全を推進していくためにオーナーを募集いたします。


DSCF0694

DSCF0642


地域のおじいちゃん、おばあちゃんと交流してみたい方ならどなた様でも大歓迎です。

よろしくお願いいたします。




詳しくはこちらから

H27千枚田オーナー募集について

牡蠣の水揚げも最盛期を迎える冬の加茂湖。

新穂のなかでも、両津と隣り合う潟上集落の源田平(げんだひら)という場所が、加茂湖の湖岸に面しています。この辺りは私にとってまだまだ未開拓の地。牡蠣殻の山を横目に、牡蠣小屋の並ぶ湖岸を歩いていると...

P1141172P1141173

「おい、こんなとこで何遊んでんだぁ」

急に声をかけられ、ビクッとして後ろを振り返ると、相手は良く知った新穂の方でした。(ホッと胸をなでおろす私...。)

牡蠣の養殖とは無縁なはずなのに、なぜこんなところに???と、私の方が疑問に思い話を聞いてみると、使われなくなった牡蠣小屋を借りて、趣味の釣り用に使っているのだそうです。なるほど、そんな利用方法もあるのか、と感心。

ちなみに、お隣には他の牡蠣小屋とは様子の違う、なんだか可愛らしいログハウス。
(お友達の釣り仲間が移築したのだそうです。)

P1141188P1141196

夏には、ここで両津川開きの花火を加茂湖ごしに楽しむのだとか。なんとも贅沢な遊び場を発見してしまいました。


◎◎加茂湖の恵みを頂くなら...◎◎
加茂湖の牡蠣まつり今年も開催!

と   き  2015年2月8日(日) 午前10時~午後2時
ところ  おんでこドーム(佐渡市両津湊)
※詳細については、JF加茂 0259-27-5167



 

真夜中に吹く風の音に何度も起こされながら夜明け前に起床。
隙間風で冷え切った部屋。
1月7日は寒い朝でした。

朝5時30分。


岩首の熊野神社には今年度の区長や神社総代らが集合し、まずは囲炉裏に火を入れ部屋を暖めます。


大晦日から元旦にかけて2年参りを行いますが、岩首では各々数は違えど沢山回る場所があるのに驚きます。
熊野神社をスタートし、隣接する秋葉神社、観音さま、万福寺、善寶寺、弁天様、お堂、お不動堂などなど。
それら1つ1つにしめ縄や松、お飾りがしてあるので、集落が管理している部分の松やしめ縄、お飾りなどを手分けしてはずす作業に出発。



その後、戻ってきてからお宮の中にある高屋にて大祓詞を読み上げ、昨年の12月31日に神様にお供えしたご飯やお餅、お神酒、黒豆、ワラビなどを下げて七草の準備をはじめます。(岩首の神様は女性なので、私は高屋には上がらず、ちょっと離れて見学です。)


神様へのお供えものとして、木椀にきれいにもられた飯。

DSC_0006



DSC_0007

ざくざくと切られていく七草。

DSC_0013


DSC_0029


ストーブの上にかけてあった大鍋から白い湯気が立ち込めます。

DSC_0047



準備をする男性陣のテキパキとした姿が印象的です。



7時頃には、続々と集落の人たちが神社にやってきてお参りをし、七草粥の振舞いをうけます。
無病息災を願い、お正月に食べ過ぎた胃を休め、久しぶりに会う人へ新年の挨拶をします。


DSC_0048



どの人も丁寧に挨拶をすること、男性らしい振舞い・女性らしい振舞いをすること、目上の人への敬い、神様への信仰など今までの私にはあまり身近に感じ大切に思ってこなかった事がずっと受け継がれて来たのだ感じる場面に多く出会います。


本当にちょっとした事だけど、お宮にきて挨拶をしっかりするばあちゃん達を見て、それが出来ない自分が恥ずかしくなります。
お宮にきたらコートを脱ぐ。挨拶する人の方へしっかり向いて正座して、頭をさげる。
昨年お世話になった事と今年の挨拶。
言葉づかいも、姿勢も見習うべき場所がたくさんあります。

古くさいし、出来なくても実際問題ないけれど、でも出来る人になりたいと思う。


神様もお宮のこともまだまだわからない事だらけだけれど、ここに住む人たちとここにいる神様はずっと一緒に生きてきているし、その関係性が生み出してきた姿勢はとても凛としていて見ていて気持ちが良いと感じてしまう。



そんな風になれるように。
協力隊最後の1年のスタートです。 今年も元気にまいります。







 

先日、かあちゃん漬けの味噌作りの記事を書かせていただきました。
こちら→→過去記事【金井】職場体験


それから何度かまた足を運び、かあちゃんたちの年末のイベント「こんにゃく作り」に参加させていただきました


こんにゃく・・・普段特に何も考えずスーパーで購入し、自分の口に入れているものです。・・・が、どうやってつくるんだろう。興味津々です


どん!
これがコンニャクイモです!

IMGP5259

このコンニャクイモもかあちゃんの畑でとれたもの。
ここのかあちゃんたちは味噌なら大豆、漬物なら大根・人参・キュウリなど・・・
とにかく自分たちで材料も育てています。


「だって素材が安心だってわかってるだろ?」


ごもっとも。


自分の体のエネルギーになるものは当然安心・安全でないと・・・
当たり前のことかもしれませんが、佐渡へ来て強く植え付けられた気がします。
ご近所からおすそ分けで頂く、今が旬の白菜。
「レースみたいになってしもたけど・・・」そうはおっしゃいますが、無農薬の証拠。ぎりぎりまで土にいたから瑞々しく甘い野菜は最高です


コンニャクイモの土を落として、カットします。
「手がかゆくなるから手袋しろやー」かあちゃんから優しいアドバイスを頂き、いざ私もこんにゃく作りに参戦。
IMGP5261

ぐつぐつコンニャクイモを茹でて柔らかくなったら、皮を取り除きます。
そして細かく切って、ミキサーでペースト状に。

お湯と凝固剤を混ぜて、こねる、こねる、こねる!
IMGP5264

「これ持っててくれー」「これもうすぐできるよー」「それこっちにくれー」
かあちゃんたちはみんなが司令塔。
お互いの作業を見ながら適材適所に手際よく割り振っていきます。

程よく固まったものは成型に入ります。
こちらはお玉で。
IMGP5275

こちらはバットで。
IMGP5265


四角は蒸して、丸は茹でて・・・完成です!
IMGP5284

IMGP5285

早速お昼にみんなで頂きました。
IMGP5272

かあちゃんたちは、このこんにゃくをお節料理と一緒に作る煮しめに使うそうです。




「いい忘年会になったな」

持ち寄ったお昼ご飯を食べながら、一人のかあちゃんがニコニコしておっしゃいます。
みんな出来立てほやほやのこんにゃくを刺身醤油で食べながら、「うんうん」と答えます。



「じゃあ、来年はいつから味噌に出る?」
「麹をいれるのはいつにしよう?」

パワフルなかあちゃんたちはホッとつく間もなくテキパキと来年の仕事モード
来年もみんな元気な姿でお会いできますように。
よいお年をお過ごしください





寒波襲来!
このところ私の住む真野湾沿岸は寒風が吹き荒び、表に出るのもおっくうになります。

こんな日は、やっぱりアツアツ、ホカホカの甘~い石焼き芋なんかが最高ですね。

DSC00960_2

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

時は遡って今年の春。
西三川で一人暮らしをしていたご老人が体を悪くして入院されたという事で、住居に隣接する小さな畑を使ってみないかとのお話しがありました。

小さくともご老人が大切に使っていた畑です。このまま放棄されては忍びないと思い、自分の農業勉強を兼ねて何か作物を作りながら農地の保全を図ってゆこうと考えました。

DSC00628

時期的にサツマイモでも植えようかなと考えていると私の細君が俄然乗って来ました。サツマイモなら「紅はるか」が甘くて最高、自分が軽トラで石焼き芋を売り歩くと言い出す始末です。

石焼き芋売りは兎も角、何かイベントに使えるかなと思い近所の種苗店に行き苗を買いに行ったところ、たまたま入荷中で今度はいつ入るか分からないとの事。非常にラッキーでした。

紅はるかは熊本で品種開発されたもので、蜜芋とも呼ばれる「安納芋」より甘いと言われています。温暖で火山灰地質の熊本が原産であるため、夏でもクーラー要らずの佐渡でうまく出来るか不安でしたが、チャレンジするつもりでやってみました。

DSC00789

心配をよそに秋にはこんなに元気に葉を繁らせました。
サツマイモは蔓が伸びすぎても葉が多すぎても芋が大きくならないと言われたので逆に不安がよぎりましたが、教科書に沿って何度か蔓を返しながら後は天命を待つのみです。

10月の終りに無事収穫。

DSC00898_2

昔小学生の頃遠足で埼玉県に芋掘りに行きましたが、関東の土はフカフカで小学生でも簡単に掘れた記憶があります。
西三川の土は固くて重労働、注意しないと芋を傷つけてしまうので大変です。
それでも大豊作、私の細君も巨大な芋を掘り当て大満足でした。

DSC00899_1

さて、サツマイモを一か月ほど熟成させていよいよ石焼き芋の試作です。

IMG1357_1

焼き芋器は、とあるキャンプ場の特注品で、ドラム缶を改造したものを使いました。焚き木の炎を見ながら焼き上がりを待つ雰囲気は寒さを忘れるほどワクワク感があります。
ご招待したのはいつもお世話になっている居住地・真野新町のご近所の方々。

初めて石焼き芋をやって分かったのですが、石のほうもなかなか熱くなってくれません。その内子供たちも待ちくたびれて遊び始めたり帰ろうと言う子も出始めてしまいました。

DSC00957

やっと完成!
不慣れで買ってくる物のようにこんがりとは行きませんでしたが、皆さんとても甘くて美味しいと喜んでくれました。

DSC00959

本当は、秋のいくつかあるイベントで地域の方々に振舞うことが出来れば良かったのですが、今回は準備が間に合いませんでした。
いずれは佐渡で農業をやりながら、地域の人が集うお店(こちらは細君)を出すことができれば良いなと思っています。
隊員任期中には色々チャレンジしながら、地域の方々にも楽しんでもらえるこんなミニイベントもやって行きたいと思います。

余談ですが、熱くなった石は冷えるのも時間がかかります。
火を消し凍えながら後片付けを終える頃には、辺りは真っ暗となってしまいました。。

DSC00962

 松ヶ崎の海岸で拾った貝殻と石でリース作ってみました。

DSC_0950

 
【【松ケ崎】貝拾い石拾いでクリスマスリース】の続きを読む

中村です。


12月に入った途端に寒波がやってきました・・


IMG_3283



IMG_4068
(入崎キャンプ場から外海府方面を望んでいます。奥には大野亀が小さく見えます)


昨日から佐渡は暴風・波浪警報がずっと続いております

唯一の本土への交通手段の佐渡汽船もフェリー、ジェットフォイル共に欠航のままです。


今年も佐渡の冬がやってきたそうです。


私は、昨年の1月に佐渡へ来たのでこれで3度目の冬を過ごすことになります。

東京に住んでいた頃とはまったく別の世界で、びっくりしました。

夏の青々とした穏やかな海からは想像がつかないほどの荒々しい ”THE 日本海” の海です。
(ちなみに佐渡では大時化の海のことを ”のた” といいます) 

テトラポットは景観をくずすという人もいるかもしれないですが、テトラポットがなければ私たち海岸線に住む人の家はどうなってることやら、、と思います。


ちなみに冬ですが

車を走らせると、フロントガラスはすぐ潮だらけになります。
(ウォッシャー液がすぐ減ります)

家にいると窓ガラスがガタガタ言いますし、外はゴウゴウ・ビュービューとすごい音です。

日が照る日も少ないですし、 洗濯物も部屋干しでなかなか乾きません。

船が欠航になるとコンビニの棚は殻っぽになりますし、本屋さんの雑誌コーナーもさみしくなります。郵便物も届くのが遅くなります。

とにかく冬は風が強くて外に出るのもおっくうで、とても寂しいです。


けれど、

町には意外と雪が積もらないですし(両津方面はちょっと違いますが)、雪かきもほとんどすることはないです。

日本海の荒波もダイナミックで見ごたえがあります。(それが好きという人もいます)冬にしか見れない景色です。

新潟の本土よりも少し気温が高いです。



私は寒いのは苦手ですが、

この厳しい冬を耐えてその先の春が来たときの喜びを味わうのが好きです。

佐渡は四季がハッキリとしており、自然と密接に暮らしているので

それぞれの季節にしか味わえないこと、見れない景色を存分に楽しみたいと思います。 

秋晴れの空。こんな日は、どこかに出かけたいわ...というそこのアナタ。
PA071116
新穂ダムの木々が色づくまで、もう少し時間がありそう...それならば、新穂歴史民俗資料館はいかがでしょう?

10月は、さっこりサークルさんの裂き織展と、新穂の歴史と民俗を考える会(通称、資料館友の会)主催の「新穂の夏思い出写真展」が開催されています。

裂き織の作品、特にバッグが豊富です。どのバッグにしようかな♪なんて、ついお気に入りを選んでしまう私。織った布で作った小物も愛しげです。
PA071193PA071195

「新穂の夏思い出写真展」は、資料館の活性化を図る資料館友の会が企画した、第一弾目の手作り写真展。私も準備をお手伝い。
IMG_2480PA071183
8月の新穂ふるさと夏祭りや、集落から提供して頂いた各々の夏の行事の写真を60点余り展示しています。展示ケースの中に、アナタが飾られているかもしれませんよ。

もうすぐまた、冬期休館に入る資料館。
資料館がただ開館しているだけでは、4月から継続開館した意味がありません。

今後、この会や新穂の皆さんが主体となって、資料館がもっと行って楽しい場所になっていくといいですね。そんな思いのある方は、是非資料館の応援も兼ねて、10月企画展へ足を運んでみてください!

ちなみに、トキ夕映え市当日の10月12日(日)は、入館料無料。入口ではお抹茶も立てていますよ。是非、遊びに来てくださいね。 

元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」、
4回目となる今回は、ドンデン高原の山歩きです。

毎回新たな参加者が増えてきており、今回も17名の方が集まりました。
50台前半の比較的若い方も参加するようになり、お年よりだけのサークルとは言えなくなりましたが、今回は本格的な山道を歩くということで、ちょっと心配です。

スタートはドンデン山荘。

DSC00793

天気に恵まれ、小佐渡の向こうに新潟の山並みがうっすらと見えるほどでした。紅葉を見るにはまだ早いですが、暑くもなし、寒くもなしで山歩きには最も心地よい時期だと思います。

DSC00796

本日見頃のお花。
残念ながら私には名前を言われても花の姿が浮かびません。

DSC00797

いつものように元気良く一斉にスタート。

DSC00800

途中で牛さんに遭遇、車道を堂々と歩いていました。
ドンデン山荘へ上がる途中に牧草の整備された牧場もありましたが、ここの牛たちはどこでも自由に歩きまわっているみたいです。

DSC00802

冒険心いっぱいのお年寄りたちは近道があれば好んで入ってゆきます。

DSC00803

どうやら廃道となった道を来たようです。

DSC00807

ここから本格的な山登りとなるのでアオネバ十字路で一休み。

DSC00805

1時間ほどひたすら登り。

DSC00809

初参加のお一人は体力に自信が持てずにここで引き返しましたが、他の方たちは体力に合わせてゆっくりと登りきりました。

DSC00820

マトネ山頂でお昼ごはんと記念撮影。

DSC00812

元気のある人たちは、石花越分岐点へ向かう途中のピークまでピストンをしました。

DSC00816

帰りの道端で見つけたヤマトリカブト。
美しい花ですが、猛毒を持つといいますのでこれだけは目に焼き付けて注意したいです。

DSC00821

今回も天候に恵まれ無事終了したことにホッとしましたが、体力的にキツそうに見えた方でもとても楽しそうに登っていたのが印象的でした。

これからも、無理をせず安全で楽しいトレッキングを続けてゆきたいと思います。

今回ルート

高千•外海府担当の中村です。

最近、北片辺集落の浜道を通りかかると目にするオレンジの看板。。
なんだろう?と思っていたら、どうやら整体のお店を開いてるそうです。

2014-09-17-12-10-04


2014-09-17-12-09-46


『てんてん』

気になります。

今度お伺いしたいと思います(^^)

佐渡でも盛んな裂き織。織り機のリズミカルな音を聞いていると、誰でも「やってみたい」と思うはず。

島内では、裂き織体験の出来る施設がいくつかあります。新穂歴史民俗資料館もそのひとつ。
資料館で来月開催予定の企画展の準備で、最近よくお邪魔をしています。これはチャンス!ということで、念願の裂き織を体験してきました。

織り機でも、「ねまり機(ばた)」と、 「高機(たちばた)」とあるそうです。新穂では皆、高機を使っています。(ねまり機の体験は→相川技能伝承展示館にて。)ねまり機が、元々外海府の人々に伝わって、佐渡でも裂き織が盛んに織られるようになったのだそうです。

P9121122

初心者で、腹筋のない私には、まずは高機が優しいだろうということ(自己判断)で、早速織り機の前へ。椅子に腰かけた状態で、左足と右足をそれぞれの踏み木に乗せ、ヨコ糸(裂いた布)をたて糸に通しては、順番に踏み込んで行きます。ヨコ糸を通したら、目を詰める為に杼(ヒ?上の写真で右手で掴んでいる部分)で「カンカン」と押し込みます。これが裂き織を丈夫にする秘訣。

一織り一織り、ヨコ糸を引きすぎないよう慎重に…。資料館で活動されている「さっこりサークル」さんのメンバーは皆さん大ベテラン。私の倍の速さで、リズミカルに織って行きます。

P9121125

ヨコ糸を変えるとガラっと織物の雰囲気も変わります。面白いのは、裂く前の布の雰囲気と、織り込んでみるとまた違った味、柄になって、古布でも新しい発見があるところ。

ヨコ糸になる布を裂く作業が想像以上に手間がかかるそう。そして自分が愛着のあるものを裂くときは、それなりの覚悟がいるのだとか…分かるような気がします。

何でも、皆さん裂き織を始めてから、布製品をみると「これを裂き織にしたら~」と考えてしまうクセが出来てしまったとか。私のお気に入りの黄色のストールも、さっこりさんたち誰もが口を揃えて「これは良い裂き織ができるよ~」と、まるで獲物を狙うような、目を輝かせて仰るので、嬉しいやら恐ろしいやら…笑。

BlogPaint

次回実家に帰った時は、古い母の浴衣を譲ってもらうつもりです。浴衣を解いて、布を裂くところからやってみたいと思います。休日の新たな楽しみが出来ました♪

◯●○ 新穂で裂き織体験をしてみたい方 ○●◯
・新穂歴史民俗資料館 開館 8時30分~17時(入館は16時30分迄)
               休館日 月曜日
               ※但し、月曜が祝日の場合は翌火曜日休み
               ※11月より冬期休館の予定(変更の可能性有り)
               入館料 大人200円 小・中学生100円

・資料館、裂き織体験に関するお問い合わせ
 TEL  0259-22-3117

※省エネの為、電気がついていないこともありますが、月曜以外は開館していますよ!                

毎朝6時半に聞こえてきたラジオ体操の音が聞こえなくなりました。

8月いっぱいは夏休みだと思っていたら、一昨日から子供たちは学校へ。
宿題や自由研究を抱えて、スクールバスに乗り込んでいきました。


昨年から何回か放課後に子供たちを集めてイベントを行ってきました。
余った南瓜をわけてもらってハロウィンの季節に行ったカボチャペインティング。
大道芸人さんを呼んでの公演。他の集落へのフィールドワーク、お祭り見学などなど。


そして、今回ずっと思い描いていた放課後を使って普段じっくり話す事のない地域の大人を毎回呼んでの寺子屋教室を開催しました。

もっと頻繁に宿題を見たり、集う場があればとも思いますが、ひとまず年に数回やれたらと思っています。

 
DSC_0029


第一回目は9月の祭りに向け、子供用の獅子頭づくり。

鬼太鼓はみんな大好きだけど、獅子は?
あまり関わる機会がないので、自分専用の獅子を作って頭を振ってもらえたらと思います。

保育園児から小学校4年生までの児童が参加。

はさみの使い方、テープの付け方、画用紙を無駄なく使う方法。

1つ1つ大人がやってしまわないで、「やってみよう。」「どうやって使うの?」と言葉掛けを行う事を意識します。

お家の箪笥にあったいらない風呂敷をつけて出来上がり。同じパーツを使ってもみんな違う顔。

DSC_0030

あっちに向いてホイ!な獅子や、獅子なんだか豚さんなんだかわからない獅子。

一緒に頭作りを行ったおばちゃんも、先生の顔。

少ない子供たちだけど、いっぱい周りにいる大人と話して、聞いて、元気に育って欲しいです。 

昨晩はお世話になった山田盆踊り実行委員会のメンバーに誘われ、山田地区と山続きの隣集落である松ヶ崎・丸山集落の盆踊りへと足を運びました。

実は山田盆踊りの時、ジカタとして三味線を弾いて頂いたのが丸山集落の方で、今度は山田のジカタ連中が、この丸山集落の盆踊りへ、歌い手、太鼓の手伝いへと出向いたわけです。

それぞれ行政区分としては異なる地区なのですが、昔から何かに付け、損得なしに助け合って来た関係だそうです。毎年双方の祭り行事には、いつも持ちつ持たれつの隣組の様な存在だそうです。

この様に行政区分を越え、損得勘定なしの集落間での地域交流が今も継続され、また、集落で暮らされている方々の助け合いの精神と、隣接の集落間の深い絆が現在も人々の心の中に生きているという現実にとても感動させられました。

また一つ、佐渡の人々の素晴らしさを学ばせて頂いた晩でした。DSC07760

DSC07762

元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」、
3回目となる今回は、岩首の棚田を歩く!です。

前回から間を置かずに開催しましたが、徐々に参加者も増えてきており今回は15名もの方々が集まりました。
特別参加手続きがある訳でもなく、毎回誘われた人が友達を誘うという形で自然に増え、今回参加できなかった人も含め20名ほどになります。
行きたくなったときに行きたい人だけが参加する、そんな緩やかな会です。

まずは岩首談義所(廃校となった小学校を活用した交流拠点)に集まって、今回ガイドをして戴いた談義所オーナーでもある大石さんのお話しから始まりました。

DSC00715

毎回、地元の方からその地域のお話しを聞かせて戴くのも、この歩こう会の魅力になっています。

なお、ガイド付きの棚田散策は通常佐渡観光協会を通じて有料で申込むことができます。料金については観光協会や地元、ガイドの方々などでシェアすることで成り立っていますので、今回も参加した皆さんにはご負担をお願いしております。

颯爽と談義所をスタート。

DSC00716

目的地までひたすら登りの3.2km、
しんどかったら途中で戻ろうか、と弱気な言葉もちらほら。。

DSC00717

岩首昇龍棚田と呼ばれるとおり急峻な棚田ですが、皆さんいつものようにワイワイ話しながら快調に上ってゆきます。

DSC00720
DSC00721

途中一回だけ休憩、皆さん絶景を見ながら余裕の表情です。

DSC00724

ハート型やちっぽけな田圃たち。
維持、管理してゆくのはいかにも大変そうです。

DSC00729

目的地の展望小屋に到着。
小屋は住民と専門学生たちが共同して作ったものですが、昨年風雨で壊れてしまったとのこと。
ここから一望する海に繋がる棚田の姿は絶景で、新たにカフェを作ることを計画中とのことです。

DSC00730

それにしても一人の脱落者もなく皆さん元気に完走しました。
長い登りでちょっと心配していたのですが、お見事です!

再び談義所に戻って名物「里山弁当」で昼食。
観光協会を通じて棚田散策を申し込む際オプションで予約する事ができますが、山海の美味満載でお勧めです。

DSC00731

お酒も入り昼間から宴会のようになってしまいましたが、最後にひとふんばり不動明王が住むという養老の滝を見物。
滝の水を飲むと子宝に恵まれるといいます。

DSC00737 (2)

地域おこし協力隊の活動内容のひとつの例として健康づくり支援があります。地域のお年寄りたちの健康づくりに貢献できればと思い参加しておりますが、いつも自分のエネルギー不足のほうを感じさせてしまいます。参加者の中には多少足腰の弱った方もいらっしゃいますが、毎回元気いっぱい楽しそうに歩いていらっしゃるのに感心します。

健康長寿にはいつまでも明るく、楽しく、好奇心を持って心身を働かせることが大事。そんなことを感じさせる活動で、発起人であるりんごオーナー園の佐々木さんの地域づくりは大変参考になります。

ところで次回は海外(島外のこと)に出よう、という話しが出てきました。
そうすると「佐渡を歩こう会」ではなくなりますかね。。

IMG_20140714_0001

元気なお年寄り達で始めた「佐渡を歩こう会」、
3月の羽茂城址に続き今回は外海府の関集落と岩谷口を歩く! です。

IMG_20140707_0001
今回も西三川りんごオーナー園の佐々木五三郎さんから二日前に突然電話で
お誘いがありました。
行きたくなったときに行きたい人だけが参加する、そんな緩やかな会です。

こんなふうに海岸をのんびり散策。

DSC00671

DSC00672

汗が出たところで岩谷の洞窟で涼みます。
この洞窟は、佐渡の反対側である宿根木に通じているとの言い伝えもありま
すが、ホントかな~。。

DSC00673

DSC00675

海岸線にはこんなカラフルな住宅もありました。
住民が趣味で拾い集めて飾っているそうです。

DSC00678

今回は軽めに歩いて昼食を食べたあと、地元の方に雄大な関の大滝と関岬の
放牧場を案内して戴きました。

DSC00683

DSC00690

牛たちがこんな近くまで来て歓迎してくれます。

DSC00692

参加した皆さんは長く佐渡に住んでいますが、こんな絶景を見るのは初めて
だと感激していました。

佐渡にはトライアスロンやマラソンなど色々なイベントがありますが、お年
よりにはひらすら何キロも歩くのはキツイし面白くない、無理せず楽しみな
がら歩き、地元でおいしいものを食べたりすることが大事だと佐々木さんは
言います。

佐渡を良く知る佐々木さんでも知らない場所はたくさんあるとのこと。
「こういうトレッキングコースのガイドでも作ってくれんか~」と言われま
したが、佐渡一年生の私にはとてもとても。。m(__)m

とは言え、佐渡百選にも挙げられながら薮に覆われ荒れ果ててしまっている
かつての名所もいくつか見てきました。
佐渡に住む人たちが、そうした隠れた名所・史跡に関心を持ち続けてゆくこ
とが風化を防ぐ道と期待しながら、今後もこの活動を続けてゆきたいと思い
ます。


こんにちは

少し前になりますが、この春に宿根木の
「重要伝統的建造物群保存地区選定20周年記念誌」 が
めでたく完成いたしました!

宿根木記念誌

平成3年の重伝建選定から20年を迎え
宿根木を愛する会が、昨年から編集作業に取り組みました。
これまでの町並み保存事業や活動の歩みがまとめられています。
私もこの冬作業に携わらせていただきました。

住民への聞きとりは
まちなみの取組みに関する意見以外にも宿根木での思い出話を語られる方も多く
何年も経った頃「こんな話があったのか~」と
何世代にも渡って読み伝えられていってほしいと思います。

すべての方々からお話を聞けなかったことは心残りですが
観光地として佐渡島内ではおなじみの宿根木
そこに住む人々がどんなことを考えているのか
ぜひ知っていただきたいですね。

先月には宿根木住民や関係者に配布されましたが
部数限定(数に限りがあるため)で販売もするそうです。

気になる方はご一報くださいね♪

《追記 2014/07/16》
佐渡においては、佐渡市立小木図書館で取り扱いしております。
島内の方はご利用下さい。
【佐渡市立小木図書館  0259-86-3841】

中村です。


今日は、高千連絡所に移動図書館車「ハローぶっく号」が来てくれました!



IMG_0236


毎月第2火曜日に来てくれます。


小さいながらも色々な本を用意して運んできてくれます。


実用書から、雑誌、絵本、小説、文庫本などなど。



IMG_0237



IMG_0240



IMG_0238



IMG_0241



高千方面では、たかち保育園や高千小学校、高千連絡所に停車してくれます。


停車時間が30分なので、結構いそいで本を選びました(苦笑)

でも、少しくらいの延長なら待っていてくれるので大丈夫です。



普段、なかなか本屋に足を運べないので少しでもこういう場所で本を眺めることが出来ると楽しいです。

ちなみに私が今日借りた本はこんな感じです。

置いてある本も、こういう地域の人向けなのかな?と思います。

農業の本とか料理本とか。


IMG_0243



読みたい本や、停車・貸出希望も聞いてくれるそうです。(問い合わせ先は、中央図書館63-2800まで)


ちなみに、高千・外海府地区18集落にはハローぶっく号の運行日前日の夜に 集落放送で毎月お知らせを流しています。


まだ利用している人も少ないのですが、もし他の地域でも見かけたら覗いてみるのもいいかもしれませんね


 

このページのトップヘ