佐渡市地域おこし協力隊サイト

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お祭り/行事


こんにちは、金井地域センター 伊藤英敏です。


大和田公民館-1

 

佐渡では、11月下旬から荒れ模様の天気が続き、夜は雷と強風が家を揺さぶる音にびっくりして目が覚める日もあります。一方で、昼間は雲の隙間から太陽の光が差し込み、美しい虹が頻繁に架かる季節でもあります。これからは、本格的な日本海側の冬が訪れ、雪の季節が迫っていることを実感しています。

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さて、今回は金井地域の公民館活動をご紹介いたします。

私が住んでいる金井地域の大和田集落では、1119日の日曜日に大和田公民館展(文化祭)が行われました。この活動は、佐渡の各地区で行われていると思います。また、金井コミュニティーセンターでは1125日(土)、1126()の2日間、金井展も開催されました。これは、金井地域の方々の創作活動の成果を毎年発表する場となっています。

 

そして、大和田の文化祭ですが、コロナ禍の影響もあり2年ぶりの開催となりました。今回、この文化祭に私も参加させていただきました。おもしろいこころみもあり内容をブログに掲載させていただきます。

 

大和田集落の文化祭は、地域住民の方々が日頃から取り組む創作活動の成果を発表する場となっています。

展示内容としては、作品の展示、子ども達が作成した作品展示、婦人会の成果展示等に加え、婦人会を中心として自分の手作り品や使わなくなった物を持ち寄ったフリーマーケット、集落の方々が育てた農産物を持ち寄って販売する農産物販売などになります。

 

じんのび、婦人会展示-1
婦人会-1



展示作品-1

こども会-1



産直&フリマ-1

もちろん、果物や野菜は取れたてで市場価格よりも安く。オープンから直ぐに売れていく状態です。フリーマーケットも同様でした。

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農産物の販売

 

特筆すべきは、通常であればこのような販売で得られる収益が、参加者自身の収入となるところですが、ここではその売り上げが集落の子ども会活動に活用されます。

つまり、住民が公民館活動を通じて子ども会を支援するために、いろいろな品々を年に一度用意し直接支える活動を行っているのです。

 

展示品には、それぞれ名前が付けられていて、だれがこれを提供したのか、作ったのかも分かります。目に見える支援の取り組みです。展示する人、売る人、見る人、買う人そしてそれを運営する人が思い思いに参加し、やりがいを感じながら地域に繋がっているのだと感じました。

 

この集落でも子どもの人数が少なくなっており、心配なお話も伺っております。しかし、ご紹介したように、これからも地域の住民が直接子どもたちの成長と地域の未来を支えたいという思いが共有され、コミュニティが築かれていくのだと思います。

 

羽茂支所の吉田です。

6月15日(木)
羽茂まつりを開催いたしますのでお知らせいたします。

今年のポスターは羽茂小学校3年生の児童の皆様にご協力いただきました!
特徴を捉えた素晴らしいポスターを仕上げていただきました。
ご協力いただきました3年生の児童の皆様、先生方、ありがとうございます。

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コロナ禍で3年ほど、神社内での神事のみを行なっていたそうですが
久しぶりに町での開催です。
今年は羽茂支所前を開催場所としております。
近隣に駐車場はございませんので
南佐渡中学校体育館横(はもちの里側)の駐車場をご利用ください。

私も当日はご来場のお客様や出演する皆様のご案内をする予定です。
久しぶりに羽茂に太鼓やお囃子、お祭りの音が響くのを今から楽しみにしております。

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

佐渡の春は、お祭りの季節です。この時期、佐渡の至る所で祭りが開催されています。金井地域では4月14日金曜日、15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われました。新保まつりは、「射手」を中心として先のブログでご紹介した「下り羽」などの神事が執り行われます。

 実際の全日程としては、「射手」は最終日の15日土曜日に流鏑馬を行うために13日木曜日からお宮に上がり3日間の神事に参列します。一昔前には、この3日間は境内にある籠所(こもりじょ)で過ごさなければなりませんでした。現在では、そこまでは行わないようです。

 今回は、例祭のようすとして「射手(いて)」と「下り羽(さがりは)」を中心にご紹介いたします。具体的にどのようなことが行われるのか、この神事に関わりがない方には知ることがないと思います。この機会にひとつの記録としてこのブログに残したいと思います。

 

【13日】「射手」が宮に向かう

射手宿にて神主からのお祓いを受け、出立します。

射手宿お祓い

お祓いのようす


出立-001

射手宿から出立


午後、「射手」は介添以下の付き人を引き連れて新保八幡宮を目指して射手宿を立ちます。道すがら、付き人達は「ザーザーホイ」と大きくかけ声を上げながら歩いて行きます。このかけ声がなぜ「ザーザーホイ」なのか現状では分かりませんでした。

出立-002

「ザーザーホイ」とかけ声を掛けながら歩みを進める

  

途中、宮に上がる前に体を清めるため、清めの場所に立ち寄ります。
禊ぎ場-1
禊ぎ(みそぎ)場

体を清めた後、宮に上がり最初のお祓いを受けます。

宮へ-1

本殿でのお祓いを終えて下がった後、本番15日に向けて流鏑馬(やぶさめ)の練習を行います。残念ながら15日は雨になり流鏑馬などの神事は中止になりましたので、幻の流鏑馬となりました。

流鏑馬-001

流鏑馬-002

「射手」による流鏑馬練習

【14日】宵祭り

あたりが暗くなる夜の7時、「射手」は介添を伴い露払い、太刀持ち等の付き人を引き連れ本殿に上がります。

宵祭り-4

宵祭り-3

宵祭り-1

神事のようす

本殿では、灯りを消し提灯の明かりを頼りに宵祭りの式典が執り行われます。

宵祭り-2
宵祭りの「下り羽」

最後に「下り羽」の披露がありました。「下り羽」は神の使いがお越しになることを知らせるため、お囃子でお向かいするものです。宵闇の中、幻想的な神事が執り行われました。【追記】

 

【15日】例大祭

この日も例祭式典が本殿で執り行われます。

例大祭本殿へ-001

例祭のため本殿へ

例大祭式典-001

神事のようす


例祭式典が終わると本殿前で鬼太鼓が奉納されます。

鬼太鼓-001

鬼太鼓が終わると、再び本殿で射手行列のために祭礼が執り行われます。

「射手」は流鏑馬を行うためのお祓い、御神輿のための神幸式(しんこうしき)が行われました。

流鏑馬神事-001

流鏑馬のための神事のようす


神幸式(しんこうしき)は、神輿渡御のために神霊が宿った御神体などを神輿に移して渡御するために行われます。

神輿式典-001
 
神幸式

 

最後に「下り羽」の披露がありました。

 

 下り羽

流鏑馬の衣装姿-1
流鏑馬の姿

鬼太鼓が行われたあたりから雨模様となりました。射手行列、流鏑馬は残念ながら中止となりました。

この後雨の中、「射手」は鬼太鼓を先頭に射手宿に向けて帰路につきました。

 射手宿へ-001

射手宿への行列

 

ご紹介したこのような神事はまだ佐渡のあちこちで執り行われています。しかし、人口減少の影響で各集落の祭りの番にあたった組は「射手」の確保にご苦労されながらも何とかこのような祭典が維持をされているようです。

伝統を守るため、いつまでも続けていただきたいのですが、現実は益々厳しい状況にあると、印象を持ちました。

線-2

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(流鏑馬(やぶさめ)・下り羽など)の神事が行われます。

 

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

佐渡の春は、お祭りの季節でもあります。金井地域では4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われました。新保まつりは、射手を中心として先のブログでご紹介した下がり羽などが参加し神事が執り行われます。鬼太鼓は、射手の露払いの役割も担い、神事と関わりながら各所で鬼太鼓を披露します。

 

金井新保、西方、大和田各集落の鬼太鼓は、この日に向けて準備を行ってきました。今回も大和田集落鬼太鼓の集大成となる一日をご紹介いたします。

 

鬼太鼓は、朝早く始まります。集落の各家を回って厄除けのための鬼太鼓を披露していきます。まずは、朝6時に稽古の拠点でもある薬師堂にて奉納舞をスタートさせ、各家への門付けを行います。我が家には、朝一番に来ていただきました。

門付け001
早朝から集落内の門付けを行います

門付け002

 

雄鬼、雌鬼の衣装は、研智会で用意されますが、袖の部分は鬼役がそれぞれの考えで個性のある生地を用意するのだそうです。どんな人が踊っているのかも、この袖の特徴で分かるそうです。

鬼の袖-001

それぞれ黄色とピンク色の袖を付けていました

 

当日の様子を動画でまとめました。新保八幡宮の境内で鬼が舞う姿をご覧ください。

 

一日の様子をまとめたダイジェスト版

雄鬼の新保宮奉納舞



雌鬼の新保宮奉納舞

映像でも迫力はお伝えできたと思いますが、やはりその場所で観るのとは大きく違います。若者達が力を振り絞って鬼太鼓を奉納する姿はとても感動的です。是非、来年の4月15日午後3時に新保八幡宮へお越しいただきたいと思います。

 先にもお伝えしたように、鬼太鼓は射手を頂点として神事が執り行われます。

神社境内で鬼太鼓の奉納が終わると射手が籠もる籠所(こもりじょ)へ移動し金井新保2組と西方・大和田に分かれてそれぞれの籠所の前で再び鬼太鼓を披露します。

 

籠所-001

籠所-002
西方・大和田集落の鬼太鼓を射手の前で披露しています

 
籠所での披露が終わると、今回は雨で中止となりました射手の神事である射手行列、流鏑馬を待ちます。

その後、射手と合流し露払いとなり先陣を切って射手の住まいである射手宿に射手を届けることになります。帰路では、辻辻で魔除けとなる鬼太鼓を舞ながら移動していきます。道すがら、太鼓やかけ声を聞きつけて近くの家からの見物客を巻き込みながら歩を進めます。

帰路射手行列-001
 
帰路射手行列-002

帰路射手行列-003
辻辻で舞う鬼太鼓

 

射手宿に到着したら、あたりは暗闇に包まれます。その中で改めて鬼太鼓の披露があります。

 

射手宿-001

射手宿-003

射手宿での鬼太鼓

射手宿に射手を届けた後、研智会の方々は射手宿にて祝宴をいただいた後、薬師堂に移動し最後の舞を奉納して祭りの一日を終えることになります。


線-2

【現在の大和田 鬼太鼓】

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。

鬼太鼓001
 

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽など)の神事が行われます。


こんにちは、金井地域センター 伊藤です。


今回も「かないいねマルシェ」のスピンオフ企画として金井のいいコト探しとして、新保まつりの射手行列でお囃子を行う「下り羽」(さがりは)の稽古風景をレポートします。お邪魔した日は、最後の稽古だったようで、通し稽古が何回かに渡って行われました。

 

稽古と平行して新保まつりの準備作業も着々と進められています。神社境内入口の のぼり旗を掲げる幟竿(のぼりざお)の準備も既に終わっていました。



のぼり旗準備-1

新保宮のぼり竿


「下り羽」は六、七才の男子二人による太鼓打ち、十才くらいの男子二人の鼓打ち、二十才ぐらいの男子二人の笛吹き、それに大人が両側に二人ずつ付いた囃し方で編成されている。「下り羽」と神輿担ぎは金井新保だけが参与します。(引用:佐渡金井町史、八幡宮より)

 との記述がありますが、現在は、少子化の影響も大きく祭り番の集落からこのような子ども達を集めることは叶わない状況となっています。従って、集落の方々は苦労しながら「下り羽」を行える人を何とか集めて祭りを維持しているのだそうで、参加メンバーには2歳や5歳の方もいらっしゃるそうです。


下がり羽指導者-1

指導者の菊池保直さん

 

私は最初「下り羽」の言葉を聞いたとき何だろうと思いました。佐渡では「下り羽」は、祭り囃子(まつりばやし)のことだそうです。私の想像では、祭り囃子に「下り羽」といった曲も存在するようですので、その曲が流れ流れて祭り囃子そのものを「下り羽」と呼んだのではないかと考えました。

しかし、佐渡島内それぞれの祭りで「下り羽」の曲調が異なっているそうで、あっけなく仮説が崩れてしまいました。


後日、「下り羽」について教えていただきました。

そもそも「下り羽」とは、祭りの最初に神の使いがお越しになる前に「神の使いがお越しになる」とお囃子よって皆に知らせるために行われるのだそうです。

もともと「下破」「下端」「下葉」などと呼ばれておりますが、佐渡に伝わり「下り羽」と変化したようです。他に「下り端」などや矢が神の通る場所を切り開く意味で「下り矢」とする地域もあるそうです。【追記8/25

 

【参加者の稽古風景】

太鼓-1

太鼓打ちのお二人



鼓-001

鼓(つづみ)打ちのお二人

笛-1

笛吹きのお二人

 

「下り羽」は、祭りの神事として前々日から儀式が始まります。指定されたそれぞれの場所に出向き曲を奏でるそうです。尚、祭り当日の下り羽は、鬼太鼓の奉納舞が終わった後の射手行列で見ることが出来ます。


集合写真-2
「下り羽」参加者の方々です

 

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽・神輿など)の神事が行われます。

 
【新保八幡宮 例大祭】

2023年 4月 14日(金)

宵祭り

神事  19:00から20:00
 下り羽


2023年 4月 1日(土)

例大祭 

神事 13:00から14:30

鬼太鼓奉納 15:00から

神幸神輿行列、下り羽 16:00から
流鏑馬

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/



こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

佐渡の春は、お祭りの季節、金井地域では4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われます。

すでに桜も満開です。祭り当日は、桜も散っているかも知れません。

 

新保宮の桜-2

すでに満開となった参道の桜です


 佐渡市大和田集落の鬼太鼓を掲載して参りましたが、稽古も終盤となってきましたので、お面をつけての通し稽古も行われると伺いました。今回は、稽古最後の取材として再び薬師堂を訪れました。

 薬師堂では、祭りの準備も滞りなく進められ、衣装も順調に整えられています。鬼が掛ける襷(たすき)の後ろ飾りもお手製の水引が新調されていました。


後ろヒモ飾り-1

 3月から稽古が行われていましたので、前回と比べても体力が付いてきていて、通し稽古も1回から更に面をつけて2回目の稽古も行われていました。

面を付けての稽古では、面によって鬼の表情がこちらに迫ってきて、人が舞っていることを忘れてしまう迫力があり、リアルな舞に圧倒されてしまいました。
本番では衣装を着けて舞いますし、更にお客さんの反応が会場の雰囲気に拍車をかけてより感動を呼ぶ奉納舞になるのだと思います。

 【通し稽古】面無しの稽古と同時に叩き手の姿を画面左上でご覧ください


鬼役の方に伺うと、「お面をつけると視野も狭まり足下もおぼつかなくなるため、探り探りの舞となり、更に体力を奪われる」とおっしゃっていました。

【通し稽古】雌鬼の面で舞います


【通し稽古】雄鬼の面で舞います

 

獅子舞の稽古は今も1人で行っていますが、本番は獅子に前後に2人が入ります。したがって、頭役と尻役の2人が躍動ある獅子らしい動きになっていきます。

本番の奉納舞では、各集落から4組の鬼太鼓が一同に出ます。佐渡でも鬼太鼓の奉納舞としてこの規模は珍しいと思います。観衆もそれぞれの地域から多くの方が訪れて賑やかなひとときとして春の一大行事を楽しみます。

当日は、天候に恵まれることを切に願ってやみません。

 この後、本番のようすも取材できればと思います。


【現在の大和田 鬼太鼓】

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。

大和田の鬼太鼓-1

【新保まつり】

新保まつりは、金井地域の金井新保、西方、大和田の3集落の産土神(うぶすながみ)である新保八幡宮とその別当である大慶寺のお祭りです。

例年415日に4組の鬼太鼓が各戸をまわって悪魔祓いの舞を行い、新保八幡宮に集結し鬼太鼓が神社正面で乱舞する。その後に射手行列(やぶさめ・下り羽・神輿など)の神事が行われます。

 

開催日

2023年 4月 15日(土)

時間

鬼太鼓奉納:15:00から

神幸神輿行列、下がり羽:16:00から

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/

 



こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

新潟県内でも開花宣言が聞かれ、いよいよ桜の季節が始まりました。今年の桜は早いですね。

佐渡の春は、お祭りの季節でもあります。金井地域でも4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われます。今年は、祭りまでに桜は待ってくれなさそうです。

 さて、今回も前回につづき大和田集落鬼太鼓の稽古風景をレポートいたします。やはり鬼太鼓は太鼓の音と舞の共演を感じていただきたいので前回以上に動画中心で掲載させていただきます。

 この日も三々五々大和田の薬師堂にメンバーが集まり、それぞれの考えで稽古が行われています。

太鼓稽古-1
早くから学生も集まり叩き手の稽古を行っています

 最近は、どこの地域も同じかも知れませんが、研智会(青年会)でも年々集落の若者も少なくなり会員不足、踊り手不足が続いているそうで、35歳までだった会の年齢制限もメンバー確保のために40歳から50歳へと年齢枠を広げざるを得ない状況となっています。

そのような集落の厳しい状況ではありますが、鬼太鼓の稽古には、集落の学生達も参加してくれています。話をうかがうと「鬼太鼓が好きだ」と返してくれました。地域の鬼太鼓を愛し研智会をリスペクトし仲間と稽古に励んでいました。これから、鬼太鼓を支えるも頼もしい若者達です。



学生が叩く太鼓の音です。裏打ちでココまでの完成度は素晴らしい

先ほどの研智会は、大和田集落鬼太鼓の団体名です。研智会は、もともと教育振興を目的に明治24年に集落の青年同士が結束し設立されたそうです。昔から若者の団結心や向上心も強かったんですね。

その後、教育環境は大きく変貌したため、今では若者の団体である鬼太鼓の団体名として残ったようです。


獅子の稽古

獅子は、大和田の鬼太鼓では演舞の中後半に鬼と絡み合う重要な役割を担っています。鬼と同様に獅子にも雄雌(オスメス)がありやや黒っぽい頭が雄、雌は赤っぽくなります。獅子頭の重量は意外と重く、これを長く持つのはかなりの体力が必要です。腰の痛さをこらえながら踊り手はがんばっておられるわけです。

雄の獅子面-1

雄の獅子頭


雌の獅子面-2

雌の獅子頭


そうこうしていたら、雄鬼の通し稽古が始まりました。鬼役の辻さんは経験者でもありこの時期に通し稽古を観ることが叶いました。これから益々仕上げていくのでしょうが、出来映えは、もう直ぐにでも奉納が出来るほどです。


鬼太鼓 冒頭編

鬼太鼓は、まず一般的なフレーズの太鼓の音から始まります。序盤のシーンだけまとめています。

 


鬼太鼓 獅子編


鬼太鼓で鬼と獅子が共演する場面です。鬼と獅子が絶妙に絡み合う練習風景を見ただけでもワクワクする感覚になります。鬼の面や衣装が加わると更に迫力が増すのだと思います。本番が待ち遠しいです。


鬼太鼓 全編(雄鬼)


通し稽古は、約16分あまり行われました。終わった後、鬼役の辻さんは、体力を使い果たしたようすで、ぐったりしていました。人を引きつける舞は、限界までの体力が必要なんですね。

稽古後グロッキー-1

稽古後グロッキー-2

完全にお疲れのようすです


傍らでは、祭り当日に向けてワラジの用意も始まっていました。ワラジのヒモが縛ったときに痛くならないよう和紙を丁寧に巻いて準備していました。

わらじ-1

ワラジはネットで調達しているそうです

写真のようにワラジが大量に購入されていました。これをまつりの門付けと神社の奉納のために一日で履き潰すことになるそうです。

 これから本番に向けて面をつけての通し稽古が行われます。次回は、更に勇壮な舞をお届けできると思います。

 

現在の大和田 鬼太鼓

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。

大和田の鬼太鼓-1

 

新保まつり

4月15日(土)開催されます

開催日

2023年 4月 15日(土)

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

鬼太鼓奉納 

15:00 新保宮境内スタート


さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/

 

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

3月になりました。関東では、もう桜の開花宣言が行われたそうですね。春の始まりを感じたと思ったらあっという間に春が駆け抜けていきそうです。

佐渡の春は、お祭りの季節でもあります。金井地域でも4月15日土曜日に新保八幡宮で「新保まつり」が行われます。

 

新保まつりの特徴は、拝殿前で4組の鬼太鼓が舞いを奉納します。地域住民が待ちに待った鬼太鼓。金井新保2組と西方、大和田各1組の計4組同時に舞が披露にされる様子は観客と鬼が一体となり春の喜びを体現するにぎやかなお祭りになります。

かないいねマルシェLOGO

今回は、「かないいねマルシェ」のスピンオフ企画、「金井のいいコト探し」として大和田集落 研智会の鬼太鼓を稽古風景からお伝えしたいと思います。

私ですが、大和田は生まれ育った集落です。しかし、高校を卒業し佐渡を離れた私にとって鬼太鼓の稽古を観るのは初めての体験でした。今回、なにかワクワクする気持を感じながらの取材となりました。

 

Blog001

極彩色に彩られ本堂での稽古、伝統を受け継ぐ最高の場所です


稽古は、3月10日より大和田集落の薬師堂内にて行われます。この時期、夜になるとどこからともなく太鼓の音が鳴り渡り集落の住民は「おんでこ(鬼太鼓)の稽古がはじまったな。」と祭りが近いことを知るのです。

 

薬師堂は、瑠璃堂の別称を持っています。堂内に入ると極彩色に彩られた彫刻に圧倒されます。この堂内で鬼太鼓の稽古が夜7時から行われています。その時間になると仕事を終えたメンバーがポツポツと集まって稽古を行います。

丁度、私が到着した時に、辻さん(雄鬼役)、本間さん、岩渕さんの3名がいらっしゃいました。

本間さんと岩渕さんは、貴重な今年の新人だそうです。特に本間さんは20代であり新しく新世代が加入してくれたと辻さんも喜ばれていました。

 

新人のお二人は早くから来て、太鼓の練習に励んでいました。

鬼太鼓、稽古の様子です。

Blog002
新人で基本フレーズを繰り返し叩いていました


本堂の正面には、二対の鬼面と二対の獅子頭が置かれています。鬼のお面の髪は、馬の毛が使われています。この長い髪の毛は、独特の所作である首を振るしぐさの時に大きくなびき躍動感をさらに演出するために必要で、馬の毛でないとダメだそうです。



鬼髪がなびく-1
こんな感じでなびきます


基本動作の繰り返し-1

基本動作を繰り返し稽古する鬼役のお二人

鬼役のお二人は、太鼓のリズムに合わせて基本動作を繰り返していました。この動作は相当な体力を消耗するようで、終わった後は汗だくになっていました。

 

そうこうしていると、ベテランの池野さんが太鼓を叩きだしそれに合わせて笠井さん(雌鬼役)が通しの踊りを舞い始めました。ほぼ初日にここまでの完成度で舞えるのですから、本番の舞が楽しみになります。




Youtube 通し稽古

現在の大和田 鬼太鼓

大和田の鬼太鼓は、国仲系の鬼太鼓で2匹の獅子が絡む勇壮なものです。時代に合わせて先人達が勇壮の中にも華やかさを加えた鬼の舞、絡み合う獅子舞にしようと皆川の金子紋助氏を師事し習得したのが現在の大和田鬼太鼓だそうです。スピード感がある立ち振る舞いや低い姿勢での躍動感ある動きが取り入れられ、以来多くの観衆から高い評価を受けているそうです。


大和田の鬼太鼓-1

新保まつり

4月15日(土)開催されます。

開催日

2023年 4月 15日(土)

開催地

金井新保 新保八幡宮・大慶寺

住所

952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 乙1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/


こんにちは、金井地域センター 伊藤です。

 

2月の雪も解け、気がついたらもう3月になりました。いよいよ草木が芽吹きはじめる季節となって参りました。

この時期の金井新保・西方・大和田の各集落は4月の新保まつりに向けて祭りの準備を行う季節になります。

 

かないいねマルシェLOGO

昨年の「かないいねマルシェ」で「わら縄ない」のワークショップを出店いただいた西方集落では、4月15日に行われます新保まつりの準備として、鬼太鼓で使われる草鞋(わらじ)づくりを行うと西方集落の清水俊英さんから連絡をいただきました。

 

鬼太鼓の鬼は、草鞋(わらじ)を履いて舞います。市販の草鞋(わらじ)もありますが、耐久性がなく、足になじむ前に使えなくなってしまうそうです。やはり手作りの草鞋(わらじ)でないとうまくないそうです。

 

新保まつり鬼太鼓-1

 

この草鞋(わらじ)づくりは、代表の小岩井麻弥さんが発起人となり2016年から行われています。1年はコロナ禍の影響があり今年で7回目となるそうです。
(すばらしい取り組みですね!)

今回は、
2
23日(木)西方公民館で協力者の方々が集まり、草鞋(わらじ)づくりが行われました。

 西方わらいじ作りの様子001

清水さんコメント-1


西方わらいじ作りの様子002


草鞋(わらじ)づくりには、芯となる縄を4本通し、わらで編んでいきます。この作業を正確に効率よくすすめるために写真のような治具(加工の補助具)を活用しながら作業をすすめていました。

西方わらじ作りの治具


 草鞋(わらじ)づくりが出来ようになれば、草履(ぞうり)づくりなどいろいろ応用が利きそうですね。

この地域でも廃れつつある草鞋(わらじ)作りですので、これからも草鞋づくりが継承されていくことを願っています。

西方わらじ-1

完成した草鞋(わらじ)です

しっかり補強もされていて丈夫に仕上がっています



この後も祭りまでの様子や祭りのレポートをしていきたいと思います。お楽しみに

 

【新保まつり

 開催日

 2023 4 15日(土)

 開催地

 金井新保 新保八幡宮・大慶寺

 住所

 〒952-1208 新潟県佐渡市 金井新保 1109-1

 

さど観光ナビ情報

https://www.visitsado.com/event/9052/


※ページの最後に更新情報を追記しました。 令和5年2月7日

こんにちは、金井地域センター 伊藤です。


 今回は、例年2月2日の夜から行われる「毘沙門宵祭り」の準備作業として平清水の子ども会が絵馬竹灯ろう作りを行うと伺い、お邪魔してきました。

 しかし、残念ながら今年も毘沙門宵祭り行われないと伺いました。私も子どものころからこのお祭りがあったことは知っていました。よく「毘沙門さん」と親しく呼ばれていたのを覚えています。昔は佐渡島内から多くの参拝者が商売繁盛を祈願するために訪れていたことを聞いていたので、一度その様子を見たかったのですが、今回もコロナ禍の影響もあり中止になったとのことです。

 

ですので、作成した竹灯ろうは「平清水公民館」の前に飾られることになりました。絵馬については、毘沙門堂に奉納されるそうです。

 

それでは、お邪魔した絵馬竹灯ろう作りをレポートさせていただきます。

【願いを絵馬に】

絵馬の材料は、参道沿いにそびえる「百足杉(むかですぎ)」の枯れ枝から作ったそうです。

この絵馬を作成したのは、集落の今泉さんです。今泉さんからは、「毘沙門堂の参道沿いにある百足杉の枯れ枝が参拝者に危険がおよぶ懸念があった。その前に枝払いを行った。その百足杉の枝を再利用として毘沙門宵祭りに向けて絵馬を作成した。今日は、集落のこども達に願いを書いて奉納してもらうことにした。」と説明をいただきました。

百足杉-1
<参道沿いにそびえ立つ百足杉>

百足杉標柱-1

<百足杉は、市指定の文化財なのです>

百足杉の説明-1

<百足杉の由来が書かれています。木を傷つけられないので、千年以上の樹齢として推定しているようです>

百足杉年輪-1

<百足杉の枯れ枝の断面、枯れ枝なのにとても重かったです>

一般的な杉と違って板状になった絵馬の年輪はとても緻密で、ざっと年輪を数えただけでも100年位はありました。この枯れ枝を再利用して絵馬を作り、そこにこども達が願い事を書いてくれました。


絵馬無地
<年輪が緻密な絵馬です、地域の今泉さんが作成しました。百足杉のパワーをいただけそうです>


下記は、できあがった絵馬です。こども達の純粋な願いが綴られていて、心がほっこりしました。

いいですね。



絵馬①

絵馬②

絵馬③

絵馬④

絵馬⑤

絵馬⑥

絵馬⑦

絵馬⑧

絵馬⑩

絵馬⑪

絵馬⑨


【竹灯ろうをつくる】

 子ども会の関根会長から作り方や注意事項についての説明がありました。

竹灯ろう説明

事前に切り出しておいた竹にこども達が思い思いのデザインを下書きします。

竹灯ろうデザイン

<どんなデザインにしようか悩んでいます>

竹灯ろうデザイン②

<なかなか筆が進まないようす>
竹灯ろうデザイン③
<今年の干支はうさぎ年、下書きが完成しました>

下書きをもとに竹にドリルで穴をあけていきます。竹は滑りやすく、手元も不安定です。最初に指導者から穴あけについて注意事項の説明がありました。その後、こども達も緊張しながら集中して穴をあけていました。

 

竹灯ろう穴開け⑥

竹灯ろう穴開け①
<小さいお子さんも両手を使って穴あけをがんばっていました>
竹灯ろう穴開け1③

竹灯ろう穴開け②

竹灯ろう穴開け④

竹灯ろう穴開け⑤
<たくさんの穴あけを粘り強く上手に行っています。精一杯、力が入ります>

竹灯ろう穴開け積み④
竹灯ろう①

みなさんたくさんの穴あけをがんばりました。こんないい感じで竹灯ろうが完成しました。この後に灯りを入れて公民館に飾ります。

竹灯ろう②

竹灯ろう③


夕暮れが近づき、灯ろうの点灯と飾り付けを行いました。灯りを入れるとほのかに揺れる灯りがあけた穴からもれて、とってもステキでかわいい竹灯ろうになりました。

竹灯ろう④

<全ての灯ろうが完成しました>

 

こども達も楽しく一日を過ごしたようすで、あるお子さんから「とっても楽しい」とお話を伺いうれしくなりました。

イルミネーション

<公民館にもイルミネーションが飾り付けられました>

平清水集落も高齢化が進み住民も少なくなっていますが、移住者も受け入れながら住民間の良い関係を築かれている地域だなと改めて思いました。子ども会も地域住民の支援を受けながら会の活動を行っています。こういった取り組みによって地域の灯りが途切れないよう、がんばっているのだなと思いました。
紹介させていただいた活動は、初めての試みだそうです。「毘沙門宵祭り」とともに長く引き継がれていくことを願っています。

 
【追記】
昨日(令和5年2月6日)より、佐渡市役所本庁舎の正面玄関内に「竹灯ろう」と百足杉で作った「絵馬」が展示されています。庁舎にお越しの際にご覧ください。

庁舎展示-1

庁舎展示-4





皆さん、こんばんは!!
お盆の終わりに、達者では灯籠流しをしています。

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灯籠流し(とうろうながし)は、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)を海や川に流す日本の行事です。

達者では昔からある行事で、集落のたくさんの方が集まります。


灯籠流し以外にも焚き上げがあり、いつもでは見れないような火柱を見る事ができました
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(2.3mぐらい火が燃えてます)

コロナという事で、集落のいろんな方と会えない期間が長く続きましたがこの日はたくさんの方いてとても嬉しかったです

実際に灯籠を船に乗せて流して見ました。ローソクに火をつけ流すのですぐに消えてしまうと思ったが、1時間ぐらいは火がついていて思ったより長いなぁとおもいました。

しっかりと先祖の方が帰れるように、灯籠流しと焚き上げの最中は住職のかたがお経を唱えてくれています。
初めて灯籠流しをみましたが、とても綺麗で長く続いて欲しい行事でした。


最後の方には、大きな魚が海中から何度も飛び不思議な事もありました。


もし、見てみたいと思った方は来年もやると思うので楽しみにお待ちください。

先日、高千・外海府地区青少年健全育成協議会により高千小中学校の『海とふれ合う日』という行事がありました。
こちらに高千地区の地域おこし協力隊としてお手伝いで参加させていただきました。

これは高千の子どもたちに、身近な存在である海とふれ合いもっと知ってもらおうということで毎年開催されているそうです。
今回は漁船乗船体験・魚さばき体験などを行いました。


こちらは漁船の乗船体験の様子
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高千漁港で漁師さんの漁船に乗ってもらい近場の海を回って帰ってくる体験乗船です。
カーフェリーなどは乗ったことがあっても漁船に乗れる機会はそうそう無いのでは?


そして魚さばき体験。
魚のさばき方を教わって自分で魚をさばいてみよう、という体験コーナー。

用意された魚(おまけのタコ)
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こちらも体験用のイカ
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まずは説明を聞いて…
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実際にやってみます
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生徒さんたちはなかなか上手で、大人から「さすが高千の子だ」と称賛の声も。


そして佐渡地域振興局の方が来られて、海に関するクイズコーナー
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横で聞いておりましたが、クイズはなかなか難問で私も全問正解とはならず。
景品はダイオウイカステッカー。
なんでも数年前に佐渡でダイオウイカが網にかかったことがあったそうで、その時に記念に作ったステッカーだそうです(欲しい)


数日前から雨が降る予報でしたが、当日は曇り。
閉会までなんとか耐えてくれて、閉会後の片付け中にポツリポツリと降り出しました。
年に一回の貴重な機会、なんとか実施できてよかったです。

※掲載した画像は高千小中学校様よりそれぞれ当ブログへの掲載許可をいただいております

先週4月14日に佐渡市の北田野浦で御礼智神社祭礼行事が行われました。
北田野浦のお祭りは4月14日が宵宮、翌15日が祭日となります。
詳しい紹介などは後半に佐渡市や佐渡芸能アーカイブ様の北田野浦祭り紹介ページ、佐渡民謡活性化実行委員会様の動画へのリンクを張っておりますのでどうぞご覧ください。


当日は天候も良く風も穏やかでしたが、少し肌寒い日でした。
今回撮らせていただいた写真は準備の時から宵宮の写真となります。
宵宮当日は槍持ちをしていたのであまり写真が撮れておりませんが雰囲気だけでもどうぞ。

前日の旗立ての様子
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当日、提灯の明かりが幻想的です
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北田野浦の御礼智神社祭礼行事は佐渡市の無形民俗文化財として指定されております。
詳しい内容などは以下にリンクさせていただいたホームページにも紹介されております。

佐渡市の民族文化財紹介ページ
佐渡市 文化財紹介 御礼智神社祭礼行事

佐渡芸能アーカイブ様の北田野浦祭り紹介ページ
佐渡芸能アーカイブ 北田野浦祭り

佐渡民謡活性化実行委員会様による動画






雪の元旦 豊岡の初日の出IMG_9724

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豊岡集落の1月は集落行事がたくさんありました。
 

元旦の祈願祭に始まり、ご祈祷真言、火事真言、どんと焼き、百万遍真言など。

脈々と引き継がれ、今も大切に扱われている集落の心がありました。
 

人が集まって、互いの健康や近況、集落の出来事を話し、笑顔と情報を共有するというのは年の初めの大切なことだと思いました。
みんなの笑い声が楽しく響き合っております。
 

1月 1日 祈願祭
1月 4日 ご祈祷真言
1月 8日 火事真言
1月16日 どんど焼き
1月28日 百万遍真言



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1月8日 火事真言

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1月16日 どんど焼き
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1月28日 百万遍真言
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豊岡の皆様がいつまでもお元気であられますように。  
                2021年1月吉日 

令和元年1115日~18日、岩首談義所にて「第13回品評会・岩首むら展」が開催されました。   

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 この催しは、以前は集落の農産物の品評会だったようです。現在、岩首集落では、集落の文化祭をかねておこなわれています。

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 作品は、岩首集落のみなさんをはじめ、松ヶ崎小中学校、多田保育園、鼓童研修所、松ヶ崎デイサービスセンターまつさきの里、近隣集落のみなさんなど多方面から出展していただきました。
趣向を凝らした芸術作品や、丹精込めて作られた農産物や民芸品など力作がたくさん並びました。       2019むら展 (13)
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切り絵、刺し子、クラフトかご、新聞紙を利用したエコバック、トールペイント、パッチワーク、編み物、写真、陶芸などなど。全ての作品をご紹介できないのが残念です。

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折り紙でこんな作品もできるんですね!

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集落内外から多くの方に足を運んでくださいました。

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ひとつひとつ大切に作られた作品に来場者からは「素敵ね!」「どうやって作るんだろうね」などの声が聞かれました。

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野菜・果物の展示コーナーも人気でした。

大きなゆずやサツマイモ、カブに驚きの声が上がります。

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佐渡は世界農業遺産の島です。サツマイモでPR!素敵なアイディアです。

 

17日には、岩首お茶クラブのみなさんによるお茶席が設けられました。

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お茶クラブのみなさんのお点前を拝見しつつ、背筋をピンッと伸ばして抹茶とお菓子をいただきました。

 

また、今回のむら展に向けて、岩首集落の女性達が草木染めの会を開催しました。この会では、ビワの葉、クサギ、玉ねぎなど岩首集落や近郊の天然素材でストール、Tシャツ、ハンカチなどを染めました。その作品30点ほどが展示されました。「里山の恵み」で染めた色とりどりの作品は来場者の目を引き付けていました。

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 素敵な作品を展示してくださった皆様、見学に来てくださった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

今年で開催6年目となった、商人の町おぎ『扇の市』。
小木町の商店街(本町通り)が扇の形をしていることからこの名前になりました。
地元商店街の皆さんによる趣向を凝らした出店に加え、今年は新たな出店も増えて
ますます賑やかな市となりました。
その様子を写真で振り返ります。
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久治郎屋さんの海鮮炭火焼き!    さどまるごとネットワーク実践編!

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せや農園による、島内の日本酒飲み比べと、朝どりトウモロコシ!
外国の皆さんに佐渡のSAKEを愉しんでもらいました。

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品川屋さんでは、ウォークラリーや染色、裂き織り商品、小川温子さんの個展。

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平山農園さんの自家製ジャムや     中村精肉店さん名物のハムカツ!
コンポート、冷凍ブルーベリー♪

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高野屋さんは手作りの焼き菓子や、タピオカドリンク。この民家も穴場!

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鼓童の「くらす・まなぶ・つくる展」は今年で3回目。

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城腰花笠踊りなど3団体が小木を門付け。「八千代&和知よ」さんの集客力!


それと、ひょうご屋さんでは、8/25(日)まで個展を開催しています。
明日、明後日はカレーもありますよ!


来年も扇の市が楽しみだ!っと、次はこの秋に『扇の市』開催予定です!


新しい年を迎えました。今年は雪が少ない佐渡です。

岩首集落では昔から守り続けられている小正月行事(賽の神(さいのかみ、せいのかみ)、どんど焼き、鳥追い)がおこなわれています。いずれも五穀豊穣や無病息災を願って続けられてきている行事です。これらの行事には、集落の子供たちが大きな役割を果たしています。

1月14日「賽の神」がおこなわれます。これは厄払いの行事で、子供たちが各家の前で一斗缶や空き缶を叩きながら次の文句を唱えます。


賽の神かんじん とうどや さんぎりちょう 大もうけ 小もうけ  

あっちの家は繁昌し こっちの家は上作し 

銭も金もわくわく 賽の子は13人 銭も金もわくわく


集落の大人たちは今でもこの文句をスラスラと唱えられます。子供の頃の記憶は、何十年経っても残っているんですね。 

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昔は、家々の壁を叩いていたそうですが、今は壁の代わりに缶を叩きます。
一生懸命叩くので、缶がへこんでいきます。

岩首郷土史によるとこの行事は、明治の頃から始まったそうです。集落の大人たちが子供だった頃は、男子中学生が担っていたそうですが、子供が少なくなった今は小学生も加わっています。

供たちが回ってくると、各家ではお菓子や果物などを渡します。昔は、お茶碗にお米を入れ渡していたそうです。お米が貴重品だったことがうかがえます。

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集落全戸を回ると日が暮れます。そんな中、缶を叩く音と子供たちの文句が響きました。

翌日15日は「どんど焼き」です。島内ではトウドヤとかトウライヤと呼び名がいろいろあります。岩首では、7日に子供たちが集落の家々を回り、飾ってあった松やしめ縄を集め、それらを焼きます。

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この火で焼いたお餅とイカを頂きました。この火で焼いたものを食べると病気災難を除けると言われています。

最後は、どんど焼きの灰に水を加え炭を作り、その場にいる人の顔に塗っていきます。大人も子供も関係ありません。顔中に塗られます。子供たちに混ざって大人も加わり大騒ぎです。これも健康を願っておこなわれる立派な習わしです。

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炭で黒くなった顔で家路につきました。
鏡を見て驚きましたが、今年は元気に過ごせそうです。

16日は「鳥追い」です。田畑を鳥の被害から守ることを祈念して行われます。朝まだ暗い430分、子供たちが集落を3周し、最後は神社で唱えます。

京の鳥と 田舎の鳥と 渡らぬ先に 七草あてて トホンボー
四郎左エ門の田の畦に 白い黒い寒鴉 追うて頼む 田の神さん トホンボー
十六日は 月の出 粉餅のか欠片は 今朝ばかり トホンボー

小正月行事は子供たちの役割が大きく、それを集落の大人たちが見守り、支えています。こうして昔からの年中行事を集落が大切にし、受け継いでいくんだと感じました。これからもこの農村文化を守り続けてほしいと思います。

 平成29年度佐渡市ふるさと納税報告会を去る3月29日に金井コミュニティーセンターで開催しました。当日は年度末の繁忙期にもかかわらず、ふるさと納税に返礼品を出品済、または出品予定の事業者の方約30名様に出席いただきました。

 まず、市の地域振興課・地域振興係から平成29年度の実績や寄附者の傾向が、データ分析に基づいて説明されました。
 平成29年度の寄附額は、残念ながら諸般の事情で平成28年度実績に届かない見込みです。この復活は平成30年度の重要な目標です。
 ちなみに、寄附者からの返礼品ご希望件数第1位は「佐渡産コシヒカリ」で、以下農産物と海産物、及びお酒等が上位を占めています。
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 次に、当市のふるさと納税決済事務等を委託しているレッドホースコーポレーション㈱から全国的な傾向や状況、そしてより魅力的な返礼品の掲載方法について説明がありました。
 総務省から「過剰な返礼品」に関する注意喚起が出されるほど、自治体間のふるさと納税争奪競争は年々厳しくなっています。とはいっても、PR等に多くの経費をかけることは難しいのが現実です。
 まずは「目に留まる画像とキャッチコピー」、そして「丁寧で分かりやすい説明」が大切とのことでした。クオリティの管理徹底は当然のことですが、やはり「見た目の第一印象」は重要です。

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 最後に、地域振興係から平成30年度の推進方針や促進ツール等の説明があり、ご出席者からは「寄附の使い道」や「促進ツールの共有化」等についてご質問やご提案をいただき、対応可能なものは即実施となりました。
 こういう双方向の意見交換や認識共有化の「場」を設定することの重要性を改めて確認できました。

 米、果物、魚は「佐渡ブランド」の代表格ですが、一つの産品には生産数量に限界があります。だからこそ、多くの品数と新規事業者の方々の参画が必要です。
 まだ一部にしか知られていない逸品や、組み合わせ(コラボレーション)により活きる産品(モノ)が、さらには「毎年来たくなるサービス(コト)」もいっぱいあるはずです。
 そんな「宝島」佐渡の特産品をもっともっと世に出すべく、今年も島の隅々まで走り回り、各事業者様との接点を増やしていきたいと思います。

 新たな年度の始まり、協力隊2年生「初心忘れず」今年も頑張ります。
 
【佐渡市ふるさと納税はこちら】
https://www.furusato-tax.jp/city/product/15224


 
 

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小木半島で大獅子が出る祭りの3つ目は、琴浦集落!
冬のおやつ「いももち」の生産が盛んで、(年中食べますけどね!)
その原料となるサツマイモを貯蔵するための、岩を掘って作られた「いも穴・いも蔵」は、
年中温度が一定で、まさに自然の冷蔵庫です。
宿根木にも同じような石室はいくつかありますが、
各家石室を所有しているのは琴浦だけ。
あァ、いももちが待ち遠しい…♡

琴浦祭りは毎年11月2日、3日に行われます。
初日の2日は、11月とは思えないほどポカポカした陽気に恵まれました。
13時ころから獅子が出るよーと聞き、いざ白山神社へ。
白山神社での奉納を済ませると、そのすぐ横にある天神さんへ。
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琴浦の大獅子は赤いのです。口づてに聞いた話によると、牝(メス)なんだとか。
そして沢崎か宿根木の獅子と、きょうだいにあたるとか。
やはり幣束を持った子どもたちが獅子の前を行きます。
琴浦の場合は、午後からの半日で35軒の門付けを回ってしまいます。
日が暮れる前に終わるのか!!??

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背中に大きく「祭」と書かれた法被を着る琴浦住民。
前面には各家の屋号が書かれていて、一軒に一着だけ。
秋の祭りに限らず、年に数度ある講中にもこの法被を着て集うんだそうです。
真ん中のお父さんが長い竹竿を持っていますが、これは獅子の骨組みです。
集落を練り歩いているときに折れてしまった場合の代替品。
ってことは琴浦の獅子も荒荒しいのか!!??
祭りを見て歩いていると、いろんなことが推測できるようになってきます。


ピー!っと笛が鳴ると休憩の合図。
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枝豆と唐揚げと、スミイカの…なんていう料理かな、甘くてやわらかい!
そして祭りの定番、御煮しめ~。(カマスの煮付け撮り忘れ!)

休憩にはたっぷり時間をとって、さくさくとテンポよく門付けが行われていきます。
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あまりにテンポが良いので、聞いてみたところ、
琴浦の場合は集落で5つの組に分かれていて、
休憩をするのは組長の家と決まっているのだそうです。
どうりでさくさく進むはず!
そういえば、沢崎や宿根木では玄関先でお花代を読み上げていたけど、琴浦は??
「琴浦はね、口座引き落とし!」
なんでも祭りにかかった諸費用は、各組長が組の家から集めて、
そして組のお金として引き落とされるんだとか。
集落によっていろいろと違うんだなぁ。面白い。

共通しているのは、
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沢崎の獅子と同様、しっぽが荒荒しいことや、
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祭りは無礼講!大人がはしゃいでいることでしょうか。

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平日だったこともあって、小学生は琴浦の子に限られていましたが、
10代20代が多く、世代交代している家が多いなぁという印象でした。
(中にいるんです若者が☆)


小木半島は秋が祭りシーズンです。
9月下旬の沢崎集落の祭りを皮切りに、
この後11月下旬まで各集落で祭礼が行われます。

祭りの日程を抑えねば!と、まずは各集落に日程を聞き取り。
すると日程以外に見えてきたのは、さまざまな情報や事情でした。
・だいたい二日間かけて行われる
・獅子が出る集落と、もともと出ない集落とがある
・昔は芝居をやったが、今もやっているのは宿根木集落のみ
・平日だと子どもや勤め人の参加が難しいので、数年前から土日にずらした
などなど。

そんな中、「沢(崎)の獅子はひと味違うっちゃ!」と聞き、
祭り二日目(9月24日)の沢崎祭りに行ってきました。
この日は見事な快晴で、まさに祭り日和!
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神子石(みこいわ)神社での奉納を済ませた大獅子。
獅子の中には大人が十数人入っています。

大獅子の前を行くのは、幣束を持った子どもだち。獅子を誘導します。
沢崎の子どもたちに限らず、別の集落から来ている子も。
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大獅子は、集落の一軒一軒を回ってお花をもらい、門付けをします。
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獅子の頭は、なんと重さ20㎏超え。
それを何度もパッカンパッカンと打ち鳴らすのです。
子どもたちも唄にあわせて幣束を振り、家の邪気を払います。

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家の中まで土足でどんどんズカズカと。

獅子が去った後、中からは掃除機の音が聞こえてきました。

「休んでいってください。」と家の人から声がかかれば、
獅子を置いてみんなでひと休み。
大人はお酒、子どもたちにはジュースやお菓子が振る舞われます。
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「ゴッツ」と呼ばれる鬼も栄養ドリンクで一服。

そうして集落27軒を回っていきますが、
まだ数軒残したところで浜へ向かった大獅子。
するとしっぽが暴れ出し(?)、頭がしっぽを追い、
と・・・とりあえずアブナイ!!
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あ~~~~!海に落ち・・・!      た!!!
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引き上げても               また落ちる(同じ写真ですが)。。
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しっぽは暴れどおし。ぐんぐる回って転んで海に落ちて…
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合計6回くらい海に落ちていました。
これが、他所とは違う獅子の気勢!
この「海に落ちる大獅子」を見に、たくさんの人が来ていました。

獅子の中には高校生くらいの若い人も入っていて、
20kgを超える重さの頭を鳴らしていたのも、若者でした。
でも、声を張り上げたり、激しくしっぽを振り回していたのは
おじさま方の方がまだまだうわてでした。

荒荒しい沢崎の大獅子、小木半島の祭りのスタートは強烈な印象でした。

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