佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

佐渡市地域おこし協力隊サイト

奥野航(小木町地区)

読者の皆さまこんにちは。
小木町地区担当の奥野です。

小木が江戸時代から栄えた歴史ある港町だということを、
以前の記事でお伝えしました。

そんな歴史ある町並みの中でも、
特に昔の姿をよく残す建物がいくつかあります。

今回はそんな見るべき!建物をいくつか紹介します。

まずひとつ目が、喜八屋旅館旧館です。
20210902_154128

小木町の入り口に位置しており、訪れた人は目を奪われること間違いなしです。

現在の建物が建てられたのは明治38年のこと。小木大火の翌年でした。

当初2階建てだったこの建物は、昭和4年に5階建てへと増築されました。
増築によって、景勝地である矢島経島を眺めることができたと言われています。

中に入ると、吹き抜けと共に帳場や囲炉裏が残されており、旅館だったころの面影を感じることができます。※2階以上は消防法により公開しておりません。
20210410_152118

平成18年に国の登録有形文化財として登録されました。

現在は1階部分のみカフェとして営業をしております。

赤泊のカニを使ったピザや、小木の野草で作ったコーラなど、
佐渡を感じられるメニューが豊富に揃っています。


続いて紹介するのが、鍋屋です。
20210630_095902
※現在居住中です。内部見学はできません。

小木のメインストリートのほぼ中央に位置するこの家は、間口が大きいことが特徴です。
旧喜八屋旅館と同じく、明治38年頃に建てられました。

江戸時代、幕府は間口税というものを設けて財政難を克服しようとしました。
そのため、当時は間口が狭く、奥に長い住居が一般的でした。

小木町は江戸時代の地割を良く残しているため、
現在でもそうした家が多く見られます。

そんな中、鍋屋がこれだけの間口を維持できたのは、
代々廻船問屋を営む名家だったからです。
主に越中(今の富山県)の船を相手にしていました。

また、越佐初の定期船「占魁丸」の運行に尽力したことでも知られています。


以上、「喜八屋旅館旧館」と「鍋屋」の紹介でした。

幾度もの大火を経験し、その度に財を失いながらも復興してきた小木町。
今も当地に息づく、先人たちの不屈の精神を感じてみてはいかがでしょうか?

読者の皆さまこんにちは、
小木町地区担当の奥野です。

佐渡と言ったらお祭り!です!

毎年春になると、
島内のあちこちから佐渡の伝統芸能鬼太鼓」の音が聞こえてきます。

島民は鬼が打ち鳴らす太鼓と舞を堪能しながら、待ちに待った春の到来を喜びます。

それから秋にかけては毎週のようにどこかで祭りが行われる佐渡。

大きな花火大会くらいしか参加したことのない私にとって、
佐渡の人がこれだけ祭りを大事にしていることは驚きでした。


そんな佐渡にも昨年から今年にかけては新型コロナウイルスの影響が及んでいます。

祭りはそのほとんどが中止に追い込まれ、

「祭りがないとリズムが作れんっちゃ」

こんな声があちこちから聞かれます。


そんな中、6月20日に小木みなと公園で、
「たらい舟・さざえ祭り」が開催されました。

今年で27回目を迎えるこのイベント。
小木の名物であるたらい舟とさざえが存分に味わえます。

20210620_120234
小木名物たらい舟とさざえのコラボレーション。


20210620_120736
佐渡のB級?グルメ、ブリカツ丼には行列も。

天気に恵まれたとはいえ、1000人を超えるお客さまが来場したのには驚きでした。
来場された方は久しぶりの祭りに大満足の様子でした。

あ~行きたかった~早く教えてよ。と思った皆さま、
小木にはまだまだイベントがございます。

7a8aeebfb1e78820071c2268adccd093

昼とは違った雰囲気でさざえ拾いや芸能鑑賞を楽しめます。
夜の小木にぜひぜひお越しくださいませ!


!小木ひとくちメモ!

たらい舟は今でこそ観光資源として使われることが多いですが、
漁の道具として使っていたのが始まりです。

小木では江戸期に大地震があり、海底が1.5mほど隆起しました。

その影響で①複雑な海岸線が形成され、
②さざえや海藻がたくさん棲みつくようになりました。

しかし、普通の船では小回りが利かないため漁は難しかったのです。
そこで使われるようになったのがたらい舟、というわけです。

このたらい舟、小木では「はんぎり」と呼ぶ方も多いです。
また、たらい舟を用いた漁のことを「磯ねぎ」と呼びます。

これであなたも明日から小木通間違いなし!

読者の皆さまこんにちは。
小木町地区担当の奥野です。

今回は小木名物のそばをご紹介します。

そばというとどのようなものを思い浮かべますか?

全国的に普及しているのは、
「かけ」もしくは「ざる」の2種類だと思います。

暑い時期にはざるそば、
年越しにはかけそばが欠かせません。


小木のそばは基本的にかけそばですが、
珍しい提供方法で運ばれてきます。

そばと汁が別々に運ばれてきます。

お好みの量だけかけて食べるスタイル。

地元の人はひたひたにして食べることが多いようです。
20210525_1158293

出汁はトビウオやカマス、イワシと店によって様々です。
関東ほど濃くはなく、関西ほどあっさりはしていない印象。

すっきりとしつつ独特の風味があり、これがなかなか美味しいのです。

メニューはそばだけという店もあり、
お店に入ると「何杯にする?」とだけ聞かれます。

アベレージは3杯、大食いの人なら4,5杯は軽く平らげてしまうでしょう。

遠い昔、北前船の船乗りたちもそばを食べてほっとしたはずです。


さらにさらにそばを打つのはお店の人だけではありません(!)

定期的に有志によるそば打ちの会が開かれています。

地元産のそば粉を使って打ったそばはこれまた絶品。
DSC_02091

「小木でそばを覚えて地元で披露せえっちゃ」
と発破をかけられながら修行に励んでおります。

皆さんも小木に来た際には、
美味しいそばを食べて(打って?)みてはいかがでしょうか。

以上、小木名物そばの紹介でした!

読者の皆さま初めまして!小木町地区担当の奥野です。
今回は私の活動地域および活動内容についてご紹介します。

佐渡市小木町は島の南西に位置する港町です。

江戸時代には金銀の積出港として、
また北前船*1の寄港地として栄えました。

当時は入船千艘、出船千艘と称えられ、
町はその賑わいから“不夜城”と形容されたとか。

現状からはちょっと想像できませんが、
タイムマシンに乗って見てみたいものです。

img001 (2)
小木を中心とした航海図↑

そんな歴史ある町並みを後世に伝えようと、
重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)*2
の選定を目指す取り組みが始まりました。

住民、行政、議会が一体となって進める中、
2018年には「おぎ町並み保存推進委員会」が発足しました。

そこにちょっとスパイスを、と呼ばれたのが私です。

町並みの保存、活用に関わる企画や事務、PRを担っていきます。
良い味に仕上がるよう、上手く地域をかき混ぜることができるのか?!

乞うご期待を。


*1 江戸期に大阪と北海道を日本海周りで往復していた商船のこと。
決まった商品を運ぶのではなく、各地で積み荷を売買したところに特徴がある。
北前船 KITAMAE 公式サイト

*2 国が指定する文化財のひとつ。
建物を点ではなく面(景観)として捉え、保存しようとするもの。
港町、宿場町、茶屋町、城下町などの種別に分けられる。
全国伝統的建造物群保存地区協議会[伝健協]

協力隊_奥野_160

奥野航(おくのわたる)隊員の記事一覧

投稿名 奥野 航(おくの わたる)

担当 小木町地区

出身地 千葉県千葉市
 
任期 2021年2月~2024年1月

ひとことコメント
太平洋を望む千葉県から日本海に浮かぶ佐渡ヶ島へとやってきました。

佐渡はスーパーの魚が安くて美味しいことにびっくりしております。
一尾買ってきて、刺身、焼き、煮魚と余すことなく堪能しています。

離れた地域での飲み会があると、そのまま泊まる人が多いのも驚きです。
(中には車中泊をする猛者も!)

…というのも佐渡には電車がありません。終電を気にせず(?)飲めます。
ちなみに小木港発の最終フェリーは15時45分です。乗り遅れにはご注意を。

担当地区の写真
私の担当する小木町地区は、伝統的な建造物が立ち並ぶ地域です。
ふらっと散歩すればタイムスリップしたような気分になれます。
そんな素敵な町並みを“活かし守り伝える”活動をしていければと思います。

歴史ある町並み こいっちゃ小木

小木の町並み_500px
(写真提供:小木湊まちなみの輪)

このページのトップヘ