佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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農林水産業の活動支援

去年の秋にスタートした手ずから市場。
冬の間はお休みしていましたが、7月より再オープンします!

おニューの看板と一緒に市場の畑の生産者である本間太郎さんもにっこり。
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収穫できる野菜や利用方法の看板もありますので、お越しの際は御覧くださいね。

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手ずから市場とは何ぞや?という方へ、おさらいです。

手ずから市場とは?

この市場は勝手に畑に来て勝手に野菜を収穫してもらい、その人の思った額を支払ってもらうというシステムです。
手ずから市場の野菜は全て鷲崎在住・本間太郎さんをはじめとする「海利用研究会」メンバーがつくったもの。
農薬・化学肥料不使用、地の利を活かし、まぐろやわかめなど「海の肥料」を用い、ここでしかできない・ここだからできる野菜づくりを目指しています。
土に触れ、自ら収穫してもらうことで、この土地の野菜づくりに少しでも親しんでもらいたいという思いが込められています。
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今後、夏野菜が続々と収穫できます!
オクラは天皇陛下に献上していた苗をいただいて、育てているそうですよ。

キャンプをする予定の方、バーベキュー用に手ずから市場のお野菜はいかがですか?
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ぜひ皆さん夏の手ずから市場へ足を運んでくださいね。
以下手ずから市場の案内と利用方法です。

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手ずから市場場所:佐渡市鷲崎
★グーグルマップ「手ずから市場」で検索!看板あります。
 県道45号線沿い、憩の館佐志住施礎さん向かいの畑です。太陽光パネルが目印!


お越しをお待ちしています!






鷲崎に今年の春、30代の新規就農者の方がやってきました。
若い力が集落へ入ることを地域の方もとても喜んでくれました。

荒れ放題だった農地も、集落の方々の協力で彼女のために整備され、見渡す景色も以前よりきれいになりました。

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彼女の農業の先生は、手ずから市場代表の本間太郎さん。
70代の師匠から30代の若者へ、この土地でしかできない農業のやり方が引き継がれています。

若者がこの土地を選び入ってきてくれたこと、それを喜び支え、一緒に頑張ろうとしてくれる人がいること。
とても幸せな循環ができたことを嬉しく思います。

これからどんな風に地域の色が変化していくのか、とても楽しみです。

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ありがとうございました!


地元小倉地域の方をはじめオーナーの皆さん、ボランティアの方に支えられ、美しい棚田の景観を維持してきた小倉千枚田。

小倉(太陽光)①

そんな小倉千枚田を未来に引き継いでいくために応援してくださるオーナー様の募集が本日開始しました。

オーナーになると、特典の一例として
☆ 小倉千枚田での田植えや草刈、稲刈りに参加できます
☆ 地元の方と交流できます
☆ 小倉千枚田で収穫した玄米30kg(!)がもらえます


地元の方に教わりながら、昔ながらの米づくりを体験してみたい方、お子様と一緒に田んぼに入りたい方、小倉千枚田を応援したい方などどなたでも応募できます。

応募方法等の詳細は「オーナー募集のご案内」をご覧ください。
募集数は全63区画。先着順となりますので、お早めにお申込ください。
皆様のご応募をお待ちしております。


はじめまして、高千地区担当の福田浩一です。
美味しいものが大好きな私は、これから佐渡の美味しいものをどんどんと
紹介して行きたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します 。

まず、美味しいものが数ある中で、一番初めに何を紹介しようかと 悩んだのですが、
一番身近で食べているもので、私が違いを感じたもの

 「お米」 でした。

着任してすぐは、まだ昨年収穫のお米。

なのに今まで食べていたお米の数倍は美味しい。

「なぜ?」と疑問を持ちながら、偶然にも着任してすぐに
稲刈りを体験する事が出来ました。 

まずは、私が住んでいる集落の北方辺IMG_20160913_135812
 
高千地区は海岸段丘といって海岸線から高い位置に 丘が広がっていて、棚田から
日本海を望む景色は一見の価値あり!。

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今年は特に品質が良い(地元の方、談)
粒も大きく、横で見ていた私もそう思いました。


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早く新米を食べたい!!!

なぜ美味しいのかの疑問を北方辺農事組合代表理事の村田さんに
聞いてみました。

「海からの恵みと山からの恵み」との答え。

澄んで美しい日本海からの風と金北山からのミネラル分をたっぷり含んだ冷たい湧き水が手間暇かけたお米をより美味しくしていると教えて頂きました。 

取水地まで行って、納得。
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出荷直前の北片辺の棚田米

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興味のある方は

佐渡棚田協議会
http://sadotanada.com/



稲刈り後に「朱鷺」が来ていました!!
急いで 「 パチリ! 」

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もう1つ紹介したいのが、「高千美人」 

というお米。

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こちらも、山と海の恵みをたっぷり受け、手間暇のかかったお米です。

こちらも稲刈りの体験をさせて頂くことに。

何と「はざ掛け」をする為に、コンバインを使わずにバインダーで刈る
手刈りに近い状態。

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私はぬかるみに足をとられ、暑さでダウンし、まるで役に立ちませんでした。

刈った稲は「はざ掛け」といって何日間か干します。

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テレビでしか見たことのない景色(失礼)です。

体験しないとわからないことだらけですが、このはざ掛けで干したお米は、
より美味しい。

この高千美人も昨年収穫のものを頂きましたが、誇張無しでおかずがいらない、
塩おむすびが一番おいしい。

特に冷めた状態で、噛むと甘味を感じるおいしいお米です。

ブログ作成時は、脱穀中でした。

収量が少ないので、新米を何とか手に入れて早く食べたいです。



こちらも興味のある方は

たかちもんて会

http://montekai.com/monte/



 以上、福田でした。

4月20日午前8時。猿八の棚田では、田植えに向けて田んぼに水を張るため、水路清掃が行われました。 
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写真中央が水路。

集まったのは男女8名。
猿八棚田では経塚山のふもとから水を引いており、水源までは山道を歩いて約15分ほど。その間に溜まった落ち葉や枯れ枝をスコップや熊手を使ってかき出します。 
水分を多く含んだ落ち葉はずっしりと重く、コンクリート舗装されていないところは特に時間と労力を要します。
 
場所によっては、岩壁と崖の間にひと1人がやっと通れるくらいの幅しかないところも。慎重に作業を進めます。
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写真左側は崖、右側は岩壁

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溝が浅いところは土のうを積んで水をせき止めます(水を放流した後の様子)

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場所によって水路の幅は異なる

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作業を始めて約3時間。ようやく作業終了。
参加された方に話を伺うと、今の水路は一部舗装されていて、作業はまだ楽になった方で、昔はそれがない分、人手がかかり、作業も一日がかりだったとのこと。

一歩間違えれば命の危険さえあるなかで、水源を探し当て、水田までの水路を築いた昔の人たち。その苦労があって、水田があり、お米が作られている。
そんなことをしみじみと感じたひとときでした。
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猿八棚田から見える風景

先週のちょうど節分の日、私は東京でおむすびをむすんでおりました。

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そうです!facebookでもお伝えしましたが、今年開催されるリオ五輪のセーリング日本代表への、朱鷺と暮らす郷米の贈呈式があったのです。

おむすびをむすぶのももちろん大事な役でしたが、それ以上に私にとって重要な任務がありました。

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マイクの前でしゃべるのは非常に苦手ですが、私なりの言葉で、農家さんの思いを、そして選手たちの活躍が、農家さんたちのやりがいに繋がるということを、お伝えして来ました。

セーリング連盟の方からも、実際に選手が体重を増やすための食事として、おむすびが優れていること、朱鷺と暮らす郷のお米を食べて、普段と違う!と選手から反応があったことなどをお話いただきました。佐渡のお米を選んでもらえたんだ!と誇らしい気持ちに。

世界の舞台で戦う代表選手たちが、朱鷺と暮らす郷のお米を食べている。大会中、おむすびを食べながら、選手たちはどんな思いを巡らせるのでしょう。(考えただけでワクワク!)

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生産地まで、お米を食べてくれている人たちの声は、なかなか届きにくいものなんだなぁ、と佐渡に来てからずっと感じていました。自分の祖父がお米を作っていた時は、電話口で「美味しかったよ!」とすぐに伝えることができたのに...。選手たちのリオ五輪での活躍が、朱鷺米農家さんの新たなやりがいに繋がって、生産地と消費者のすき間を少し埋めてくれるかも?!と期待しています!

そして、今まで縁のなかったスポーツにも、お米のおかげで興味が湧いてきて、リオ五輪も応援したい競技が増えました♪ 

※※※選手たちが食べる朱鷺と暮らす郷のお米 詳しくはこちら↓をご覧ください※※※
http://www.ja-sado-niigata.or.jp/Mainmenu/27_sado_mai/sadomai_index.html
 




12月から縁あって、担当集落片野尾の棚田米を、特別養護老人ホーム「歌代の里」さんへ納品させて頂いております。

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 <川内さんと   歌代の里にて>

「歌代の里」管理栄養士の川内さんには、学校給食における庭先集荷の野菜の納品に関して、大変お世話になりました。

久しぶりにお会いしたころ、

「棚田のお米を納品してみない?」

ということだったので、歌代の里へ納品させて頂くことになりました。


川内さんは、
「利用者のみなさんも、昔は田んぼでお米づくりをしていた方達。その時の景色や思い出を、棚田のお米を食べながら、思い出して欲しい。」
とおっしゃっていました。



毎月2袋(精米27㎏×2)の納品をさせて頂いてますが、施設利用者の人数が増えたことから、1月は3袋納品をさせて頂きました。

また、利用者の声を聞いたところ、
「ご飯が美味しい」
と、大変好評のようです。


来年度、28年度米からは年間を通して片野尾のお米を納品させて頂くことになりました!


思いのある場所へ、これからも繋いでいきたいと思います!!

鷲崎といえば漁業のイメージですがもちろん農業も盛んです。
とはいっても平坦な土地が少ないため大規模には行えません。
そういった不利な環境でも地域資源の活用やアイデアで色々なチャレンジを
行っている「海利用研究会」という団体があります。
本日の新潟日報に紹介されたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
彼らのお米が今回「第17回米・食味分析鑑定コンクール国際大会 特別優秀賞」と
「第2回すし米コンテスト国際大会 特別賞」を受賞しました!

海利用研究会のメンバーは6人。職業は専業農家から現役漁師、建設業社長
サラリーマンの兼業とバラエティに富んでいます。
作物はお米がメインですが季節ごとの路地野菜も育てています。
研究会の原点は「子や孫に食べさせても安心なものを提供する」ということ。
農薬や化学肥料に極力頼らず、作物を育てる土壌やそこに含まれる微生物
そして生態系を意識し、地域資源を活用した応用農法を研究・実践しています。
例えば海が近いという“地の利”を活かして網に付着したワレカラや貝
ブリマグロなどの内臓 海藻などの海資源と落ち葉や畦草を混ぜ発酵させた
天然の堆肥を用いて作物を育てています。
他にも海水散布など地域資源を有効活用しています。
そしてその田で育ったお米を「海の米」と名づけ品質向上に取り組んでいます。

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研究会の中心的人物の1人「太郎」さんの農業はその中でもかなり個性的。
とことん安全にこだわった強い信念の持ち主です。

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上記の写真、何をやっているか分かりますか?
実は目の前の海で育てた養殖ワカメをそのまま田んぼに撒いているのです。
トラクターで引き上げた後、細かく切って散らします。
もちろんとれたてのワカメ。食用で商品としても販売できるものです。
ユニークだけどもったいないような気もします。
でも太郎さん曰く「人間が食べて美味いものを俺は田んぼに与える」。
新鮮なワカメのミネラルが土壌に吸収され微生物の栄養になります。

夏の草刈にもこだわりが。

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「下駄除草」で稲の間を一列一列丁寧に踏んで雑草を埋めます。
炎天下のもとこれを行うのは本当に重労働。
慣れてないとほんの2,3歩進むだけで足がもつれそうになります。

太郎さんの口癖は「自分の心にどこまで真摯に向き合えるか」。
楽をすればその時はよくてもいずれ後悔することになる、それならばとことん
こだわって取り組んだほうがいい。
その姿勢は理念を追い求める太郎さんの生き様そのものです。

海利用研究会はお互い切磋琢磨しながら協力して作物を育てています。
誰かが多忙で田んぼを見られないときは、言わなくても他のメンバーが
面倒をみています。
田植えや稲刈りも絶妙なコンビネーションで行います。

安全なお米や野菜にこだわる。
でもそればかり追求して肝心の「美味しさ」がついてこなければ
ただの自己満足となってしまいます。
そこで数年前からメンバー皆が新米をコンクールに出品しています。
第三者が下した客観的な数値を翌年の米作りに反映させていた結果
年を追うごとに評価が上がり今回の受賞となりました。
安全でかつ美味しい。単純ですが一番の贅沢ですね。

佐渡にはトキ認証米や棚田米など個性のあるお米がたくさんあります。
皆さんそれぞれが様々な努力、工夫をされています。
野菜や果物も沢山の種類が作られています。

今、農業を取り巻く環境は本当に大変です。
でも食のおいしさは佐渡の大きな魅力です。
佐渡にしかない、または佐渡ならではのお米や野菜の美味しさを
観光や産業振興にうまくつなげていきたいと思っています。

最後までお読みいただき有難うございました。










 

中村です。

少し時間が経過してしまいましたが、11月半ばに小麦の麦踏みをしました。

10月半ばに種まきをした後、丈が15~20cmほどに成長した頃に麦踏みをするそうです。

麦は成長すると、根っこが地表に出てきてしまうので、上から一度踏みつけておくと、その後の生育に影響が出ないそうです。

 
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ちなみに、麦踏みと言っても足で1束1束踏んでいくわけではありません。
この運搬車「剛力」を使います。
(通称”あやめちゃん”)

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農機にうとい私たちですが、コツをつかめばすぐに運転できる機械でした。

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せっかく真っ直ぐ伸びた小麦をぺっしゃんこにしてしまうのは、少し勇気がいりますが、これも丈夫な実をつけてもらうためです。

踏み損ねた箇所は、足で踏んでいきました。

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地道な作業を終え、このまま冬を越してくれるまでは特にやることはないそうです。

3月頃に草刈をするそうです。

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12月に入り、様子を見に行くと、以前のように真っ直ぐ伸びていて安心しました。

 風の冷たく厳しい佐渡の冬をがんばって越してもらいたいです!

秋も深まり、今年もリンゴオーナー園の収穫時期となりました。

3回目の参加となるオーナー園の収穫祭も、今年は今までと違う緊張感がありました。
というのも、今回は1年間自分が管理したリンゴの木をオーナー様へ引き渡す日だからです。

オーナー園では普段果樹組合の方々が管理しておりますが、この日を界に1カ月ほど農園を開放して、オーナー自身が自由に収穫することができるようになります。

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今年の始め、オーナー園の園長から自分のリンゴ畑で今年いっぱいで更新する木があるから、オーナー園向けに最後の収穫まで面倒みないか、とのありがたい言葉を掛けて戴きました。

西三川は佐渡でもおいしい果物が出来る場所として有名です。
昨年から始めた柿以外に、いつかはリンゴもやってみたいと思っていたので、こんなチャンスはめったにないとの思いで取り組んできました。

本来、剪定は冬の間に終わらせるのですが、3月末から12本の木の剪定を開始しました。

剪定前の木
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プロの農家の方ならアッと言う間に片付けてしまう量ですが、何しろ初めての経験で柿とは全く異なります。
剪定の仕方を調べたり、周囲の木を観察したりしながらの作業で丸1週間を費やしてしまい、剪定を終えた頃には若葉が芽吹き始めてしまいました。

4月上旬
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リンゴの開花は4月末頃。
5月の連休が満開だったのですが、1週間ほどであっという間に散ってしまいました。

満開を撮れず残念ですが5月中旬に残った花。
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この頃から摘果を開始。
上の写真のとおりリンゴは一株につき5~6個の幼果がつきますが、中心果を基本に一番大きいものをひとつ残しあとを取り除く作業です。

6月中旬には小さな実が、もうリンゴと言っても良い姿です。
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この後更に仕上げ摘果を行います。
傷や変形のないもの、生育の良好なものなどを残し、最終的には葉っぱ50枚に1個ぐらいにします。

とは言え、数が少なくなり過ぎることが心配で摘果の量も控えめになりがち。
ベテランの人なら1日も掛からず終わらせてしまう数なのですが、周りの樹と見比べつつ心配で何回も繰り返してしまいます。

10月上旬。
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果実も大きく育ちここまで来れば大丈夫、、と顔もほころびます。

これからの作業は葉摘みと玉回し。
真っ赤に染まったリンゴも葉っぱがかぶって陽の当たらない部分は、葉っぱの形に色づきされずにムラが出来ます。


そしていよいよ収穫祭。

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今年も島内外からたくさんのオーナーが集まって下さいました。

初めての方にはまず摘み方の説明があります。

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今年は生育が早く蜜も十分ため込んでいるとのお話し。
例年だと12月に近くなるほど甘くなるのですが、鳥にごちそうする前にもぎ取ったほうが良さそうです。

農業をしていて一番嬉しいのはやはり収穫の時。
小さな子供たちも広い農園ではしゃぎまわっていました。

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収穫作業のあとは果樹組合の出荷倉庫で懇親会。
朝早くから女性スタッフが作った料理をいただきながら、生産者と消費者たちの賑やかな歓談が続きます。

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最近は「顔の見える農業」という言葉を良く聞きますが、こうした消費者との交流を重視する果樹組合の姿勢はとても参考になります。

ところで私が管理していた樹は無事9本がオーナーの手に渡りました。
初心者の私が手に掛けたものであるので、オーナーの方がどうとらえられるか心配ではあったのですが、皆さんに大変喜んで戴けたのでこちらとしても嬉しい限りです。

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私自身もオーナーの一人。
蜜のたっぷり入った美味しい「サンふじ」が沢山取れました。

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これらの木は新しい苗木に交換される予定です。
最後のお役目ご苦労さまでした!

中村です。

お米の収穫が終わり、農作業もひと段落する10月半ばは、小麦の種まきの時期でもあります。

以前、6月に収穫体験をさせてもらった本間さんの小麦畑で、今回は鶏ふん&種まきを一緒にやらせて頂きました。
(収穫体験のときのブログ記事はこちらです →
http://sado-chiiki-okoshi.blog.jp/archives/1031457318.html

当日は、他集落でも小麦栽培を始めた方や、小麦作りに興味のある方も一緒に集まりました。

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仲間が増えた!
農作業は1人でやると“てぇーすい”(しんどい)けど、皆でやれば楽しい

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種まき前の畑


まずは畑に鶏ふん(肥料)を蒔きます。
この大きなトラクターを使います。
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緑色のタンクに入れて、機械が粉砕しながら蒔いてくれます。
鶏ふんなので、なかなかの臭いがしてました。マスク必須です。

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そして、少し作業をしたところで一服です。
佐渡弁で“こびりぃ”といいますが、一服のときのおやつみたいなもので、
なんと出てきたものは、自家製小麦の食パン。

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朝出来たてのホカホカ食パン。美味しかったです。
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さて、こびりぃ後は、いよいよ種まきです。

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本間さんが、長野県からわざわざ仕入れた小麦の種を使います。
品種は、ゆめかおり。
先ほどのトラクターの後ろ部分を種まき用の機械に取り替えます。

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蒔いた後の畑。かすかに小麦が散らばっているのが見えますかね?
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我われ協力隊の重盛隊員と私も、本間さんにご指導頂きながら慣れないトラクターを運転しました。
少し曲がっている列は、素人がやった箇所だとすぐバレてしまいますね。。

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これで種まきは終了です。
小麦は、雨が降ればすぐに芽が出るそうです。

ちょうど次の日に雨が降り、芽が出たとの連絡があったので1週間後くらいに見に行きました。

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可愛らしい草が芽えてました!!!
周りは田んぼなので、刈り取り後の寂しい風景の中に、黄緑色の芽が映えていました。

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この後、丈が2,30cmになったら麦踏みという作業をします。
根っこが地表に出てきてしまうので、足や機械で踏んでいく作業だそうです。

収穫までの間の成長が楽しみです。


 

連休は、良いお天気に恵まれました。

気づけば、稲も色づき、「準備できたよー。刈ってちょうだい。」と声が聞こえてきそうです。

この時期、いつも以上に棚田をゆっくり、じっくり歩きたいと思うのです。
それぞれの季節で変わる景色も楽しいですが、やはり棚田には米がある。稲の成長を見守りつつ、香る匂いの変化も楽しみの1つです。
田んぼの畔に咲く花や、ヨモギからも爽やかな匂いがします。



その日の天候や、雨が降ったり、かんかん照りの日ではその場に漂う香りが違います。

それだけで昨日とは違う棚田と出会えます。

だから今日もまた棚田をあるこうと思います。いつ行っても、いつも違う。それが魅力だと私は思っています。


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夏の自然の色の濃さに圧倒されます。

だけど、今の季節の色の濃さはまた違う深みを帯びた色が印象的です。

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倒れないようにと縛られた稲。

お互いを支えながら、ぎゅっとしっかり結ばれております。


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いつも山にいるばあちゃんが、今日も作業をしていました。

笠が良く似合うばあちゃん。
大好きなお孫さんとの稲刈りを楽しみにしています。

このばあちゃんの田んぼは、見晴らしの良い場所にあるため、たくさんのお客さんが足をとめます。
以前は、勝手に入ってくるお客さんやマナーの悪い人も多く嫌な思いをしていた時もあると聞きました。

お客さんたちが、みんながみんな嫌なんじゃないのです。
ちゃんと挨拶をしてくれたら、一言「お邪魔します。」の言葉があったらと思います。


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今回私が話を聞いたり撮影をしている合間にも、たくさんの人がばあちゃんの田んぼを訪れていました。


「どうぞ、見ていってください。」とばあちゃんが言います。


なんだか変わったな。表情も優しく、あれこれ説明もしています。 


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ばあちゃんが、「うちの田んぼの写真を撮って、わざわざ送ってくれた人もいるんだよ。」、「いいもんじゃないかもしれないけど、褒めてくれて美しく撮ってくれると嬉しいね。」と言っていました。



出会いや出来事で変わることがあると思います。

食べるだけの米づくりだけど、苦しいことばかりだけじゃなくて、続けてきたから良いことも新しい繋がりもあるのだと話していました。



 
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棚田では、たくさんの人の思いを感じることができます。

集落の人だけではなくて、訪れてくれた人たちの思いも。

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あっちこっち、それぞれの家族の中にお邪魔して そこにある棚田と人の思いを感じることができるから、やっぱり私は歩きたいと思うのです。
景色だけじゃない、たくさんの魅力が散らばっています。



そうやってじっくり時間を使って歩ける時間があること。許された時間の中で、たくさん思いに触れることが協力隊の仕事の1つでもあると思います。

吸収した思いと栄養に、今年もしっかり実ったお米を食べて、また次の田んぼへ。



今日は車を降りて、歩いてみませんか。
きっといつもと違うものに出会えます。



 
 

今日は新穂潟上に、沢根小学校の5年生12名がやって来ましたよ!

「佐渡学」という授業の一環で、朱鷺のお話を聴いたり、朱鷺の餌場となるビオトープの整備や、生きもの調査が目的です。今日の先生役は潟上水辺の会の皆さん。

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鍬を使ってうったビオトープを、みんなで一列になりながら大行進。

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生きもの調査では、特大のガムシやコオイムシ、ドジョウに子持ちのサワガニとたくさんの生きものが見つかりました。

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今日の体験から、朱鷺のことや自然環境について学んでもらえれば嬉しいですが、それと同時に、この環境を作り、守っている大人たちがいることも、子どもたちに伝わればいいな、とバスから手を振る子どもたちを見送りながら思ったのでした。

佐渡が「朱鷺と暮らす郷」であり続けるために。なくてはならない環境と、人々の想いです。



 


中村です。

少し時間が過ぎてしまいましたが、

今年も開催できました!どろんこバレーです。

このどろんこバレーは、

「泥にまみれ楽しみながら棚田を全身で感じ、棚田で出来たお米を味わうことで、より中山間地域、棚田地域を身近に感じてもらおう!」といった趣旨のイベントです。

昨年第1回を片野尾で開催し、6チームの参加がありましたが、今年は北片辺を会場にし、全8チーム、総勢42名の選手が熱い戦いを繰り広げてくれました。

今年は内容をさらに充実させ、キッズルームの設置や、もんぺファッションショーなども用意しました♪

では、すてきな写真と共に振り返りたいと思います・・・


●どろんこバレー●

北片辺公民館「民話の館」に集合です。

開会式を行いました。選手の皆さん、既に戦闘服スタイルでやる気満々でした。

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参加チームは、高校生から大人まで、島外の方や外国の方までさまざまでした◎


開会式が済んだら、いざ棚田へ!

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水平線 青空 稲の緑 心地よい風 最高の泥んこ日和でした!


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手前は昨年も参戦!チーム「ちくわ会」。泥の扱いが手慣れていました。

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こちらは地元の若者チーム「たかち芸能祭実行員会」。今年もやる気マンマン!


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佐渡南部からも参戦!チーム「のぞむくんとどろん女4」。

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見物客もあぜ道に腰掛けて観戦です


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慣れてくれば泥に飛び込むのも怖くない!男気あふれるチーム「佐渡青年会議所」

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新穂チーム「魅咲虎(みさこ)」。初参戦にも関わらず頭から泥をかぶってます!

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佐渡暮らし体験に来ていた海外のお客さんを引き連れて参戦!チーム「OCELLE」


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チーム「高千のスプラッシュおじさん」。この日初めてメンバー顔合わせをしたそうです。でもそんなの関係ない!



午前の予選を勝ち抜き、午後には決勝戦です。



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そして、、、
見事優勝したのは、「ちくわ会」チーム。昨年2位からのリベンジ達成です。
(審判がなぜか泥だらけです)
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準優勝の「もずく魂」チーム。佐渡総合高校生!
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決勝戦の横では、ブービー戦も行いました。
残念ながら(?)地元チーム「たかち芸能祭実行委員会」でした。
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そしてMVDP賞(MostValuableDoronkoPlayer)も!
大石棚田協議会長から表彰です。
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合言葉は
「どろになっても だいじょーぶ♪」


バレーが終わった後は、手作り流し場へ。冷たい山の水で泥を流しましょう!

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●もんぺファッションショー●

生産者の方にも光を!ということで、初めての開催「もんぺファッションショー」です。

自慢の作業着を着て、ランウェイを歩いてもらい、ハイポーズ☆

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笑いが絶えないファッションショーになりました◎


●お昼ご飯●

お待ちかね!のお昼ご飯タイムです。

お品書きは… 

・佐渡の5地域の棚田米おにぎり
・きゅうりのからし漬け
・竹の子の柴漬け
・コリンキーのからし漬け
・キャベツの旨塩だれ
・小玉スイカ

朝から集落のかぁちゃん達がせっせと準備してくれました。

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地域おこし協力隊 真野・西三川地区担当の寺内さんの手作りスイカ!甘くて美味しかったです

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黄色いのが、生で食べられるかぼちゃ「コリンキー」です。竹の子の柴漬けも珍しい!


●キッズルーム● 

どろんこバレーに参加できなくても、どろんこに触れ合えるコーナーを設けました!

どろんこの中には、宝物が隠してありました。見つけられたかな~?

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■終えてみての感想(地域おこし協力隊 棚田班より)

最後に、われわれ地域おこし協力隊から、どろんこバレーを終えての感想です。

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(最後にどろまみれになってしまった岩崎隊員)


・地域と密接にある棚田を活用し、参加者・地域の方・スタッフが一つとなって盛り上がれることが、このどろんこバレーの良いところと改めて思いました。
イベントに参加した皆さんが、棚田という場所に、そしてそこに住む人と新たな繋がりが出来れば、企画した側としては嬉しい限りです!
-水津地区担当 岩崎貴大隊員

・当日は天気にも恵まれて無事に開催できたこと大変嬉しく思います。何より参加者の皆さんが楽しんでプレーしていたのが印象的でした。
そして開催地でもある北片辺のみなさんにも大変お世話になりました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
-小倉地区担当 渡辺琢磨隊員

・台風にも負けず、北片辺の遠さにも負けず、今年も棚田であそぼう!を実現することができました。
1年1年、棚田という場所への愛着が増します。やっぱり今年も良い風が吹いていたし、棚田で食べるお米は美味しい!単純なことを、当たり前にある目の前の豊かな自然に感謝して、一緒に頑張ってくれる仲間や集落の方々を大切に、また来年!
-岩首地区担当 新田聡子隊員

・佐渡島内外からたくさんの人が棚田へ足を運び、どろんこバレーを楽しんでいる様子を見ることが出来、とても嬉しかったです。
「楽しかった~!また来年も出るからね。」の言葉にとても励まされました。
また、北片辺集落の方々には、準備のときから大変お世話になり、色々な知恵やお力を頂き、助かりました。地域の団結力をより一層強めたような気がします。
来年は佐渡で全国棚田(千枚田)サミットです!全国から人が集まるので、盛り上げていきたいと思います。 
-高千・外海府地区担当 中村暢子 



長い文章、ご覧頂きありがとうございました!

来年も開催できるようにがんばります◎ 

中村です。

日本人なら米だ!

もちろん佐渡でも米の稲作が主流ですが、そんな中、国産小麦の栽培を広めようとしている方もいるのです。
ここ石花(いしげ)の田んぼの隅に、その名のとおり小麦色をした畑があります。

本間さん(写真)は、Uターンで佐渡へ戻ってきて地元の工務店に勤めながら、実家の米作りを手伝い農業に携わってきました。

小麦粉を作ろうと思ったのは、日本人の米離れがきっかけだそうです。(※もちろん今でも米作りもしています)

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5年ほど前から、減反制度により休耕田となった田んぼで国産小麦の栽培にチャレンジし始めたそうです。

ちなみに農薬や化学肥料を使わずに、有機肥料だけで作っています。

昨年は、全部で500kgほどの小麦粉を収穫できるまでにしたそうです・・!

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小麦の収穫は6月なので、今回は収穫から製粉してパンを作る工程までを体験させていただくことになりました。

3月から地域おこし協力隊になった、外海府地区担当の重盛隊員と、パンを愛してやまない佐和田地区担当の斉藤隊員も一緒にやらせて頂きました!

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私も今回初めて小麦畑を目にしました。

小麦畑を見ていると、北海道やアメリカの畑を見ているようでした。

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まずは、収穫作業!

2条式のコンバインに乗らせてもらいました。

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最初は、操作に慣れずなかなか手こずりましたが、慣れてくると皆さんスピードを上げてどんどん刈っていました。

本間さんはコンバインのほかにも、バインダーでも刈ることがあるそうですが、この「みほ27」というバインダーはじゃじゃ馬らしく、扱いが難しいそうです。

実際、触らせてもらいましたが、真っ直ぐ進ませるのが難しかったです。

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ある程度、刈り取り作業を終えたら、刈った小麦を乾燥させます!

お家のビニールハウス内に敷いて広げておきます。

このまま1週間ほど乾燥させるみたいです。

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今日、刈った小麦をすぐには製粉する事は出来ないので、この日は昨年収穫した小麦を使い、製粉させてもらいました!

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米粉も作れる製粉機です。黒くてピッカピカのかっこいい機械でした。

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小麦を入れると、3種類に分けてくれます。

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これは、一番粗い「ふすま粉」です。

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これは2番目に粗いもの。

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そしてこれが、「あがり粉」です。白くてさらさらです。

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これは水分量を測るものです。
ちなみに、乾燥させた小麦の水分量は約13%です。
収穫したての小麦は、23%ほどありました。


そして小麦粉が出来たら、パンを作ってみよう!

ということで、ホームベーカリーで挽き立ての小麦とその他材料を入れて、食パンが完成しました!

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この少し茶色がかった手作り感あふれる食パン、いいですね。

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ちなみに、全粒粉の場合は、ふすま粉と2番目の粉を、もう何回か製粉機にかけて全て混ぜた物になります。
全粒粉の方が、香りが増して香ばしいパンになるそうです。


次回は、この日に自分達で収穫した小麦を製粉する予定です!

10月になると畑に種をまく作業が始まります。今度はその体験をしてみる予定です!


今回は色々体験させていただき、初めてのことで楽しい時間でしたが、年間を通して農作業をするのは苦労する事も多いそうです。
製粉するのが思っていた以上に時間がかかりましたし、話によると種を撒くのを以前は手で蒔いてたそうですが、色々試行錯誤しながら、今では機械を入れることができ、だいぶ楽になったそうです。


まだまだ小麦栽培は道半ばだそうですが、少しずつその魅力を周りの人に伝えて担い手を増やしたいとのこと。

私も自分に出来ることで支援したいと思います! 

夏休みの小学生でもなく、水生昆虫の博士でもない、農家さんが網と白いバット片手に生き物調査に取り組む姿が、なんとも「佐渡らしい」風景です。

今年も佐渡市生きもの調査の日がやってきました。朱鷺と暮らす郷づくりのお米に欠かせない生きもの調査は、年2回6月と8月に設定されています。

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昨年に引き続き、今年も皆川のおじちゃんたちと生きもの調査を実施しました。今年はどんな生きものと出会えるかな~。

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こちらは、目の横に黒い線が入っているので、アマガエルと思われます!まだおたまじゃくしの尾っぽが残ってるやつが田んぼの中をスイスイ。

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中央にいる小さい緑のやつ見えますか?!たぶん、ササキリ類かと思われます!図鑑を見ながらですが、素人には識別が難しいです。その場で写真を撮って、種を同定できたりしたら、もっと楽しいのかも。

今回の一番の盛り上がりは、江で見つけたドジョウ。昨年は見つけられなかったので、調査野帳のドジョウ欄にチェックできて皆ご満悦♪
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ウジャウジャと田んぼの中でうごめくイトミミズには、若干テンションが下がりましたが、仲間とあーでもないこーでもないと言い合いながらの調査は楽しいものです。
 
佐渡に来る前は「あ!ガムシ!」なんて言ってる自分が全く想像できませんでした。少しずつ生きものとの距離も縮まってきたようです。

尾っぽ振り 泳ぎの練習 アマガエル

※ちなみに、生きもの調査には図鑑があると楽しさ倍増です!お手軽で水に濡れてもOKな「佐渡 田んぼの生きもの図鑑」(300円)は、佐渡生きもの語り研究所(トキ交流会館、0259‐22‐2658)で販売していますよ♪

田植えシーズン真っ盛りの佐渡。

苗がきれいに並んだ田んぼの先に、舟下の本間牧場さんがあります。島内にある14軒の畜産農家さんの一軒で、私たちがいつも飲んでいる島内産牛乳や、乳製品を支えています。

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今日は、佐和田の幼稚園からかわいいお客さんたちがやってきました。大きな体のホルスタイン牛にちょっとビビりながらも、餌やりのときにはこぞって草を食べさせてあげていました。子供たちがあげた草は、土手の草を刈ったもの。今頃は草も柔らかく栄養も豊富なのだそうです。

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牛舎のなかで「くさーい!」と鼻を摘まんでいた子。想像以上に大きい牛たちに最後まで近寄れなかった子。餌やりのとき「牛に舐められた!」と嬉しそうにお母さんに報告する子。

子供たちの反応は様々ですが、実際に五感で感じる機会があるのと無いのとでは、きっと牛を思い浮かべるとき、牛乳を飲むとき、頭に描くものが違うはずです。

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45年ここで畜産を営む本間さん。帰り際に親御さんたちへ、実際に搾乳風景を見てみたい方は、朝6時と夕方6時に搾ってますから、いつでもどうぞ、と一言。自分たちの仕事が、単なる牛乳づくりではないことを知っているからこそ、毎年たくさんの子供たちを受け入れているのだと思います。

さて、子供たちが帰った後は…「お父さん、田んぼに出るよ」。

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牛たちの餌になる稲わら用の田植えが待っていました。田植えが終われば、次は牛たちの牧草を刈る時期に。朱鷺も暮らす郷は、田んぼもあって、牛たちもいて、おいしいお米や牛乳をつくる人たちがいて成り立っています。

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今日のお風呂上りの牛乳は、一段とおいしいモ~♪

 

外海府地区担当の重盛です。
先日、外海府地区の小田集落で、江普請に参加させていただきました。

「江普請(えぶしん)」という言葉、都会育ちの私には馴染みのない単語で、
恥ずかしながら、佐渡に来るまで「江普請」という言葉も、その意味も知りませんでした。

―「江」とは、田んぼに水を引くための用水路のこと
―「普請」は、道・橋・水路・堤防・建物などの修理や土木工事のこと

小田集落の江は、全長4キロ程といわれ、水源は大倉川の上流です。
江には、清流。水は、静かに山を下り、田んぼにそそぎます。

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木漏れ日のなかの「江」

春になると、田植えの準備として先ず、江普請。
山間部を走る江の管理・維持の大変さは、並大抵のことではありません。
 




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足を滑らせないよう、ロープをつたう

冬の間、江に積もってしまった土や落ち葉を取り除く作業は、まさに体力勝負。
集落の男たち数名で、埋もれている江を掘り起こしていくのですが、
全長4キロ程にもなるという小田の江普請は、本当に気の遠くなる作業です。

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江に水管を入れる作業

私もシャベルで掘り起こしてみましたが、
すぐに息切れしてしまいました。

この江普請、当然のことながら1日で終わるものではなく、何日も掛けて行います。
小田集落では、江の当番を決め、
交代で山へ上がり、江の管理と維持を行います。

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土のうで作った道の上を歩く

これまで私は、コメ作りの裏にある、この大変な仕事を知ることもなく、
毎日、毎日、お米を食べて生きてきました。

いま、外海府の美味しいお米をいただけるということの裏には、
こうした集落の人たちの努力と、維持してゆく力が無くてはならない存在としてあるのだと、
改めて知ることができました。

炊き上がったツヤツヤのご飯を見るたび、感謝の気持ちも倍増です。

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ブルーシートでタープをつくり、虫よけの焚火とともにお昼ご飯

 








 



お米作りに縁のない人にとって、「稲作」とはどんなイメージでしょう?

私も3年前、実家近くで活動するNPOで援農ボランティアを始めるまで、薄っすらとしたイメージしか持っていませんでした。
それこそ、田植えや稲刈りという作業があること、夏に祖父が水の管理に早朝と夕方に田んぼへ出かけていたなぁ(でも、具体的に何をしているかは知らず...) くらいの工程しか知りませんでした。

春は同時進行で様々な田んぼの作業がスタートする時期。その中でも、今年の稲作の始まりを告げる「お米の種蒔き」を今日はお伝えします!

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なんとも初歩的ですが、お米の種は、種籾(たねもみ)。もみ殻がついた状態のお米です。田んぼに田植えする苗は、野菜を種から育てるのと同様に、種蒔きの作業があります。田んぼに苗代をつくり、そこで田植えができる大きさの苗になるまで育てる方法もありますが、大規模で行っている農家さんは、今はほとんど育苗ハウス(ビニルハウス)で育てています。

今週月曜日、下新穂にある高橋農園さんの朱鷺と暮らす郷づくり認証米の種蒔きにお邪魔してきました!高橋農園さんでは、古代米や辺見酒造さんの酒米も作っています。

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これぞ機械化!? といった風景。その名も「種蒔き機」です。(そのまんま)

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苗箱を設置すると、そこに土が入り、均して、種籾が蒔かれ、表土がかけられ、最後に水までかけてくれます。機械化も、たくさんの田んぼを抱える農家さんにとっては必要なこと。今年は約8000枚の苗箱に種蒔きをするのだとうか。

種蒔きを終えた苗箱は、育苗ハウスへと移動、ハウス一面に敷き詰める作業が待っています。

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先ほどと打って変わって、人の手がかかる作業です。腰と足にきます。育苗ハウス1棟に約1200枚の苗箱が並びます。

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高橋農園さんでは、苗の芽が出てある程度の大きさまで育ったら、苗箱が浸るように水を入れプールのようにして苗を育てています。その名もプール育苗です!
苗箱を並べながら、プールの壁となる板を立てて行きます。また、芽が出るまでの間、上に保温シートをかぶせます。
 
人間でもお米でも、赤ちゃんのうちは特に手をかけてあげるのは同じですね。

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10日程すると、芽が出てきます。苗が順調に育ってきても、ハウス内の場所によって生育に差が出てくため、苗箱の位置を入れ替える作業があります。その名も「天地返し」!これもまた腰と足に来る作業です。

「巷では土なんて使わないで、スポンジで育苗する時代だよ」というお話も聞きました。スポンジの苗箱はさぞ軽いことでしょう。農業のかたちは変化していくもの。ただ必要なことは、食べる人が、そのお米がどうやって作られているのかを知って選んでもらうことだと思います。

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朱鷺と暮らす郷のお米が、生産者の顔が見えるから、朱鷺と暮らす佐渡だから、選んでもらえるお米になっていけるように、「稲作」の今を伝えていきます。

私の暮らす新穂では祭りも終わり、お米づくりが本格的に始まりました。私の頭の中は、朱鷺と暮らす郷づくり認証米のことで半分いっぱいになっています。

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一昨年に引き続き、昨年も島外へお米の販売や、朱鷺と暮らす郷づくり認証米をPRしに行く機会が何度かありました。お客さんと話をしていて思ったことは、お米の美味しさ云々以上に、もっと伝えたい、伝えるべきことが私にはある、ということでした。

それは、佐渡の人びとが時に真剣に、時に何気なく取り組んでいる「朱鷺と暮らす郷づくり」そのもの。

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朱鷺と暮らす郷づくりは、お米の一認証制度ですが、大きな括りとして捉えると、佐渡が歩もうとしている道、多種多様な生き物たちとの共生を目指す、暮らしそのものなのだと思うのです。

それは、世界農業遺産(GIAHS)にもイコールでつながるもの。

これから一年、朱鷺と暮らす郷で、その郷づくりに取り組む農家さんをはじめ、それに関わるもの・人・風景ひっくるめて、ご紹介して行きたいと思います。

一人でも多くの佐渡の魅力的な人や仲間、景色に出会って頂けますように。

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