佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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亀﨑正洋(赤泊地区)

佐渡市青年会議所様のご提案で、先週、佐渡市地域おこし協力隊との交流会が実施されました。目的は佐渡地域発展の為に、双方で協力しあえることはないか、模索する検討会でした。

現在、佐渡島内へ16名の隊員が各地に派遣され、各自の活動ジャンルは多岐にわたります。

産業支援としては、農林水産業の第一次産業、観光、商業、移住支援などのサービス業の第三次産業などの分野に及びます。今のところ、建設・製造業の第二次産業は皆無です。

一方、本会議所会員の皆様の多くは第二次産業従事者が多く、産業上の接点は薄いのですが、班に分かれてグループディスカッションされた限り、双方の考える「佐渡愛」力ベクトルは同じ方向性である為、何か協力できるものを感じました。

当面、双方での情報共有を計り、来るべき機会に行動をコラボレーション出来ればと感じた次第です。

青年会議所の皆様、今後共よろしくお願いいたします。<m(__)m>


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昨年数回実施した老人会様との燻製作りを、昨日、一年振りに再開しました。最後に行って以降、皆さんと作ったものを製品として売り出したいという意志のもと、その加工場探しも何とか目途が立ち、お陰様で、間もなく加工場申請が出来る状況までに至りました。

今回の作業は今までの復習と、新たに参加される老人会会員の皆様へ見て頂く目的で行いました。調理方法に付いては、問題無く行えましたが、原料のイカ、アジや筍(ハチク)の大きさによるいぶし時間の違いが微妙に完成度を左右する為、細かな調整が必要である事と、下処理の味付けの難しさを学ぶ事が出来ました。課題はまだまだ山積ですが、皆さん地場食材を利活用した「特産品」作りと販売へ向け、その思いを新たにされていた様でした。

これからも皆さんと共に、赤泊産燻製品販売を早期に実現出来る様、頑張って行きたいと思います。(^^)/

PS:昨日の夕方、作業風景がテレビのニュースで紹介されました。(^.^)

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Takigi-Noh was performed at Kusakari-shrine, Hamochi last night as a part of the events about Hamochi-Matsuri, Sado Island on 15th June.

Approx. 100 people were enjoyed the performance among the pleasant atmosphere in the open-air.

The title of performance was “SAIOUBO” which the story was originally from the ancient China however, it was a bit difficult to appreciate for the writer. (^^;)

Although they say that “ Noh mask itself has no expression but, shows the motion of man with its slight motion” , the thought could be a little bit understandable to the writer. (^.^)

In fact, Sado has 30+ Noh stages mainly in Shinto shrine in the island so that you can appreciate the performance of Takigi-Noh while your travelling to the island specially in this season.

For the further information, please refer to the site of Sado Tourism Association stated below;-

http://www.visitsado.com/en/00sp/0908/nou1.shtml

Hope you would be feel something about Japanese traditional arts at Sado!(^^)/


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青天に恵まれた昨日、標高150mに位置する川茂地区旧川茂小学校のグランドで集落対抗の運動会が行われました。一昨年閉校・閉園となった川茂小学校と隣接の川茂保育園、そしてその生徒と園児、保護者と家族によって営まれてきた運動会は、その後、地域イベントとしてその名前を変えて行きました。今年で3年目となったこのイベントはさらに地域の絆を強固なものへと強めているようです。昨年、よそ者目線で見学させて頂き、各集落のあまりのチーム力に感動を覚え、今年は是非参戦と思い、集落戸数の少ない「外山(とやま)チーム」の助っ人として入れて頂きました。

競技種目は昨年とほぼ同じで、工夫を凝らした「やって楽しく、観て面白い」ゲームです。

3種目程出場させて頂き、種目ごと、順位毎にもれなく素晴らしい賞品(家庭用雑貨)をゲットしました。そして、閉会式が終わり、三々五々それぞれの集会所へ移り、その後は酒宴での反省兼親睦会です。私も声が掛り、二集落の酒宴を梯子させて頂きました。

各集落とも、子供達、両親、そしてそのご家族と楽しい寄合です。まるで集落一族の和やかなうたげです。この光景こそが、地域の源であると教えて頂き、また、この様な地域間交流イベントが、これからも他の地区に於いても、とわに続いて行くべきだと感じました。

川茂の皆さん、今年も大変お世話になりました。<m(__)m>


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6月に入り、当地・赤泊でも少しずつ観光客を見かけることが多くなって来ました。

昨日は当地にある体験型宿泊施設「サンライズ城が浜」へ今シーズン最初の修学旅行客が訪れました。新潟市秋葉区の小学6年生30数名と引率の先生方5名様程がこの施設をベースに佐渡旅行です。初日の昨日は、島内観光後、各種体験学習を履修されました。この施設と係わりのある当隊員もお手伝いです。まず、全員ではんぎり体験(たらい舟操縦)、その後、各グループに分かれ、水産加工体験、裂き織教室、海釣り体験とそれぞれ佐渡・修学旅行での思い出づくりの開始です。

はんぎり体験は施設裏の海水浴場で34人に分かれ円形の船を漕ぐ体験です。なかなかうまく漕げず、風に流されながらも、透明度の高い佐渡の海を肌で感じておられた様です。

水産加工は佐渡特産のイカの一夜干し作りをしました。一人3杯というノルマを皆さん黄色い声を揚げて達成です。裂き織教室は地元の名手の指導のもと、坦々と生徒たちは自分の世界へ入る如くハタを織っていました。海釣り体験は施設横の漁港では魚影が薄く、車で5分程の赤泊港へ移動、開始早々アジの入れ食い状態でしたが、その後、大型のイナダが現れ、小魚は逃げ、全く釣れなくなるという自然の生態を学んだ様です。

これら体験のインストラクターは全て地元の方々のボランティアです。生徒の皆さんは各体験の始めと終りにしっかりとした挨拶もされ、私もとてもすがすがしい体験をさせて頂きました。

彼らが将来、この思い出をもとに、佐渡へ再び訪れて来て頂ければと、強く願いました。

生徒の皆さん、関係者の皆さん、楽しい思い出をありがとうございました。(^^)/


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佐渡にある様々な芸能の内、日本伝統芸能の代表格である「能」はその悠久の歴史と共に現在も佐渡に存在します。よそ者として当地に住んでいて不思議に思う事は、この様な高貴な芸能が、身近な庶民の皆さんの趣味(!?)として親しまれ、我々大衆へ演舞を提供されておられることです。

確かに、いにしえの室町時代に観阿弥を父に持つ世阿弥によりここ佐渡へ伝承された事は学びましたが、581年経った現在もこの芸能が継承されている訳ですから、その魅力は計りしれぬものがあるのでしょう、2001年に「能」がユネスコ世界無形遺産として宣言された事もうなずけます。

さて、当地では「能」を神社へ奉納される際、「薪能」(たきぎのう)として披露される事が多く、主に初夏の6月に多く行われる様で、佐渡薪能月刊とされています。

詳しくは、佐渡観光協会サイトを参照願います。

http://www.visitsado.com/main_page/06.html

今年の夏の宵は佐渡薪能を鑑賞され、「能」の優雅さを味わってみるのも風流ですね!(^.^)

写真は先月59日佐渡市椎崎諏訪神社能舞台で行われた演目「羽衣」です。


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佐渡の山々が新緑を増して来ました!(^^)/ 
GW以降、連日の好天気続きで、トレッカーにはたまらない日々が続きます。先々週の5月22日は石名天然杉解禁日、その解禁を待って翌23日に大佐渡石名県有林・石名天然杉遊歩道先の檀特山へ行く機会があり、その奥にある知る人ぞ知る奥の院・おこもり堂を訪れました。

ルートは和木集落から車で入る和木登山口からです。ここは雪畑山・金剛山登山口入り口横から石名天然杉遊歩道が付いており、天然杉を楽しむには遊歩道入口より距離約800mを散策、約45分で遊歩道出口となります。この遊歩道はある程度軽装備で天然杉を鑑賞出来ますが、他の登山道ではそれなりの装備が必要です。

特に壇特山から奥の院と呼ばれるおこもり堂へは、かつて軽装備(サンダル又はハイヒール)で入山した観光客が滑落により死亡された事例があり、以降、立ち入り規制されています。

しかし、佐渡トレッキング協議会ガイドさんによると、それなりの装備を整えれば、入山は許可されるそうです。(あくまでも自己責任となりますが)

大まかなルートは、和木登山口―0.4km―石名天然杉遊歩道入口⇒約30分・壇特山入口⇒約40分・奥の院・おこもり堂(アバウトですみません)

このおこもり堂はかつて、僧侶の修行場だったとのガイドさんの説明でした。

壇特山からここまでは、距離はありませんが、つづら折りの勾配はきつく、通称「心臓破りの坂」だそうです。しかし、山道には島内では大佐渡でしか見られないと言われる「雪笹」が非常に多く群生しており、お伽の国へ来たような錯覚を覚えました。

また、佐渡市の木である「アテビ」が多く群生しており、小佐渡とは違った新緑が楽しめます。是非一度お越しください。(^.^)
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初夏を思わせる陽気の中、今朝、水津漁業協同組合さんで、前浜小中学校生徒40名(小学校生25名、中学校生15名)による漁業体験学習が行われ、当隊員は1時間目の「佐渡の海と魚」と題したレクチャーを担当させて頂きました。

小学校低学年には少し難しかったかもしれませんが、お魚の話は興味を持って頂けたと思います。組合長さまの冒頭の挨拶では、「皆さんの中から是非、将来の漁業者が育つように」との目的で、佐渡市教育委員会が定める「佐渡学」とコラボし、この様な授業が成されている事を知りました。
どの業種もそうですが、漁業に於ける後継者不足は当地に於いてもしかりであり、かなり深刻化している様です。

さて、2時間目の授業は水産加工で、イカとカワハギのさばき方を学びました。その後、海上保安庁「ときくさ」に乗船し姫崎灯台付近まで巡回した様です。保育園児も加わり、タッチ・プールも楽しみました。
今回の開催は23回目だそうで、この企画を通じて、過去1名の若者が漁業界へデビューされたという良い話を聞きました。
是非、この若者に続く2人目の人材が、今回の授業を発端に、現れてくれればと思いました。

水津の皆さん、前浜地区のみなさん、今日は大変お世話になり、ありがとうございました。(^^)/

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晴天の一昨日、地元、赤泊小学校の運動会へ今年も来賓として参加させて頂きました。

今年は創立140周年記念大運動会との事で、昨年には見られなかった趣向を凝らした幾つかの記念種目が組み込まれ、とても見ごたえのある楽しい演技でした。現在の生徒数75名は昨年比5名減となりますが、父兄、ご家族の出席は昨年より多い様に見受けられました。

子供達は終始きびきびとした敏速な動きと、出番の種目でははつらつとしたパフォーマンスがとても印象的でした。閉会式で校長先生が述べられた様に、今日のこの様な地域一体型の素晴らしい運動会が、この先も200300年と続いて行くことを祈らずにはいられませんでした。

生徒の皆さん、PTAの皆さん、先生方、今年も楽しい思い出をありがとうございました。!(^^)!

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昨年に引き続き、今年もお世話になっている赤泊・徳和地区老人会、徳和千歳会さまの春の行楽へ同行させて頂きました。今年は添乗員だけではなく、旅の行き先、旅程など事前に手配させてもらいました。この待ちに待ったその日が晴天に恵まれた本日です。

先ず、老人会手芸部が展示販売されている両津・佐渡汽船乗り場横にある「あいぽーと佐渡」を総勢25名で訪れ、続いて佐渡最北端弾崎を越え、トビシマカンゾウで有名な大野亀へ向かい、昼食後、願集落、鷲崎周辺を散策しました。地元、内海府地区担当隊員にガイドをお願いし、とても良い「佐渡学」の勉強になった様です。

佐渡に何十年も住まれておられる年配者でも初めて当地を訪れたという方も居られました。それだけ、佐渡は広くて大きな島である事を改めで認識させられます。

往路復路の車中では、昨日即席に製本した歌本の童謡・唱歌を皆で歌い、遠足そのものでした。歌を口ずさんでいる時はどなたも笑顔で童心に戻り、旅を更に楽しんで頂けたことと思います。

高齢者も地域の宝であり、貢献者です。これからも皆さんと一緒に地元の地域づくりを進めて行きたいと思いました。皆さん今日は大変お疲れ様でした。そして、楽しい旅を有難うございました。(^^)/


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The island had first high-speed passenger & car carrier named AKANE this week as a substitute for Kogane-maru which had been operated between Pt. Ogi ,Sado and Pt. Naoetsu,Niigata side also as car ferry.

Kogane-maru used to operate the route during 160minutes however,

AKANE estimates it takes only 100minutes for the route. It means that 60 minutes will be shrunken by AKANE’s work.

AKANE is actually “Wave Piercing Catamaran Ferry” and it’s not only the hull itself but also decks and flames materials are made of aluminums instead of irons thus, she is lightweight vessel with eco operations and excellent fuel efficiency.

These facts makes her faster than before accordingly.

If you have an opportunity to visit Sado, we would like to recommend you to go on board AKANE route besides both Ryotsu-Niigata and Akadomari-Teradomari route in order to enjoy trip by each boat which has equipped marvelous technology.

Bon voyage to all !!! (^^)/

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本日4月21日、待望の高速カーフェリー「あかね」が小木・直江津航路へ就航しました。

就航に先立ち、昨日、本船の試乗会へ参加させて頂きましたので、素人目線ですがレポートさせて頂きます。

当日は北東の風、風力4-5、波高20-30cm、雨の中での1時間程のショート・クルーズでしたが、カタマラン(双胴船)の利点を感じる事ができました。30分程して帰港の為、舵を約15-20度程左舷に切り始め、速度推測20-25ノットと比較的高速で回転し始めましたが、さすがにローリング(左右の揺れ)は無く、氷の上をスケートで滑る様に廻り始めました。またコンピューター制御されたスタビライザーが作動している為か横ずれも無く素晴らしいコーナーリングでした。

本船を建造したオーストラリア・タスマニア州ホバートにあるIncat社はカタマランの軽量船造船所として世界的に有名だそうです。従って、本船は車両用甲板部の黄色に塗られた支柱は鉄製ですが、船体も含めその他金属部分は全てアルミ製です。その為、軽量で燃費が良い為、本船をタスマニアから直江津港までの約1万キロを航海途中給油せず無寄港で2週間かけ廻航されたそうです。また、2等客室は“海の中”へ誘う様な素敵な海の生物をモチーフにした絨毯とサービス・カウンターデスクモールが愛らしくうかがえます。

他にも見学に値する箇所が随所に見られます。どうぞ乗船され発見してみて下さい。(^^)/

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春の赤泊地区祭りシリーズのフィナーレを飾る「赤泊まつり」が晴天の今日行われました。
港では祭りを祝う大漁旗が掲げられています。八幡若宮神社では大獅子の後、小獅子舞が
奉納され、多くの観光客も見守りました。露店が連なるレトロのまち並みには若手によるタナ(山車)が引かれ、とてもにぎやかです。沿道では神輿に連なる巫女による厳粛な踊りも披露され、本神社の歴史的背景を垣間見る事も出来ます。

41日からスタートした当地区の祭りシリーズでしたが、人口約2,600名、島内10番目の旧村・赤泊でも、数々の祭りが存在し、そして、それぞれ異なったやり方で地域住民により、これらの祭りが歴史を経て、今世へ継続されて来ています。

しかしながら、現在の待った無しの少子高齢化、人口減少問題を鑑みると、この様な地域を繋いできた祭りが後何年続けられるのであろうか、どう対処すれば良いのだろうか等と、いろいろと考えさせられた祭りシリーズでした。(^_^;)

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今回は魚類ではなく、謎の海洋浮遊生物をご紹介します。

今朝、当地の新保定置網組合さんから「変なものがあがったよ!」と未確認浮遊生物を見せてくれました。(^^;)

見たところ、クラゲの様に透明なゼラチン質ですが、シッポが一対、スケルトンの様に内臓らしき部位が確認でき、どうもクラゲの類とは違うようです。

調べてみると、「サルパ」という海にすむ尾索動物の一種だそうです。

亜種であろう「サルパ・マッジョ-レ」は以前ニュージーランド水域で捕獲され、その正体が解らず、一時世界的に大分騒がれた様です。従って、日本国内でもこの生態に付いては不明なことが多いそうですが、少なくとも、同種と思われる個体が沖縄県沿岸水域で捕獲されたようです。また、同種か否か不明ですが、日本海側では京都・若狭湾で「サルパ」が確認されているそうです。この仲間は団体でお互いの体を繋ぎ、鎖の様に連なり、数メートルほどの物体となり海中を浮遊する為、ダイバーの良い被写体になる様です。

いずれにしても、この摩訶不思議な浮遊生物がここ佐渡島・赤泊へ出現した事は事実です!(^^)/
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今日から4月がスタートです。佐渡の春祭りの先陣をきって赤泊・上浦地区で上浦まつりが小雨の中始まりました。この祭りの芸能は同地区内杉野浦集落(35戸)にある白山神社で行われ、小獅子舞が祭礼として奉納の舞が境内で披露された後、大獅子と(最初は別々、後で合流)集落内を練り歩き各家の厄を払いのけます(門付け)。

踊りは各自小太鼓をふところに持った小獅子3匹①先獅子(雌獅子、頭に刀)②中獅子(小獅子、頭に飾り無し)③後獅子(雄獅子、角の飾り)と、花笠をかぶった子供3人が竹で出来た打楽器を鳴らし「ささら踊り」を舞ます。加えて、刀を持った人が「太刀の舞」として小獅子たちと絡み合います。朝8時過ぎ門付けへ向かった一行は夕方いっぱいまで集落内各戸を廻り、暗くなる頃神社へ戻る予定です。

この上浦まつりを皮切りに、これから佐渡各所で春祭りの始まりです。(^^)/

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国(水産庁)が奨励するサケ稚魚放流事業が佐渡島でも行われています。

晴天に恵まれた昨日、赤泊地区隣、松ヶ崎・多田港へ流入する河内川沿いに点在する浜河内集落では、松ヶ崎地区の老若男女の皆さんが川辺に集い、サケ稚魚の放流を行いました。浜河内地区保存会代表理事・上ノ山さんによると、今年で8年目との事。島の対岸、新潟下越・村上市を流れるかの三面川のふ化場で育った稚魚を、両津にある養魚場でストックし、その内の1万尾をこの河内川へ放流するそうです。サケ(シロザケ)は平均4年後に育った故郷へ母川回帰すると言われていますが、今まで、親魚の回帰はとても少ない様です。放流に参加された子供達は「大きくなって、また帰って来て!」と稚魚へメッセイジを添えてリリースしていました。思えば佐渡島内の人口減少の一つに、高校卒業後、島を後にする若者の回帰率の低さにもあるとも言われています。この子供達の言葉を聞いて、この子たちには生まれ育ったこの自然豊かな島へ帰って来て欲しいし、帰って来れる環境を、大人達が作って行かなければいけないと考えさせられました。松ヶ崎地区の皆さん、この様なとても有意義な活動がこれからも末永く継続されますよう望みます。皆さん、大変お疲れ様でした。そして、ステキな活動を見せて頂き、誠に有難うございました。 m(__)m

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当地区内、徳和・北袋集落は数年前より、農林水産省の多目的機能支払交付金制度を受け、集落内の水路・農道等の管理を集落の共同活動として行なって来ました。

好天に恵まれた昨日、当隊員はその共同活動の一つである集落内の農道補修工事へ、隊員支援活動として参加して来ました。この農道は市道に接続する道路で、粘度の高い山土に覆われており、路面維持が難しい状態です。数年前に一部を舗装しましたが、都合により、全線工事ができず、今回、残りの未舗装部分66mを集落民により舗装工事する事となりました。しかし、集落が小規模である為、人手が揃わず、隣接の集落にも援助を求めて、私を含め、何とか最低必要人員の8名で、作業を始めました。

専業農家である皆さんですが、この種の土木作業も慣れたもので、8時に開始した作業は昼頃には無事終える事が出来ました。普段、海辺の漁業者との付き合いが多い私にとって、こうして同じ地区内の中山間地の皆さんと一緒に汗をかく事が出来たのは良い機会でした。漁業者はとかく少人数での作業が中心となりますが、就農者はどちらかというと、それよりも多い人数での結束が求められることを知りました。島の暮らしというものは、半農半漁でなくとも、それぞれの苦労を理解して行かないと共存できない様にも感じました。お陰様で良い経験をさせて頂きました。当集落の皆さん、隣接集落の皆さん、大変お疲れ様でした。
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先週末、赤泊演劇研究会主催による今年の創作民話劇は、大勢の観客を招き、成功裡に幕を閉じました。振り返れば、昨年12月に脚本を渡され、それ以降始まった週2回の夜間練習は3月に入りほぼ毎晩、本会会員やキャストの皆さんと共に、休まず良く続いたものだと自分自身感心します。

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度目の春を当地で迎える私にとって、何故これ程までに皆さんがこの民話劇に熱く情熱を注ぐのか、改めて、必然的に知る必要を感じました。


事の発端は平成元年、当時の竹下内閣が「ふるさと創生事業」を提唱、これを受け、当時の赤泊村が「民話の里づくり事業」を推進、「赤泊民話語り部の会」「赤泊御番所太鼓の会」赤泊演劇研究会」が次々と誕生し、以降、毎年これらの芸能活動を村民が村を揚げて公演して来た訳です。H7にはこの年の民話劇がNHKで全国放送され、H11には赤泊演劇研究会が地域づくり部門で自治大臣表彰を受賞、同年8月には全国高校総合文化祭・郷土芸能部門で羽茂高校赤泊分校(現在は廃校)が最優秀・文化大臣賞を受賞し、東京国立劇場で公演されたそうです。


以前から地元・赤泊衆は芸達者だと感じていましたが、人情の良さに加え、情熱的、努力的要素が、素晴らしいチーム・ワークを作り上げ、創意工夫を凝らしたこの様な全員参加型むら芝居を、今も当地に根付かせている理由の一つであることを悟りました。

そして、今年も参加された保育園児や小学校生徒が、やがて成人になっても、それぞれ親から譲り受けた才能あるDNAと共に、この素敵なパフォーマンスはきっと、次世代へと継承されて行くことと感じました。(^_-)-
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当地では、島に春の訪れを告げるむら芝居なる民話劇が公演される頃、どうも海辺では春を発見する事が出来るようです。その民話劇が行われた翌日の今日、前浜の越佐海峡では、対岸の弥彦、角田山に加えて、新潟県魚沼地方にある越後三山までも肉眼で確認出来る程、澄み切った大気です。天気予報では3月中旬から下旬の陽気だそうです。

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莚場の道路沿いでは、今朝刈り取られた養殖ワカメがノレンの様に干されています。

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赤泊漁港内では、釜茹でしたワカメの塩蔵品づくりが盛んになって来ました。

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港内入口付近では春先の風物詩である「サヨリ2そうまき網漁業」が始まりました。

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当地で2度目の春を迎える今日この頃、自分なりに海を観て、肌で、目で季節を感じられるようになって来たようです。もう春なんですねェ! (^^

当隊員が昨年から親睦を深めている徳和・千歳会は、赤泊の中で最大規模15集落を有する徳和地区にあり、会員数54名を数える老人会で、様々な活動をされています。中でも女性を中心に活動されている手芸部は手先の器用な人が多く、数グループが手まりやパッチワーク、裂き織小物など多くの手作り品を作成し、年に数回展示販売も行っています。皆さんが作りあげる品々はその出来ばいが良く、商品価値も高いので、地元でも好評です。そこで、もっと多くの人々にその良さを知って欲しいと思い、3月1日に佐渡汽船両津港ターミナル隣接地にオープンした佐渡インフォメーションセンター「あいぽーと佐渡」直売所への出店を促し、当会の賛同を得て、昨日、これら作品の展示に行って来ました。(^^)/

展示には会長のほか3名の製作者と作業して来ましたが、作業中にも多くの来場者から注目を浴び、初日ながら総額1万円近い販売額を計上しました。

私にとって最も嬉しかった事は、売り場で興味を持ってお買い上げ頂いたお客様と製作者が、顔を合わせ作品談議を、にこやかにされていたことが微笑ましく、また何より、この時、普段おとなしい製作者のお婆さんの目が潤んで、とても輝いていたことに胸が熱くなりました。お婆さんには、また一つ新たな生き甲斐を持って頂けた様です。こんなお手伝いをこれからもモットして行きたいと思いました。(^^
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