佐渡市地域おこし協力隊サイト

佐渡市地域おこし協力隊全メンバーによる活動報告のサイトです

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重盛真知子(外海府地区)


爆発的生命力に満ち溢れた外海府から、
季節のレポートです。

冬の大しけで荒れ狂っていた外海府の海からは想像できないほど、
美しく、穏やかで、透明な海と空が広がっているここ数日。

1分でも1秒でも外に居ないともったいないと思うほど、ピカピカです。


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【端午の節句】

岩谷口集落では、
16年ぶりに集落に誕生したという男の子が、
今年、初節句を迎えました。

人口30人あまり、高齢化率は63%という岩谷口集落に誕生した新しい命は、
まさに、村の宝です。

集落全体でその誕生を祝い、成長を祈りました。


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端午の節句では、先ず、粽(ちまき)づくり。

皆で団子をつくり、
あんこを入れ、
丁寧に笹の葉で包み、
和釜で蒸す。

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岩谷口のかぁちゃん作のごちそうが揃ったら、
お祝いのセレモニーです。

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「端午の節句」は、奈良時代から続く古い行事として親しまれています。
「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいわれ、
強い香気で厄を祓う菖蒲の花とヨモギを軒につるしたり、
菖蒲湯に入ることで、無病息災を願ったものでした。
男の子の誕生と成長をお祝いするものとして変化したのは、江戸時代以降といわれています。

こうした日本の文化に日常で触れることができるのは、
本当に貴重なことなのだと、つくづく感じます。

日本文化と村の宝にふれあい、中村隊員も、嬉しそうでした。

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「限界集落」とは、なんて暗い言葉だろうと思います。

希望とか、活性化とか、そういうものではなく、
シンプルに、良い村には人が集まる。

岩谷口集落は、そういう場所です。


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心地よい疲れのまま、海岸をてくてくと歩いて帰路につく。

岩谷口は、パワースポット、なんです。

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外海府地区担当の重盛です。

外海府の矢柄という集落に、薬師如来像が祀られているお堂があります。
古くから毎月8日はお薬師さんの日といわれ、

この矢柄集落の薬師堂でも、毎年、旧暦の38日にあたる日に法要が行われます。

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薬師如来の幟

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矢柄集落/薬師堂へ続く道



矢柄の薬師堂の法要では、「護摩焚き(ゴマ焚き)」をおこなっています。

護摩焚きでは、家内安全・無病息災・交通安全などを祈願します。



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お薬師さま(左手には万病を治すことができるという薬壺を持っている)



私にとって初体験となる「護摩焚き」。

住職さんが、護摩木に書かれた名前と祈願内容を読み上げ、それを炎に投じます。

次々に投じられる護摩木によって、その炎はどんどん大きくなり、天井に届きそうになります。

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石名清水寺の住職さんによる法要


護摩焚きで出る煙には御利益があるとされ、
治したい病気やケガに効くといわれます。

また、知恵の象徴である火を焚き、
「煩悩を焚く」という意味もあるようです。


わたしも、頭が良くなりますようにと、煙を浴びてきました。


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護摩焚き終了後。道具のひとつひとつが美しい



また、聞くところによると、

矢柄に祀られている薬師如来像は、その昔、矢柄集落の浜に流れ着き、
それを拾った村人が大切に祀ったことが、この薬師堂のはじまりと言い伝えられています。
当初は、拾った村人のものとして扱われていましたが、そのうちに、集落全体のお薬師様として祀るようになり、現在に至るようです。


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矢柄の浜



その拾われたお薬師様、お目にかかることが出来るのは、
なんと、33年に1度だけ。

毎年、護摩焚きがあるものの、
その姿は金色の布で覆われていて、見ることができません。

次の“33年に1度の御開帳となるのは、4年後だそうです。

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金色の布の向こうには薬師如来像(20㎝ほどらしい)

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薬師堂は、矢柄の公民館としても使われている。


無事に護摩焚きが終了し、矢柄集落の皆さんとお茶会。

節目 節目に皆で集まり、健康や安全を祈願する。
生活のなかの、とても小さな出来事だとしても、
ずっと大切にしてほしい行事だと思いました。
矢柄の皆さんが、これからも健康でありますように。

 


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矢柄のベンツ


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お地蔵様に、だんごのお供え






 

外海府地区担当の重盛です。
先日、外海府地区の小田集落で、江普請に参加させていただきました。

「江普請(えぶしん)」という言葉、都会育ちの私には馴染みのない単語で、
恥ずかしながら、佐渡に来るまで「江普請」という言葉も、その意味も知りませんでした。

―「江」とは、田んぼに水を引くための用水路のこと
―「普請」は、道・橋・水路・堤防・建物などの修理や土木工事のこと

小田集落の江は、全長4キロ程といわれ、水源は大倉川の上流です。
江には、清流。水は、静かに山を下り、田んぼにそそぎます。

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木漏れ日のなかの「江」

春になると、田植えの準備として先ず、江普請。
山間部を走る江の管理・維持の大変さは、並大抵のことではありません。
 




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足を滑らせないよう、ロープをつたう

冬の間、江に積もってしまった土や落ち葉を取り除く作業は、まさに体力勝負。
集落の男たち数名で、埋もれている江を掘り起こしていくのですが、
全長4キロ程にもなるという小田の江普請は、本当に気の遠くなる作業です。

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江に水管を入れる作業

私もシャベルで掘り起こしてみましたが、
すぐに息切れしてしまいました。

この江普請、当然のことながら1日で終わるものではなく、何日も掛けて行います。
小田集落では、江の当番を決め、
交代で山へ上がり、江の管理と維持を行います。

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土のうで作った道の上を歩く

これまで私は、コメ作りの裏にある、この大変な仕事を知ることもなく、
毎日、毎日、お米を食べて生きてきました。

いま、外海府の美味しいお米をいただけるということの裏には、
こうした集落の人たちの努力と、維持してゆく力が無くてはならない存在としてあるのだと、
改めて知ることができました。

炊き上がったツヤツヤのご飯を見るたび、感謝の気持ちも倍増です。

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ブルーシートでタープをつくり、虫よけの焚火とともにお昼ご飯

 








 



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→重盛真知子(外海府地区)の記事一覧

投稿名
 重盛真知子

担当地区 外海府地区
 
出身地 東京都
 
任期 2015年3月~

経歴 
服飾専門学校を卒業→、JICAボランティアとしてネパールに2年間滞在
前職→アパレルメーカーに勤務
 
 
地域おこし協力隊への応募動機・佐渡の感想
初めて佐渡を訪れたのは、家族旅行でした。
その時に見た、外海府に広がる深い青色の海と、壮大な景色にとても感動したことを覚えています。また、新鮮な海の幸と、美味しいお酒・お米があり、地元の人々の温かさに触れたことが忘れられない思い出となりました。
その後、何度か旅行を重ねるうちに、迫力ある自然が溢れる外海府へのあこがれが強くなり、「この地に住みたい」という気持ちになりました。

これまでの活動内容・今後の活動予定

地域行事への参加等を通じて、地元の人や地域の特色について理解を深めていきたいです。 また、地域の方々とのコミュニケーションを大切にし、外海府が持つ良さの一つ一つを掘り下げて、その魅力を伝えられる協力隊になりたいです。

コメント
佐渡でロッククライミングができるよう、岩場探しも並行しています。

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