6月、カンゾウの季節が終わると、
地元の漁師さんたちに、トビウオ漁の季節がやってきます。

昨日から、大漁のトビウオがあがっているという高千の石名漁港。
本日も、たくさんのトビウオたちが網にかかりました。
この時期のトビウオは、産卵時期のためメスはお腹がプクプクし、
オスは、後世に子孫を残すための力が全身にみなぎっています。
そんな、生命力いっぱいのたくさんの命を、
一気に獲るのです。

一晩前に仕掛けておいた網に、トビウオがかかっています。

網を、一気に引き上げます。

じゃんじゃん引き上げます。 ビチビチです。

漁港に持ち帰り、その場でトビウオを網から外します。

これがまた、なかなか大変な作業です。

ひとつひとつ、丁寧に、手で網から取っていきます。

一生懸命。 おしゃべりしながら。

ハチメが混ざっていました。
このトビウオたちの大半は、
佐渡の特産品でもある「あごだし」や、すり身となって市場へ出回ります。

今年のトビウオは、サイズも大きくとても良いそうです。
「朝食に」と、獲れたてのトビウオをいただき、
出勤前の朝ごはんとして、頂きました。
なんという至福。
これから「美味しいダシ」や、「すり身」へとその姿を変え、
たくさんの人を喜ばせるであろうトビウオたちにエールを送りながら、
この日の密着取材を終えました。
ご協力いただいた石名集落の皆様、
本当にありがとうございました。